
峯田茉優が部長となり、毎回ロボット開発者や関係者を招き、ロボットを使った実演&トークしていくイベント『カルカルロボット部』。待望のイベント第3弾が2026年3月22日(日)、東京・渋谷カルチャーカルチャーで開催された。
今回も“技術力の低い人限定”のロボットコンテスト、『ヘボコン』主宰者であり副部長の石川大樹さんの解説とともにイベントは進行。3組のゲストを迎え、にぎにぎしく行われた。
最初のゲストは、超一流のエンジニアたちが極限のアイデアとテクニックを競う人気番組『魔改造の夜』(第1回放送)で「ワンちゃん25メートル走」で優勝した、某・大手自動車会社で働く小林竜太さん。優勝犬の「魔獣キングスパニエル」を携えて登場した。
「魔獣キングスパニエル」は放送当初、特徴的な見た目でネットでも話題になったのだが、この見てくれになった理由は「4体のワンちゃん全員を一緒に走らせたい、と思い、4匹分の頭をくっつけました」とのこと(笑)
苦労したところを聞かれると「ぴょんぴょん跳ねながら動くので、コースアウトしないようにするのが大変でした。重りをつけたりして、何とか調整しました」と語る小林さん。
また、「製作費は5万円以内」というレギュレーションが設けられていたものの、なんと半分以下のコストで完成させたそう。 「子供のおもちゃを組み合わせて作れるようにしたら、コストを安く抑えられました!」とコメントし、場内から拍手が上がっていた。
続いては、スイカが丸くなったり割れたりしながら移動する「スイカ型ロボット」の紹介。『魔改造の夜』には企業チームの一員として参加したものの、本ロボットに関しては個人で制作したそう。
「スイカ割りのスイカが逃げていったら面白いんじゃないか?」という発想から出たアイデアで、12個ものモーター搭載されているとのことだ。
ちなみに外見に関してはスイカ以外も応用できるそうで、大阪でのイベントには「たこ焼き型ロボット」という形で展示したそう(笑)
峯田さんも実際にリモコンで動かしてみて、そのクオリティの高さを体感! ご満悦の様子だった。
さらに、小林さんが個人で制作した、コントローラを使って両腕をなめらかに動かすことができる「ロボットアーム」が紹介された。こちらも峯田さんが直接体験!
「私は『産業ロボット展』に行ったことがあるのですが、ビジネスで訪れているスーツ姿の人たちばかりで少し緊張しました(苦笑)」と体験談を語った峯田さん(笑)
目を輝かせながら、ここぞとばかりにコントローラを握っていた。
続いてのゲストは「放課後片想い系妄想発明家」たいがー・りー氏。1,000点を超える発明があり、そのアイデアが認められ、総務省が認定する「異能β」となった経歴を持っている。
「放課後片思い系」という肩書の所以でもある、学生時代に持っていた「異性にモテたい」というアツいパッションを生かした発明も多数。
「投げキッスがどのくらい飛ぶかの公式」を導き出したり、ライブやイベントでファンに向けて投げキッスパフォーマンスを行う峯田さんへ向けて「投げキッスの投げ方講座」を行ったりと、フリーダムなステージを展開し、場内を笑いで包み込んでいた。
ここからは発明品の紹介。まずは好きな人の声をシャワー感覚で浴びることができる「声シャワー」。元々は「好きな人の声を浴びられるシャワーがほしい」という私欲で作成した発明だったのだが(笑)、実際に癒し効果があることが科学的に証明されたという逸品。
なお、声をその場で録音し、すぐに使用できることが判明! りー氏、そしてファンからの後押しもあり、ボイスを録音することになった峯田さん。
オーディエンスから「ぬるめの声で」とリクエストされた彼女。自分で浴びてみた感想は「自分の声を浴びるのはちょっと……(苦笑)」。
その流れで集音することになった石川さんは「熱め」で録音。実際に自分で浴びてみると「暑苦しい……」とこちらもイマイチの様子だった(笑)
続いてはこのイベントのために初めて作成したというロボットをお披露目。
ポニーテールが長い棒の先にくくりつけられた、その名も
「いつも使っているバス停で待っている、ポニーテールが素敵な女の子。彼女の隣にすわっていると、遠くから彼女の友人が声をかけた。女の子がそちらを振り向いた瞬間、自分の顔にポニーテールが“パシッ”と当たるシチュエーションを楽しめるロボット」。
男性にはたまらない(?)シチュエーションが手軽に味わえるというこのロボット。声に反応してポニーテールが動くということで、りー氏が「被験者」となり、峯田さんが「友人の声」を担当することに。
結果は見事に成功! 顔にポニーテールがヒットしたりー氏は、充実感に満ちた表情を浮かべていた(笑)
続いて、早くもこの日最後のゲスト。前回に引き続き登場のWebメディア『FabScene』から淺野義弘氏が登壇し、ここ半年間であった「ロボット関連ニュースベスト3」をクイズ形式で出題した。
1つ目の「クラウドファンディングで3,500万円が集まった、注目のプロジェクトとは?」という問題の答えは「ロボット歯ブラシ」。
「朝の忙しい時間にもサッと磨けて便利」、「介護の現場でも活躍しそう」といった意見が寄せられ、見事クラウドファンディングの目標金額を達成したそうだ。
続いて、日々目覚ましい進化を遂げているヒューマノイドのいまがわかる「最新ヒューマノイド事情」。
世界的な大企業も本格参戦し、混迷を極めつつ、さまざまなアプローチで日々の生活に役立つヒューマノイドたちが開発されているそう。
ここでは、「先ほど紹介された映像で、ヒューマノイドはどんな表情をしていた?」という問題。横にいる人間のほうを向いている表情が正解で、そばに人がいることをしっかり認知していることがうかがえる設問だった。
なお、淺野氏によると「表情など、質感の変化も出てきている」そうで、トレンドも取り入れながらアップデートされていく未来を予測していた。
最後に紹介されたのは「機械式の卵割りマシン」。「卵を割るたびに手が汚れてしまうのはイヤだ!」と海外YouTuberが苦労を重ねてついに手が汚れずに卵を割る機械を作ることに成功!
本項目で出題された問題は「この発明を観た奥さんのコメントは?」。
答えは「巨大で複雑で醜い」。これには「開発者がかわいそう……」と異口同音に反応する登壇者たち(笑)
見事なオチに、場内からは笑いが起こっていた。
最後は峯田さんと石川さんがロボットを制作する「だまゆロボ部実践編~!! ネコを自作してみよう~!!」コーナー。今回は3Dプリンターで作られた、「ねこじゃらしとじゃれつくネコ」の組み立てに挑戦!
石川さんのアドバイスのもと、彼が作成した「組み立て映像」をもとに制作するのだが、会場の都合で使えない道具があり、本来とは違う形で進めていくことに……。
悪戦苦闘しつつ、少しずつ完成に近づけていく峯田さん。残念ながら完成させることはできなかったが、何とか動かすことに成功! 客席から拍手が上がった。
なお、終演までに石川さんがしっかり完成させ、会場出口に飾られることとなった。
エンディングでは峯田さんから「ベストロボット」が発表され「ポニーテールが動く機械」に決定! その発想力も評価され、見事に選出されたのだった。
<レポーター・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
☆ページ下部に写真一覧あり。
●峯田茉優 公式「X」
@mineda_mayu
●石川大樹 公式「X」
@ishikawa_daiju
●たいがー・りー 公式「X」
@tiger___lee
●『魔改造の夜』公式サイト
https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-6LQ2ZM4Z3Q
●「FabScene」公式サイト
https://fabscene.com/