【プレゼントあり】これぞ“亜美流”。多面性で魅せる3曲を収録! 2ndシングル「不器用に 君のとなり」をリリースした前島亜美 インタビュー

By, 2025年11月13日



前島亜美の2ndシングルが2025年11月12日(水)にリリース!
24年11月に1stアルバム『Determination』でソロアーティストデビューを果たした彼女。今年7月に発売された1stシングル「Wish for you」ではテレビアニメ『公女殿下の家庭教師』オープニングテーマを担当。着実にステップアップしている。

2ndシングル表題曲の「不器用に 君のとなり」は現在好評放送中のテレビアニメ『不器用な先輩。』エンディングテーマに起用。デビューから約1年、歌声で表現の幅を広げ続ける前島さんに収録曲3曲を中心に語っていただいた。

―まずは2ndシングルの発売が決まったときの、率直な感想をお願いします。

前島亜美さん(以下、前島):1stシングル「Wish for you」をリリースしてすぐ、みなさんに次のご報告ができたことがうれしかったです。
また、『Determination』の発売から1周年を迎えるタイミングということで、1年間で私がどれだけ成長したかをお見せできるような1枚にしたいと思い、レコーディングに臨みました。

―テレビアニメ『不器用な先輩。』のエンディングテーマに起用されると聞いたときの感想もお願いできますか?

前島:初めてエンディングを任せていただけるということで、特別な想いがありました。
ちなみに楽曲はコンペで決まりまして。エンディングテーマということで、アニメの余韻が残るような曲を選ばせていただいたのですが、アニメのスタッフさんにも「いいですね」と言っていただけてうれしかったですね。

―ところで、オープニングテーマの「不器用なI love you」は、レーベルの“先輩”であるangelaさんが歌唱されています。

前島:私は2012年に放送された『K』というアニメが大好きなのですが、オープニングテーマの「KINGS」をangelaさんが歌われていて。昔から大好きなアーティストさんでしたので、とても光栄でした。

実は「不器用に 君のとなり」というタイトル、最初は「不器用」というワードが入っていなかったんです。音楽スタッフの総意で、どうしてもこの言葉を使いたくて。
angelaさんサイドに「被ってしまってもいいでしょうか……?」とおうかがいを立てたところ「いいじゃん、面白いね!」と快諾していただいたんです。後輩にもやさしく接してくださり、とてもありがたいです!

―“不器用”ではなく、”頼れる”先輩ですね。

前島:1stライブをボーカルのatsukoさんが観に来てくださったんです。そのこともきっかけで後日、事務所の先輩の南條愛乃さんと3人でご飯に行きました! お2人とも大先輩なのですごく緊張しましたが、とても楽しかったです!

―レコーディング時に印象的だったことを教えてください。

前島:「不器用に 君のとなり」というタイトルなので、「うまく歌おう」とか「きれいに収まろう」と考えず、素の自分を意識して臨みました。作品タイアップとなると、どうしても力んでしまったり、「どんな歌い方をすればいいんだろう?」と悩んでしまうのですが、素敵な歌詞に身体をゆだねる感覚で歌おうと。

最初は広めのスタジオでレコーディングをする予定だったのですが、「声の響き方を考慮して、もう少し狭い空間でじっくり録る方がいいんじゃないか?」という話になりまして。3分の1くらいの広さで、なおかつ照明の明るさを落として録ったらすごくしっくりきたんです。
ソロデビューしてからこれまで10数曲レコーディングをしてきましたが、スタジオのサイズも歌い方に影響するんだというのを学びました!

―歌う上で心がけたことは?

前島:ゆったりとしたメロディラインで聴き心地のいい曲で、セリフを読むように歌っても成立するようなフレーズがあるな、と思いまして。たとえば2番のAパート「素直になるって難しい」の部分をセリフっぽく、お芝居心を載せるように歌ってみたりしました。
普通に歌唱したテイクも録ったのですが、前者のテイクを採用していただきました。

―「不器用に 君のとなり」はMusicVideoも撮影されました。

前島:フィルムっぽさがありながら、日常を切り取ったような映像がすごくお気に入りで。ちなみに今回は、私以外に“ゲスト出演者”がいるんです!

