その、ほもクロが6月9日(土)、東京・昭和島の宮地鉄工所にて『ほもいろクローバーZライブin工場』が開催!
あいにくの雨という悪天候の中ですが、大満員となる142人ものファンが集まりほもクロを応援しました。
イベントはちょっと危険な工場という事もあり、会場説明、イベントの説明から始まり、続いて「ほもクロ」の入場、各人の自己紹介……と続き、イベントが開始!
ビンゴ大会では各々好きな数字を読み上げるが、ディーノは「カードを配り忘れた……」。そして気を取り直すようにじゃんけん大会へ。最後まで勝ち残った一人に豪華景品がプレゼントされる、という内容だったが、「じゃんけんぽん、あいこでしょ、あいこでしょ……」と全員でじゃんけんをしてしまい収拾つかず。
「ライブっぽく歌えばいい。間が持てばいいから」というディーノの小声の提案により、まこりんが近藤真彦の『ブルージンズメモリー』を熱唱したが、ももクロとはまったく関係ない状況に(笑)。
「ももクロの曲で踊るとライブっぽくなる」という、またしてもディーノの小声の提案により「Chai Maxx」の振りつけをファンとともに練習……とグダグダな状況に(笑)。
と、そんな中「ちょっと待て~い!」との声の元、一部のファン(※)が突然ライブに乱入。(※実はDDTのレスラー)
そしてなぜか開始されるBGMが「ドナドナ」の椅子取りゲーム。椅子取りゲームであぶれた、ファンがほもクロメンバーを突き飛ばしてイスを奪いとるところから乱闘が勃発!
急遽「トリプルスレット9人タッグマッチ ファンチーム VS ほもクロチーム」の試合が開始された。
という事でイベントは工場プロレスに変わり(規定路線?)、試合はファンチーム(マイケル&松永&DJニラ)VS ほもクロチーム1(ディーノ&こうた&福田) VS ほもクロチーム2(まこりん&あっくん&彰人)で行われた。
ちなみにこのようにリングを使わず外の場所を使って試合をする形式を「路上プロレス」という。
路上プロレスの醍醐味は
・その現地の立地をうまく使い、試合が行われる事。
・現地の高い所から飛んで跳ねての大立ち回りや普通じゃ使わない道具を使っての戦いなど、路上だから見れる試合展開。
・今回の工場プロレスであっても、工場にあるフォークリフト・コーン・自動販売機・石灰(何と200度だとか!)・トラック・バンなどをうまく使われていた。
また、今回はあいにくの雨で地面はドロドロだったが、路上プロレスにおいては、それもプラスだったのかも。
泥んこになって試合する選手は、幼い頃汚れて楽しんだ自分たちを思い出す。
・各所で選手たちが試合を進めるため、すべて見る事は不可能。
それ故に自分の好きな選手、自分の好きな戦いを追っかけて見るため、音楽フェスのようなライブイベントの楽しみ方がある。
今回は9人での戦いという事もあり(途中ほかの人たちも乱入してましたが)各所で戦いが行われ面白いシーンを見逃せないと観客は必死に選手について行っていた。
●ほもクロの試合で特徴なのは音楽!
今回試合中、常に音楽がながれており(ももクロの曲はもちろん「祭」(北島三郎)や「Scatman」「ヤングマン」など)が流れる曲に合わせた試合展開が起きていた。
例えば「Chai Maxx」(ももクロ)が流れると、全員で試合そっちのけで踊りだしたりといった粋な(?)演出も。
そして「ココナツ」がかかれば、なぐる瞬間でも手をとめみんなでコーコーコーと踊る。ヤングマンがかかれば全員でYMCA……。などなど、これは体験してもらわないと楽しさが伝えづらいのだが、曲に合わせて選手だけではなく、観客も一緒に踊るぐらい盛り上がりを見せていた。
『ほもいろクローバーZライブin工場』の名に恥じない、音楽とショー(プロレス)のmixだった。
工場ライブ(プロレス?)を見せていただいて感じた事は
アーティスト(レスラー?)と距離が近くライブ感がハンパなく、とにかく楽しい。
試合が始まる前の小芝居的なフリや、目の前で選手同士の蹴りあいや技の掛け合いが見られる事など、面白いエッセンスが凝縮されており、プロレスファン以外でもエンターテイメントとして是非一度見てほしいと感じました。
【DDTプロレスとは】
1997年に旗揚げしたプロレス団体。DDTはDramatic Dream Teamの略である。
既存のプロレスの常識に全く囚われないオリジナリティ溢れるスタイルは、いつしか「文化系プロレス」と呼ばれるようになる。
プロレス史上類を見ない「プロレスをバカ正直に拡大解釈したらこうなった」という有り得ない世界観は、多くのコアなファンを生み続けている団体です。
☆DDTプロレスは8月18日(土)に武道館大会を控え精力的に活動中!
6月24日(日) 【東京】後楽園ホール
6月30日(土) 【東京】新木場1stリング
で試合予定。興味のある方は一度足を運んでみては?
※スケジュール詳細
http://www.ddtpro.com/schedule/general/
そんなDDTの過去の試合は
ニコニコ動画で公式チャンネル DDTプロレスアワー
( http://ch.nicovideo.jp/channel/ddtpro )で視聴可能!
ほもクロの試合や、今回のような路上でのプロレスの試合のみならず、脚立がチャンピオンの試合などバラエティ豊かな動画が見られる(※動画は無料/有料ございます)。
プロレス・格闘技にあまりなじみのない方々でも楽しめる動画なので、これを期に一度見てみるのもよいのでは?
●DDTプロレス オフィシャルサイト
http://www.ddtpro.com/
<Photo/フクサコアヤコ>