2月15日より公開中、神谷浩史と小野大輔が主演を務める『Dear Girl~Stories~THE MOVIE2 ACE OF ASIA』の大ヒット御礼舞台挨拶が東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた。前作『Dear Girl~Stories~THE MOVIE』から約3年半、待望の劇場版第2弾が公開となった。
当日は神谷、小野のほか、内田浩之監督、脚本を務めた諏訪勝氏が登壇。
小野が「日本のカンヌと言える豊洲に来て、こうして舞台挨拶が出来ることを光栄に思っています」と挨拶すると、場内からは笑いと拍手があがった。
ここからは司会者と登壇者による一問一答形式のトークが展開した。
―まずはご来場の皆さんへ、改めてご挨拶をお願いします。
神谷:今回主演を務めさせていただいたということで、皆さんへこの映画に対しての期待みたいなことをしゃべるべきかと思いますが、まずは観て頂いてからと思いますので、今は、今日来てくれたことへの感謝の言葉しかないですね。
小野:前作以上にスケールが大きく、膨大な時間をかけて撮影してまいりました。その集大成を見せられるということで、胸がいっぱいです。今日は瞬きせずに楽しんで言っていただければと思います。ありがとうございます。
内田:2作目の作品ということで、私が持っている映画技術の粋を結集したつもりです。
諏訪:脚本的には5分に1度、驚きがある作品になっているかと思います。
―皆さんが演じられた役どころは?
神谷:我々は、「Dear Girl〜Stories〜」という番組をやっているのですが、そこから派生した「MASOCHISTIC ONO BAND」(以下、MOB)というバンドがありまして、そのメインヴォーカルのHIRO-Cという役をやらせて頂いております。バンドものということで今回演じるにあたり、自分が好だったバンドの曲をもう1回聴いてみたり、ライブだったりを観て勉強しました。
小野:このたび、MOBという名称の元になったONO-Dを演じることになりました。最初に脚本を読ませていただいた時に「この作品だったらどんな役でもやってみたい。」と思いましたが、まさかONO-Dの役をやれるとは思いませんでした。感動しました。
―演じる上で大変だったことや皆さんに注目して欲しいシーンを教えてください。
神谷:監督から「なるべく自然体で」、と演技指導を受けまして、自然体とは何か悩みながら撮影していたのですが、試写会で完成したものを見て、内田監督の言っていたことの意味が分かりました。
僕の自然体を引き出してくれた内田監督に感謝しています。
小野:今回は香港と言う事で、やはり言葉を広東語をマスターして行きました。旅の指差し会話というアプリケーションで一生懸命勉強しました。
―前作からパワーアップしたところを教えて下さい。
内田:今回は海外ということで、スタッフの人数も増えました。また、先ほど「5分に1回の驚きがある」、と申しましたが、きっちり5分ごとに驚きがあるように編集しています。
諏訪:自分は普段放送作家をしています。今回、ラジオの脚本の延長線上で書けるものってなんだろう? と考えながら脚本作りに着手しましたが、結果的にかなり手ごたえがあるものができました。
―初めての海外撮影ということでハプニングもあったのではないかと思いますが印象に残っていることは?
神谷:すべて印象に残っていますが、総じてこの内田組というのは「ハプニングさえもチャンスに変える力を持っている」ということを改めて実感しました。
『神谷浩史・小野大輔のDear Girl~Stories~』というラジオ番組でパーソナリティを務めて7年になりますが、こちらも同じようにハプニングがあっても、それをチャンスに変えるということを常々思っています。そういう力を持った番組、そして内田組。今回の映画でもそれがいかんなく発揮されたのではないかなと思っています。
小野:最初の頃はメンバー間で衝突もしました。でも、雨が降った後に必ず晴れるんです。それはこの映画のことなんだろうな、と思いました。その答えがスクリーンにあります。ご期待ください。
―本作では新曲「Ace of Asia」も披露されていますが、こちらの曲を作るに至った経緯を教えてください。
神谷:13年2月に行われた日本武道館でのイベントで、その時にデビューしたMOBに、内田さんから映画の話を持ってきてくれまして、そこからトントン拍子で進んでいきました。
その時に「新曲が必要だろう」ということになりまして。「Ace of Asia」がないければ、この映画は完成を迎えなかったと思います。
―本作の、特にどこを観てほしいですか?
内田:内田組の総力を結集して作った番組です。過剰な期待をせずに観ていただきたいと思います。
―最後に、ファンの方に一言お願いします。
諏訪:本作は、「こんなに声を出していいんだ」と思えるような作品になっていると思います。ぜひ会場の皆さんで一緒に盛り上がっていただきたいと思います。ご期待ください。
内田:本作は未完成な形で皆さんにお届けします。何故なら会場の笑い声、ざわめきをミックスして、心に映して見えるものが、本当の『Dear Girl~Stories~THE MOVIE2 ACE OF ASIA』です。ご期待ください。
小野:朝、母親からメールが来ました。まだ観ていないそうですが(笑)、母の友達の話だと、館内は笑いに包まれていたそうです。
皆さんの笑顔が、僕たちにとっての『ACE OF ASIA』です。友達も誘って、何度も映画館に来て、笑ってください。
神谷:元々はラジオ番組でした。そこからこういう作品が生み出されるとは思いませんでした。
前回を受けての続編、ということで、皆さんの応援のおかげで、こうしてお届けすることができて、とても嬉しく思っています。
前作に比べて、撮影期間も3倍以上かかっています。ここからが本当に内田組のスタートだと思います。皆さんのお力で続編ということになったらまたスクリーンに帰って来られるかなと思っておりますので皆さんのご支持を得られたらなと思っています。ご期待ください。
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
●『Dear Girl~Stories~THE MOVIE2』公式サイト
http://www.joqrextend.co.jp/dgsmovie2/