―猫ちゃんですね。

前島:はい! 「不器用に 君のとなり」というタイトルから猫ちゃんが連想できたので、「ぜひ一緒に撮りたいです!」とダメ元でお願いしてみたらOKが出まして。なんと、プロの猫・にぼしちゃんに出演してもらいました!
カメラが回った瞬間にピタッと姿勢をとって、かわいい表情をくれたり、そばにずっといてくれたり……。今回の撮影で外せないピースになりましたね。

―前島さんご自身も、いろんな表情を見せてくれています。

前島:部屋のなかで本を読んだり、ヨガのポーズをしたり……。後半は鏡のなかの自分に向けて語りかけるシーンもあり、楽曲の深みを感じてもらえるような映像になったと思います!

―撮影時に印象的だったエピソードを教えてください。

前島:とても暑い時期に撮影したので、衣装を着込むとかなり大変で……(苦笑)
そんななか、今回の映像コンセプトが「ナチュラルさを追求する」だったこともあり、肩ひじ張らずに臨みました。結果、自然体の私をたくさん押さえていただけたのでよかったな、と。ヨガのポーズをとりながら運動不足を実感しつつ(笑)、悪戦苦闘しながら撮っていきました。

ちなみに映像中に出てくる携帯電話や本は私の私物なんです! ジャケット写真にも本が写っているのですが、これも私の愛読書でして……。「ジャケ写撮影で使ったなら、MVでもぜひ」と提案させていただきました。今回の撮影では、なぜか「私物を持っていく」という流れになりました(笑)
本を持参したり、お花を自分の携帯で撮影したりと、リアルな姿もお見せできているかな、と! もし本のタイトルが気になったら、ぜひ読んでみてください!

―アーティスト写真・ジャケット写真の撮影についてのエピソードも教えていただけますか?

前島:真夏に撮影したので、正直すごく暑かったです(苦笑)
いままでは着飾った格好での撮影が多かったのですが、今回は私服のような親しみのあるスタイリングで、髪もお団子でまとめ、“日常感”が出ているんですよね。我ながらいい感じです(笑)!

―ここからは、そのほかの曲についてもお聞かせください。「恋愛主義にクエスチョン」は山崎あおいさんが手がけられています。

前島:私は元々山崎さんのファンで。ハロプロ(ハロー!プロジェクト)さんに多く楽曲提供されているのですが、どの曲も素晴らしいんです! いつか曲を作ってもらいたいと思っていて、今回ダメ元でお願いしたところ、快諾いただきました!

―山崎さんとはどのようなやり取りをされたのでしょう?

前島:曲作りをお願いする前にリモートで打ち合わせをさせていただきまして。「ライブで盛り上がるような曲をお願いします!」とお伝えしました。「不器用に 君のとなり」を聴いたあとに流れてきてビックリするような、ギャップのある曲を持ってきたかったんです。
それと、歌詞もすごく魅力的で「恋愛に対する感情の機微やゆらぎを丁寧に描かれる方だな」、と常々思っていたので、この曲にもぜひ反映していただきたいな、と。
また、テーマを聞かれたとき「この世の恋愛至上主義に異議を唱えたいんです」と伝えたんです。

―と言いますと?

前島:「恋愛経験が多い方が芸事が上達する、人間として豊かになる」って言われたりするじゃないですか。こういう説を聞くと、気持ちが焦ってしまうんですよね……(苦笑)
「私としては、むやみやたらに経験を重ねるよりは、1つ1つの出会いから真摯に生まれる表現も美しいと思うんです!」と山崎さんに熱弁したところ、共感していただきまして(笑)
このやり取りから歌詞が生まれました! 私のなかにもこういう一面があるんだ、というのを感じていただければと思います!

1stシングル「Wish for you」でも、表題曲のキラキラしたナンバーのあとに「劇薬」というとんでもない変化球のカッコいい曲を入れましたし、今回も同じようなコンセプトでこの曲を収録しようと。多面性を見せていくのが“前島流”です(笑)
ライブでみなさんが盛り上がっている姿が想像できるので、ライブで披露するのがいまから楽しみです!

―歌ってみていかがでした?

前島:実は今回、山崎さんにディレクションしていただいたんです。「解釈違いが起きていないかな……」と緊張しながらのレコーディングだったのですが「ナチュラルな気持ちで作っていきましょう」と言っていただけて、のびのびと歌えました!

―レコーディングの際、山崎さんとは何かお話されたのでしょうか?

前島:1stシングルのリリース後、間もないレコーディングだったのですが、「『Wish for you』、聴きましたよ!」と言われてひっくり返りそうになりました(笑)
また、山崎さんの作る音楽の大ファンだということもお伝えして、「機会があればぜひまたお願いします!」とアピールさせていただきました!

