「言ったでしょ、オカマじゃなくて、オネェなの!」主人公が働くファッション雑誌の編集部にいる、“オネェ言葉”でしゃべる名物編集長・東郷譲治(通称・ジョージ)。明るくサバサバした姉御タイプの彼と一緒に多忙な毎日に追われている主人公。仕事の上司のはずなのに、女友達のように話せる距離感に心地よさを感じつつ、ふとした瞬間にみえる男らしい仕草に気持ちがざわめくのを感じていた……。
ちまたでも人気のオネェキャラに焦点を当てた、一風変わったCDが12月19日(水)発売! ジョージ役を務めた近藤 隆さんにお話をうかがってきました!
―収録を終えての感想をお願いします。
近藤 隆さん(以下、近藤):1時間近く、ほぼノンストップで収録しましたので……よくしゃべりました(笑)。とても面白かったですね。お話も分かりやすく、一つ一つのエピソードに区切られていましたし、それぞれスッと入ってくる感じで。「とにかく楽しもう」という気持ちで演じました。
―今回の企画内容を聞いた時の率直な感想をお聞かせ下さい。
近藤:「こんな企画があるんだけど」と聞いて「あ、別にいいよ」って感じで(笑)。オネェキャラは、今までに別作品でもやったことがありますので、「どういうお話になるのかな?」という部分に特に興味がありましたが、とても面白い内容でしたので、「じゃあ、とことん楽しんでやろう!」ということで(笑)。
―「オネェキャラ」と聞いて思い浮かべる有名人は?
近藤:今はマツコ・デラックスさんとかを思い浮かべますが、ファッション系だったり音楽系だったり、コラムニストだったりという方が多い印象を受けます。
そういう方々にお会いしたのも、オネェキャラの役をもらった時に、勉強をするために行った、というのがあります。今はただの飲み友達ですが(笑)。
―収録で苦労した点は?
近藤:収録中におなかが鳴ってしまって(苦笑)。それと水が欲しくなったりといった生理的なことはありましたが、中身については苦労することはなかったので、とにかく楽しくできました。
―このCDは、どういうシチュエーションで聴いて欲しいですか?
近藤:とにかく楽しく笑っていただければ、と思いますね。もしかすると一人で聴くよりも何人かで一緒に聴いた方が面白いかもしれませんね(笑)。
―今回の役作りのポイントをお聞かせ下さい。
近藤:彼(ジョージ)にはファッション業界で働きたい、という意欲がすごくあるので、そこの部分は強く出るようにしました。
―では、オネェキャラを演じる上でのポイントは?
近藤:これは、他の男性声優さんみんなにも言えることだと思うのですが、オネェキャラを演じるのは楽しくてラクだと思うんです。世間で言われている、オネェに近い呼び方をされている方々との違いを把握しておかなければ、できないかな、と思いました。その意識は強く持ちましたね。
―最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
近藤:ジョージ君はとてもかわいらしいキャラクターです。男性が敢えて女性を演じることによる色気を 感じていただければ嬉しいですし、男に戻った時にちょっとドキっとしてもらいたいですし、色々な楽しみ方をしていただきたいですね。
お話自体が純粋に面白いので、 先ほども言いましたが、みんなでワイワイ聴いてもらえたら嬉しいです。「今後もし続編が出ることになったら、どんな方がどんなオネェキャラを演じてくれるのか? 乞うご期待!」ということで(笑)。
<Text/ダンディ佐伯>
【CD概要】
『オネェCD ~ファッション誌編集長・ジョージ~』
2012年12月19日(水)発売
品番:KDSD-00599
税込¥2,100
●CD紹介サイト
http://www.team-e.co.jp/sp/onee/