【プレゼントあり】豪華クリエイターとのコラボにも注目！ ６月２７日（水）に２ndアルバム『ＦＯＲｅＳＴ』を発売するmao インタビュー
アニメ「薄桜鬼」の主題歌など、さまざまなアニメソング・ゲームソングを担当しているｍａｏさんが、６月２７日（水）、２ｎｄアルバム『ＦＯＲｅＳＴ』をリリースした。
「薄桜鬼 碧血録」のＥＤテーマ「茜空に願ふ」といった人気曲をメインに、新曲も２曲収録した、豪華な１枚。リリース日直前のｍａｏさんに、作品の魅力について語っていただいた。
−まずは、アルバムタイトル『ＦＯＲｅＳＴ』に込めた意味から教えてください。
ｍａｏさん（以下、ｍａｏ）：『ＦＯＲｅＳＴ』には２つの意味があるんですが、１つ目は、ＦＯＲｅＳＴのスペルをバラバラにして、ｆｏｒ（あなたに）ｒｅｓｔ（休息）、”アルバムを聴いてくださったあなたにひと時の休息を”という意味。もう１つは、１ｓｔアルバムから２年が経って、いろいろな曲がアーティストさんと出会い、いろいろな経験をさせていただいた”今のｍａｏが奏でる音楽の森”という意味があります。
−収録曲の多くが「薄桜鬼」のタイアップ曲となっていますが、ｍａｏさんにとって、この作品との出会いが特に意味のあるものだったということでしょうか？
ｍａｏ：そうですね。「薄桜鬼」は、女性に応援していただくきっかけを作ってくれたアニメ・ゲームですし、歌に関しても新たな表現法を発見させてくれたというか、自分の音楽の幅を広げてくれた作品なので、本当にかけがえのない存在になっています。
−ｍａｏさんはご自身でも作詞をされますが、他の作詞家さんが作った曲を歌うのは、どのような感覚なんですか？
ｍａｏ：自分で歌詞を書かせていただいたものに関しては、その歌詞を書いている最中から「どういう風に歌おう？」と考えながら書いているんですけど。
「薄桜鬼」の曲を歌うにあたって、さまざまな作詞家さんとお仕事をさせていただく時は、「薄桜鬼」の歌詞の世界観は日常の会話では出てこないような古来からの美しい日本語が出てくるので、それらの聞き慣れない・言い慣れない言葉を自分の中できちんと飲み込んで、自分のフィルターを通して自然に歌うように心がけています。
あと、和風な曲調というのも「薄桜鬼」の楽曲の特徴なんですが、こちらも普段は和風な曲を歌うことがなかなかないので、新鮮な気持ちになりますね。例えば、『桜花の如く』はアップテンポなロックなんですけど、その中にもしっかりと「薄桜鬼」らしい和の要素が入っている”和ロック”で、そういう独自の音楽を自分なりにどう表現しよう？と考えながら歌うのは、すごく楽しかったです。
−「薄桜鬼」は幕末を舞台にしている作品ですし、そのメッセージ性についても意識して歌われたんでしょうか？
ｍａｏ：そうですね。綺麗な男の子達がいて、女の子がいて、想いを馳せる……というストーリーもありつつ、やっぱり新撰組という実在した人達の話ということで、物語の筋もしっかりしている作品なので、そこはちゃんと理解して歌わないと薄っぺらいものになってしまうなっていうのは感じました。
でも、私はもともと坂本龍馬がすごく好きで、新撰組のことも知っていたので、「薄桜鬼」の世界観にもスッと入り込んで歌えたと思います。
−また、『キミのそばで』『キミがくれたモノ』『カケラ』の３曲は、PSP用ゲーム「神なる君と」に対して、ｍａｏさんが作詞された楽曲になります。こちらはどのように制作されたんですか？
ｍａｏ：私が物語のタイアップの歌詞を書かせていただく時は、主人公達の想いや物語の世界観を大切にしながらも、物語を離れても聴けるような歌詞にしたいなと思っていて。「神なる君と」は、ある日愛する人が神様になってしまうという、非日常的なファンタジーのお話なんですけど、歌詞としては、普通の恋愛の歌詞になっているので、「神なる君と」を知らない方が聞いた時にも感情移入していただけるんじゃないかなって思います。
レコーディングでは、私は今までガッツリニュアンスをつけて歌うのが好きというか、悲しい曲だったら悲しさが明確に伝わるような歌い方をしがちだったんですが、今回はただ立ち尽くして淡々と歌っている哀しみを表現しようと、時間をかけて録りました。こういう歌い方は新境地でしたね。
−ｍａｏさんのオリジナル曲としては、シングル『茜空に願ふ』のカップリング『詩音』、『Ｉ’ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ ｆｏｒ ｙｏｕ』、『森の向こう 光のさき』が収録されています。中でも、『Ｉ’ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ ｆｏｒ ｙｏｕ』『森の向こう 光のさき』はこのアルバムのために制作された曲だそうですね。