―3トラック目の「Adaptation」ではご自身で作詞を担当されました。

前島:デビューアルバムで2曲(「Determination」と「Azurite」)、そして1stシングルでも1曲(「アミュレット」)作詞を経験し、その楽しさを実感することができまして。今後も作詞のスキルを高めていきたいと思い、今回も挑戦させていただきました。

―詞とタイトル、決めたのはどちらが先だったのでしょう?

前島:タイトルから決めました。「順応」や「適応」という意味があるのですが、デビュー1周年のタイミングであるということも踏まえ、いま歌いたいことや伝えたいことを歌詞に詰め込みました。

―今回、作詞において意識したことは?

前島:「Determination」をライブで歌っているとき、自分で書いた詞に励まされることが多くあったんです。「今後この曲を歌うとき、いつでも初心に戻れるような願いを込めた歌詞にしよう」という想いで書きました。

作詞を勉強する際、私が尊敬するつんく♂さんの本を読んだのですが、「作詞は一枚の写真である。写真のなかにいる人物がカメラ目線であれば、どこから見ても目線が合うはずで、逆の場合はどこからも目線が合わない」と書かれていて。視点がブレていると、曲自体がブレていく、ということを学びました。
それを踏まえて「今回はどの写真が詞になるだろう?」と考えたとき、今年4月に開催された1stLIVE『Blue Moment』の開幕で観た景色を思い出したんです。ステージにきらめく光に向かって歩んでいく自分と、その先に見えるオーディエンスが見えて、2ndライブで歌うイメージを持ちながら書いていきました。

―1stライブで見た景色がなければ、今回の詞も出てこなかった可能性もあると。

前島:そうですね。最初のライブということで「みなさんにいいパフォーマンスを見せたい」という気持ちが強く出てしまい、力んでしまったり、気持ちで解決しようと全力でやってきたのですが、自分も楽しみつつ、ありのままの自分を出していきたいという結論に達しました。

―詞を考えるのに時間はかかりました?

前島:そうですね。ディレクターさんには何稿かにわけて送らせていただきましたが、最終的にはレコーディングの朝までずっと考えていました。
また、作詞作業と舞台の出演が同時期だったので、並行してこなす必要がありまして。忙しいからこそ出てくる言葉もありましたし、とてもいい経験になりました!

―「キンクリ堂限定セット」を購入すると、ビッグアクリルスタンドが付いてくるそうですね。

前島:玄関に置いていたら家の守り神になってくれそうなくらい(笑)、ビッグサイズなんです。
私のアクスタと一緒にSNSにアップしてくれる人がいますが、この子とどんな写真を撮ってくれるのか、楽しみです(笑)

―2ndライブの開催も少しずつ近づいてきています。

前島:1stライブが4月で、そこからわずか半年ほどで2度目のワンマンを迎えられるとは思わなかったので、うれしい気持ちでいっぱいです!
アーティスト活動を行ううえで、ライブはすごく重要なファクターだと思っていますし、タイアップ曲を発表してから初めてのステージということで、新しい出会いもあるのかと思うととてもワクワクします!

―12月にはリリースイベントも控えていますね。

前島:ファンのみなさんとの距離も近いですし、たくさんパワーをもらえる場なので、こちらもすごく楽しみです。みなさんから直接感想を聞くと、今後のモチベーションにもつながるんですよね。こちらも続けていきたいです!

―テレビアニメ『不器用な先輩。』にかけて、前島さんがもしOLだったら、どんな毎日を送られていたと思いますか?

前島:考えたこともないですね……。恐らく不器用な毎日を送ることになると思いますが(笑)、社内でずっとデスクワークをするよりは外に出たいです。お仕事でよく行く現場の近くにある、美味しいお店に立ち寄ることが密やかな楽しみだったりするので。外回りでそういう些細な幸せを感じたいですね(笑)

―最後に、メッセージをお願いします。

前島:アーティストデビューから1周年のタイミングで2ndシングルのリリース、そして2ndライブの開催を迎えられて感無量です。まだまだ慣れないところもありますが、それも「不器用な私」として受け入れて、これからも長く活動を続けていければと思っています。
「Adaptation」の歌詞のなかに「傷までも“亜流”だと笑えた」というフレーズがあるのですが、「亜流」は私のなかですごく大事な言葉なんです。

「亜流」という言葉の意味を調べると「模倣」や「二番煎じ」など、ネガティブな言葉が並ぶのですが、私のなかでは決して悪い意味ではとらえていなくて。敢えて「独自(オリジナリティ)」ととらえているんです。表現者として本流ではない道を突き進んでいくのもアリなんじゃないかと思うんですね。
私の名前(亜美)とかけて「亜流=亜美流」。これからも声優アーティストとして“亜流”を目指していきます!

