遂に最終回を迎えたTVアニメ『マジでオタクなイングリッシュ! りぼんちゃん the TV』。今回は、7話~10話(最終回)収録後に行われたキャストインタビューの後編をお届けしよう!
インタビューに参加してくれたのは、前編に引き続き、七色りぼん役・丹下桜さん、ガーネット役・佐藤利奈さん、ナード役・中隈志保さん、トナー役・五十嵐浩子さん、ジェット役・近藤孝行さん、タンク役・村上裕哉さんだ。作品やキャラでの想いを、語ってくれたぞ! 更に、仁昌寺義人監督にもインタビューを行ったので、あわせて紹介!!
●キャスト陣にインタビュー!
──本作の中で、お気に入りのフレーズやシーンを教えてください。
丹下:結構、コミカルなお話が続いたんですが、シリーズ後半で、ナードちゃんが編集したりと頑張っていて、それをずっと見守る、やさしいりぼんちゃんのシーンもあったので、そこがほっこりしました。
佐藤:たぶんオンエアでは違うver.なんですけど、りぼんちゃんとトナーがでっかくなるシーンで「自力で巨大化(※音声加工しないで、そういう声を出してということ)していただけませんか」というリクエストがありまして。
その巨大化されたお二人(丹下さんと五十嵐さん)のお芝居がすごく面白かったです(笑)。本番もこのままいってくれないかなーって思ったんですが、「やっぱりちょっと無理があるので、やめます」と。私たちだけの、シークレットゾーンになってしまい残念です。皆さんにお聞かせしたかった……それにしても、超おもしろかったです(笑)。
丹下:それを言うなら利奈ちゃんの、オンドゥル語(※ネットスラングの一つ)が見所です!
佐藤:(笑)。
中隈:プロデューサーCさんが、いつもベルちゃんにアタックするシーンが好きだなと。「ヴェルちゃーん」って巻き舌で携帯をなめる時が一番輝いていて、私はそこが、一番好きです(笑)。
丹下:1期の時よりも、更に変態度が増していて(笑)。
村上:やった! ご主人様、ありがとうございます。(※村上さんはプロデューサーC役も担当)
丹下:違うご主人様に聞こえる(笑)。
五十嵐:自分のトナーが喋った台詞だと、オマージュなのかな? トナーのキャラから、外れたことをやらせていただけたりしました。なんか、ぜんぜんそのキャラではないようなことが普通にまかり通っているところが、この作品はすごいところだなって。自由な感じを是非楽しんでもらいたいと思います。
近藤:結構、(本編で英語の例文を喋る)英語の先生の返しが好きです。安西先生ーとか。あそこでもちょっと遊んでいるところがあって、あそこは好きですね。シュールで。
村上:1期の最後なんですけども、僕個人的に、えっ? って思って好きだったのが、「この坂も実に登りたくなる坂です」っていうところです。うおーと思いました。あれはすごい好きでしたね。あと、バル子役の小林(ゆう)さんの駆け上がるテンションといい、今でも印象の強いシーンですね。
──最終回まで録り終えての、収録の感想をお願いします。
五十嵐:楽しかったです。今日、全然トナーではない感じにやってしまったりとか、巨大化してくださいみたいな話になって、自分が大きくなったイメージで、喋ったりとか、普段のお仕事では、ほとんどしたことがないような声を出していました。なのですごく楽しかったです。
2期の1話から始まっていって、どんどんオマージュ感が、パワーアップしてきている。もうなんか見所が満載過ぎるなと思いました。
中隈:終わってしまうのが寂しいというのが、正直なところです。でもあの、最後のほうにナードちゃんが寝言で、「3期はナードが……」って言っていたので、次があると信じて、私は、待ちます!
