9月27日(金)発売の第1弾では玄奘三蔵を、10月30日(水)発売の第2弾では孫悟空をそれぞれピックアップし、どちらともキャラクターの新たな一面を知ることができる抱腹絶倒のコメディドラマが収録されている。
今回、第1弾「玄奘三蔵編」、第2弾「孫悟空編」のドラマ収録後の関さん(玄奘三蔵役)&平田広明さん(沙悟浄役)&石田彰さん(猪八戒役)と、保志さん(孫悟空役)にインタビュー。ドラマの聴きどころなどをたっぷりと語っていただいた。
■関俊彦(玄奘三蔵役)&平田広明(沙悟浄役)&石田彰(猪八戒役)インタビュー
――収録を終えての感想をお聴かせください。
関俊彦さん(玄奘三蔵役/以下、関):「キャラクターCD『最遊記』シリーズ」が新たに始まることになりました。ここ最近は『最遊記外伝』でシリアスなお話をやってきたので、そこから久々に三蔵一行に戻り、コメディタッチなドラマを演じられたので楽しかったです。
こういうゆるいお話はやっていてとても楽しいです。外伝があれだけシリアスだったので、またシリアスなものが続くと、疲れてしまいますからね。「キャラクターCD『最遊記』シリーズ」というゆるいお話をやったうえで、また真面目な三蔵一行のお話をやりたいなと思います。
平田広明さん(悟浄役/以下、平田):関さんはそうおっしゃっていますが、僕はずっとゆるくて構いません! ゆるいお話は大好きです。長く捲簾生活を送るなか、久しぶりに悟浄を演じることになってみたらゆるい方の悟浄だったので、このままシリアスな悟浄に戻れる自信はございません! 僕はお笑いシリーズの方の道を極めていきたいなと思います(真顔)。
石田彰さん(八戒役/以下、石田):僕は今回、平田さんの「今の演技、(悟浄に)似てる?」とおっしゃる気持ちがよくわかりました。僕、ちゃんと八戒になっていたかなぁと今になって不安が押し寄せてきています。今回、「三蔵編」と「悟空編」のドラマを続けて収録したのですが、「悟空編」ではいつものスタイリッシュな八戒ではなく、メタボな八戒を演じるというシチュエーションだったので、「これは、八戒ではないんじゃないかな?」という不安を抱えながらやりました。長くシリーズをやっていると時折、こういうこともあるんだなと思いました。
平田:確かに、今日の収録は珍しく言い直しが多かったよね?
石田:そうですね。なんでしょうね……集中できなかったのかな?
関:保志君がいなかったからじゃない?
平田:(笑)。滅多に言い直しをしない石田君が言い直してるから「あれ?」って思ったんだよね。保志君のせいかあ。
関:僕なんてお腹鳴っちゃったもん、保志君のせいで(笑)。
――関さんがおっしゃるように、本日は保志さんがいらっしゃらない収録でしたが、普段と雰囲気は違いましたか?
