注目の2バンドが持ち味を存分に発揮した、アツいステージが展開!「She is Legend × トゲナシトゲアリ『SOUL & CRY』」レポート

By, 2025年6月26日



アニソンシンガーとしても活躍中のXAIと鈴木このみの2人がボーカルを務め、人気ゲーム『ヘブンバーンズレッド』の魅力を存分に体現しているShe is Legend(通称:シーレジェ)。そして人気アニメ『ガールズバンドクライ』から飛び出したリアルバンド・トゲナシトゲアリ(通称:トゲトゲ)の対バンライブが実現! 「She is Legend × トゲナシトゲアリ『SOUL & CRY』」が2025年5月15日(木)、東京ガーデンシアターで開催された。

先陣を切ったのはシーレジェ。2人のシルエットが紗幕に映ると、場内からは大きな歓声が! クラップに乗せてステージいっぱいに広がり、「春眠旅団」を歌唱。桜のはなびらをイメージした紙が舞い落ちる演出も相まって、曲の世界観を堪能することができた。

独特の振り付けや猫の手ポーズが楽しい「Thank you for playing~あなたに出会えてよかった~」、「Come on baby!」と続けると、最初のMCに突入。

「私たちの初めての対バンライブ、そしてその相手がトゲナシトゲアリさんということで、本当に楽しみにしてきました!」と笑顔の鈴木さん。XAIさんも「“想いを歌で爆発させる”というところにシンパシーを感じています。アツいステージになると思います!」と気合の入った様子。

鈴木さんが「レジェンダ―(ファン)のみんな、見えてますよ! (トゲトゲのファンもたくさん来ていると思いますが)ここにいるみんなをレジェンダ―にするつもりで最後まで頑張ります!」と言い放つと、ステージのセンターで「白の呪文」をしっとりと、「闇夜のKomachi Vampire」ではスモークが舞台上を支配するなか、お互いの顔を見つめながら歌唱。そして時折笑顔をながら「起死廻生」を歌い上げた。

続くMCでは「いままでに感じたことのない新鮮な気持ちで立っています」と対バンの手ごたえを語るXAIさん。「最初はここまで大きなプロジェクトになるとは思っていなかった」と口をそろえ、ここまで連れてきてくれたレジェンダ―たちへ感謝の気持ちを伝えていく。

XAIさんが「あとは鈴木さん、よろしく」と言葉で背中を押し、1人ステージを降りると、「自分の心の扉を開けてくれるような楽曲です。怖いけど、勇気を出してお届けします」と意を決したように「Perfect Goodbye」を歌唱。歌い終えるとオーディエンスに向けて深くお辞儀をし、場内からは盛大な拍手が上がっていた。

XAIさんとふたたび合流し、ここからはラストスパート! コール&レスポンスを楽しみながら「ありふれたBattle Song~いつも戦闘は面倒だ~」、そして最後はクラップをあおり、こぶしを突き上げながら「Long Long Spell」を熱唱。こぶしを突き上げ、最後は大ジャンプで締めた。

She is Legendからアツいバトンを受け取ったトゲナシトゲアリ。4月27日(日)に『ガールズバンドクライ』2周年記念ライブを終えたばかりの彼女たちが、この日もモチベーションを新たに躍動!まずはあいさつ代わりに「渇く、憂う」、「闇に溶けてく」と2曲続けて披露した。
最初のMCでは、井芹仁菜役・理名さん(ヴォーカル)が「今日は胸をお借りする気持ちでぶっ飛んでいきたいと思います!」と宣言。さらに「50分ちょいで14曲いくよ!」と、ほぼノンストップでのステージを予告し、客席を盛り上げつつ、「運命の華」を披露。河原木桃香役・夕莉さん(ギター)、ルパ役・朱李さん(ベース)の3人で中央に集まり、アツい演奏を繰り広げた。
光が明滅するなかで「声なき魚」を歌い上げると、朱李さんのベースソロ、夕莉さんのギターソロも映える「空白とカタルシス」と続けた。

