【プレゼントあり】ファンの声と仲間の支えが叶えた、5年越しの夢。 小説『光る猫爪』原作者・金子有希 インタビュー

By, 2025年11月21日



声優・金子有希による書き下ろし小説『光る猫爪』が、Web小説プラットフォーム「ネオページ」にて独占連載を開始!
声優として数々の作品に出演してきた金子有希さん。
その一方で、ずっと胸の奥に抱き続けてきた“もうひとつの夢”があった。
――それは、小説家として自分の物語を世に届けること。
2019年に行われた『光る猫爪』ドラマCD化クラウドファンディング企画での大きな反響を受け、声優として活躍する金子さんが“小説家としてのデビュー作”として挑む本作。金子さんの原案をもとにしたドラマCDではストーリーの一部しか語られなかったが、5年の時を経て、約19万字という大ボリュームの内容で物語を完成させた。
今回は、そんな“夢の続き”を歩み始めた金子さんに、これまでの歩みとこれからの展望をうかがった。

―まず、『光る猫爪』が生まれたきっかけを教えてください。

金子有希さん(以下、金子):「実は、小さいころからずっと物語を作るのが好きだったんです。
ラジオ番組でその話をしたとき、“形にしてみない?”と声をかけていただき、そこから一気にプロジェクトが動き始めました。前々から構想があった“宇宙を舞台にした物語”はタイプ的にドラマCD化しづらかったので、改めて制作した作品が『光る猫爪』でした。」

―クラウドファンディングも大きな話題になりました。

金子:「当時のスタッフさんが私の歌をすごく褒めてくださっていて、音楽CDも作らないかと提案してくださったり、同期の津田美波さん、大先輩の置鮎龍太郎さんが快く出演を引き受けてくださったり……。本当に温かいチームで支えていただきました。」

イベントで支援者と台本を読み合わせたり、音楽CDのトラックダウンに立ち会ってもらう企画など、「支えてくれたファンと一緒につくる空気感が、とても好きだった」と語る。

―ドラマCDを経て、小説を書き上げるまでの道のりは長かったそうですね。

金子:「はい……。
声優の仕事が忙しくなると執筆が止まってしまったり、初めて小説をちゃんと書くのでなかなか進まない時期もあり……“今年こそはやります!”と宣言しつつ、気づいたら5年が経っていました(笑)」

-そんなとき、ファンから届いた「続きを待ってます!」という声が支えになったようですね。

金子:「“このままでは終われないな”と思わせてくれたのは、応援してくださる方々の存在でした。」

―作品が連載として公開される場を探していた時期もあったとか。

金子:「そうなんです。半分くらい書き終えた頃、“どこか発表できる場所はないだろうか…”と事務所に相談していて。なかなか見つからず、とりあえず書き終えてからまた考えようか、ということになりました。そして、数年経ち……たまたまマネージャーがネオページさんの担当者の方とつながりがあって、作品のことを話してくださったんです。
私もお話してみて、ネオページさんは小説にとても丁寧で、読みやすい形で公開してくださっているので、初めての方にも作品が届きやすいと感じましたし、“ここでなら、物語を大切に扱ってもらえる”と思いました。」

-こうして、5年かけて紡いだ19万字の物語は、“発表できる場所”を得て一気に動き出すことになったんですね。ネオページでの連載発表時、「5年」という数字に驚いたと伺いました。

金子:「ファンの方のコメントで“5年”と書かれていて、“そんなに経ったんだ!?”と逆に教えてもらいました(笑)。途中で何度も筆が止まったりして、事務所からこの企画のことを忘れられてないかなと心配になりました(笑)。正直、大変でした。」

そんな紆余曲折を知っていたネオページの編集担当は、「文庫本3~4冊分です」と笑いながらも、作品を丸ごと受け止めてくれたという。

金子:「どんな形だったら発表できるだろうと頭を悩ませていたので、とてもありがたかったです。素敵な出会いに感謝しています!」

―完成した本作には、かなりの思い入れがあるように感じます。

金子:「はい。“鈴音たちが自分の力で動いていく”感覚が強くて、私は彼女たちを見守りながら“言わせたいセリフ”や“入れたいシーン”だけ決めていくスタイルなんです。終盤の展開も、キャラクターの動きに引っ張られて決まっていった感じでした。」

-本作のキャラクター名はすべて福岡県の地名由来なんですよね。

金子:「そうなんです。福岡出身の方なら気づく仕掛けが沢山あるので、是非そこも注目して欲しいです。私は地元・北九州市の特命大使もさせていただいているので、この先、福岡でイベントとか出来たら嬉しいななんて夢見ています。」

―今後、スピンオフや続編の構想もありますか?

金子:「あります(笑)。ただ、本編に未練はなく、“高校時代のエピソードをいつか書きたいな”という気持ちが残っているくらいですね。あとは……ずっと温めている、宇宙を舞台にした物語もいつか形にしたいです。」

声優としての活動と執筆の“二刀流”は決して簡単ではない。しかし「これからも、事務所やネオページに恩返しできる作品を作っていきたい」と真っ直ぐに語る姿が印象的だった。
そんななか、さる11月15日(土)・16日(日)に北九州市で開催された「北九州ポップカルチャーフェスティバル(KPF)」にて、株式会社ジーオーティー(GOT)より本作が2026年春に書籍化されることが本人の口から発表された。

【書籍化決定を受けてのコメント】

「本当にうれしいです!
クラウドファンディングの頃から“いつか書籍化したい”と思っていました。
ドラマCDをきっかけに作品を知ってくださった方にも、今回の小説版であらためて世界を楽しんでもらえたら幸いです。
ここからまた、新しい物語が始まっていく気がしています。」

<インタビュアー・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
「撮影協力:WeWork」

【書籍情報】
出版社:株式会社ジーオーティー(GOT)
発売時期:2026年春予定

※書籍版ビジュアル、詳細等は後日続報にて発表

【関連リンク】
●『光る猫爪』連載ページ(ネオページ)
https://neopage.co/3yr8ok
●『光る猫爪』公式「X」アカウント
https://x.com/nekotsumePJT/

【プレゼント】
金子さんのサイン色紙を1名にプレゼント!
ご希望の方は『れポたま!』公式「X」@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローし、当該記事のポストをリポストしてください。当選者にはDMにてこちらからご連絡させていただきます。
応募締め切り:2025年12月19日(金)23:59まで

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◎ご応募いただいた方の中から、厳正な抽選の上、当選者を決定いたします。
◎当選者様にはXのDMにてこちらからご連絡させていただきます。落選の場合のご連絡は致しません。
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