彼女の新たな魅力を詰め込んだ4月8日(水)発売 2ndシングル「未来SKY」長妻樹里 インタビュー

By, 2015年4月6日



声優としても注目を集める長妻樹里が、約8ヶ月ぶりとなる2ndシングル「未来SKY」を4月8日(水)に発売!今回は春らしさがたっぷりと詰まっており、これまでとはまた違った彼女の魅力に触れることができる。
発売を控えた長妻さんにお話をお聞きしました!

―発売を控えた現在の心境をお願いします。

長妻樹里さん(以下、長妻):「2ndシングルを出します」とスタッフの方から言われたのが、実は2月の初めだったんです。その時思ったのが「CDって2ヶ月で作れちゃうんだ~」でした(笑)。
そんな中で、制作会議にも参加して、リクエストをたくさん出させて頂いたんです。それを盛り込んでいただいたものが出来上がったので、本当に満足のいく1枚になりました。ファンの皆さんを集めての、発売前のイベントも無事終わりまして、今は発売を控えて気持ちが昂ぶっています。

―「未来SKY」はご自身が北海道から上京してきた時の気持ちを歌ったということですが、このコンセプトは最初から決まっていました?

長妻:いえ、実は最初はライブでみんなで盛り上がれる曲や、バースデーソングだったり、全然別の曲を想定していたんです。でも、結論を出す打ち合わせの当日の朝に「春に発売しますし、新生活を始める人に向けてエールを送れるような曲にしたい」と思ったんです。また、せっかく長妻樹里名義で歌わせていただくということなので、私の経験を元にした曲にしたいと思い、このコンセプトの曲になりました。

―上京に際しては、迷いもありました?

長妻:それまで別の仕事に就いていたこともあり、生半可な気持ちではダメだという覚悟で東京に出てきたところはありますが、それと同じくらい自分の未来に対するワクワクした気持ちがありました。その気持ちを歌にできれば最高だな、と。

―作曲・作曲は、1stシングル「言えないアイスクリーム」で作詞を担当されたyozuca*さんの手によるものです。

長妻:「言えないアイスクリーム」の時は、yozuca*さんに私のことをまだよく知っていただけていなかったみたいなのですが、今回はお会いしてお話をした上で詞を書いてくださいました。曲に関しても、話をした後に制作に入られたとのことで、こんな短い時間で本当にありがたいと思いました。

―最初に曲を聞いた時の感想は?

長妻:歌詞にも「空」という言葉が使われているように、最初は「どこまでも広がる青い空」みたいな風景を想像しました。実は、最初に付けられていたタイトルは「白い雲に乗って」だったんです。最終的に「未来SKY」になったのですが、これもまたピッタリはまったなと思いました。自分がまだ知らない未来は不安に感じることもありますが、この空がきっと明るい未来につながっているんだ、という希望を持てるような曲調だな、と思いました。

―お気に入りのフレーズは?

長妻:特にお気に入りと言いますか、私自身のことを歌っているな、と思えるのが「誰よりも不器用だ」というフレーズです。養成所に入った頃からずっと、他の生徒に比べて本当に不器用だと思えることが多々ありまして……(苦笑)。ですから、『たまこまーけっと』で初めてレギュラーキャラクターの牧野かんな役をもらえた時は、事務所の社長からもすごく褒められて、「このために声優をやってきたんだ」と本気で思えました。

―事務所に入った当初の思い出はありますか?

長妻:当然、事務所に所属したからといってすぐに仕事がもらえるわけでもないですし、アピールすることも苦手でしたので、まずは社内の皆さんに自分を覚えてもらえるようにしました。また、自分の中で「来年はこんなことをしたい」と目標を立てたりして、頑張ってきました。ですから、レギュラー役を掴んだ時のよろこびといったらなかったですね。

―この曲を聴くと、当時のことを思い出して初心に帰れるのかも知れませんね。

長妻:そうですね。歌詞を読んでいると、まるで一つの物語を読んでいるように感じるんです。私のことを書いていただいているのですが(笑)。北海道から上京して、1Kのマンションに一人で住んで、安くて栄養価の高いもやしを食べて(笑)……。あの日々のことが思い出されます。

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―発売直前イベントは盛り上がりましたか?