関:すごくやりづらかったです(笑)。やっぱり悟空との絡みが多いですからね。特別なポジションなんですよ、悟空って。改めて、悟空の存在が大きいことを実感しました。
平田:僕としては、保志君じゃなくても誰かしゃべってくれたらいいなと思ってますけど(笑)。でも本当はね、保志君がいないとやりにくいですよ。
石田:保志君がいてくれないといじるキャラがいないので、非常に残念でなりません。
関:いじるためだけにいるみたいになってるよ(笑)。
――「三蔵編」と「悟空編」を収録されたということですので、それぞれのお話のポイントと聴きどころを教えてください。
関:「三蔵編」の方は、三蔵がパン屋さんになるというお話が展開します。僕自身が昔からやりたいなと思う職業だったので、そういう意味では夢がかなったエピソードでした(笑)。ドラマ自体は、ドリフのような感じで、「もしも○○だったら……」という、キャラクターがさらにキャラクターを演じるみたいな形で展開しています。
今後も同じ形で続いて行くとしたら、まさに平田さんが望んだ通りのコメディドラマが続くなと思いました。次は「悟浄編」と「八戒編」を収録することになると思いますので、どんな展開が待っているのか楽しみです。
「悟空編」は、三蔵たちが太ってしまったためにダイエットをするという話で、これはぜひアニメで見たいなと思いました。大体、彼らは自堕落な生活をしているのに、いつも鋼のような肉体を維持していて、何でなんだろう? と疑問だったので、ある意味、それが解明されたようなお話だったと思います。かなりおもしろいです。
平田:僕も今後の収録がすごく楽しみです。今回三蔵が『パン屋』だったので、悟浄の時は『電車の運転手』がやってみたいです。僕にとっての、憧れの職業なので。聴きどころという意味では、『最遊記』シリーズに関わって10年以上が経ち、数々のエピソードをやってきましたけど、三蔵の敬語が出てきたことですかね。今までほとんど聴いたことがなかったので、これは貴重ですよ。
関:確かに、三仏神様にだけは敬語を使ってましたけど、人間に対して使うことはなかったですね。
平田:ですので、そこです。これは一生保存ものだと思います。人間に敬語を使う三蔵なんてこの先、もう二度と聴けないかもしれませんよ。人間ごときに敬語を使う三蔵様がおもしろかったです。
関:あと、マヨコーン好きっていうのが判明しましたね。
平田:そうそう。それでいろいろ起きたもんね。「悟空編」の聴きどころは特にありません! 僕たちは太ってぜいぜいはぁはぁ言ってるだけですから。あとは保志君がどうセリフを乗せているのか……全体的に楽しんでいただければと思います。
そういえば、僕はさっき電車の運転手が憧れって言ったけど、彰は何に憧れてる?
石田:グラビアアイドルですね。
一同:(笑)。
平田:八戒がグラビアアイドルをやるとなると…三蔵はカメラマンかな? せっかくだからCDにあわせて八戒写真集とかつけてもらえば?
石田:そうですね、ぜひそうしていただけるとありがたいです(笑)。聴きどころですが、「悟空編」は音声だけではもったいないというか、何かビジュアルをつけてあげたいなと思いました。悟空が嬉々として飛びまわるところや、保志君のはじけっぷりが楽しいところではないかなと思います。あと、久々にジープも登場しています。ジープにはしばらく会わなかったな…と懐かしくなりました。ジープの鳴き声にも注目してほしいです。
「三蔵編」は、聴いていただいてみなさんがどう思うかわかりませんが、僕は途中まで聴いたところで「なるほど、三蔵って人付き合いがうまくできる人じゃないし、周りが失敗すると心配していても、お客さんにこれだけいじられて、ひょっとしたらうまくいくんじゃない?」と思っていました。が、あぁこういうエンディングなのかと(笑)。三蔵らしいオチがおもしろかったです。ドラマをきっちりと聴いていただいて、僕が何を言わんとしているかをくみとっていただきたいなと思います。
――最後に発売を楽しみにしているファンへメッセージをお願いいたします。
関:みなさんが楽しいと感じられるものになればいいなと思っています。『最遊記』ファンのみなさんはもちろんですが、ここから初めて『最遊記』のドラマを聴くよ、という方が現れてくれると、とてもうれしいです。今後も、『最遊記』を楽しく続けていければいいなと思います。
平田:このコメディドラマを聴いた後に外伝のお話を見ると衝撃を受けるかもしれませんよ。チェックする順番を間違えないようにしてくださいね。
また、先ほども言いましたがこういうゆるいエピソードが好きなので、これからも続けていけたらうれしいなと思います。「悟浄編」も「八戒編」もまたゆるい感じで続くと思いますので、肩肘張らずに聴いていただければと思います。
