たかはし智秋さん、上坂すみれさん、寺川愛美さんがパーソナリティを務めるラジオ『夜中メイクが気になったから』が、ラジオ大阪で放送中だ(※「響 – HiBiKi Radio Station -」でも配信中)。
これは、ラジオ大阪でのアニラジ枠「1314 V-STATION」が、今年15周年を迎え、「いかにもVステらしい、おもしろい」をコンセプトに生まれた番組。
パーソナリティも、『THE IDOLM@STER』でお馴染み、たかはし智秋さん、『パパのいうことを聞きなさい!』でお馴染みの新人声優・上坂すみれさん、アーティスト「愛美」の名でも活躍する新人声優・寺川愛美さんという、異色の組み合わせ。
3人は、これまでほとんど接点が無く、一緒にラジオをやるのも初めて。だが、番組では3人の自由なトークが全面に押し出されており、大人気だ。生放送も隔週の予定で行い、夜中のガールズトークがリアルタイムで楽しめるのも大きな特徴となっている。
今回は、収録前の3人に、突撃インタビューを行ったので、ここに紹介しよう!
●初めましてのあの人は?
──最初にこのメンバーで番組を始めると聞いて、どう思いましたか?
たかはし智秋さん(以下、たかはし):お話が出たのが4月ぐらいで、その時にメンバーを伺ったんですが、寺川愛美ちゃんが初めましてで、上坂すみれちゃんが、以前に1回、お会いしたことがあって……。まあ、心配したのは年齢差ですね。私、今年35歳になったのですが、(※本人希望年齢23歳)彼女達は20歳で、なんのお話ができるだろうかって。30分とはいえ、されど30分だよって。
でも、いざ最初の収録(2012年6月3日生放送)に行ったら、2人がメチャクチャ大人でした。
私が、ちょっと話を投げると、素敵な答えが返ってくるので、「今の子はしっかりしてるなー」と(笑)。私の頃は、わんわんきゃっきゃっていう雰囲気だったんですけども。ねえ、子猫ちゃん達~?
上坂すみれさん(以下、上坂)&寺川愛美さん(以下、寺川):(笑)。
寺川:2人共、初対面だったんですが、でも、前々からお噂はかねがね聞いていたので、ちょっとカオスな番組になることは重々承知だったんですけども……。
──えっ、お噂というのは?
寺川:いやまあ、智秋姐さんは、爆裂セクシーみたいな。で、やんちゃだと。これはちょっと、先輩にこう、やられるんじゃないかと。
たかはし:きゃはははははっ(笑)。
寺川:びくびくしてたんですけども、実際会ったら、すごい大人の魅力で、すごい安心しました。で、すみれちゃんはなんか……(笑)。
上坂:特にないの?
寺川:すみれちゃんは、色んな雑誌とか動画とかで拝見していたんですけども、噛み合うのか心配で……。で、実際しゃべってみたら、全然、噛み合わない、どうしようって思って……。
上坂:(笑)。
寺川:でもこれは逆に、すごい仲良しな未来が待ってるんじゃないかと。
たかはし:マイナスから始まったほうが、プラスに行きやすいみたいな。
上坂:今はマイナスだよみたいな(笑)。
たかはし:もうちょっとヨイショしようや(笑)。
寺川:でも私、可愛い人が大好きなんで、ずっと傍にいてほしいと思います。
たかはし:うん、100点のカンペだ!
上坂:もっと思うまま言って下さいな。
寺川:(笑)。もっとね、すみっぺとは、本音トークをできたらなと思います。
たかはし:いや、逆にずっとこのままの距離でいてほしいね。見えない壁が面白いんだよ!。
寺川:突き破りたい、いつかは。
上坂:いや、破れない気がする。
寺川:あきらめちゃう? どうしよう、突き破ってきたら。相当、血まみれになる(笑)。
たかはし:(寺川さんは)活発だけど、繊細。(上坂さんは)おとなしそうだけど、ガンガンガンって感じ。すごいパンチ力。
上坂:いやいや、殴った覚えはないですよ。
たかはし:いやいや、常にアッパーでしょー。
──上坂さんは、最初に話を聞いた時は?
上坂:そうですね、愛美さんは初めてお会いしますし、たかはしさんも一度、ラジオでお世話になったんですが、なんか迷惑をかけた記憶があるので、大丈夫かなーって……。
たかはし:えーウソー。
上坂:ウソです。
たかはし:ほらぁ。
寺川:すぐウソつくー(笑)。
上坂:私、基本的に先のことを深く考えない様にしているので、この番組のことを聞いた当初は、これから始まるんだー、よし頑張ろーみたいな、何の対策もしていなかったので……。
たかはし:誰が来ても眼中にないと。
上坂:違うんですよー。もうー。
寺川:番組には、何の思い入れもないと。
たかはし:これがアッパーですよ(笑)。
上坂:いやー、アッパーなんかやったことないですよー。いつのまにかアッパーになってますけど。
たかはし:常にオンリー1、で、ナンバー1!
