By, 2024年11月5日
これまで数々の名優を輩出してきた『マウスプロモーション附属俳優養成所』。同養成所は2025年にめでたく40周年を迎える。
この節目の年、声優を目指す人たちに「どのような授業をどんな雰囲気で行っているのかを知っていただく場所を設けたい」という想いから、豪華講師陣(森田順平、大川 透、楠見尚己、小形 満、小島幸子)を迎えたセミナーの開催が決定!
24年11月10日(日)に都内で行われるセミナーの司会を務めるのは、『サマータイムレンダ』(小舟 澪役)、『探偵はもう、死んでいる。』(シャーロット・有坂・アンダーソン役)、『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』(春日ツバキ)などでおなじみの白砂沙帆。
養成所で多くのことを学んできたという彼女に自身の経歴について、そして講師に関するエピソードやセミナーに向けての意気込みについて語っていただいた。
―まずは、司会が決まったときの感想をお願いします。
白砂沙帆さん(以下、白砂):本当にうれしかったですね。
「私は専門学校に通った経験がないので、学校の空気を感じてみたいんです」とマネージャーさんにお話ししたら、専門学校での説明会や養成所体験会の見学をさせていただく機会が増えまして。それもあって司会に選んでいただいたそうです。タイミングがピッタリで、本当に運がよかったと思いました!
―ところで、白砂さんは専門学校を経ずに“声優業界”に飛び込まれたそうですが。
白砂:実は私、とあるコンテンツのオーディションを受けて「声優デビュー」を果たしたんです。そのコンテンツの音響制作を担当していたのが「スタジオマウス」だったのですが、収録時に演じることの楽しさと自分の実力不足を同時に感じまして。
基礎から勉強したいと思い、『マウスプロモーション附属俳優養成所』の門をたたきました。
―それはかなり珍しいケースですね。
白砂:はい。コンテンツのオーディションを受けたときも「力試し」だと思って割と軽い気持ちで受けてしまったところがありましたし、同時に実力のなさを知りましたので……。
昔から「声優になりたい」という気持ちは強かったので、技術力を身に着けて、たくさんの役をもらいたいという一心で養成所に通いました。
―白砂さんは和歌山県出身だそうですが、親元を離れて上京するのは大変だったのでは?
白砂:まさにそのとおりです(苦笑)
私の実家は和歌山でもだいぶ田舎のほうで、家を少し離れると携帯電話の電波も届かないような場所に住んでいて……。たまに和歌山の市街地や大阪のほうに連れて行ってもらったとき、アニメ関連のグッズを買っていました(笑)
それと、学校の生徒もすごく少なかったので「演劇部」のような部活もなく、私が書いた物語の登場人物を、仲のいい生徒に演じてもらったりしていました。私も演じる側ではあったのですが、同時に配役も行っていて、いま思うとすごいことをしていたなあ、と(笑)
―白砂さんの、演技に対する情熱の強さが伝わってくるエピソードですね。
白砂:いえいえそんな……。でも「とりあえずやってみよう」という精神は小さいころからずっとありました。
―入所してから苦労したことは?
白砂:先ほどもお話しましたが、私は基礎ができていなかったので、授業についていくのが大変でした。おまけに一人暮らしをするためにお金を稼がなければならず、毎日がいっぱいいっぱいでしたね……。
―デビューされてからはどのように変わっていったのでしょう?
白砂:ネットに上がっている私の出演履歴を見ると、早い段階から役をもらえていると思われる人が多いかもしれませんが、マウスの養成所は通っている間でもオーディションを受けたり現場に出られるケースが多々あるんです。当然、実力的にはまだまだ途上で。作品デビューができたからといって、そこからすぐにサクセスストーリーが始まる……というわけではないことだけは覚えておいていただきたいです。
逆に考えれば、レッスンを頑張っていれば出演するチャンスは幅広く与えられるということですので、そこはポジティブにとらえていただければと!
―白砂さんは今回登壇される声優・講師のみなさんのレッスンも多く受けられてきたと思いますが、印象に残っている出来事はありますか?