長妻:はい、おかげさまで! イベントでも思ったのですが、「未来SKY」を何度も皆さんの前で歌わせていただいていると、皆さんの気持ちをどんどんと吸収して、曲自体もどんどん成長していくのを感じるんです。それと、来てくださった方の中に、曲を聴きながら涙をながしてくださった方がいたんですね。「私でも人を感動させることができるんだ」と、よろこびもあり、自信にもなりました。

―ファンの方はいつまでも大事にしたいですね。

長妻:そうですね。もちろんアーティストとして活動するなら、「いつか大きい会場で満員のお客さんの前でライブをしたい」というような目標を持つべきだと思うのですが、私としては近い距離感でパフォーマンスを見せられればそれはそれでとても幸せ、という気持ちもあります。
この前横浜アリーナという大きな会場で、アニメ『結城友奈は勇者である』のユニットとして歌わせていただいたのですが、来場者の多さに圧倒されながらも気持ちの良いステージでした。どんな場所でもその会場にあったパフォーマンスをしていきたいと思います。

―ではカップリングの「春色の恋」はいかがでしょう?

長妻:この曲は特に女子に聴いて欲しいんです。最初に仮歌を聴いた時はすごく爽やかなイメージがあったのですが、歌詞を見たら見事な失恋ソングでした。「ワイフ(長妻さん)はやっぱり失恋ソングでしょう」と言われまして……(苦笑)。
振られた相手の幸せを願うことって、中々できないと思うんですね。でも、その人との出会いで、その時は気づけなかった「自分が変われたこと」が見えた、ということを歌っています。それが春という季節にピッタリかな、と思いながら歌いました。

―初回限定盤には「長妻樹里presents『1日デート&密着オフショット映像』」と称したDVDがついてきます。

長妻:不肖、私と、色んなところへ行って、まるでデートをしているような気持ちになっていただける映像です。オフショット映像に関しては、普段着を着たりしている、プライベートに近い私の姿が
ご覧いただけると思います。実は、今回のCDのジャケットはDVDの収録の時に一緒に撮影したんです。ファンの方からも「素の長妻さんが観られて良かったです」と言っていただけて、おかげさまで好評です!

―今後映像企画でやってみたいことはありますか?

長妻:「ロウリュウ」です。フィンランド発祥の、サウナでアロマを含んだ水をかけて発生する蒸気をタオルで仰いで、身体にかけてもらう、という健康にいいプログラムがあるのですが、これが本当に気持ちいいんです! ファンの皆さんと一緒にロウリュウを楽しむ、という企画をしてみたいです(笑)。

―今後はCDの発売記念イベントも控えていますね。

長妻:お渡し会やミニライブなど、皆さんと近いところで楽しめる企画をやらせていただく予定です。アニメイト新宿店さんでは1日店長もやらせていただきます。以前、1日店長をやらせていただいた時は、お客さんに名刺を配ったりしましたが、今回はどんなことができるのか楽しみです!

―最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。

長妻:昨年「言えないアイスクリーム」の企画が出たのがちょうどこれくらいの時期でした。それから1年、2枚目のシングルを出させていただけるなんてとてもうれしいです! より私らしさが出た1枚になったのではないかと思います。渾身の力を込めて作らせていただきましたので、ぜひ聴いてください!

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<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【CD概要】
未来SKY
2015年4月8日(水)発売

【初回限定盤】
品番:POCE-9411
1,944円(税込)

<収録内容>
【CD】
01. 未来SKY
02. 春色の恋
03. 未来SKY(Instrumental)
04. 春色の恋(Instrumental)

【DVD】
長妻樹里presents「1日デート&密着オフショット映像」

【通常盤】
品番:POCE-1422
1,296円(税込)

<収録内容>
01. 未来SKY
02. 春色の恋
03. 未来SKY(Instrumental)
04. 春色の恋(Instrumental)

●長妻樹里 公式サイト
http://zero-a.jp/special/nagatsumajuri/