6月19日(水)発売 ELISAのニューシングル『そばにいるよ』インタビューが到着!!

By, 2013年6月6日




「ELISAが唄うべくして歌った楽曲」。それが、「革命機ヴァルヴレイヴ」のエンディングテーマ『そばにいるよ』。

1年半という、次なるステージのための休息と準備の時間を経て、ふたたびELISAが表現者として、この世界へ舞い戻ってきた。現在、アニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」の2ndエンディングテーマとして放送されている『そばにいるよ』。
麗美かつ雄大なシンフォニック・サウンドの上で、「キミと出会えた奇跡を失くすことなく、これからも一緒に寄り添い生きていたい。ともに運命を分け合った間柄だからこそ、決して一人じゃないよね」と、哀切さと凛とした強さの混じり合った歌声を通し、ELISAは唄いかけてきた。

みずから作詞を担当した『そばにいるよ』には、「革命機ヴァルヴレイヴ」という物語の力を借りながら、今のELISA自身の“未来へ歩む心模様”が綴られていた。もちろん、物語のクライマックスへ向け、スリリングな展開を描き出している「革命機ヴァルヴレイヴ」の世界観や、登場する女性キャラクターたちの気持ちとも強くリンクしあっている。
新たな物語を描き始めたELISA。今の彼女が届けたかった想いを、ここにお伝えしよう。

●わたし自身が今回の制作を通して「ELISAに革命を起こしたい」と思っていましたし、実際に完成した作品を聞いて、そうなれたことを実感しています。

――表立った活動を休止してから1年半の歳月が経過。ふたたび作品を手にして姿を現すまでの間、ELISAさん自身どんな気持ちで日々を過ごしていたのでしょうか?

ELISA:早くみなさんに元気な姿を見せて、早く歌声を届けたいという想いが日に日に強くなっていました。同時に、音楽、そして歌と真っ正面から向き合い、探求心や歌の向上なども含め、いろいろ自分を見つめ直すいい機会になったと思います。

今回、「革命機ヴァルヴレイヴ」の2ndエンディングテーマを唄うことになったときも、「制作スタッフの一人として取り組みたい」と、貪欲な気持ちで最初から参加しました。だから、作詞にも挑戦させていただいたんです。

――唄うだけではなく、その楽曲を形作る制作者の一人として携わることで、より作品に対する愛着が深まりますからね。

ELISA:そうなんです。アニメ作品のタイトルに記された言葉じゃないですけど、わたし自身が今回の制作を通して「ELISAに革命を起こしたい」と思っていたし。実際に完成した作品を通して、そうなれたことを実感しています。

●誰もが未来の見えない不安な環境に追い込まれていくんですけど、それでもみんな心の中には「信じてるよ」という気持ちを持っている。その感情を記したかったんです。

――『そばにいるよ』は、「革命機ヴァルヴレイヴ」に登場するヒロイン、指南ショーコの心情を歌にしたものなのでしょうか?

ELISA:ショーコさんも含んだヒロイン目線と言うか、ピンポイントで誰か、というよりも、この作品に登場する女性たち一人一人がみんなヒロインでもあるというイメージで、「ヒロイン目線」として歌詞を書いています。

『そばにいるよ』にはけっこう不安な心模様もいくつか書いているんですけど、それらはすべて、「不安だけど信じてるよ」という想いの裏返しなんです。

「革命機ヴァルヴレイヴ」という作品の中で、舞台となる学園にいる生徒たちは、みんな未来の見えない不安な環境に追い込まれていくんですけど、それでもみんな、心の中には「信じてるよ」という気持ちを持っている。その感情を記したかったんですね。

――歌詞には、ヒロインたちの気持ちと同時に、ELISAさん自身の心模様も重ね合わせて表現していません?

ELISA:たとえば、♪どうか消えないで まだ痛み放つ言葉 なぞる手に託す記憶♪という一節。これは「革命機ヴァルヴレイヴ」の物語の中、自分たちの運命をヴァルヴレイヴというロボットに託すしかないという、登場する人たちの心情に重ねて書いてるんですけど。
同時にその想いは、わたし自身が1年半のお休みの中、自分の過去のことを振り返りながら、ふたたび歌の舞台へ立つまでの心境とも重なりあっています。

他にも、物語と重なりながらもわたし自身の心情とリンクしていく歌詞がたくさんあるように、『そばにいるよ』は、「革命機ヴァルヴレイヴ」という作品の力も借りながら、ELISA自身の「この1年半の想い」を書いた歌になりました。

