2012年6月20日(水)にロックバンド・eversetのニューシングル「Reboot」が発売される。2ndシングル「Reboot」は現在放送中のTVアニメ『SKET DANCE』の主題歌として起用されている。再起動、リセットという意味が込められ、過去ばかり振り返る現代人へのアンチテーゼをメッセージとした楽曲となっている。作詞を手がけたボーカルの緋村さん、作曲・編曲を担当したギターのtatsuoさんのお二人に楽曲へ込めた想いを語っていただいた。
――アニメ『SKET DANCE』のOP主題歌「Reboot」が6月20日(水)にリリースされますが、今の率直な感想はいかがですか?
tatsuoさん:『SKET DANCE』の主題歌として世の中に出す責任を感じていまして、ものすごく緊張してドキドキしています。自分たちの曲が毎週アニメで流れるのをみると、バンド続けてよかったなって思う瞬間で、毎週の放送がほんとうに楽しみです。
緋村剛さん(以下、緋村さん):今回を機に、eversetを知らない新しい層の方たちに俺たちの楽曲を発信できるのでとても緊張しています。緊張はしていますが、やることはインディーズでやってきたから自信をもってリリースすることができました。聴いている人たちも「Reboot」させられるほどの曲に仕上がったと思います。自分自身リリースも放送も両方が楽しみです!
――お二人は毎週放送されているアニメをチェックしていらっしゃるんですか?
tatsuoさん:僕は、前期のOPを担当したThe Sketchbookをプロデュースして楽曲を提供しているので、実はアニメスタート時からずっとアニメをみています。最初にThe Sketchbookのプロデュースをすることが決まった時に、原作の単行本がドッサリ届いたのでトイレに入りながら読んだりもしましたね(笑)。今となってはもう開盟学園高等学校の生徒の一員ってくらいの心持ちです。
緋村さん:俺も毎週録画もバッチリしてます! 上がってきた曲を聴いたときは、『SKET DANCE』の世界にマッチしていて、メンバーと感動しました。俺ら自身「Reboot」しないと曲にのまれてしまうんじゃないかってぐらいのパワーで、曲のタイトルもこれしかないぞと「Reboot」に決まったんですよ。
――楽曲をつくる際は「Reboot」というタイトルを意識して制作に臨まれたんですか?
tatsuoさん:作曲に関しては、自由に制作させてもらいましたね。キーワードに関係なく、eversetが今まで持っていたバンドサウンド感と『SKET DANCE』のパワフルな世界を合わせた力強い曲にしようと意識していました。それまでThe Sketchbookをプロデュースしていたのもあって、ある程度の楽曲感はつかめていたので、分かりやすいリフ、みんなで叫べそうな外野コーラスをいれてメロディに関してはすぐに完成しましたね。もしかしたら、曲を書いている時点で僕らも「Reboot」していたのかもしれません(笑)。
緋村さん:プロデューサーさんの方から「Reboot」という言葉を取り入れていきたいというのがあって、話し合いを続けながらトイレでマンガを読みながら詞を考えました。作詞を始める少し前にマンガを読み始めてだいたい一日くらいで詞を書き上げましたね。聴いてくれる若い層の子たちに届きやすくするために、言葉を難しくせずストレートな表現を意識しています。だから自分の発した感情、言葉のままを歌えたんじゃないかな。
――曲を制作するときにそれぞれ込めた想いはありますか?
tatsuoさん:一番意識したのは、僕らがバンドを初めてからの10年間、20年間積み上げてきた土台を崩さず『SKET DANCE』の世界観といかに融合するかというところです。聴いてくれる層に馴染みやすいよう、楽曲の分かりやすさ、聴きやすいメロディ、合いの手のラップであったり、さまざまな点を計算しながら制作しています。
緋村さん:最近の時代背景として、ナヨナヨした草食系男子が増えてきていて「頭を下げる前に自分たちで抗ってみろ」というメッセージを実は曲に込めています。俺らのように抗うやつがいるということを音楽を通じて知って、自信を取り戻してほしいというメッセージをバンドの音、歌詞を聴きながら感じてくれればと思います。
――今回のシングルの聴きどころを教えてください。
tatsuoさん:作曲の段階から携わっているからか、楽曲が一体になっているイメージが強いので僕自身は楽曲の全てを感じて欲しいです。メッセージ性の強い曲なので、まずは曲の勢いを感じて歌詞と自分を重ねながら日頃の不満をぶちまけていってくると嬉しいですね。もう、みんな「Reboot」すればいいんじゃないかな(笑)。
緋村さん:アニメのOPをみながらぜひ曲を聴いて欲しいですね。毎週録画して見ていますけど、アニメーションとのマッチングに毎回感動するんですよ。昔、剣道や習字に行く前にアニメを見て受信する立場だった自分が、今度は発信する立場として立てているのはすこしくすぐったい気分です。アニメをみてマンガの世界に触れるように、俺らの音楽をアニメを通して聴いて欲しいなと思っています!