白砂:どの先生にも大変よくしていただいたのですが、とくに大川 透さんとの思い出が多いです。私はアニメやゲーム作品への出演がメインなのですが、大川さんは私に1からアフレコのお芝居を教えてくださった方なんです。それと、20人くらいのクラス全員にそれぞれ異なる課題を出されていたのがすごく印象に残っていて。1人1人にちゃんと向き合われているのがすごいと思いました。
―恩師と呼べるような存在ですね。
白砂:はい! 私はずっと、オーディションに受かった役が「適役」だと思い、その後も同じようなタイプの役をいただいてきまして。「それ以外の役は合っていないのかな?」と勝手に思い込んでいました。そんなとき、大川さんに「これは君の声じゃない」とハッキリ言われたのが本当に衝撃的でした。
その後、とあるアニメのオーディションで自分が狙って受けたキャラクターではない役で受かったときは、さらにビックリで。このことがきっかけでもらえた役がたくさんありますし、感謝しかないですね。
―小島幸子さんとの忘れられないエピソードもあるとか。
白砂:長く続いている作品の現場で、ベテランの方に挨拶する機会をうかがっていたのですが、なかなかうまくいかず……。そんなとき小島さんが「うちの若い子を紹介するね」と言ってくださり、ほかの役者さんにも「あの子、新人なんだ」というのが伝わり、すごくありがたかった記憶があります。
また先日、いまでは別の道を歩んでいる元・養成所生と一緒に食事をしたのですが、いまだに「あのときの授業で、●●先生、こんな話をされていたよね」という話になったり、「先生から聞いた大事な話を今でも心の支えにしている」という子もいて。
たとえ役者としての道を進まなくても、人生に大きな影響を与える数年間だったんだな、と改めて感じました。
―セミナーに向けて、森田順平さんと一緒に動画を撮られたそうですね。
白砂:そうなんです! 実は最初に撮った動画はあまりにもフランクすぎてお蔵入りになってしまって……(笑)
「講師と生徒の距離がこれだけ近いんだ」というのがわかっていただければと(笑)
―白砂さんの今後の目標はありますか?
白砂:声優になるきっかけとなったオーディションもそうですが、普段から「とりあえずやってみよう」という精神で生きているので、少しずつ役を増やしていきたいですし、大きな役にもつながるように頑張っていければと思っています。
―最後に、一言メッセージをお願いします。
白砂:今回のセミナーは1人あたりの持ち時間はどうしても少なくなってしまうのですが、各講師がそれぞれ「どれだけ伝えられるか?」と考えながら準備をしてくださっています。
私は司会という立場なので、自分のことを話す時間はあまりないかと思いますが、私と先生方との空気感のようなものを感じていただけたらうれしいですね。
素晴らしい講師陣のセミナーを無料で受けられる機会はそうそうないですし、迷っている人はとりあえず応募してみてください。人生、変わるかもしれませんよ?
<インタビュアー・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
【開催概要】
「マウスプロモーション附属俳優養成所40周年記念 声優セミナー」
2024年11月10日(日)13時~15時
【東京】KDX東新宿 3f HALL-A
参加費:無料
【出演者】
森田順平、大川 透、楠見尚己、小形 満、小島幸子
【司会】
白砂沙帆
【対象】
・年齢制限なし
・声優を志している方
・養成所に興味がある方
【内容】
授業体験、トーク、養成所説明、質疑応答
☆応募者多数につき、会場のレイアウトを変更して当日の開演時間まで先着順でご応募・ご参加を受付いたします。
直接会場に足を運んでいただいても問題ございません!!
【応募方法】
下記URLのお問い合わせフォームに「養成所40周年セミナー参加希望」と記載し、①~⑤の必要事項を記載のうえお申し込みください。
https://mausu.net/school/contact.html
① お名前/ふりがな(フルネーム)
② 性別/年齢
③現在籍(専門学校・養成所・事務所)
※中学生、高校生、会社員は立場のみ記載してください。
④ 出身/現在お住まいの都道府県(詳細住所不要)
⑤ ご本⼈様の電話番号
☆詳細はこちら
https://x.com/mausu_youseijyo/status/1845298666439049418
☆その他トピックス
●12月・1月に見学体験会を開催予定!
●「マウスプロモーション附属俳優養成所」来期(40期生)の募集を2024年11月1日(金)〜開始!
https://mausu.net/school/
【プレゼント】
白砂さんのサイン色紙を1名にプレゼント!
ご希望の方は『れポたま!』公式「X」@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローし、当該記事のポストをリポストしてください。当選者にはDMにてこちらからご連絡させていただきます。
応募締め切り:2024年11月29日(金)23:59まで
◆注意事項◆
◎ご応募いただいた方の中から、厳正な抽選の上、当選者を決定いたします。
◎当選者様にはXのDMにてこちらからご連絡させていただきます。落選の場合のご連絡は致しません。
◎当選の権利を第三者へ譲渡することはできません。
◎当選者様の住所不明、転居先不明、長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
◎応募受付の確認、当選・落選についてのご質問は受け付けていません。
◎賞品のお届け先は日本国内に限らせていただきます。
◎配送日時の指定、配送業者の指定は承っておりません。
◎書留で送付のため、本人確認できる住所に限らせていただきます。
(転送サービス会社へのプレゼント送付はできません。)