好評のうちに放送が終了したテレビアニメ『STEINS;GATE』。そのBD/DVDの第4巻を購入した人を対象にした限定イベント『オペレーション:ギフトブリンガー』が10月23日、埼玉県・朝霞市民会館で開催され、岡部倫太郎役の宮野真守さん、牧瀬紅莉栖役の今井麻美さん、橋田至役の関智一さん、主題歌を担当したいとうかなこさん、FES(榊原ゆい)、原作・原案の志倉千代丸さんが出演しトークやライブを繰り広げた。
幕があがると、宮野さん、今井さん、関さんによる生ドラマがスタート。
こちらは今井さんが先生となり、特別授業で『タイムトラベル』を勉強するという内容。世界線を越えすぎて違う作品のキャラクターが登場したり、会場を女性でいっぱいにしたいというダルの提案を叶えるため「シュタゲは女性向けのほうがヒットする」というDメールを志倉さんへ送信したり、その結果世界線を越えすぎたのか、良い声のダルと岡部が怪しげな展開になり、さらにさらに紅莉栖が女性版ダル化するなど会場は大爆笑。
キャラクターを演じた感想を聞かれた宮野さんは「芝居がかっていたり大きく表現する人だったので、そういう形で自己表現してコミュニケーションしている人というところから膨らませていきました。その結果物語がどんどん膨らんでいって、なるほどここに向かって行くための前振りやキャラ設定だったんだと思って感動しました。」、関さんは最終回収録後の取材で、自身の「やり直したい」という衝撃発言で現場が騒然となったという話を暴露(?)した。
そして志倉社長へはキャスティングの経緯についての質問が。
『シュタインズゲート』ではオーディションが行われておらず、会議で「この骨格に合うのは誰だろう? 同じ骨格の人なら同じような声が出るだろう」という話し合いから始まった“骨格採用”だった? という志倉さんの話を受け、そう言われると確かにぴったりな宮野さんと今井さん(笑)。そしてダル役の関さんも実は決まったときは今よりも15kgほど太っていたとのこと。
また、このゲームをアニメ化する際に難しかったことについて志倉さんは「ゲームはテキスト量が多いので、それをアニメの短い尺でどう表現するか、物語自体を圧縮しないようにできないかずっと悩んでいたのですが、スタッフのおかげでまったく違いもなく見られました。」と話した。また最終回後の物語について関さんは「ダルの嫁が気になる」、宮野さんは「第三次世界大戦やディストピアなど、鈴羽が変えられなかった世界線での世界を怖いけど見てみたい。」など想像を膨らませていた。
ライブコーナーではファンタズムのFESが「刻司ル十二ノ盟約」「プレギエーラの月夜に」、いとうかなこさんが「スカイクラッドの観測者」「Another Heaven」「Hacking to the Gate」を披露し、会場を作品の世界観の色に染めあげた。
後半は出演者から出された質問にお客さんが事前に用意された赤と青の紙の色で答えるというお客さん参加型のコーナー『ラボメン800人に聞きました』を展開。最初の質問は『あなたは紅莉栖派?それともまゆり派?』では紅莉栖派が優勢ということで今井さん大喜び。宮野さんからは「シュタゲのキャラクターの中で岡部がNO.1か?」それに続いて関さんも「じゃあ1番はダルだという人?」という質問を投げかるも、余り芳しくない反応に第3位まで聞いてみるなど爆笑の連続となった。志倉さんの「最終回を見て泣いた人は?」とい質問には多くの人が泣いたと回答。途中関さんの暴走で今井さんが大慌てする場面もあり大盛り上がりとなった。
Windows版『STEINS;GATE 8bit』の発売や、劇場版の制作も発表され、これからの展開も気になる『シュタインズ・ゲート』。最後は出演者からのメッセージで幕が下ろされた。
榊原さん
ファンタズムのFESとしてたくさん歌わせて頂いてアルバムが12月に出ます。まだまだ関わらせて頂きたいと思っていますので、作品の応援よろしくお願いいたします。
いとうさん
ラボメンの皆さんの前で歌えて楽しかったです。ステージ上のラボメンの演技も見られて本当に楽しかったです。これからもよろしくお願いいたします。
志倉さん
「出演者に男子率が高いイベントだとこうなるんだ」と凄く楽しかったので、今後こういうのもありだなと思いました。ぜひ皆さんご期待ください。ありがとうございました。
関さん
最初は難しいなというところから入ったのですが、アニメをずっとやらせていただいて面白さが分かってきて、噛めば噛むほど味わい深くなる作品だなと思いました。テレビシリーズは一旦区切りが付きましたが色々な可能性があるシュタインズ・ゲート、これからもよろしくお願いいたします。
今井さん
今回は全員が揃うことができなかったので、いずれ全ラボメンが揃ったイベントができたら嬉しいなと思います。その際にはぜひ皆さん遊びに来てください。
宮野さん
これまで長い間作品に携わってきて、凄く大事な作品なので、こうやってイベントに出させてもらえて凄く嬉しかったです。お客さんの中には白衣を着てくれた人もいて、それを生で見ることができて感動していますし、それぐらいシュタインズ・ゲートを好きになってくれているということを肌で感じることができて凄く幸せな時間でした。盛り上げていくことによって出来ることが増えていく作品なので、これからも楽しめることがたくさんあるんじゃないかなと思っています。これからも全力を注いで「オカリン」を演じていきたいと思いますので、皆さん最後までついてきてください。よろしくお願いします。
<Text・Photo/藤本 厚>
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