上坂:それは、当たっているかもしれません。
たかはし&寺川:あはははははははっ。
上坂:あっ思い入れありますよ!私、番組公式ページで、この3人のイラストを描いたんですよ。それで、お2人の特徴をうまく描こうと思って、色々写真を調べたりして、予備知識を深めたっていう感じです。
たかはし:私にいたっては写真を撮らせたからね。私のチャームポイントはここ(自身の胸元を指して)って言ったら、“凹凸を私、描いたことがなくって~”と言うので、じゃあ分かった、はいって(むんずと持ちながら)、乳母がオッパイあげてるみたいなポーズをしてしばらく静止。素敵な谷間を描いてくれました。彼女の絵の幅を広げられて嬉しいです!
上坂:いつも、服に隠れている状態しか描いたことないですから。野性味のある感じでした。
●それぞれが担当するコーナーはこれ!
──コーナーについてお聞きしますが、それぞれご自身のコーナーをやってみて、どんな手応えがありますか?
たかはし:私の「Yes!智秋クリニック」は、ご自己満コーナーです(笑)。私が、“Repeat after me”って言って、大人の女性に必要なことを2人に教えちゃう。で、この子達のファンが喜んでくれるといいなぁと思います(笑)。でも2人とも大人だからやってくれるんですよ。結果エロ寒~いお姉さんが、アハハン~って言って、よく分からないまま終わるという。非常に楽しいです(笑)。
──寺川さんはコーナーが2つありますよね?
寺川:「夜中ブシロードが気になったから」(※ブシロードについて、寺川さんが様々なことをレポートする)は、今後、内容もつめていこうかなと。どうしたら面白くなるかとこう、考えていきたいと思います。
上坂:是非、ブシロードの傘下にある新日本プロレスの研究をしてきてください(※寺川さんは、ブシロードのスピンアウトカンパニー・響の所属)。
寺川:プロレス好きだもんね~。
上坂:そしたら、仲良くなれる!
たかはし:プロレス(笑)。
上坂:共通の話題がないと、みたいな(笑)。あっ、でも楽しみにしています。
寺川:うん分かった。で、「こんなの変ドリクス」(※リスナーの心の叫びを、代わりにシャウトするコーナー)は……。
上坂:これは名物コーナー! 大好きです。
寺川:なんかもう、自分の思うロックっていうか……。
たかはし:ロックというかパンクス(笑)。
寺川:あっ確かに。
たかはし:なんでも許されそうだよね。
寺川:(笑)。あれもう、自分のやりたいようにやってるコーナーなんで、みんなが面白いって言ってくれるのは嬉しいです。
上坂:私のコーナー「こだわりマッシュ・ルーム」は、私が、キノコが好きなので……。
たかはし:皆さん、これ下ネタじゃないんで(笑)。
上坂:じゃないんですー。キノコは、自然の宝ですからー! もー!いっつもこのコーナーが始まるたびにバカにしてー。
たかはし&寺川:(笑)。
上坂:要するにリスナーさんのこだわりを、私がキノコに例えて形容しましょうってコーナーなんです。キノコって、まあ、きくらげもキノコですからね。色んなキノコがあるんです。
たかはし:なんできくらげが出てきたのか分からないですが、こう、取り留めの無い説明をしていって、結果、みんなを癒すんだよね。
上坂:ホントですか?
寺川:可愛いよ。
上坂:皆さんのこだわりを読むのが面白いです。いやー、こだわりは、人間に生まれないとできないですからねー。
●ラジオの面白さって?
──では、皆さん、声優として色々なお仕事をされていますが、ラジオというお仕事の面白さってなんだと思いますか?
たかはし:初めてラジオの仕事をいただいたのは、丁度11年ぐらい前かな。でも生放送はここ最近ですね。やっぱり生放送コンテンツってなくならないじゃないですか。それにこだわっているスタッフさんもいらっしゃるし。
いくら面白い話でも、一瞬の間で鮮度を失い、とたんにつまらなくなってしまう。なぜならば、トークはデリケートで、盛り上がるも盛り上がらないも、その時しだい。トークはナマモノだと。それがラジオの醍醐味! つまり、みんな生がお好き(ハート)!
一同:(笑)。
寺川:ラジオは、わりとデビューから、欠かさずやらせていただいてるんですが、自分を知ってもらえる場かなと。アニメとかではキャラ(役)だけど、自分の中身を知ってもらえるいいコンテンツだなと思います。だからこそ、うわべだけの会話は絶対にしたくないというか、こう、女の子同士がキャッキャしてるのも可愛いですけども……。
たかはし:真面目か!