――CDにはミュージックビデオが付属されますが、PVの出来はいかがですか?
tatsuoさん:今回のMVの出来はいい感じに仕上がってます! 大人向けで、サラリーマンや働いている人たちが思わず「Reboot」したくなるMVです。インディーズのeversetとリンクしている部分もあるので、そこも見どころかな。
緋村さん:曲を聴いた途端みんなが「Reboot」しちゃう感じだよね。狙っている年齢層が俺ら世代だけど、みると笑える面白いMVになっていますよ。出来上がりはみんなで大爆笑していましたし(笑)。
――6月24日(日)にはライブ「everset vs 仮面ライダーGIRLS 向かい風一本勝負 東二局~」が行われますね。
tatsuoさん:僕らはライブ活動を休止していて、今度のライブは休止明け久々のライブになります。同じ活動を続けていて変化を得られなかったので、一旦見つめ直そうという期間でした。そこからリリースに合わせてライブをやれるのは非常に嬉しいですね。ライブは毎回激しくて、お客さんが押しあったりジャンプしたりモッシュするくらいなので僕の体力が心配です(笑)。
緋村さん:俺らはライブバンドなので、初めてeversetを知った人たちにもこれを機にライブでの一体感を味わっていただきたいですね。レコーディングでのセッションを振り返ると、メンバーひとりひとりがパワーアップしていると感じました。
リハーサルをしたわけでもないのになぜか音がバッチリ合って、一撃でイキがピッタリになるんすよ。だから、ライブではパワーアップしたeversetを感じて欲しいです。あと、俺はファンの体力が心配です。みんな、そろそろアップしないと救急車で運ばれちゃうぞ? みたいにね(笑)。
――それでは、ファンの皆さんへメッセージをお願いいたします!
tatsuoさん:リリースしたてホヤホヤの曲をライブでも楽しんでいただけると嬉しいです! 一回みなさんも「Reboot」してみると、違う人生が待っているかもしれませんね……。
緋村さん:俺たちは最高のものをつくったから、この曲をどう感じて受け止めるかは聴いてくれるみんなにお任せします!
俺がアニメやロックバンドに影響を受けたように、俺たちの音楽に影響を受けて頑張ろうという気持ちになってくれる人がいたら「Reboot」をリリースした意味があるんじゃないかなと思います。人生一回だし、こんな出会いもなかなかないと思うので、eversetの曲を聴いてライブで一体になってお互いにいい人生を歩みましょう!
<Text/鈴の木美和>
【CD概要】
「Reboot」
2012年6月20日(水)発売
【CD+DVD】
品番:AVCA-49657
税込¥1,890
【ライブ情報】
everset vs 仮面ライダーGIRLS 向かい風一本勝負
2012年6月24日(日)【東京】高田馬場CLUB PHASE
出演:everset、仮面ライダーGIRLS、SPゲスト:The Sketchbook
OPEN/START:17:00 / 18:00
前売り/当日:¥3,800 / ¥4,300
制作:MASSIVE ROCK RECORDS
協力:avex entertainment
チケット取り扱い:MASSIVE ROCK RECORDSサイト予約のみ
チケット予約開始日:発売中(5月6日(日)正午12時~)
<チケット予約ページアドレス>
【パソコン】
http://www.massiverockrecords.com/ticket/
【携帯電話】
http://www.massiverockrecords.com/mobile/ticket/
※ 整理番号はランダムになります。
※ スタート2時間前より会場にて引き換え開始(当日の都合で前後する事もあります)
(チケットは当日会場窓口にて代金引換となります)
●everset 公式サイト
http://everset-web.com/
【プレゼント】
eversetのtatsuoさん、緋村さんの寄せ書きサイン色紙を抽選で2名の方にプレゼントします。
ご希望の方は、「everset」(他のプレゼントも同様の募集方法をしているため、ご希望プレゼントを判別させていただきます)の後に1. お名前、2. 郵便番号・ご住所、3. お電話番号、4. 性別、5. 年齢、6. サイトを知った切っかけを『れポたま!』公式ツイッター@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローしていただいた上でDM(ダイレクトメール。お互いにフォローしている場合に使用可能な機能)にてお送りください。
フォローしていただき次第、お早めにフォロー返しをさせていただきます。
(※一つのアカウントで複数のプレゼントに応募可能です)
応募締め切り:2012年6月30日(土)23:59必着