タイトルの『そばにいるよ』だって、わたしがみなさんに対して言いたい言葉であり、みなさんにそう言ってもらえたら嬉しい言葉。そういった面でも、再始動を告げる上では最適な。まさに「ELISAが唄うべくして歌った楽曲」になったと思います。

●『エマージュ』は、自分の弱さも認めたうえで前を向いて歩きだしてゆくポジティブな歌。その気持ちも、わたし自身の想いと重なりあうことなんです。                               

――「初回生産限定盤」に収録されている『そばにいるよ』のMusic Videoでは、まるで天空から舞い降りた女神のような姿のまま、楽園で唄い踊る様が映し出されています。あの映像は、本当に美しさを帯びた作品に仕上がりました。

ELISA:『そばにいるよ』は、物語を予感させる、グッと楽曲の世界観へ誘うゆったりとした始まりから、サビに向かってどんどん開放的に疾走してゆく曲調なんですね。その舞い上がってゆく様を映像にも現そうと。長いスカートの裾が風になびく様をリアルに描くために、ハイスピードカメラを使ってエモーショナルな動きを出したりしました。

場所は、まわりに雪山が広がる天文台です。しかも、当日は風があまりにも強くて、唄うときに息ができないことも…。いかに大変だったのかは、Making映像をご覧ください。その過酷さを見れると思います(笑)。

――2曲目にはELISAさんらしい表情を持った、美しい声色響き渡る、心地よい疾走性を持った『エマージュ』を収録しています。

ELISA:『エマージュ』の歌詞も「革命機ヴァルヴレイヴ」にリンクしています。『そばにいるよ』では、ヒロイン目線のもと「先の見えない不確かで保証のない未来だけど、それでもキミのことを信じて待ってるよ」と唄いかけました。

この『エマージュ』は、自分の弱さを認めたうえで、前を向いて歩きだしてゆくポジティブな歌なんです。その気持ちも、同じくわたし自身の想いと重なりあうことでした。

わたしのことを支えてくれるファンのみなさんへ向けた想いが一番伝わりやすいのが、3曲目に収録した『for us』だと思います。もちろんこの歌も、「革命機ヴァルヴレイヴ」の歌詞にリンクした内容として書きました。

――完成したシングル『そばにいるよ』は、今のELISAさんにとってどんな1枚になりましたか?

ELISA:ビックリするくらい、いろんな気持ちがシンクロしあった1枚になりました。そして、ファンのみなさんに「そばにいるよ」という気持ちを伝えられる作品にもなりました。
リリース後には、発売記念のイベントも控えています。早くみんなに「元気になったよ」という姿を見せたいし、直接みんなの前で唄いたいですね。

<Text/長澤智典>

【CD概要】
「そばにいるよ」
2013年6月19日(水)発売


【初回生産限定盤】(CD+DVD)
品番:SECL-1324~1325 
税込¥1,500

※「ELISAオリジナル・メッセージカードA」封入

[CD]
1.そばにいるよ
作詞:ELISA
作曲:しほり
編曲:大久保薫
2.エマージュ
作詞:ELISA・渡辺 翔
作曲:渡辺 翔
編曲:前口 渉
3.for us
作詞:ELISA・矢吹香那
作曲:矢吹香那
編曲:前口 渉
4.そばにいるよ (Instrumental)

[DVD]
1.そばにいるよ (Music Video)
2.Special Interview
3.The Making of “そばにいるよ”


【通常盤】(CD)
品番:SECL-1326 
税込¥1,200

※初回仕様特典「ELISAオリジナル・メッセージカードB」封入

[CD]
1.そばにいるよ
作詞:ELISA
作曲:しほり
編曲:大久保薫
2.エマージュ
作詞:ELISA・渡辺 翔
作曲:渡辺 翔
編曲:前口 渉
3.for us
作詞:ELISA・矢吹香那
作曲:矢吹香那
編曲:前口 渉
4.そばにいるよ (Instrumental)


【期間生産限定盤《アニメ盤》】(CD)
品番:SECL-1327 
税込¥1,300

☆描き下ろしイラストデジパック仕様
初回仕様特典「ELISAオリジナル・メッセージカードC」封入

[CD]
1.そばにいるよ
作詞:ELISA
作曲:しほり
編曲:大久保薫
2.エマージュ
作詞:ELISA・渡辺 翔
作曲:渡辺 翔
編曲:前口 渉
3.for us
作詞:ELISA・矢吹香那
作曲:矢吹香那
編曲:前口 渉
4.そばにいるよ (TV Size)

●ELISA 公式サイト
http://www.elisa-smile.com/