ｍａｏ：このアルバムを作ることになった段階から、他のアーティストさんとコラボをしたいと思っていて、『Ｉ’ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ ｆｏｒ ｙｏｕ』は事務所の先輩のＣｏｏＲｉｅのｒｉｎｏさんに、『森の向こう 光のさき』はプライベートでも仲の良い霜月はるかちゃんに作曲をお願いしたところ、コラボが実現しました。
しかも、２人とも「お願いします！」って言ったそばから「どういう感じの曲がいいかな？」って言ってくれて、それぞれの活動もあって忙しい時期だったにも関わらず、すぐにデモを作ってきてくれたんですよ。嬉しかったですね。
−『Ｉ’ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ ｆｏｒ ｙｏｕ』は温かな愛情を感じられる曲ですよね。
ｍａｏ：そうなんです。『Ｉ’ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ ｆｏｒ ｙｏｕ』は、デモをいただいて聴いた時にｒｉｎｏさんへの感謝やいろんな感情が込みあげてきて、そのテンションのまま、２時間くらいで歌詞をバーッと書き上げたんです。でも、当初、この曲は『ＦＯＲｅＳＴ』というタイトル曲としてもっと抽象的な内容の歌詞にしようと思っていたので、感情的に書き上げた歌詞は一晩寝かせることに。
だけど、翌日冷静になって歌詞を読み返したら、”きっとこれが私の今の素直な気持ちだし、今までもどちらかといえばストーレートな歌詞を敢えて選んできた私が、２ｎｄアルバムを出すにあたってこれを１曲目に持ってくるっていうのは実はすごく自然なことなんじゃないかな？”って自分の中で浄化できた部分があったので、『Ｉ’ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ ｆｏｒ ｙｏｕ』っていうドストレートな歌詞のまま行くことにしました。
−レコーディングでも、感謝の気持ちを最大限に高めて歌ったんですか？
ｍａｏ：もう、やばかったですね……！歌っていると、ｒｉｎｏさんへの感謝とか……”いろいろなことがあったけど、ファンの人が支えてくれたんだよな”とか”たくさん我儘言ったけど、スタッフさんがいつも傍にいてくれたんだよな”とか、いろんな想いが溢れてしまって、途中で涙が出てきちゃうんですよ。
だから、何度かレコーディングが中断して、”泣き終わり待ち”っていう謎の時間が出来たんですけど（笑）。そのくらい、素直にまっすぐ歌えて、今までのｍａｏとはちょっと違うのかなって思いました。
−逆に『森の向こう 光のさき』は、歌詞に”森（ＦＯＲＥＳＴ）”が出てきたり、ファンタジックな雰囲気の曲になっていますね。
ｍａｏ：そうですね。曲を作る前から、ファンタジックな世界観をしっかりと持っているはるかちゃんと、現実的な世界観を表現しようとしている私が、コラボして１曲作ったらどんな感じになるんだろう？っていう興味はあって。
歌詞も、はるかちゃんと「こういう曲にしたいね」って話をしていた時点で、私の中ではこの曲を『ＦＯＲｅＳＴ』の１番最後に収録したいなって決めていたので、”まだまだｍａｏの世界は終わらないんだよ”っていう未来への希望を感じさせるような内容にしました。
はるかちゃんとは普段から音楽について語り合ったり、いつも刺激をもらっているんですけど、そんな彼女と一からじっくり話し合って作り上げた曲なので、『森の向こう 光のさき』は思い入れの強い１曲になりましたね。
−レコーディングはいかがでしたか？
ｍａｏ：レコーディングも、忙しい中はるかちゃんもガッツリ付き合ってくれて、間奏ではコーラスも入れてくれました。普通、コーラスは間奏やサビでちょろっと入っているものなんですけど、今回は１曲全部にコーラスが入っているんですよ。はるかちゃんとだから、そういう実験的なこともできたんですよね。それに、コーラスのラインなども、はるかちゃんとアレンジャーさんと３人で膝を突き合わせてじっくり考えたので、”前よりも音楽と向かい合えたな”という実感があります。
−今回、さまざまな実験をしてみたことで、今後新たにやってみたいことも見えてきましたか？
ｍａｏ：そうですね。今までは安瀬さんとタッグを組んで曲を作ることが多かったので、”こういう曲だったら、こういう歌い方だな”とか”ｍａｏちゃんはこういう風に歌いたいだろうから、こういうメロディラインにしよう”とか、お互いの中でパターン化が進んでいたような気がしていたんですけど、今回、ｒｉｎｏさんや霜月はるかちゃんを始め、さまざまなアーティストさんやクリエイターさんとコラボさせていただいて、新たに気づくことや、挑戦心、新鮮な気持ちを感じられたので、今後も積極的にコラボレーションしていきたいと強く思いました。
−挑戦という意味では、『メトロ』もすごく挑戦されていますよね！こんなに可愛らしい声で歌うｍａｏさん、新鮮でした。
