超満員の客席を前に、1年越しのリベンジ達成! 「i☆Ris 13th Anniversary Live – TITLE MATCH -」レポート

By, 2025年12月8日



声優とアイドルのハイブリッドユニット i☆Ris (山北早紀、芹澤優、茜屋日海夏、若井友希、久保田未夢)。彼女たちのデビュー13周年記念ライブとなる「i☆Ris 13th Anniversary Live -TITLE MATCH-」が2025年11月15日(土)、神奈川・ぴあアリーナMMで開催された。

本番の約1週間前に開催された、メディア向けの記者会見では、いつものコミカルなやり取りをしつつも、本番に向けて並々ならぬ気合いを感じさせてくれた5人。
ちょうど1年前、「絶対に満席にする!」と意気込んでステージに臨み、涙を飲んだ同会場での公演。彼女たちの姿に感化されたファンも多いはず。
彼女たちの想いの強さが客席を埋め尽くし、5人の姿をいまかいまかと待ち受ける。

開演時間になると、メインスクリーンには階段を1段1段踏みしめるようにのぼり、ステージに向かう5人が映し出される演出が!
その後、メンバー1人1人がセンターステージに向けて歩を進めていき、中央で合流。プロレスや格闘技のリングインを思わせるような演出に場内は大いに沸いていた。

「TITLE MATCH」というライブタイトルをほうふつとさせる「Platonic」を挨拶代わりに披露。さらに横いっぱいに広がって「対戦お願いします!」と「Spending」を歌唱。メインステージへと進むと、羽織っていたガウンを脱ぎ捨て「ありえんほどフィーバー」を熱唱! ラメ入りの衣装姿が映えるナンバーでオーディエンスを熱狂の渦に巻き込んだ。

「お前ら、まだまだいけるか~? ついてこい~!」と客席をあおりながら「ドリームパレード」を歌唱すると、座席を埋め尽くしたファンをうれしそうに見渡しながら、ライブへ向けての意気込みを語る5人。
さらに、客席からのクラップを受けて「5STAR☆(仮)」、そしてメインステージとセンターステージに分かれて「Make it!」を投下。会場のボルテージを限界まで高めていった。

ここで、スクリーンには対戦格闘ゲーム風の映像が映し出され、5人によるパフォーマンスバトルが1対1の対戦形式で展開!
まずは山北さんVS.久保田さん。スクリーン上で「みどりの王国(※出身地の北海道にちなみ)・山北」「わんわんおーこく(※久保田さんがデビュー当時に考案した挨拶が出自)・久保田」と紹介され、客席からは笑い声も。

先攻の山北さんは、ダンサーを引き連れて「#さきさまかわいい」を歌唱。彼女がSNSやイベント等で披露する「さきさまじゃんけん」も炸裂し、オーディエンスを盛り上げていた。
一方の久保田さんは、先ほどまで山北さんのバックダンサーを務めていた面々にぬいぐるみを着せるという荒業で対抗! 山北さんとの舌戦を繰り広げつつ、「Lovely Time」をキュートに歌い上げた。

ここからは「ハーフタイムショー」と称した小休止タイム。5人が動物耳を着用して登場。
このブロックでは「オーディエンスの撮影OK」ということで、スマホを手にするファン、そのままサイリウムを振り続けるファンと、思い思いにパフォーマンス楽しんでいた。
ポンポンを手に、応援ソング「Cheer up」を披露すると、キュートな仕草とともに「Heart Poppin’」、さらに手を振ったり、ポーズをとったりと、ファンサをしながら「ハートビート急上昇」を歌い上げる。1人でも多くの参加者にファンサを届けようと、ギリギリまでパフォーマンスをするメンバーもおり、彼女たちのアツい想いが伝わってきた。

  

続いて、ふたたびパフォーマンスバトル(芹澤さんVS.茜屋さんVS.若井さん)。芹澤さんはバックバンドを従えて「JUNGLE FIRE」を熱唱。「勝負と聞いて、負けるわけにはいかないでしょう!」と対戦相手の2人に宣戦布告をすると、若井さんはステージに備え付けられたグランドピアノで、友希名義でリリースした「遺言」を弾き語り、場内の空気を一変させる。
そして茜屋さんは中央に現れたブランコに座り、夕焼けを思わせるオレンジ色の光に照らされて「Stereo Sunset」を披露。大事なソロデビュー曲を心を込めて歌い上げた。

熱戦に次ぐ熱戦の結果、これまで行われたどの対戦も「ドロー」という判定に。
ここで、山北さん、久保田さんによる「TEAM みどりのわんわんおーこく」と、芹澤さん、茜屋さん、若井さんによる「TEAM くさかんむり!」のチームバトルが勃発!
なお、「TEAM くさかんむり!」の由来は、3人の苗字に「くさかんむり」の部首が使われているところから。苦肉の策で決定したチーム名に、場内からは笑いが起こっていた。

5人はステージの右半分、左半分に分かれて「あっぱれ!馬鹿騒ぎ」を披露。「コール&レスポンスの大きさで勝敗を決めよう!」ということになり、先に登場したダンサーやバンドも巻き込んで、まさにお祭り騒ぎ! 山北さんが「13周年のライブだし、やっぱり好きに騒いじゃえばいいじゃん!」と言い放ち、この勝負も「ドロー」となった。

