“ネオロマンス”シリーズの最新作発表も行われた『100万人の遙かなる時空の中で』完成披露会レポート
コーエーテクモゲームスが2012年8月にMobageでサービス予定のソーシャル恋愛カードゲーム『100万人の遙かなる時空の中で』の完成披露会が、2012年7月28日（土）に神奈川県・パシフィコ横浜で開催された。完成披露会には『100万人の遙かなる時空の中で』の声優陣を代表して、イノリ役の高橋直純さんと、永泉役の保志総一朗さんも登場。完成披露会ではさらに、“ネオロマンス”シリーズの最新作の始動がサプライズ発表された。
完成披露会では、まず、コーエーテクモゲームス 取締役名誉会長・襟川恵子氏が登壇し、「『100万人の金色のコルダ』がまもなく1周年を迎え、第2弾として“ネオロマンス”シリーズの中でもっとも人気のある『遙かなる時空の中で』を配信させていただくことになりました。『100万人の遙かなる時空の中で』は、「より美しく、より新しく、より楽しく」をモットーに開発してまいりました。
ゲームの進行はすごろく形式で、そこにカードゲームの要素を取り入れた、今までにないタイプのゲームとなっております。初心者の方はもちろん、『遙かなる時空の中で』を遊んでくださった方も楽しめる内容となっております。また、新たな企画もご用意しておりますのでご期待ください。」と挨拶した。
続いてはディレクターを務める園部知子氏から『100万人の遙かなる時空の中で』についての概要の説明が行われた。
イラストはもちろん水野十子（みずのとおこ）氏のデザインで、そして気になるキャラクタボイスについても、もちろん家庭用ゲーム機版同様、三木眞一郎さん、関 智一さん、高橋直純さん、宮田幸季さん、中原 茂さん、井上和彦さん、保志総一朗さん、石田 彰さんなどの声優陣が担当するとのこと。
さらに、本作では、新たなシナリオ・スチル・そして音声が用意されているとのことなので、美麗なスチル絵と新規ボイスで、これまでのシリーズファンはもちろん、初めて『遙かなる時空の中で』シリーズを遊ぶ人にも楽しめる作品となりそうだ。
さらに、今回新たな企画として、新登場のキャラクタの詳細をファンの投票によって決定するという企画が行われることも発表された。
“妖狐”と“豆ダヌキ”という2キャラクタについて、それぞれ2つのグラフィックが用意されており、ファン投票によってどちらのグラフィックが採用されるか決定するとのこと。
そして、Mobageにて配信中のソーシャルゲーム『100万人の金色のコルダ』との連動企画が予定されていることも明かされた。片方のタイトルでレベルが一定値に達すると、もう片方のタイトルでアイテムがプレゼントされる予定とのことだ。
そして制作陣からの挨拶の最後には、スペシャルサプライズ、“ネオロマンス”シリーズの最新作始動の発表が行われた。
映し出された新作のティザー映像には、「忍び」、「惑わせ」、「乱世を翔ける」というキーワードが映し出された。
『アンジェリーク』、『遙かなる時空の中で』、そして『金色のコルダ』に続く新タイトルは、9月15日（土）、16日（日）に開催されるイベント「ネオロマンス・フェスタ ～遙かなる時空の中で＆金色のコルダ～」にて正式な発表が行われるとのことなので、詳細を待とう。
制作陣からの発表が行われた後は、『100万人の遙かなる時空の中で』の声優陣を代表して、イノリ役の高橋直純さんと、永泉役の保志総一朗さんが登場し、作品への思いを語ってくれたのでご紹介しよう。
――ご自身が演じているキャラクタについて教えてください。
高橋さん：イノリは、鍛冶師の見習いで、15歳の、まっすぐで明るくてやんちゃな少年です。家族思いで、弟分の面倒見もいいです。
言いたいことをズバッと言ってしまうので、空気読めない時もたまにありますが(笑)、それが良い潤滑油になっている感じで、個人的にも好きなキャラクタです。
保志さん：永泉は、身分は高いですが、心の優しい少年です。気の弱いところや繊細すぎるところがあって、後ろ向きなキャラクターかもしれませんが(笑)、可愛いキャラクタです。女性をキュッとさせるキャラクタですかね。物事をマイナスに考える傾向があるんですが、後ろ向きながらもいじらしく頑張っているところは見習いたいキャラですね。
――『100万人の遙かなる時空の中で』で、新たにキャラクタボイスの収録を行われたとのことですが、その際に何か意識した点はありましたか？
高橋さん：いままでガムシャラなキャラクタとして演じてきましたが、『100万人の遙かなる時空の中で』では、自分が恋をしていることに気づいてしまい、相手を想ってキュンとする表情などが登場したりして、大人っぽくて驚きました。本作では、ちょっと成長したイノリを楽しめると思います。
保志さん：初めて永泉を演じた当時は、「雅な感じで」と指示されたので、結構神経を遣って、高貴な感じのキャラクターを演じました。その後、『遙かなる時空の中で』シリーズで色々な役を演じたので、初めて演じた当時以上に差をつけなくては、と気をつけました
