株式会社スクウェア・エニックスは、今夏稼働予定の業務用カードバトルゲーム『超速変形ジャイロゼッター』のプロジェクト発表会を2012年5月31日(木)、都内で行った。
まずはスクウェア・エニックスの和田洋一社長より挨拶。
「ゲームセンターで稼動するゲームで素晴らしいのは、そのゲーム専用の筐体を作るというところです。『ジャイロゼッター』は、家庭では味わえない楽しさを味わっていただけるようなものにしていきたいと思っています。
さらに、強力なパートナーとともにメディアミックス展開をしていきたいと思っております。全力で盛り上げていきたいと思います!」と力強くコメントした。
続いて、最新のプロモーションムービーが公開。
ゲームで使用できるカードには、実在する車体が多数収録されており、コレクション要素も満載だ。
ゲームを手掛けたスクウェア・エニックスの市村龍太郎プロデューサーは「『変形筐体』が今作最大の特長です」とコメント。和田社長同様、オリジナリティ溢れる筐体のフォルムを特筆事項として紹介した。
そして、本稼動に先駆けて6月21日(木)より第0弾の先行稼働が決定。この日は、くしくも『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』の稼働日が同じ。大ヒットを記録した前作のスタッフが集結して、再びヒットを狙っている。
近作は「車」を題材とした作品、ということで「若者の子供離れ」が騒がれる中、親子で車を楽しんでいき、「スーパーカーブーム」の再来も狙っていく、ということだ。
ここで実際の筐体が登場しスクウェア・エニックスのカリスマドライバー社員がカーレース仕様のユニフォームで登場。デモンストレーションを行った。スクリーン上には迫力のレースシーン、バトルシーンが映し出された。
続いて、コミックでの展開をする集英社の『最強ジャンプ』、『Vジャンプ』の伊能昭夫編集長が登場。
前回『ドラゴンクエスト モンスターズロード』でも大型展開したこともあり、そのノウハウを活かして『最強ジャンプ』と『Vジャンプ』でのマンガ、特集記事の掲載を軸として、イベントでも取り上げる予定だ。
また、日本一の部数を誇る少年マンガ誌『週刊少年ジャンプ』でもアニメに合わせた初の試みが行われるとのことで、こちらも楽しみだ。
続いて、アニメ制作を担当されたA-1Pictures代表取締役の植田益朗氏が登壇。
主人公の決めゼリフを借りて「絶望的に面白い作品にします!」と今作に向けての意気込みを語った。
続いて、アニメのメインキャストの声優が登壇。
主人公・轟 駆流役の井上麻里奈は「このような素晴らしい作品に携わることができて光栄です。駆流くんは少年漫画の主人公、という言葉がふさわしく目のキラキラした一直線の心を持った、いい意味でバカな男の子です。『絶望的に面白い』作品になるように精一杯頑張りたいです!」
稲葉りんね役の井口裕香は「りんねちゃんは駆流の幼なじみの女の子で、どちらかというとお姉さんっぽい立ち位置で、彼女も表情がとてもキラキラしていて。また、彼女はフィギュアスケートをやっていて、オーディションのセリフの中にも『イナバウアー』という言葉があったりしました(笑)。アニメの中でも華麗な技を披露していきたいな、と思います」、
速水俊介役の松岡禎丞は「俊介はクールな役どころで、レースに簡単に優勝してしまう、ということもあって日々退屈に感じていたところもあるのですが、『ジャイロゼッター』に出会うことによって世界が開けてくる、というストーリーのようです。頑張って演じていきますのでよろしくお願いいたします」
そしてマイクマン関役の関 智一は「マイクマン関というキャラクターは、元は設定が若干違うところもあったのですが、スタッフさんのいたずら心、遊び心で、自分がそっくりそのままキャラクターになっています(笑)。子供が臨場感を感じることができるような解説をしていきたいと思います!」とそれぞれ演じたキャラクターの説明をした。
なお、登壇した4人のうち、3人は実際の運転免許を持っていない、ということで、「アニメ放送期間内に、皆さん是非免許を取りに行って下さい」と市村プロデューサーが提案し、会場の笑いを誘った。
最後はトイの展開として、株式会社バンダイの佐藤明宏氏が登壇。
ゲーム中に登場する、変型する車のフィギュアを中心とした「変型フィギュアライン」、アニメのキャラクターが身に付けているギアを中心とした「カード連動ギアライン」という二つのラインを軸に、カプセル玩具やアパレルなど、続々と企画が進められている、とのことだ。
最後に市村プロデューサーよりサプライズ発表が! ニンテンドー3DS用ソフトの発売が早くも2013年春に発売されることが発表された。
その他、全国大会予選が9月~10月にかけて行われたり、その同時期にアニメ、トイホビー展開が実施されるなど、盛りだくさん。今秋は『ジャイロゼッター』旋風が吹き荒れそうだ。
その後も『ジャンプフェスタ』で全国大会の決勝が行われたり、翌2013年1月には筐体のバージョンアップが行われたり、同春にはキャンペーンの実施も行われる予定となっている。
「進化するプロジェクト」に期待しよう!
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
●『超速変形ジャイロゼッター』公式サイト
http://gyrozetter.com
【アニメ概要】
『超速変形ジャイロゼッター』
2012年10月よりテレビ東京6局ネットにて放送開始予定
【スタッフ】
原作 :スクウェア・エニックス
企画・原案 :市村龍太郎
監督 :高松信司
シリーズ構成 :佐藤大とストーリーライダーズ
音楽 :佐藤直紀
キャラクターデザイン原案:カイエダヒロシ
キャラクターデザイン :湯本佳典
ジャイロゼッターデザイン:石垣純哉/池田幸雄/渭原敏明/今石進/海老川兼武/
界グラフィックス/片貝文洋/河森正治/常木志伸/
ヒラタリョウ/ブリュネ・スタニスラス/森木靖泰/
矢薙じょう/ロマン・トマ/鷲尾直広(五十音順・敬称略)
制作 :A-1 Pictures
製作 :ジャイロゼッター製作委員会
コピーライト表記:©スクウェアエニックス/ジャイロゼッター製作委員会・テレビ東京
【キャスト】
轟 駆流:井上麻里奈
稲葉 りんね:井口裕香
速水 俊介:松岡禎丞
クロード博士:中田譲治
赤名 累:田中理恵
マイクマン関:関 智一
他
●テレビ東京「あにてれ」番組オフィシャルサイト
http://ani.tv/gyrozetter/