ここで5人はいったんステージを後にし、スクリーンには幕間映像が。
東京・秋葉原にある「TwinBox AKIHABARA」を久しぶりに訪れたメンバーたちが「毎週月曜日に定期ライブをやっていたね」など、思い出話に花を咲かせるなど、和気あいあいとした雰囲気がただよっていた。

ちなみに今回のステージには「TwinBox AKIHABARA」と同じくらい近い距離感で楽しんでもらえるように工夫したそう。
懐かしの衣装に身を包み、「Color」、温かい光に包まれて「らむねサンセット」と歌唱していき、センターステージに立つと、先ほどの映像を受けたMCがスタート。
「『TwinBox AKIHABARA』は天井が低く、よく手が当たっていました(笑)」と裏話も語りつつ、手を振りながらメインステージへと歩みを進める5人。
「i☆Risメンバーとみんなの絆になった曲」だという「ayatsunagi」を、若井さんのピアノの音色に乗せて歌唱し、ラスサビでは5人が寄り添って笑顔で歌う姿が印象的だった。
そして、そのままシームレスに「希望の花を」へ。過去の自分たちを思い出してか、いつもより、より感情のこもったパフォーマンスで客席を沸かせていた。

「一番大切な声を聞かせてください!」という声を受け、場内に「WoWWoW~」の大合唱が響いた「キセキ-ノ-フィラメント」、さらに本邦初披露となった「Romantic Showdown」では芹澤さんのパワフルなボイスをきっかけに火柱が上がり、文字通り熱気に包まれる場内。

MCでしばしの休憩をはさむと、ここからはラストスパート!
久しぶりの披露となる「HERO」をセンターステージに向かって手を振りながら歌唱し、「ツリアイ」ではファンから360度囲まれながら記念撮影。さらに、せり上がる床の上で、遠い場所のファンまで声が届くように「Happy New World☆」を披露。歌詞に「横浜」というワードを入れてアレンジするなど、今日、この瞬間だけのステージを満喫していた。

コール&レスポンスでも盛り上がった「アルティメット☆MAGIC」のあとは「Memorial」。間奏で「今日はありがとう」と感謝の気持ちを伝え、いよいよ本編最後のナンバーへ。
ここにきて、まだまだ余裕を見せる5人のパフォーマンスとともに「Realize!」を歌い上げた。

迎えたアンコールでは、大スクリーンに5人の姿が。
とある一室で、ファンに向けて真剣に手紙をしたためる様子が映し出され、熱心に見入るオーディエンス。
5人の個性が光る文面に、ときに笑いが、ときに拍手が沸き起こると、ステージに舞い戻ったメンバーが「愛 for you!」を歌唱。いつもと違った雰囲気のなかでのパフォーマンスに、さらに拍車をかけるような出来事が!
今回のツアー中、各会場で5人への13周年へのお祝いメッセージや感謝の気持ちを書き込んでいるファンの姿が映し出され、さらにステージの真正面には「祝☆完売!!!!! To The NextStep☆」と書かれた横断幕が掲出。5人は次々と起こるサプライズについていくのがやっとの様子だった。

「夢へのヒトカケラ」に続くMCでようやく落ち着いたメンバーたちは、改めてチケット完売の感謝の気持ちを伝え、個々にメッセージを紡いでいく。
アンコール前に公開された手紙の内容とあいまって、自分たちの想いをより強く伝え終えた5人。
たっぷりの告知のあと、リーダー・山北さんが「もっと売れたい! 年末年始、空いているんだよね~(笑)」というメッセージで客席を笑わせたあと、「もっとでかいものを見てみたいんです!」と大声でコメント。
きたる14年目に向け、「これからもビバ☆i☆Ris、ビバ☆アイドルしていきましょう!」と「ビバ☆アイドル」を熱唱。
ステージ上、そして客席に笑顔の花が咲いていた。

<レポーター/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

<セットリスト>
01.Platonic
02.Spending
03.ありえんほどフィーバー
04.ドリームパレード(アニメ『プリパラ』第2シーズン 第1クールOPテーマ)
05.5STAR☆(仮)
06.Make it!
07.#さきさまかわいい(山北)
08.Lovely Time(久保田)
09.Cheer up
10.Heart Poppin’
11.ハートビート急上昇
12.JUNGLE FIRE(芹澤)
13.遺言(若井)
14.Stereo Sunset(茜屋)
15.あっぱれ!馬鹿騒ぎ
16.Color(アニメ『バトルスピリッツ ソードアイズ』第1クールEDテーマ)
17.らむねサンセット
18.ayatsunagi
19.希望の花を(劇場版アニメ「i☆Ris the Movie -Full Energy!!-」挿入歌)
20.キセキ-ノ-フィラメント
21.Romantic Showdown(TVアニメ パチンコ遊技機『カケグルイ』挿入歌)
22.HERO
23.ツリアイ
24.Happy New World☆
25.アルティメット☆MAGIC(TVアニメ『賢者の孫』OPテーマ)
26.Memorial
27.Realize!(アニメ『プリパラ』第1シーズン 第3クールOPテーマ)
E1.愛 for you!(劇場アニメ「i☆Ris the Movie -Full Energy!!-」主題歌)
E2.夢へのヒトカケラ(TVアニメ『嘆きの亡霊は引退したい』第2クールEDテーマ)
E3.ビバ☆アイドル

【ライブ概要】
「虹会限定ライブ」
【日程】
2026年2月22日(日)
※2回公演を予定しております。

【東京】恵比寿 ザ・ガーデンホール
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チケット抽選受付についての詳細は、後日ご案内いたします。
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