石田:『最遊記』の本編をきちんとわかっているみなさんにとっては、本当にゆるいエピソードになっていると思います。その分、軽い気持ちで、リラックスして聴いていただけると思います。友達と待ち合わせのときにでも聴いていただいて、やってきた友達に「これ聴いてみる?」というくらいの紹介をしていただけると、友達との話題も広がると思います。ぜひ聴いて、楽しんでください。宜しくお願いします。
■保志総一朗(孫悟空役)インタビュー
――収録を終えての感想をお聴かせください。
保志総一朗さん(悟空役/以下、保志):今回はみなさんとは別で、僕1人での収録だったので寂しかったですし、やりにくかったです。すでに収録済の3人も、僕がいなくてやりにくかったとおっしゃっていたようですが、僕だってやりにくかったですよ!!(笑)
今回はコメディドラマで楽しい方の『最遊記』でしたし、そういうとき、悟空は能天気でテンション高くて、という立ち位置なので、悟空を支えてくれる3人が一緒じゃないと…と思いました。でも、収録中に3人の声も自然と感じられたりするので、三蔵一行としての悟空ではいられたと思います。
――「三蔵編」「悟空編」のそれぞれの聴きどころを教えてください。
保志:「三蔵編」は、1人でパン屋の店番をさせられる三蔵の姿を楽しむことができます。窮地に陥る三蔵がそれをどう切りぬけるのかというおもしろさがあります。三蔵らしいといえば三蔵らしいですけど、意外にちゃんとやってるなぁと思いました。三蔵の理不尽さを貫いてほしいなと思いましたけど、まじめに取り組む三蔵がかわいかったです。
――三蔵が敬語を使うというのもポイントですよね。
保志:そうですよ! 僕、ビックリしましたもん。あの三蔵が敬語使ってると思って(笑)。そこも意外性なところでもありますね。
――「悟空編」では、意外なところはありましたか?
保志:まさかあの3人が太ってしまって…というところです(笑)。ドラマCDなので、絵でその様子を見ることができないのは残念ですけど、あの3人はどうなっちゃったの!? と思いました。いつだってカッコイイはずの三蔵一行がまさか……。皆さん、絵を見てみたいと言っていましたが、僕は絵がなくてよかったかもと思っています。イメージダウンですから(笑)。
これからもカッコイイ三蔵一行であってほしいです。悟空としては、大人3人を引っ張っていく立場になったことが意外でした。悟空にとっては滅多にない機会だったので、楽しみながらやりましたよ。
――最後に発売を楽しみにしているファンへメッセージをお願いいたします。
保志:三蔵一行の1人1人を、それぞれピックアップしたCDを出していただけてうれしいです。「三蔵編」では、三蔵の新たな魅力がまた1つ発見できるエピソードになっているので、楽しめると思います。「悟空編」ではドラマはもちろん僕が歌うキャラクターソングも収録されていますので、歌もドラマも楽しめて頂けたら嬉しいです。
【CD概要】
◆キャラクターCD「最遊記」
玄奘三蔵:2013年9月27日(金)発売
関俊彦が歌うキャラクターソング「SHOOTS」とオリジナルミニドラマ「ONE-DAY STORE MANAGER」を収録。
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孫悟空:2013年10月30日(水)発売予定
保志総一朗が歌うキャラクターソング「BELONG」とオリジナルミニドラマ「GOKU’S BOOT CAMP」を収録。
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沙悟浄:2013年11月27日(水)発売予定
沙悟浄を中心としたオリジナルミニドラマ2本を収録。
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猪八戒:2013年12月27日(金)発売予定
猪八戒を中心としたオリジナルミニドラマ2本を収録。
・各巻価格:2,100円(税込)
【各巻キャスト】
玄奘三蔵:関俊彦
孫悟空:保志総一朗
沙悟浄:平田広明
猪八戒:石田彰 ほか
・全巻購入特典:キャストトークCD
出演:関俊彦(玄奘三蔵役)、保志総一朗(孫悟空役)、平田広明(沙悟浄役)、石田彰(猪八戒役)
・店舗特典
上記全巻購入特典に加えて、こちらの店舗で購入すると、さらに店舗特典もついてくる!!
アニメイト全巻購入特典:キャラクターCD全4巻+特典キャストトークCD収納BOX
峰倉SHOP.NET各巻購入特典:各巻のジャケットイラストを使用したブロマイド
●「最遊記」CD公式サイト
http://saiyuki-cd.com/