ドラマCD『虹色セプテッタ』小林ゆう、谷山紀章、KENNインタビュー

By, 2011年8月22日



芸能事務所の社長はなんと小学生!? あおいれびんが贈る、ガチンコ男性アイドル漫画!

『月刊コミック アース・スター』2011年9月号付録のドラマCD『虹色セプテッタ』から、小田切志希役 小林ゆうさん、篠宮藍祢役 KENNさん、野末蔵威役 谷山紀章さんの3名にお話を伺いました。

ドラマCDの内容は、芸能プロダクション「バディネリ」の小学生社長・志希と、所属アイドルの篠宮と野末が、己の誇りを賭けて“感情しりとり”で対決!? 爆笑必死の、オリジナル番外編!

――演じたキャラクターの印象と収録の感想をお聞かせください。

小林さん:志希くんは小学生なのに大学を首席で卒業していて、社長業もしていて、色々な顔を持っています。でも実は自分の父親が大切にしてきた芸能プロダクションを奪われてしまって、それを取り返すために一生懸命頑張る少年なんです。
谷山さん:辛かったねぇ。たぶんお父ちゃんも辛かったよ。会社乗っ取られてさあ。
小林さん:そうなんです。でも、原作だと蔵威さん、藍祢さんを始めとする皆さんが協力して下さって、そこが大好きで感動しました。今回主人公という大役をいただいて嬉しかった気持ちと、身が引き締まる気持ちでいます。

KENNさん:篠宮藍祢を演らせていただきましたKENNです。このキャラクターはすごく熱い人で、でも感情はあまり表に出さないキャラクターだと伺っていたんですけど、ドラマCDではちょっとはっちゃけて、かなり声を張り上げるということもありました。タイプ的には野末さんの方がテンション高いのかなって思ってたんですが、実際に演じてみたら、「俺が一番テンション高いじゃないか!」みたいな(笑)。キャラクターの名前が、それぞれクラシックの曲名から取っているという話を聞いたんですけど、みんな特徴的な名前で、僕は藍祢で、谷山さんは蔵威だったり、すごく格好いいなって。第二話と一緒にドラマCDがつくというお話を聞いて、僕自身もこれからの展開が楽しみですし、またボイスドラマに参加できたらすごく嬉しいなと思っています。

谷山さん:何においても自分がキャスティングされるというのは嬉しいものです。3人で10ページくらいの物語を回すということと、ちょっとコメディということで、キャラクターの立ち位置を意識して演りました。しりとり以降は野末がテンポを作るポジションだと思ったので、その辺の緩急とかも意識しながら面白おかしく演らせていただいたり、ちょっと遊ばせていただいて、演じていてすごく面白かったです。この“感情しりとり”が、大学生の間とか合コンで流行るんじゃないかと思います。僕も今度是非やってみようかと。滞りなくテンポ良く演れたので、楽しいコメディになったと思います。

――ステージに立つことの醍醐味、音楽活動をしていて良かったことは?

小林さん:声優のお仕事をする中で、ステージでお喋りをさせていただいたり、歌を歌わせていただいたく機会に恵まれて、大変感謝しています。ステージに立たせていただいて、学ぶことがたくさんありました。自分はまだこういった活動は駆け出しですが、全力投球しているところです。そんな中で出会う方々や、応援してくださる皆様、スタッフの皆様に支えていただいて、こうやって活動できることの一つ一つができるのだと思いますので心から感謝しています。これからも一生懸命頑張って行きたいと思っています。

KENNさん:僕は声優のお仕事よりも前に音楽活動の方から始めた身なんですけれど。

谷山さん:実は5年くらい前に『アニサマ』出てたもんね。それを知ってびっくりした。

KENNさん:お客さんと一緒に盛り上がれたり、同じ時間を共有して、同じ気持ちになれるというのが醍醐味だったりするんじゃないかなと思ってやらせてもらってます。僕は音楽活動をする前にすごく落ち込んだ時があって、その時に好きなバンドの曲を聴いて癒されたことがあったんで、自分もそういう存在になれたらいいなって思っている感じでございます。これからも音楽活動ももちろん声のお仕事も全力でやって行きたいと思います。

