【現地レポ】悠木 碧と大塚剛央が“推し”シーンを語り合う! 「『薬屋のひとりごと』第2期Blu-ray発売記念イベント」レポート

By, 2025年12月23日



2026年10月にTVアニメ第3期の放送が決定&劇場版の制作も決定している『薬屋のひとりごと』。
2025年12月14日(日)、「『薬屋のひとりごと』第2期 Blu-ray 発売記念イベント」がアニメイト池袋本店にて開催され、猫猫役・悠木 碧、壬氏役・大塚剛央が登壇した。

TVアニメ第2期の放送の反響の大きさに驚いたという2人。26年10月にアニメ第3期の第1クール、同12月には劇場版の公開も決定している。
劇場版について、悠木さんは「アニメをベースに1から作ることになるそうなので、どのように仕上がるのか楽しみです!」、大塚さんは「TVアニメ第3期が始まり、その後で劇場版も観られる……ずっと『薬屋』が続いてうれしいですね」と笑顔で語った。
また、TVアニメ第3期と劇場版が発表された際の、猫猫が大きく描かれたキービジュアルについて、悠木さんは「私も絵を描くので、顔だけでインパクトを作るのが難しいのを知っていまして。メチャクチャすごいというのがわかります!」と、クリエイター視点での感想も語っていた。

 

ここからはTVアニメ第1期、第2期の振り返りコーナー。「ベスト猫猫シーン」、「ベストセクシーシーン」などのお題に沿って、2人が選んだベストシーンを中心にトークが展開した。

「ベスト猫猫シーン」で大塚さんが選んだのは第4話「恫喝」より梨花妃の侍女を猫猫が諫めるシーン。大塚さんは「猫猫の正義感が見えた、最初のシーン。観ていてスカッとしました」とコメント。
一方、悠木さんは第45話「蟇盆」より、猫猫が響迂を守るために神美に向かって「くそばばあ」と呼び、殴られてしまうシーン。「より弱いものに当たっていくという神美の行動が、彼女の正義感に火をつけた……というのがわかるシーンだと思います。猫猫のヒーローっぽさが出ているな、と」と評していた。

続いて、1番印象に残った壬氏の「セクシーなシーン」を挙げる「ベストセクシーシーン」について。
悠木さんが選んだのは、第17話「街歩き」より、街を出るために壬氏を変装させるシーン。「狙ったわけではないのに見えているセクシーさ。気を許した者たちに囲まれて、年相応の姿が見えているからこその色気。直接的じゃないほうがセクシーに感じる……というの、みなさんわかります(笑)?」と持論を展開。

一方、大塚さんは第36話「華瑞月」より、猫猫が「壬氏が宦官ではなかった」と気づくシーンをチョイス。
こちらは悠木さんの挙げたシーンとは対照的に「直接的なセクシーシーン」ということで、過激な描写のため、SNSでBANされてしまったという逸話もあるそう。
このシーンの場面写真が、ほかのベストシーンよりも多めに紹介されたこともあり、場内からは笑い声が上がっていた。

最後に紹介されたのは(全体の)「ベストシーン」。
大塚さんは、第44話「砦」より、礼を尽くす羅漢と、それを受ける壬氏とのやり取り。「音楽もカメラワークも、羅漢役の桐本拓哉さんの演技も素敵で。重厚なドラマを見ているような感じでした」とコメント。
悠木さんは「政治の描写は難しくて見続けるのがしんどい、と思う人もいるでしょうけど『人間同士が織りなすやり取りから、歴史が紡がれていくんだ』、と思うと、すっと入ってくるし、納得がいくんですよね」と付け加えていた。

悠木さんが選んだのは第48話「はじまり」。子の一族との戦いを終えて、顔に傷がついてしまった壬氏に対し、猫猫が「男前になったではないですか」と言うシーン。
「これまで『見た目』と『生まれ』ばかり見られ、“器”として扱われてきた壬氏。苦しみがあったからこそ、初めて内面を見てくれた猫猫に惹かれたのだと思います。2人に恋愛っぽさが少し見えてきたかな、と思えたシーンです」と紹介。
大塚さんは「子翠との一件もあり、無力感を感じるなかで猫猫に問いかける場面は、描かれ方はドラマチックではないかもしれませんが、すごく大事なシーンだと思います」とうなずいていた。

 

後半はファンからの質問コーナー。
事前に寄せられた「お2人が考える『薬屋のひとりごと』に関する企画、グッズがあれば教えてください」、もうすぐクリスマス、猫猫が壬氏にプレゼントを贈るとしたら、何だと思いますか?」などの質問に真摯に答えていく悠木さんと大塚さん。

なお、26年にはアニメ第3期、劇場版のほか、2月15日(日)を皮切りに、全国五都市にてアニメ第1期、第2期振り返り劇場上映会、さらに8月15日(土)には神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで「TVアニメ『薬屋のひとりごと』スペシャルイベント~夏の園遊会 2026~」の開催が決定している。

8月のイベントについて、悠木さんは「久々にキャストさんたちと生アフレコで掛け合えますし、しかもオリジナルストーリーを予定しているということで、とても楽しみです。みなさんも盛り上がってください!」、大塚さんは「大きい会場での開催なので、どんなイベントになるのか未知数ですが、楽しみにしていてください!」とメッセージが贈られた。

<レポーター・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【作品概要】

TVアニメ『薬屋のひとりごと』第3期 
2026年10月より、日本テレビ系にて分割2クールで放送!

(第1クール2026年10月/第2クール2027年4月)
原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
監督:筆坂明規
出演:悠木 碧、大塚剛央ほか
制作:OLM

劇場版『薬屋のひとりごと』
2026年12月公開

原作・ストーリー原案:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
監督:長沼範裕
出演:悠木 碧、大塚剛央ほか
制作:TOHO animation STUDIO
配給:東宝

●アニメ公式サイト
https://kusuriyanohitorigoto.jp/ 
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©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会