<インタビュアー/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【CD概要】
前島亜美 2nd Single「不器用に 君のとなり」
発売中(2025年11月12日(水)発売)


【初回限定盤】(CD+Blu-ray) 
品番:KICM-92169 
価格:2,200円(税込)


【通常盤】(CD only) 
品番:KICM-2169
価格:1,540円(税込)

▼収録内容
〈CD〉 ※全形態共通 
1.「不器用に 君のとなり」
作詞:藤林聖子 作曲:YOSHIHIRO (KEYTONE) 編曲:YOSHIHIRO (KEYTONE)
TVアニメ『不器用な先輩』エンディングテーマ
2.「恋愛主義にクエスチョン」
作詞・作曲:山崎あおい
3.「Adaptation」
作詞:前島亜美 作曲:宇野水木/Rico Sato/Hiddie 編曲:Rico Sato/Hiddie
4.「不器用に 君のとなり」Off vocal
5.「恋愛主義にクエスチョン」Off vocal
6.「Adaptation」Off vocal

〈Blu-ray〉 ※初回限定盤のみ 
「不器用に 君のとなり」MUSIC VIDEO
「不器用に 君のとなり」MUSIC VIDEO MAKING
「不器用に 君のとなり」JACKET MAKING

〈封入特典〉 ※初回限定盤のみ
ランダムトレカ3枚入り(全5種)

☆ご予約はこちら
https://ami-maeshima.lnk.to/2ndSG_bukiyou

【ライブ概要】
「前島亜美LIVE 2025 Blooming NOTE」
日時:2025年11月24日(月・休)16:00開場 / 17:00開演

【東京】ヒューリックホール東京

●ライブ特設サイト
https://king-cr.jp/maeshima-ami/2ndlive/

【リリースイベント概要】
■2nd Single「不器用に君のとなり」発売記念リリースイベント※トーク&特典お渡し会
①12月6日(土)
【愛知】オルバースビル3階
開場11:30/開演12:00
②12月6日(土)【大阪】アニメイト大阪日本橋5Fイベントホール
開場17:00/開演17:30
③12月7日(日)【東京】AKIHABARAゲーマーズ本店6Fイベントスペース
開場12:30/開演13:00
④12月7日(日)【東京】アニメイト秋葉原1号館7F
開場15:30/開演16:00

●前島亜美 公式HP
https://maeshima-ami.net/ 
●前島亜美 Official YouTube Channel
https://www.youtube.com/@maeshimaami 
●前島亜美 Official「X」【@_maeshima_ami】
https://x.com/_maeshima_ami 
●前島亜美 Official Instagram 【@_maeshima_ami】
https://www.instagram.com/_maeshima_ami 
●前島亜美 Official TikTok 【@_maeshima_ami】
https://www.tiktok.com/@_maeshima_ami

●TVアニメ『不器用な先輩。』公式サイト
https://bukiyouna-senpai.asmik-ace.co.jp/
●TVアニメ『不器用な先輩。』公式「X」
@bukiyou_anime

【プレゼント】
前島さんのサイン色紙を1名にプレゼント!
ご希望の方は『れポたま!』公式「X」@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローし、当該記事のポストをリポストしてください。当選者にはDMにてこちらからご連絡させていただきます。
応募締め切り:2025年12月12日(金)23:59まで

◆注意事項◆
◎ご応募いただいた方の中から、厳正な抽選の上、当選者を決定いたします。
◎当選者様にはXのDMにてこちらからご連絡させていただきます。落選の場合のご連絡は致しません。
◎当選の権利を第三者へ譲渡することはできません。
◎当選者様の住所不明、転居先不明、長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
◎応募受付の確認、当選・落選についてのご質問は受け付けていません。
◎賞品のお届け先は日本国内に限らせていただきます。
◎配送日時の指定、配送業者の指定は承っておりません。
◎書留で送付のため、本人確認できる住所に限らせていただきます。
(転送サービス会社へのプレゼント送付はできません。)