明治初期・日本版「夏の夜の夢」
歌あり、ダンスあり、コントあり、レビューあり、何でもありのお芝居。
『ドリームジャンボ宝ぶね~けっしてお咎め下さいますな~』
そしてこのお芝居の中で座敷わらしが浮気薬を取りに行く時の決まり文句「ダッタン人の矢よりも早く」が出ると必ず登場するのが
蒙流(もうりゅう)ユニット“DA2-DANZIN[ダッタンジン]”
その大人気、噂の彼らが12月17日(月)12:00~都内某所にて、緊急初来日会見を開いちゃいました!!
会見ではオリジナルデビュー曲『ダッシュ&キック』も生初披露!!
初来日のDA2-DANZINを迎えるべく、どことなく緊張の走る会場。軽快なMC(「ドリームジャンボ宝ぶね」脚本家でもある、穴吹一朗)が登場し、会場は笑い声のあふれる和やかな雰囲気に。
MCに呼び込まれて記者、一般の観客の皆様の前にダッタンジンが姿を現すと、ボルテージは徐々にヒートアップ。初来日のDA2-DANZINにみな思い思いの熱視線を向けていた。
日本での活動のために予習していたのか、たどたどしいが一生懸命な日本語でそれぞれ挨拶をするDA2-DANZINの面々。
リーダーのSYO(矢崎広)を筆頭に、「ニッポン大好き」なTAI(林剛史)、「昨日秋葉原に行った」MICHIKY(辻本祐樹)、「今日は馬で来ました」ZAI(二瓶拓也)「今日は白線だけを通ってきた」HYUNの5人。なんと今回は通訳なし!日本のファンに向け、予習はばっちりなようだ。早速オリジナルデビュー曲、「ダッシュ&キック」を披露。
フォーメーションを組み、照明が暗くなる。曲が始まると、さっきまでのたどたどしい日本語はどこへやら、セクシーでアダルトなダンスと歌で観客を魅了する。観客も各々ペンライトを曲に合わせてふりながら、曲の世界を楽しんでいた。
曲の後はトークセッション。一度舞台裏で息を整えてから再登場するも、若干息の上がっている5人。その姿が今回のダンスの激しさを物語る。
そんな中でもMCの質問ににこやかに答える5人。ユニット結成のいきさつを聞かれると、「ハーン(モンゴルの王様)から『YOUやっちゃいなよ』と言われたから」とSYO。
一人が喋ればどんどん話が盛り上がり、会場は爆笑の渦に包まれる。あまりに息のあった掛け合いに、MCから、ボケ担当、ツッコミ担当など、ユニット内での役割があるのかという質問にTAIは「SYOは仕切り上手だよね」との言葉。
千人隊の隊長であるSYOはやはりグループ内でも仕切り上手なよう。そんなSYOから「TAIはやっぱりパシリだよね」との言葉がかかると「そうそう、パンと牛乳買ってきますよ。…っておい!なんでだよ!」と日本人もびっくりのノリツッコミを披露。
TAIはツッコミ担当のようだ。そしてMICHIKYは?とMCから聞かれると、投げキッスをして「お色気や」とのこと。どうやらMICHIKYは大阪弁で日本語を覚えたようだ。
そしてZAIは「集合時間担当」とのこと。みんなだらしないからZAIが仕切る、とのことにTAIがそんなことないよ、というと、「TAIが一番たらたらしてる」とZAI。若干ピリピリしたムードの漂う2人に会場も一瞬緊張が走るが、「楽しいね~!」と場を取りなすSYOの一言に、場が和らぐ。ここでもSYOは仕切り上手な一面をのぞかせた。
HYUNは?と聞かれると「僕はライスよりパンですね」との答えに一同ハテナ。自由なHYUNらしい回答であった。日本が大好きだというMICHKYはやおら立ち上がると「松島や ああ松島や 松島や」と松尾芭蕉の句を暗誦。
更に、銀座線の駅名を全部言えるとのことで相当な日本通であることをのぞかせた。ZAIはモンゴル相撲が好きなようだが、自分ではやらず、同じ釜の飯を食うのが好きだとのこと。ジグジドゥ・ムンフバト(横綱・白鵬関のお父さん)の話になると、「彼はモンゴルの英雄だ!」とメンバー皆目を輝かせていた。
ここでトークセッションは終了。集まったマスコミからの質疑応答へ移った。
「日本に来て、気に入っている日本語はありますか?」との問いにはTAI「すし」MICHIKY「わびさび」SHO「赤坂サカス」ZAI「みなまでいうな」HYUN「歩合制」とのこと。皆独特な言葉がお気に入りだった。「日本の女の子の印象は?」との問いにはTAIが「ここはお色気担当MICHIKYでしょ」と。
話を振られたMICHIKYは「そうね、みんなとても可愛い。一緒にたこ焼き食べたいね。あと、お会計のとき財布出さないね」というと、「そこはみなさんカットでお願いしますね…」とのMCからの注釈が。「日本人で知ってる人は誰ですか?」との問いにはSYOが、「伊藤博文。彼は日本で初めての総理大臣で偉大なひとです」との答え。
HYUNが「千円札の人だよね」というと、SYOが「千円大好き!」、「僕は、1万円の方が好き!」とTAIが答えると、またもMCから「1万円からの下りはカットでお願いしますね」と注釈が。やんちゃな彼らにMCもたじたじだった。
「日本のアーティストで気になる人は?」との問いには「うーん、BIGBANG!」とTAI。日本のユニットではないが、蒙流の彼らにとって韓流ユニットはやはり気になる存在の様子。