続くMCではShe is Legendの楽曲について、先ほどのステージを振り返りながら楽しそうに語る3人。とくに朱李さんは「元々大好きなんです!」と、この日披露していないナンバーも含めてお気に入りのナンバーを7曲も挙げ、場内を沸かせていた。

ここからは中盤戦。テレビアニメのOP主題歌「雑踏、僕らの街」、第1話の挿入歌「空の箱」を感情をぶつけるように歌い上げると、「視界の隅 朽ちる音」では一転、笑顔で楽しそうに歌唱、演奏するメンバーたちの姿が印象的だった。

  

「激しいセトリですが、ついてきてますか?」と客席を気遣うメンバーたちに、大歓声で応えるオーディエンス。サポートメンバーを紹介したあとは、『ガールズバンドクライ』が2周年を迎えたことに触れ「私たちも曲数が増えてきました」とうれしそうに話す理名さん。3月に配信された新曲「ダレモ」、さらに今回初披露となる「臆病な白夜」とフレッシュなパフォーマンスを続けると、早くも残すところあと4曲。

続いてのMCでは、会場近く(お台場)にある某有名作品のオブジェクトの話題をきっかけに「焼き肉を食べに行きたい!」、「今度打ち上げで行こう」と楽曲を披露中の彼女たちとのギャップにあふれたやりとりで会場を盛り上げると、きらめく光に照らされて「傷つき傷つけ痛くて辛い」、火柱が次々に上がるなか「サヨナラサヨナラサヨナラ」を披露。
「シーレジェさんをはじめ先輩方が頑張ってきてくださったおかげで、私たちも活動を始められたんだなと、今日はしみじみ思います。これからも一緒に盛り上げていけたら嬉しいです!」と理名さんが気持ちを伝え、「名もなき何もかも」、そして桜の花びらをバックに「爆ぜて咲く」を熱唱。サビの“爆ぜて咲いた”を全員で叫び、会場が一体となった。

迎えたアンコールでは、各アーティストの楽曲を1曲ずつ披露。トゲトゲの「雑踏、僕らの街」、そしてシーレジェの「Burn My Soul」と、お互いにリスペクトの気持ちを出しつつ、それでいて力強い歌声と演奏で場内を支配した。「ほかの曲も聴いてみたい!」と思わせるような、完成度の高いステージングで両アーティストのファンを満足させていた。

【セットリスト】
<She is Legend>

01. 春眠旅団
02. Thank you for playing~あなたに出会えてよかった~
03. Come on baby!
04. 白の呪文
05. 闇夜のKomachi Vampire
06. 起死廻生
07. Goodbye Innocence
08. Perfect Goodbye
09. ありふれたBattle Song~いつも戦闘は面倒だ~
10. Long Long Spell

<トゲナシトゲアリ>
01. 渇く、憂う
02. 闇に溶けてく
03. 運命の華
04. 声なき魚
05. 空白とカタルシス
06. 雑踏、僕らの街
07. 空の箱
08. 視界の隅 朽ちる音
09. ダレモ
10. 臆病な白夜
11. 傷つき傷つけ痛くて辛い
12. サヨナラサヨナラサヨナラ
13. 名もなき何もかも
14. 爆ぜて咲く

<She is Legend×トゲナシトゲアリ>
EN1. 雑踏、僕らの街
EN2. Burn My Soul

<レポーター/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
☆ページ下部に写真一覧あり。

●「She is Legend」公式サイト
https://www.she-is-legend.com/
●『ヘブンバーンズレッド』公式サイト
https://heaven-burns-red.com/

●「She is Legend」公式「X」
@SiL_official_jp
●『ヘブンバーンズレッド』公式「X」
@heavenburnsred

●「トゲナシトゲアリ」公式サイト
https://ageha.agehasprings.com/archives/artist/togenashitogeari
●アニメ『ガールズバンドクライ』公式サイト
https://girls-band-cry.com/

●「トゲナシトゲアリ」公式「X」
@agehasprings
●アニメ『ガールズバンドクライ』公式「X」
@girlsbandcry