2012年5月2日(水)に1stシングル「空は高く風は歌う」でデビューした春奈るな。現在好評放送中のTVアニメ『Fate/Zero』のEDテーマとしてもオンエアされている。
ファッションモデルとして活躍してきた彼女。そんな中2010年に開催された「第4回アニソングランプリ」でファイナリストとして注目を集め、自身の夢でもあるアーティストへの第一歩を踏み出した。そしていよいよデビューの時を迎えた彼女に迫った。
―発売から約2週間が経ちましたが、今の心境をお聞かせください。
春奈るなさん(以下、るな):自分の歌を多くの人に聴いていただくことが幼い頃からの夢でしたので、すごく嬉しいし、現在とても充実した日々を過ごせています。
―お祝いのメッセージが各方面から寄せられたのでは?
るな:そうですね。親戚の子もイベントに来てくれたりして、直接お祝いの言葉も聞けたので嬉しかったですね。
―発売に伴うキャンペーンも各地で行われましたし、ハードスケジュールだったと思いますが、体調は大丈夫でした?
るな:はい、全然大丈夫でした!
―キャンペーン中で思い出に残っていることはありますか?
るな:大阪や徳島は今まで行ったことがなかったのですが、その土地その土地の名産品も食べられましたし、どこも楽しかったのですが、特に徳島の「マチ★アソビ」が楽しかったですね。『Fate』関連のグッズも買えましたし、ファンの方に『すだちサイダー』もいただきましたし。あれ、すごく美味しかったんですよ! おススメです。
―音楽活動を始めたきっかけは何ですか?
るな:小さい頃から歌手になりたい、という夢を持っていましたので、モデル活動している間も「いつか歌ってみたい」という気持ちを持ち続けながらやってきました。
これまでは皆さんの前で歌う機会はあまりなかったのですが、私もお世話になっている『KERA!』という雑誌から『ケラ!ソン~KERA SONGS 13th Anniversary Collection~』というCDが出まして、参加させていただいたのが最初ですね。
―その『KERA!』のリリース記念イベントが5月26日(土)に行われますね。こちらへの意気込みをお願いします。
るな:今回のイベントでは、歌はもしかすると披露する機会がないかも知れませんが、どんな時でも来てくださった方と世界観を共有したいと思っています。
―その世界観の原点にあるのが「秋葉原」ですね。
るな:そうですね。秋葉原に行くと、自然とアニメに触れるじゃないですか。そこで想像も膨らんでいきますし、私が歌を歌う時は、その曲の世界観や自分の中のイメージを想像しながら歌っていますので、そういう部分で秋葉原は活かされているというか。根幹になっている感じですね。
―そしてデビューの時を迎えたわけですが、その時の気持ちは覚えていますか?
るな:実は曲を歌うまでは『Fate/Zero』という作品を観たことがなかったんです。でも、ファンの方がたくさんいる人気作だということは知っていましたし、その作品のEDテーマを担当するということで驚きました。
また、世界観もすごく濃密ですし、それを壊さないように自分がどれだけ溶け込むことができるか? 不安な部分はありました。でも「このアニメのEDを歌うんだよ」と言われてDVDを渡されたのですが、それを観た瞬間に『Fate/Zero』という作品に対する愛しさのようなものが生まれて。「こんな素晴らしい作品の曲を歌えるなんてとても幸せだな」という感情が沸いてきました。
―「空は高く風は歌う」の作詞・作曲をされているのは、あの梶浦由記さんですが、梶浦さんに対しては何か認識はありましたか?
るな:実は昔から梶浦さんの楽曲は大好きでした。『機動戦士ガンダムSEED』が好きで、「アニソングランプリ」でも梶浦さんが作られた曲は何曲か歌わせていただきました。でもまさかデビュー曲を梶浦さんに手がけてもらえるとは思いませんでしたね。
―最初に梶浦さんにお会いした時はいかがでしたか?
るな:最初にお会いしたのは梶浦さんの自宅で、曲のイメージもあって「キビキビした方なのかな」って思いましたが、とてもアットホームな方で。初めて会ったとは思えないくらい親しくしていただいて、癒されました(笑)。
―では実際、レコーディングするに当たってどのようなアドバイスを受けましたか?
るな:私は元々低音ボイスなのですが、そう聴こえないように、「口角を上げて歌うと高めに聴こえるよ」というアドバイスをいただいて、ライブなどで歌う時も実践しています。
―タイトルチューンの「空は高く風は歌う」ではMVの撮影もされていますが、こちらのコンセプトは?