。純粋さをメインに押し出す可愛らしいキャラクターであることを意識してアフレコを行い、はじめて永泉を演じた当時の感覚が戻ってきた気がしました。新スチルや新たなセリフなど、よりラブ度が増したかなと思います。ピュアでありつつも、大人なカンジです。
――『遙かなる時空の中で』シリーズが初のソーシャルゲームとなりましたが、感想をお聞かせてください。
高橋さん：携帯で手軽に楽しめるのが魅力ですね。これまでシリーズを全く知らなかった人も、今だからこそ気軽に楽しんでもらえるんじゃないかな。これまでのシリーズファンの方も、“いつでも一緒にいれる”し、好きなキャラクタからいつでも力をもらうことができる。すごい時代になったと思いますね。
保志さん：僕自身、携帯でゲームを遊ぶことが多いのですが、「あ、まだ出てなかったんだ」という印象でした。手軽に楽しめるソーシャルゲームに、キャラクタボイス付きの『遙かなる時空の中で』シリーズがようやく登場したのは、嬉しいです。
――もしも『100万人の遙かなる時空の中で』の登場キャラクタと仲良くなるとしたら、誰と仲良くなりると思いますか？
高橋さん：これまでもこういう質問をたまにされてきましたけど、その時のシチュエーションによって色々と答えが変わりますね。本当は八葉全員に会いたいんですが(笑)、特に頼久と仲良くなりたいですね。真面目でかたぶつなキャラなので、一緒にご飯を食べてお酒を飲んだら、心の内をとつとつと語ってくれるかもしれないかなって。
保志さん：どのキャラクタも、キャラクタボイスを演じている声優さんのイメージが強いんですよね…(笑)。高橋さんのイメージに近いイノリとは親しくなれるかもしれませんが、もしかしたらウザがられるかもしれません(笑)。
――改めて、お二人の『遙かなる時空の中で』シリーズへの想いを聞かせていただけますか。
高橋さん：10年前に『アンジェリーク』のイベントステージに出演した時から色々とお仕事をさせていただいています。『遙かなる時空の中で』シリーズがなかったらどうなってたんだろう、と思うぐらい大きな作品です。もはや身の一部と言いますか、体の半分ぐらいにイノリたちがいるんじゃないかと思うくらい(笑)、いつでも横にいてくれるような、そんな存在ですね。
保志さん：これだけ長く同じシリーズ作品で仕事ができることはなかなかありませんので、ないのは考えられないくらい大きな作品です。続編という繋がりより、新たな世界が登場したり、色々な広がりを見せていて、新しいキャラクタとの出会いは家族が増えていくような、切っても切り離せない、語り尽くせない存在ですね。
――最後に、これから『100万人の遙かなる時空の中で』を遊ぼうと思っているファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。
高橋さん：年代を越えて多くの方に愛していただき、感謝しています。『遙かなる時空の中で』シリーズは、時空を越えて色々な場所へ行くという体験ができる作品です。非日常という世界観なんですが、なぜかすぐ傍にいてくれるような、プレイしているうちに元気が出てきたり、ときめいたりできる作品です。「何か足りないな」って思っている時にプレイしてもらえると、日常に彩りを添えてくれる作品だと思いますので、ぜひ手にとって遊んでみてください。
保志さん：ソーシャルゲームになってより手軽にプレイ出来るようになり、八葉との恋愛も、昔よりもスピーディな展開で楽しめます(笑)。初代から12年が経過しましたが、初めてシリーズに触れる人には、「こんな展開があって、こんなにキャラクタがいるんだ！」と楽しんでもらえたら嬉しいです。今後とも末永くよろしくお願いします。
＜Text・Photo／内田 希＞
【ゲーム概要】
Mobage版『100万人の遙かなる時空の中で』
○ジャンル： ソーシャル恋愛カードゲーム
○サービス開始日：2012年夏予定
○ 対応機種：
【フィーチャーフォン】
・docomo、au、SoftBank：Flash Lite 1.1 以上対応機種(一部機種を除く)
【スマートフォン】
・Android：Android2.2 以上の、FlashPlayer 搭載機種（一部機種を除く）
・iOS：iOS4.3 以上の、iPhone4S/iPhone4 または iPhone3GS
※標準ブラウザのみサポート
※タブレット系端末を除く
○ 価格： 基本プレイ無料（アイテム課金）
○ 権利表記： キャラクターデザイン／水野十子
※ 記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
●『100万人の遙かなる時空の中で』公式サイト：
http://www.gamecity.ne.jp/100haruka/
キャラクターデザイン／水野十子
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