谷山さん:僕は声優志望で声優になって、たまたま歌わせてもらう機会があって、それが割とちやほやされたんで味を占めちゃったんです(笑)。手前味噌ですけど今も全国ツアー中で、そうするとその土地土地で偉い人達が美味しいものを奢ってくれるんで、やってて良かったな、と(笑)。ツアーをやると色んな所に行けたりするし、声優やっているのにもすごく役立っていると思います。オーディエンスとのやり取りとか、雰囲気っていうのは、必ず演技とかセリフとかに生きているし、逆もまた然りで、今すごく良いバランスで、声優も音楽活動も二本柱でなきゃいけないものになっているんです。音楽はダイレクトに反応が返ってくるのがやりがいだったりします。音楽をやっている、歌を歌っている、作詞をする。そういうのが全部が僕を助けてくれているという感覚は非常に強くて、なければいけないものだと思ってます。

――小さい頃の「心のアイドル」は?

小林さん:小さい頃からお祖母ちゃんと一緒に住んでいたんですが、そのお祖母ちゃんの知り合いのお爺ちゃん、お婆ちゃん達と一緒に日本舞踊のお稽古場に行っていました。最初に憧れを持ったのは、日本舞踊の先生なのかなと感じています。

KENNさん:実は僕、いないんですよ。バンドの誰々のファンとか、アイドルの誰々が好きとかが全くなくて。小さい頃に親が厳しくて、あまりテレビを見せてくれなかったというのもあるかも知れないんですけど。僕は小さい頃からピアノを習っていたんで、小林さんが仰ったように先生に対して憧れる思いは、あるにはあったんですが、明確にこの誰々がっていうのは実はなかったです。

谷山さん:僕は『キカイダー』ですね。大好き! 高校の時は岡村靖幸さんが大好きでした。その時代その時代で結構いたりするんですけど、大きく言うとそんな感じかな。『キカイダー』はすごく格好いいなと思っていました。

――自分が芸能事務所の社長だったら、所属アイドルにどんな仕事をさせたい?

小林さん:今回作品では熱湯のお風呂に入られるということで、アイドルさんがそういった楽しいこと、ユーモアとかみんなが笑っていただけるようなことをするのは、すごく素敵なことだなって思います。アイドルの皆さんと一緒に格好いいことや素敵なことも含めて、楽しいことを色々したいですね。お風呂とか、温かいお風呂が嫌だったら、冷たいお風呂とか。

KENNさん:アクロバットをやるとか、今まであんまり人が挑戦したことないようなことをやらせてあげたいなって思います。

谷山さん:水着のアイドルを集めて組み体操させるとか、そういうお色気系のを(笑)。

――ファンの皆様へ一言お願いします。

小林さん:谷山さんとKENNさんと三人で掛け合いさせていただいたんですが、本当に藍祢さんと蔵威さんがすごく格好よくて、素敵でした。ぜひまたドラマCDが出て、そして更にアニメになったら嬉しいなって願いを込めてました。お二人から色々アドバイスもいただいて。私自身、ちょっと緊張していたものですから、すごく嬉しかったです。

KENNさん:掛け合いってすごく空気感が大事なので、今回大先輩の谷山さんと大先輩の小林さんと一緒にやることができて嬉しかったです、ということと、あと是非また次があるならば原作に登場するメンバー全員揃ってやれたら嬉しいなと思っています。アイドルで格好いい子たちが熱湯風呂だったり今回の“感情しりとり”だったり、そういうお笑いの部分までやってしまう、キャパシティの広さが面白い作品なので、先を楽しみにしていただけたらと思います。

谷山さん:楽しかったです。「続編求む」って感じですね。聴いている皆さんに面白がってもらえれば嬉しいですし、ゆうちゃんが言うみたいにアニメ化とかなれば是非キャストを変えずにですね(笑)。すごく楽しくて、僕も小林さんのファンになってしまいました。聴きどころは、“ピー”が入ってるところです(笑)。続編がどうか出ますように、ご声援をお待ち申し上げております。

<text:添田由美>

 

<月刊コミック アース・スター9月号>

発売日: 2011年8月12日(金)(発売中)
定価 : 500円(税込)
付録 :『虹色セプテッタ』『東京自転車少女。』ドラマCD
発行 : 株式会社アース・スター エンターテイメント

『虹色セプテッタ』作品紹介(コミック第一話+ドラマCD試聴版を無料配信中!)
http://comic-earthstar.jp/author/detail18.php