寺川:(笑)。なんか冷静になっちゃってて……。
たかはし:ラジオのドコが好きなの?
寺川:なんか、内容が真剣でもふざけていても、ホントに面白い会話がしたいというか。そこはいつも、どうしたら伝わるかとか、話し方とか、研究するようになりましたね。
上坂:私、話に全然とりとめがなくって、結果的に、時間がえらいことになるので、難しいなあって。それに、1人でやるラジオが多かったので、この番組みたいに、3人で喋るっていうのは、自分がどのくらい喋って、どのくらい聴いていればいいのかって、すごいお勉強になります。
あと、この人はこんな感じでものを考えるのかって、面白いです。おしゃべりって、人の鏡みたいなものだと思います。
あとそうですね、生放送って、ツイッターのハッシュタグで、実況をしてくださる方が結構、いらっしゃるんですよね。あれをみるのがすごい好きで、私が皆さんの前にいるような気分になれて、楽しいです。
たかはし:なんか、情報うすいなぁ~。
上坂:えっ、後、何か言ったほうがいいですか?
たかはし:可愛い。
上坂:いや、それで解決したらいけない!
たかはし:前向きですね。
寺川:上昇志向!
上坂:話まとまらないですってー。
たかはし:そこが可愛いといわれているうちは、それでいいよ(笑)。
上坂:いや、だーかーらー。
たかはし:いいんだよ、生き急ぐなよ。
上坂:生き急いでるんですよー。
たかはし:何故!
上坂:寿命は短いですからー。
たかはし:(笑)。謝ってよ、私、×歳年上なのよ!
一同:(笑)。
●かしましい(?)ガールズトークを聴いて!
──では、最後にファンへのひとことお願いします。
たかはし:本音トークまんさいの、素敵な女同士の時間を聴いて欲しいです。タイトル通り、みんなが気になるラジオをお届けできたらなと思っています。うん、お願いだから気になって、そしてお願いだから聴いて、Yo!チェケラー! 以上です(笑)。
寺川:まだ、3人が打ち解けてないので……。
──えええええっ!
たかはし:あははははっ。
上坂:そこにつきるんですね!?
寺川:各々、自分はこうだっていうのを出し切れてない部分があると思うんですよ。
たかはし:いや、出てるよ。
上坂:出てるから打ち解けられない?
寺川:ああ、そうなのかな。
たかはし:それでいいんだよ。
上坂:たぶん。
たかはし:たのしいYo~♪
寺川:でも、自分のココもみせたいってところもあると思うんです。私はあるんですけども、これからどんどん出していけたらなと思ってます。
たかはし:若さはちきれる発言ですよ。
寺川:3人のいいところ全開なラジオにしたいと思います!
上坂:うん。
たかはし:これからも頑張るっていうことでね。
上坂:そうですね、なんて形容すればいいですかね。不協和音のいい言い方ってないかなー。
寺川:ないよ、不協和音が出ちゃったら(笑)。
上坂:不協和音が織り成す絶妙なハーモニー?
寺川:あっなるほど!
たかはし:ひっちゃかめっちゃかかもしれないけども……。
上坂:パンクな奴らが集まって……。
たかはし:でも、どっかなんか、強いもので結ばれてる気がするんだよね。だから、手応えハンパないし、だから新鮮でいられるんじゃない?別に馴れ合わないしね。
上坂:結構、切れ味鋭い感じですよね。
たかはし:みんなハッキリ言うしね。
寺川:みんな、ザクッってやられても、すぐにファァァァァってヒール(治癒)される(笑)。
上坂:はやっ(笑)。
たかはし:“あっ、ゴメーン”とかないもんね。
寺川:確かに(笑)。
上坂:斬り合った後は……。
寺川:各々で回復して帰る(笑)。
上坂:そういうエッジのきいた感じを、皆さんも聴いていただけたら、元気が出るんじゃないかなって思います。
寺川:逆に、信頼関係があるからこそ言い合えると。
上坂:切っても切れないですね。
たかはし:目に見えない信頼関係があると思う。
寺川:だって、すみっぺとか、斬っても傷つかないだろうなって思う信頼があるから。
上坂:よく分かってくれましたね。
寺川:(笑)。
上坂:斬ってもすぐ再生する。
たかはし:でも(上坂さんは寺川さんに)敬語。表面的にはどっちなんだっていう。
上坂:それは長年のクセだからしょうがないんです。でも、愛美さんは最近、私にタメ語を使ってくれるんです。そんな感じで、いろんな刃が勢揃いの楽しい番組です。よろしくおねがいします。
──ありがとうございました!
<Text・Photo/小俣 猛>
●「夜中メイクが気になったから」番組詳細(ラジオ大阪)
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●「夜中メイクが気になったから」番組詳細(響 – HiBiKi Radio Station -)
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