By, 2025年10月1日
原作小説が「Kラノベブックス f」より刊行、コミカライズが「ARTEMIS by sirius」にて好評連載中の『悪食令嬢と狂血公爵』が待望のTVアニメ化! 2025年10月2日(木)からTBS・BS11ほかにて放送開始される。
『魔物』を美味しく食べる方法を研究している伯爵家の娘、メルフィエラ・マーシャルレイド(通称:メルフィ)と、「狂血公爵」と呼ばれるアリスティード・ロジェ・ド・ガルブレイス(通称:アリスティード)が織りなす、異色ならぬ異“食”ファンタジーだ。
メルフィを演じる中村カンナさんとアリスティード役の坂 泰斗さんに、本作の見どころを語っていただいた。
―まずは、役が決まったときの感想をお願いします。
中村カンナさん(以下、中村):オーディションを受ける際、初めて原作を読ませていただいたのですが、恋物語も食べることも大好きなので(笑)、すっかり作品の魅力にハマってしまいました!
メルフィは芯のある女性で、スッと役に入ることができたので、こうしてご縁をいただけてうれしいです!
坂 泰斗さん(以下、坂):アリスティードは狂血公爵と呼ばれているのですが、感情表現豊かで子どもっぽいところもあるキャラクターだな、という印象を受けました。
彼のようなキャラクターはいままであまり演じてきたことがなかったので、任せていただけてうれしい気持ちでいっぱいです!
―では改めて、演じた役の紹介をお願いします。
中村:メルフィには「魔物を調理して食べる」という趣味があり、食のことになると周りが見えなくなってしまいます(笑)
アリスティード公爵様に食のすばらしさを伝えたり、頭のなかで食の妄想を繰り広げたりするシーンはとてもコミカルで、作品のアクセントになっていると思います。
坂:アリスティードは責任感が強く、公衆の前では我を出さないように努めているのですが、メルフィの前では解放できるんです。
彼女に自分と同じ匂いを感じているのが大きいと思いますが、そのさまがとてもかわいらしいんですよね。公衆の前とメルフィの前とでギャップを感じられる、とても素敵な人物だと思います。
―中村さんは先日アメリカのワシントンD.C.で行なわれた「Otakon2025」に水辺チカ先生と一緒に出席されました。
中村:「Otakon」にお邪魔するのは2年ぶりだったのですが、今年は以前に伺った時よりもさらに多くのアニメファンの方が来場されていて、とても熱気に満ちていました。
ステージでは冒頭の10分を先行上映させていただいたのですが、「日本のファンは、ここでは笑わないだろうな」というところで笑いが起きていたのが印象的で、文化の違いを感じましたね。
また、水辺チカ先生がステージ上でライブドローイング(その場で絵を描くこと)をされたのですが、私が着ていた服と髪形を反映したメルフィを描いてくださり、感動しました!
それと、メルフィのコスプレをしているファンもいて、一緒に撮影させてもらったのもとてもいい思い出になりました!
―ちなみに、現地ではどんな“食”を楽しまれたのでしょう?
中村:新しい場所に行く際は、評判の店を調べるようにしているのですが、今回はイタリア料理の店に行きました! ちなみに前回は地中海料理を食しました。
日本にはあまりないような創作料理を食べるのも好きなんですよね。
坂:美味しいチョコレートをお土産に買ってきて、アフレコ現場に持ってきてくれたんです。ごちそうさまでした!
―食材を集めるシーンが大きな見どころの1つですが、どのあたりが魅力ですか?
坂:アリスティードに返り血がかかる描写がありまして。食材という「命」を取り扱う作品として、リアルに描かれる必要があるのかな、と思いました。食に対するストイックさが伝わってくる、素晴らしいシーンだな、と。
中村:メルフィはしっかりと説明しながら食材をさばいていますし、「命をいただくとはこういうことです」というのを順序立てて見せてくれるところにこだわりを感じます。
―では、演じるうえで意識したことを教えてください。
中村:本作にしか出てこないような「専門用語」が多いうえ、彼女は説明セリフやモノローグが多いんですよね……(苦笑)
音響監督の田中 亮さんには技術面で指導をたくさんいただきました。
また、メルフィが食に対して、オタク口調で早口でまくしたてるシーンがあるのですが、いかに食べることが好きかをぶつけるような演技を心がけました。
坂:オーディションで演じたアリスティードを大事に、というのが第一で臨みました。
最初に演技の方向性を見つけてからは、アリスティードもメルフィもまっすぐに演じることができたと思います。アフレコで実際に掛け合いができたのも大きかったですね。
―アリスティードと近藤 隆さん演じる補佐官のケイオスとの掛け合いも見どころの1つかと思いますが、アリスティードにとってケイオスはどんな存在だと思いますか?
坂:2人はメルフィと出会う前から一緒で、関係性がどのように築き上げられてきたのかが語られていきます。ケイオスはアリスティードが心を許せる、数少ない存在として物語を盛り上げてくれますので、今後の展開にご期待いただきたいですね。
―お2人が好きな「変わった食べ物」、または「苦手な食べ物」はありますか?
坂:僕は漬物が昔から苦手で……。食感があまり好きじゃなく、たくあんはとくに厳しかったです(苦笑)
逆にグミは大好きで、1日に3袋くらい食べていたことがあり、食べ過ぎてアゴに負担がかかるので自重した経験があります(笑)
中村:私は「カレー巡り」ですね。インドカレーだけではなく、ネパールやスリランカなど、日本ではあまりメジャーではないカレーも大好きです。
ネパールは「無水カレー」が主流で、スリランカは魚介でダシを取ったシーフードカレーがメインなので、日本人にも相性がいいんですよね。お正月など、時間があるときは自分で調理もします!