上記のような記者からの質問にも快く答え、礼儀正しい5人。最後にリーダーSYOから日本のDA2-DANZINファンへのメッセージが。「今日はたくさん来てくれてありがとう。空港に着いた時もびっくりしました。あんなに人がいるとは思わなかったので。本当にありがとう。これから日本でも頑張りますので、応援よろしくお願いします」と温かいメッセージでしめた。TAIからも「1月6日から、青山劇場で待ってます!」とのコメントが。
続いてマスコミ向けのフォトセッションと囲み取材に。一般の観客の皆様もその様子を見守る。フォトセッション終了後、DA2-DANZINは一度去り、素顔の俳優たちとして、囲み取材が始まった。
「初めてお客様の前で踊った感想は」と聞かれると、口々に「めちゃくちゃ緊張した!でも客席が温かかったのでよかったです」とのコメント。しかし、「サングラスを外すタイミングがなくて困った」と林。矢崎は「外れたのでポケットに入れた」り、滝口は「途中でとれそうだったので下に置いちゃいました」とのこと。激しいダンスはやはり大変な様子。
「DA2-DANZINとしての目標はなんですか」との問いに矢崎は「こうやって会見をやらせてもらったり、かなり(舞台を)飛び出して色々やらせてもらっているのでありがたい」とのこと。二瓶が「みんなでモンゴル行きたいね」というと「行きたい!」と口々にいうメンバーたち。
「でもやっぱり最後は紅白出たいよね」と林が大きな野望を口にした。「稽古の進み具合は?」という問いには「今回いろんな方々がいて、本当にいいスパイスになっていて、1月6日の初日を迎えるのが楽しみです」と林。「笑いが絶えない現場です」と二瓶。「色んなチームがあるんです。神様チーム、妖怪チーム、明治維新チームなどあるんですが、そこだけで固まるのではなく、チームを超えて芝居の話をしたり、食事をしたり、とてもいいカンパニーだと思います」と矢崎。稽古の充実ぶりをのぞかせた。
最後に「そのモンゴルの衣装で踊るのは大変なのでは?」という質問に辻本は「ラクではないですね。でも大分慣れてきました」と涼しげ。「PV撮影では水を撒いていたので結構すべって大変でした」と林。あのPVの現場はやはり一筋縄ではいかなかったようだ。
以上でDA2-DANZIN緊急初来日会見は終了した。彼らは1月6日から上演される「ドリームジャンボ宝ぶね~決してお咎め下さいますな~」に出演する。彼らのさらなる活躍に期待が高まる。
【DA2-DANZIN[ダッタンジンとは?】
大モンゴル帝国にて王(ハーン)のために存在しているケシクたちにより結成
SYO(矢崎広)
実は王(ハーン)の御落胤。千人隊隊長
TAI(林剛史)
どんな時も隊長を補佐する有能な千人隊副隊長
MICHIKY(辻本祐樹)
TAI の幼なじみ。TAI の困った顔が大好き!
ZAI(二瓶拓也)
力士と同じ釜の飯。誰よりも早くパオを片付けるのが得意
HYUN(滝口幸広)
王(ハーン)の命令により仕方なく参加。
【舞台概要】
舞台『ドリームジャンボ宝ぶね~けっしてお咎め下さいますな~』
【東京公演】2013年1月6日(日)~1月13日(日)青山劇場 ※全10ステージ
【大阪公演】2013年1月26日(土) 梅田芸術劇場メインホール ※全2ステージ
【演出】板垣恭一
【脚本】穴吹一朗
【出演者】
植草克秀、矢崎広、木ノ本嶺浩、滝口幸広、辻本祐樹、林剛史、
中村龍介、小林且弥、前川紘毅、今奈良孝行、磯貝龍虎、輝馬、小林健一、佐藤貴史、岩﨑大、松田凌、
二瓶拓也、中山優貴、鳶野恭平、倉本発、鶴町憲、池田貴宏、赤木伸輔、
鳥居みゆき、長谷川純、久野綾希子、紫吹淳、左とん平
【ストーリー】
時は江戸時代が終わり、年号が明治となった頃。長州藩出身の伊藤博文ら、かつての勤王の志士と呼ばれた明治政府の人間たちが総理大臣の座を争って「とある山」へと迷い込む。その「とある山」には現在離婚調停中の妖怪ぬらりひょんとその妻雪女を筆頭に、百鬼夜行の妖怪たちがうじゃうじゃ。中でもいたずら好きの妖精パック(日本名「座敷わらし」)が、山に迷い込んできた政府の人間たちを不思議な薬草で大混乱に!?さらに歌う神様たちや踊る新撰組なんかもやってきて、山の中で人間と妖怪と神様の三つ巴!てんやわんやのお祭り騒ぎの夜が始まる!!ウィリアム・シェイクスピアの「夏の夜の夢」を日本人が日本人のためにスペシャルカスタマイズした、これぞ「日本の夜明け前の夢」
―伊藤博文はこの夜の出来事がなかったら総理大臣はやっていなかったであろう。(井上 馨 談)
【チケット料金】東京:S席9,000円、A席6,000円
大阪:S席9,000円、A席4,000円
【チケットお問合せ】03-6277-6622 る・ひまわり(平日11:00~19:00)
【東京公演主催】る・ひまわり/キョードー・ファクトリー
【大阪公演主催】る・ひまわり/キョードー・ファクトリー/梅田芸術劇場
●公式HP
http://dorijyan.com/
●「ダッシュ&キック」PV
http://youtu.be/8hmJitJWdgM