ｍａｏ：『メトロ』は可愛い女の子のキャラクターが出てくるゲーム（『メルルのアトリエ』）の曲でもあるし、作曲者の柳川さんに「とにかく可愛く歌ってください」って言われたんですよ。しかも、柳川さんって、メガネをかけていてすごく真面目そうな方なんですけど、そんな人が「僕、振りも考えてきたんです！」って可愛く踊りながら歌ってくれたので、私も応えるしかないなと思いまして（笑）。
今までは情感豊かに歌うことが多かったんですが、この曲に関しては、自分自身も遊び心を持って楽しく歌いましたね。
−これだけ振り幅のある曲が入っていると、曲順を考えるのも大変だったんじゃないですか？
ｍａｏ：そうですね。やっぱり『メトロ』をどこに入れようっていうのはすごく悩みましたね。曲順を３０～４０通り考えて、その都度ｉＴｕｎｅｓに入れて、通して聴いてみて。「これじゃ休息できないな…」とか１人でぶつぶつ言いながら、ようやく「これだ！」って思えたのが、今の曲順でした。
今回はものすごくロックだったり、ものすごく可愛い声で歌っていたりと、楽曲の振り幅が１ｓｔアルバムよりもさらにあるので、曲順を決めるまでは大変だったんですけど、だからこそ、次の曲に行くごとに「おや？」って感じてもらえると思いますし、『Ｉ’ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ ｆｏｒ ｙｏｕ』のように私が今まで聴いてきた音楽のルーツがわかる曲もあるので、薄桜鬼でｍａｏを知った方も、それ以外の方も、「おや？」っていう驚きと「なるほどね！こういう音楽が好きなんだ」っていう新たな発見、さまざまな角度からｍａｏを知っていただける良い機会になったと思います。
−今作『ＦＯＲｅＳＴ』は今のｍａｏさんにとってどんな１枚になったと思いますか？
ｍａｏ：自分の中で、音楽とちゃんと向き合えたというか、今までよりも音楽と仲良くなれた１枚かなって思います。音楽と向き合えたからこそ苦しいこともたくさんあったんですけど、その中でも「私は歌を歌うことが好きで、音楽が好きなんだ」って改めて気づけたので、本当に私が伝えたいこと、私が思っていること、私がやりたいこと…、まさに今のmaoがギュギュっと凝縮されているアルバムになったと思いますね。
−ちなみに、７月にはリリースイベントも行われるそうですが、もしかすると踊っているｍａｏさんが見れる可能性もあるってことですか……？
ｍａｏ：まだどの曲を歌うかは決まっていないんですが、もしイベントで『メトロ』を歌うことがあれば、率先して踊りたいと思います（笑）。
＜Text／斉藤 碧＞
【CD概要】
『FOReST』
2012年6月27日（水）発売
品番：KDSD-00564
税込￥3,150
【イベント概要】
maoニューアルバム「FOReST」発売記念イベント開催決定！
2012年7月7日（土）
【神奈川】ららぽーと横浜 セントラルガーデン
http://yokohama.lalaport.jp/
開演
１回目１３：００～
２回目１５：００～ ※2回公演
7月8日（日）
【神奈川】ノースポート・モール（横浜） センターコート
http://www.northport.sc/
開演時間
１回目15：00～
２回目17：00～ ※2回公演
7月21日（土）
【兵庫】阪急西宮ガーデンズ ４Ｆスカイガーデン 木の葉のステージ
http://nishinomiya-gardens.com/
開演：16：30～
7月22日（日）
【大阪】あべのマーケットパーク キューズモール ３Ｆ スカイコート
http://qs-mall.jp/
開演：13：00～
7月22日（日）
【兵庫】ミドリJR尼崎駅店edion studio AMAGASAKI
http://event.edion.jp/
開演：17：00～
※観覧は無料です。
※アルバムをお買い上げの方を対象にサイン会を行います。
●mao オフィシャルサイト
http://www.peakasoul.jp/mao/index.html
【プレゼント】
maoさんのサイン入り色紙を１名の方にプレゼント！
ご希望の方は、「mao」（他のプレゼントも同様の募集方法をしているため、ご希望プレゼントを判別させていただきます）の後に1. お名前、2. 郵便番号・ご住所、3. お電話番号、4. 性別、5. 年齢、6. サイトを知った切っかけを『れポたま！』公式ツイッター＠repotama（https://twitter.com/repotama/）をフォローしていただいた上でDM（ダイレクトメール。お互いにフォローしている場合に使用可能な機能）にてお送りください。
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（※一つのアカウントで複数のプレゼントに応募可能です）
応募締め切り：2012年7月31日（火）23:59必着