るな:この曲には、私が想像していた世界観と近いところがあって、セットを見たときにビックリしたのですが、特に洋館のようなセットが『Fate/Zero』の世界観に近いと思いました。撮影は割とすんなり撮ることができました。
―MVの最後で、春奈さんがいた世界が実は肖像画の中の世界だった、ということが分かりますね。
るな:そこが私の萌えポイントなんです。「二次元が三次元化する」というコンセプトになっていて、面白かったです。
―次に撮るとしたら、どんなMVが撮ってみたいですか?
るな:私、空を飛んでいるような壮大なMVが撮りたいんです! 最近、MVの話になるとよく「空を飛びたいんです」って言ってます(笑)。
―ではその他の曲についてもお聞かせください。まずは「I WANNA 電磁的 DO」から。
るな:歌詞が自分の思い描いていた夢になっていますので、とても思い入れの深い曲です。サビの部分に『三次元から二次元に行きたい』という人の夢が詰まっているような気がして。「どれくらい進めば会えるの?」という部分が切なくて涙を誘われました。
―では続いて「LOVE TEARS」です。これは個人的な感想なのですが、全体的に中森明菜さんのような雰囲気を感じたのですが。
るな:本当ですか? 実は中森明菜さんに声が似てるって言われたことがあるんですよ(笑)。
この曲は自由に歌わせていただいたのですが、私の中では「失恋ソング」のような感じでとらえていて。涙や痛み、切なさを歌に込めたのですが、サビの「LOVE TEARS」の部分には特に感情を込めて歌いましたね。
―今回のCDに収められた3曲の中で難しかった曲、歌いやすかった曲というのはありますか?
るな:難しかったのは、やっぱり表題曲の「空は高く風は歌う」ですね。メロディが難しくて、歌えるかどうか不安でしたが、作品に対する、自分が想像する世界が濃くなってきましたので、自然と歌えるようになっていて。苦労したのは最初だけでした。
歌いやすかったのは「I WANNA 電磁的 DO」ですね。仮歌を聴いた時から気に入ってしまって。レコーディングをする日が待ち遠しかったです(笑)。
―今後も様々な場所でイベントやライブが予定されていますが、意気込みをお聞かせください。
るな:6月13日(水)に六本木のmorphで行われる「オンナノコノウタ」は、Kalafinaさんがかつて活躍されていたライブ会場なのですが、私もこういう場所でライブや色々な経験を重ねて、一本の柱を秘めているようなアーティストになりたいな、と思います。
そして7月の「TYPE-MOON Fes.」、8月の「Animelo Summer Live 2012-INFINITY∞-」では、アニメファンの方々と私の持つ世界観を是非共有したいと思っています。広いステージですが、「伝えよう」という気持ちが更に大きくなりますので、どう表現できるのか楽しみです。
―最後に、ファンの皆さんへ一言お願いします。
るな:これから精一杯、自分の世界観を皆さんと共有できるようなアーティストになっていけるよう頑張っていきますので、応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いします!
<Text/ダンディ佐伯>
【CD概要】
「空は高く風は歌う」
発売中
【初回生産限定盤A】
品番:SECL-1126~SECL-1127
税込¥1,500
【初回生産限定盤B】
品番:SECL-1128~SECL-1129
税込¥1,700
【通常盤】
品番:SECL-1130
税込¥1,223
【期間生産限定アニメ盤】
品番:SECL-1131~SECL-1132
税込¥1,500
<収録曲>
01.空は高く風は歌う
02.LOVE TEARS
03.I WANNA 電磁的 DO
04.空は高く風は歌う(instrumental)
※期間生産限定アニメ盤のみ4曲目に「空は高く風は歌う」(TVサイズ ver.)を収録
●アーティスト公式サイト
http://www.harunaluna.jp/
●オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/luna-luna-moonrise/
【プレゼント】
春奈るなさんのサイン色紙を抽選で1名の方にプレゼントします。
ご希望の方は、「春奈るな」(他のプレゼントも同様の募集方法をしているため、ご希望プレゼントを判別させていただきます)の後に1. お名前、2. 郵便番号・ご住所、3. お電話番号、4. 性別、5. 年齢、6. サイトを知った切っかけを『れポたま!』公式ツイッター@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローしていただいた上でDM(ダイレクトメール。お互いにフォローしている場合に使用可能な機能)にてお送りください。
フォローしていただき次第、お早めにフォロー返しをさせていただきます。
(※一つのアカウントで複数のプレゼントに応募可能です)
応募締め切り:2012年6月30日(土)23:59必着
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