仮免許をいただいたので、次は、本物の魔法少女の免許をいただくためにも。1期では、ナードが主役って結構主張していましたし(笑)。
丹下:ホントに、楽しかったです。2期のお話をいただいたのが急だったので、割りとバラバラに録ることろが多かったんですよ。それが今回、他のキャストの皆さんと一緒に収録できたので、楽しかったです。実は、ゴールデンウィークに決まったんですよね。そこから作ったので、ホントに急でした。
佐藤:今回は、新キャラも増えましたよね。すごくキャラも立っていて、せっかく登場したのに、これで終わりなんだー残念っ!という気持ちです。ただ、ナードちゃんが、『マジでオタクなイングリッシュ! ナードちゃん』になって帰ってくるとのことなので、それに出られたらいいなと思っています(笑)。まだお別れじゃない気がしていますね。
村上:僕も、是非! ガーネット様が『ナードちゃん』に出たいということですので……。
佐藤:いや、出られるかなー。意外と私(ガーネット)と会話してないから出ないかもしれないなー。
村上:あー! 違う使い魔がつけられる可能性も!
佐藤:モグラはちょっとなー……ウソです(笑)。
村上:3期があるとしたら、「ブモー」以外にも喋って「あいつ日本語のほうが多く喋ってね?」っていうぐらいに違和感を出していけたらなと思っております。ホントに楽しい作品で、後ろから「変態! 変態!」という声もあり、楽しくやらせていただきました(笑)。
近藤:やっぱり、これで終わり感がないっていうか、また続いていけばいいなという感じの終わり方でしたし。あと、男性の主要キャストっていましたっけ? 彼ら(村上さん達)は、プロデューサーの声もやっているんですけども、僕はジェットの声しかやっていないので、そうなると出番かなと(笑)。
佐藤:他の役もやれるよアピールですね(笑)。
──使い魔が変身するとか……。
近藤:あーそれいいですね。擬人化的な感じで!
村上:あざーっす!
近藤:タンク以外!
村上:えっマジですか!
近藤:タンクから、「ブモー」をとると何も残らない(笑)。3期をですね、是非期待していただきたいなと思います!
──ありがとうございました。
●なんと仁昌寺義人監督にもインタビュー!
──監督からみた作品の紹介をお願いします。
仁昌寺監督:1期は『予算がない編』だったのですが、2期は『時間がない編』でして、非常に切羽詰った状態で、色々やっております。
もし3期があるならば、今度は何がなくなるのだろうって思いながらビクビクしております。監督がなくなるんじゃないかなって(笑)。そんな作品です。
──3期があるとしたら、是非やってみたいことは?
仁昌寺監督:一応、キャラクターみんなの裏設定が存在しています。バル子に関しては、ガーネットとお嬢様で張り合ってますけど、実は団地に住んでいる弟と妹を養っているっていうような、裏設定があります。そういうところを少し見せられたらいいかなと。
今回、各キャラに焦点をあてるっていう意味では、均等にはできなかったので、1人づつにスポットをあてられたらなというのはあります。まあ、あったらなというお話で(笑)。
──アニメはショートアニメですが、これが30分だとしたらどんな構想を浮かべますか?
仁昌寺監督:もともと、POPさんの原作の方だと、英語で戦う魔法少女っていうコンセプトで、アニメはショートアニメということで、今回のようなテイストに変更しました。30分になるのであれば、普通に魔法少女やってもいいのかなと。まあ、たぶんないと思いますが(笑)。
──最後にファンへのメッセージをお願いします。
仁昌寺監督:非常に打たれ弱いので、ネットの掲示板は見ませんが賛否両論大歓迎です。どんどん書いていただいて楽しんでいただければと思います(笑)。
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
●『マジでオタクなイングリッシュ! りぼんちゃん the TV』公式サイト
http://www.moe-ribbon.com/
●りぼんちゃん公式ツイッター
https://twitter.com/moe_ribbon
●テレビ東京・あにてれ マジでオタクなイングリッシュ! りぼんちゃん the TV
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/moe-ribbon/