
2025年10~11月にかけて開催されたsajou no hanaのライブツアー、その千秋楽公演が11月28日(金)、東京・Spotify O-WESTで開催された。
横浜、宇都宮と回ってきた今回のツアー。最終日となるこの日はゲストに声優・アーティストとして活躍する岬 なこを迎え、2人の絆が感じられるハートフルでアツいステージが展開した。
バンドメンバーに続き、sanaが白と黒のシックなドレス姿で登場。
「修羅に堕として」をこぶしを突き上げながら、さらに両手でマイクを持ち「つもり」を熱唱。クラップが上がるなか、マイクを高く掲げて「Parole」を歌唱。さらに客席を見渡しながら「メーテルリンク」を歌い上げた。
Spotify O-WESTは今年2月にも立ったステージ。
「私はすごく不器用な性格で、ずっと悩んできました。でも、やってきたことが例え100点満点じゃなくても、こうしてみんなが来てくれることにつながったと思うし、『自分らしく突き進んできてよかったな』、と感じることがたくさんありました!」と語るsana。
ライブタイトルの「Unfold」には「つぼみが開く」、「展開していく」、という意味が込められているそうで、
「来年以降もいろんなところでいろんな人と出会い、sajou no hanaを“展開”していきたいです。そんな覚悟を見せられるステージにします!」と宣言し、続いてのブロックへ。
「天灯」ではバンドメンバーの紹介(佐藤丞(ドラム)/ 齋藤祥秀(ベース) / 大中美穂(キーボード) / ナノウ(ギター))。各々がアツいパフォーマンスで場内を沸かせると、「青嵐のあとで」を駆け抜けるように、「ハイドレート」をしっとりと歌い上げた。
さらに、紫色の光に照らされるなか、ドラムが刻む小刻みなビートに合わせて「溺愛」、腹から声を絞り出すように「閃光」を歌唱し、人差し指を突き上げながら「コバルト」を披露した。
バンドメンバーのインストの後は、グッズTシャツに着替えたsanaがふたたび登場し、グッズの紹介コーナーがスタート!
本人の自信作でもある「いろんな場所に連れて行ってもらいたい」という「アクリルカードキーホルダー」の話題では「(スマホカメラの倍率)0.7倍で撮れば、きれいな仕上がりになります!」とおススメの撮影方法を紹介していた。
続いてはツアー恒例、バンドメンバーを交えてのトーク。この日のトークテーマは「来年の“私生活”での抱負」。
ベースの齋藤は「友達ともっと遊ぶ」。「音楽業界で出会った人からお誘いを受けるたびに断っていたら、誘われなくなってしまったので(苦笑)、来年はお誘いを全部受けようと思います!」、
ドラムの佐藤は「以前バンジージャンプに挑戦し『もっと高く飛びたい』という気持ちになったので、今度はスカイダイビングをやりたいです!」、
キーボードの大中は「毎年言っていますが、運転免許を取りたいです! なかなか通い始められないのですが……(苦笑)」、
そしてギターのナノウは「年始の健康診断で“肥満ゾーン”に足を踏み入れてしまいましたが、無事に標準体重に戻りました! せっかく減量成功したので、お金だけ払い続けているジムにしっかり通いたいと思います!」とそれぞれコメント。
ちなみにsanaは「健康を気遣って『ほうれんそうスムージー』を作っています。来年からはちゃんとしたお食事を作ろうと思っていますので(笑)、応援してください!」と話し、場内から拍手が上がっていた。
ここからはsanaが中央に用意された椅子に座り、アコースティックコーナーがスタート。
まずはギターの調べに乗せて「メモセピア」、さらにキーボードの音色に合わせて「ここにいたい」を披露。スポットライトを浴びながらしっとりと歌い上げた。
スタンドマイクに手にかけ、時折両手を前に掲げながら「切り傷」を歌い終えると、お待ちかねのゲスト・岬 なこが登場!
sajou no hanaのライブでは、初めてのゲストということで「それを聞いてビックリしました」という岬。「sanaちゃんのライブは、本当は客席で(聴く側として)デビューしたかったのですが、呼んでいただいて光栄です!」と笑顔だった。
ここからは2人で岬の持ち歌を歌唱していった。
お互いに向き合いながら、ギターのナノウが手がけた「HURRAY!」を披露すると、続けて「つぎはぎの世界」をコラボ。同曲は仮歌をsanaが担当したそうで「仮歌を聴いていて『このまま出してほしい』とずっと思っていました」と当時の想い出を語る岬。
告知コーナーでは、26年1月14日(水)にリリース予定の2nd Album『Repeated Reflect』に収録される2人のコラボ曲「Push the Trunk」が12月12日(金)0時より先行配信されることが発表された。
ちなみに同曲を手掛けているのはsajou no hanaのメンバーでもあった渡辺 翔さんということで、2人にとって最高に縁深いナンバーとなっている。
sanaが作詞を担当した「SHINE BRIGHT REVOLUTION」を飛び跳ねながら披露すると、岬 なことはお別れ。
「まだまだ暴れたりないんじゃないですか? ついてこれますか~!?」と観客をあおり、「淡く微か」を情熱的に、さらにアニメ「『スパイ教室』2nd season」エンディングテーマ「ニューサンス」を激唱。
「THE IOLITE」と続けると、タオルを手にMOB CHOIR feat. sajou no hanaとして歌ったアニメ『モブサイコ100 II』オープニングテーマ「99.9」、さらに『モブサイコ100 III』オープニングテーマ「1」を披露。場内は熱気に包まれた。
ライブは残すところあと2曲。
「今年は私自身、たくさんのチャレンジをさせていただいた1年でした」と切り出したsana。
岬の楽曲の歌詞を書いた事をはじめ、充実感あふれる日々を過ごせたとのこと。
「来年は楽しいことがたくさんあります! もっともっと絆を深めていけるよう、前に前に“展開”していきますので、よろしくお願いします!」と宣言すると、「グレイ」を歌唱。さらに、気持ちをたっぷりと込めて「いきるひとびと」を披露。場内に「ラララ」の大合唱が響き渡った。
盛りだくさんだったステージもいよいよラスト。岬がふたたび登場し、バンドメンバーを含めた全員で挨拶。
sanaが来年へ向けて意気込みを語り、ステージは幕を閉じた。
<レポーター・カメラマン(一部)/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
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