奥井雅美がオーケストラをバックに主題歌を熱唱。神坂 一とあらいずみるいによる特別なトークも! 「『スレイヤーズ』30周年スペシャルコンサート」レポート

By, 2026年1月22日



神坂 一による人気ライトノベル『スレイヤーズ』のアニメ化30周年を記念した、作品初となるフィルムコンサートが2026年1月18日(日)に東京・府中の森芸術劇場どりーむホールで開催された。

当日はHeartbeat Ensembleの演奏のもと、アニメ『スレイヤーズ』および『スレイヤーズNEXT』で使用された劇伴を映像とともに披露。笑いあり、涙あり、迫力のバトルシーンありのストーリーを追体験することができた。

開演前から多くのファンが集まり、物販コーナーには行列が。なかには早々に売り切れてしまったグッズもあり、作品の人気の高さがうかがえた。

 

開演直前、この日のために録り下ろされた主人公のリナ=インバースによる影ナレが流され、場内は大盛り上がり!
Heartbeat Ensembleの面々が席につき、調律を終えるといよいよ開演! まずは『スレイヤーズ』パート。オープニングテーマ「Get along」から始まり、ステージ後方のスクリーンに流れる映像を受け、ストーリーをなぞるように次々と劇伴を披露。
リナのド派手な呪文が炸裂し、彼女のよき相棒・ガウリイが「光の剣」を手に敵に立ち向かう戦闘シーンでの鬼気迫る音楽、リナたちと冒険をともにするゼルガディス、アメリアとの珍道中を彩るコミカルなナンバーなど、アニメーションにあわせて流れるように披露されていった。
途中、『黄昏(たそがれ)よりも昏(くら)きもの 血の流れより紅きもの~」の詠唱でおなじみの大呪文「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」が放たれるシーンの映像も流れ、オーディエンスの熱気がさらに高まっていく。

    

まるでジェットコースターのような演奏とともに最終回までなぞると、奥井雅美さんがステージに登場! 演奏を背に受けながらエンディングテーマ「KUJIKENAIKARA!」を熱唱し、会場内はペンライトが放つ赤い色で埋め尽くされた。

   

ここで、神坂さんとイラスト担当のあらいずみるいさんによるトークコーナーがスタート! 『スレイヤーズ』が大好きな成瀬瑛美さんが進行役を務め、原作やアニメに関するQ&Aが展開した。

「こんなに大きなホールで聴くと、音楽のすごさが改めてわかりました」(神坂さん)、「絵を描いているときのことを思い出し、うれしくなりました(あらいずみさん)とコンサートの感想を述べたあとは、成瀬さんから作品に関する質問が次々に投下された。

作品初期のコンセプトについて問われると、神坂さんは
「『第1回ファンタジア長編小説大賞』への応募作品ということで、『魔王を倒すストーリーならコンセプトに合っているだろう』という前提でストーリーを考えた」と回答。
応募作ですでに魔王を倒してしまったため、続編(第2巻)を出す際、ストーリーを考えるのが大変だったそうだ。

また、イラストをどのように発注されていたのか聞かれた神坂さんは「当時はインターネットが普及しておらず、原稿はFAXで送るか封書で送るかのどちらかでした。封筒の裏に『こんな感じでお願いします』と簡単なイラストを描いて編集者に送っていました」と回答。
あらいずみさんからは「編集者からは『見ないで描いてほしい』と言われたんです」と裏話も。「当時の編集者のMさん、神坂先生の絵が描かれた封筒、まだ持っているのかな……」と、原作の「あとがき」でおなじみの(主要キャラクターが「L様」や「部下S」等の表記で登場する)“イニシャル”トークで、場内を沸かせていた(笑)

続いて、『スレイヤーズNEXT』パートがスタート!
オープニングテーマ「Give a reason」のあと、劇中でリナとアメリアがアイドル衣装でデュエットした「乙女の祈り」(作曲は奥井さんが担当)が披露されると、場内は大盛り上がり! たくさんのペンライトが揺れるなか、軽快な演奏が場内に響き渡った。

 

本作は神坂さんがシリーズ構成を担当し、あらいずみさんがキャラクター原案を担当。先ほどまでステージ上でトークを展開した2人が心血を注いだ作品の劇伴が次々に披露されていった。
そして、エンディングテーマ「邪魔はさせない」の演奏では、ふたたび奥井さんが登場! 力強い歌声でクライマックスに向けて場内の熱気を高めていった。

  

神坂さん、あらいずみさん、成瀬さんが集まってくれたファンに向けて感謝の気持ちを伝えると、奥井さんがステージに残り、真っ赤に染まった客席を満足そうに見つめながら『スレイヤーズ』オープニングテーマ「Get along」を熱唱!
観る者を30年前にタイムスリップさせてくれる、メモリアルなコンサートは大団円を迎えたのだった。

<レポーター・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

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視聴チケット:4,400円(税込)
※チケット代金とは別に配信手数料がかかります。
【視聴期間】~2026年1月25日(日)23:59まで

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©神坂一・あらいずみるい/富士見書房/テレビ東京・テレビ東京メディアネット・丸紅
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