ちなみに年末年始は、父から普段敢えてあまり食べないものを勧められていました。「ブルーチーズ」や「なまこの酢の物」などが印象に残っています。
「将来困らないよう、どんな食材も食べられるように」という配慮があったのかもしれませんが、いま思うと大好きなお酒のアテを食べさせられていたのかもしれません(笑)
―そろそろ秋本番を迎えますが、今年はどんな秋にしたいですか?
中村:「読書の秋」です。先日、友人と2人で本屋に行って、お互い「おすすめの本」を勧めあったんです。自分では買わないような漫画や小説を購入したので、じっくり読んでいきたいと思います!
坂:「スポーツの秋」です。僕は趣味でスポーツクライミングを10年くらいやっているのですが、この秋は力を入れていきたいな、と。指先を鍛えたり、基礎から鍛え直したいと思います。
―歴史あるスポーツエンタテイメント『SASUKE』でも、指先の力がモノをいう難関ポイントがありますよね。
坂:実は、「サスケくん」と呼ばれている森本裕介さんにあこがれているんです。僕が出場するなんて、おこがましいですけど(笑)、もし機会があれば全力で挑戦させていただきます!
まずは最初のアトラクションを乗り越えたいですね……(笑)
―物語序盤の見どころを教えてください。
中村:2人がどのような形で惹かれ合っていくのか? その恋路を見届けていただきたいです。
また、メルフィは「食材をいかに美味しく食べるか?」と常に考えていますので、みなさんにも「料理を楽しみたい!」と思ってもらえたらうれしいですね。
坂:強烈なインパクトのあるタイトルですが、とてもハートフルな物語が展開します。
立場の違う2人がお互いのことを想うようになっていくさまにご注目いただきたいですし、美味しいご飯の描写もたくさんあるので、ビジュアル面も堪能いただきたいですね。
―最後に、メッセージをお願いします。
中村:「食」と「恋愛」が作品の大きなテーマだと思うのですが、実は登場人物たちには複雑な背景もありまして。今後それらも明らかになっていきます。
世間から距離を置かれている2人が自分たちの居場所を見つけていくさまを見て、みなさんにも「自分にしかない個性」を大事に思ってもらえたらうれしいです。
坂:中村さんが言ってくれたように、自分の趣味や個性を引け目に感じてしまうことがあると思うのですが、理解してくれる人は必ず存在すると思うんです。
「決してマイナスではなく、むしろプラスなんだよ」、というのを教えてくれると思いますし、なにより食べているときのメルフィの幸せそうな顔がたまらないんですよね(笑)
本作をご覧になり、幸せな気持ちになってもらえるとうれしいです!
<インタビュアー/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
【アニメ概要】
『悪食令嬢と狂血公爵』
10月2日からTBS・BS11ほかにて放送開始!
TBS:10月2日(木)深夜1:28~
BS11:10月3日(金)よる11:00~
【メインスタッフ】
原作:星彼方(講談社「K ラノベブックス f」刊)
キャラクター原案:ペペロン
漫画:水辺チカ(講談社「ARTEMIS by sirius」連載)
監督:武田睦海
シリーズ構成:大知慶一郎
キャラクターデザイン:加藤真人
サブキャラクターデザイン:大滝那佳、八木澤修平
衣装デザイン:牛ノ濱由惟
モンスターデザイン:菊永智英
プロップデザイン・料理デザイン:宍戸久美子
色彩設計:斉藤麻記
美術監督:平良亜梨沙
美術ボード:小川友佳子
美術:スタジオ KLAS
撮影監督:何文馨(旭プロダクション)
撮影:旭プロダクション
オフライン編集:石井亜美(旭プロダクション)
音響監督:田中亮
音響制作:Ai Addiction
音楽:中橋孝晃
音楽制作:日音
オープニングテーマ:AVAM「シュガリー・ストーリー」
エンディングテーマ:土岐隼一「希望光度」
アニメーション制作:旭プロダクション
【メインキャスト】
メルフィエラ・マーシャルレイド:中村カンナ
アリスティード・ロジェ・ド・ガルブレイス:坂泰斗
ケイオス・ラフォルグ:近藤隆
ミュラン・セロー:岡本信彦
マクシム・ド・リヴァストール・ミルド・ラングディアス:木村良平
アンブリー・シャール:古川慎
ゼフ・センジン:平川大輔
クロード・フォール:増田俊樹
【イントロダクション】
「食べるからには美味しくいただきたいですし!」
伯爵家の娘・メルフィエラは、誰にも理解されない趣味を持っていた。
それは、人間に害をもたらす魔物を美味しくいただくこと!
そうしてついたあだ名は「悪食令嬢」――。
ある日のこと、婚約者を探すために参加していた遊宴会で狂化した魔獣に遭遇してしまう。
絶体絶命な状況に思わず身をすくめるメルフィエラだが、
そこに「狂血公爵」と恐れられるガルブレイス公爵が姿を現す。
振り下ろされる剣
倒れる魔獣
金色に光る瞳
その圧倒的な強さと美しさに息を飲むメルフィエラだったが、公爵の顔に滴る魔獣の血が気になってしまい……!?
魔物を美味しく調理する「悪食令嬢」と
心優しき「狂血公爵」が織りなす
美味しくて胸キュンな異食(異色)グルメファンタジー!
――極上の物語を召し上がれ!
●公式HP:https://www.tbs.co.jp/anime/akujiki/
●公式「X」(旧Twitter):@akujiki_info
推奨ハッシュタグ:#悪食令嬢
【本PV】
https://www.youtube.com/watch?v=wvutMIYKa2g
©星彼方・講談社/「悪食令嬢と狂血公爵」製作委員会
【プレゼント】
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応募締め切り:2025年10月24日(金)23:59まで
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