By, 2024年8月27日
アーティストデビュー5周年を迎える富田美憂が待望の2ndアルバムをリリース! 『Violet Bullet』が2024年8月28日(水)に発売される。
リード曲の「Ever Changing Violet」をはじめ、彼女がいま歌いたい楽曲を中心に、シングル曲を含めた渾身の10曲を収録。楽曲それぞれにアツい想いが込められている。
さらに25歳の誕生日、さらにデビュー日を目前に控える11月10日(日)には東京・豊洲PITにて3rdワンマンライブの開催も決定! メモリアルな施策の数々を前に、忙しい日々を送る富田さんにお話をうかがってきた。
―フルアルバムは『Prologue』以来、約3年2か月ぶりのリリースとなります。
富田美憂さん(以下、富田):シングルやコンセプトアルバムなど発表してきましたが、オリジナルアルバム制作としては久しぶりになりますね。1stアルバムを発表してからも、多くのリリースがありましたし、制作に関して構えたりすることはありませんでしたね。
―リード曲の「Ever Changing Violet」は作詞を金子麻友美さん、作曲・編曲を睦月周平さんが担当されています。
富田:お2人にはとくに、アーティストデビュー当時からお世話になっていますし、ずっと応援してくださっていたみたいでとてもうれしいです。
―同曲はどのようなコンセプトで作られたのでしょう?
富田:デビュー5周年のタイミングでリリースされるアルバムということで「アーティスト・富田美憂のいままでの歩み」を曲で表現できればいいな、と思いまして。金子さんと睦月さんには「自由に作ってください」とお願いしました。
―歌ってみていかがでした?
富田:事前レコーディングのプリプロで、いきなりジャストフィットできたのを覚えています。
ただ、お2人に作っていただいたデビュー曲「Present Moment」よりもはるかに難易度が上がっていて「試されているな……」と思いつつ(苦笑)、歌詞の節々に私が歌ってきた楽曲にまつわるワードが散りばめられていて、さすが金子さんだと思いました。
レコーディング時にお聞きしたら「美憂ちゃんが頑張りすぎて燃え尽きてしまわないように」と、私に向けてのメッセージが込められた歌詞だということがわかり、ジーンときました。
―「初回限定盤」に付属するBlu-rayには「Ever Changing Violet」のMusicVideoも収録されています。
富田:今回のMVはバンドさんにご出演いただきました。撮影前にバンドだけのリハーサルを見学させていただいたのですが、とてもアツかったんです! その勢いに自分も乗りながら撮影しました。
睦月さんとタッキー(滝澤俊輔)さんは面識があったので安心感がありましたし、メンバー全員すごく堂々とされていたので心強かったです!
―ほかに見どころはありますか?
富田:私が紫色のドレスを着ている1人のシーンがあるのですが、登場する小物が歴代の楽曲にちなんだものになっていたり、リップシンクのシーンや額縁なんかもオマージュされていたりと、見どころは満載です!
―MVの最後に富田さんが二ヤリと笑うシーンも印象的です。
富田:ラスサビにかけて「明るい未来」をイメージして、自然光を入れたんです。「スタジオが明るくなるにつれて、富田さんの表情も明るくしてください」というディレクションがあり、自然と出た表情です。
―同時収録されるメイキング映像の内容もちょっぴり教えていただけますか?
富田:完全に内輪だけでの流行りなのですが(笑)、タッキーさんがキーボードを弾くときのモノマネをしたのを覚えています。
また、睦月さんと「Present Moment」のころを思い返しながらお話をしたり、ちょっと変わったメイクをするシーンなど、この映像だけでもとても見ごたえのある内容になったと思います!
―ではここからはその他の新曲を中心にお聞きしていきます。まず、「Make a New Day」はいかがでしょう?
富田:アルバム新録曲のなかで一番最初にレコーディングしたのがこの曲でした。
実は元々「Paradoxes」のカップリング曲の候補に挙がったのが「Make a New Day」で、「どこかで絶対に歌いたい!」と思い、温めていました。いままでにあまり歌ったことのないタイプの曲で、そよ風のような爽やかさを感じるメロディラインが特徴的です。
歌詞はYouSeeさんの言葉選びのオシャレさが際立っていて、それでいて切なさもこもった、盛りだくさんの楽曲になったと思います。個人的に、朝に聴くと1日爽やかな気持ちで過ごせると思います!
―「Dear Teddy」は優しい歌声が印象的です。
富田:「片思いはじめました」の宮嶋淳子さんとトミタカズキさんが手がけてくださいました。「片思い~」はどちらかと言うと学生の恋愛を歌った曲でキラキラしたイメージがあったのですが、この曲に関しては、あれから自分が歳を重ねたこともあり「少し大人っぽい曲を」とお願いしました。
ピアノの音から始まり、ベルの音がアクセントになっているところにトミタさんらしさを感じまして、「触ったら壊れてしまうような繊細さが歌声に乗ればいいな」、と思いながらレコーディングに臨みました。
―「la la lai」は手拍子が聞こえてきそうなメロディラインやノリノリの歌詞で、ライブで盛り上がりそうですね。
富田:おっしゃるとおり「みんなで盛り上がれる曲をお願いします!」というリクエストで作っていただいた曲です。アルバムのリリースが夏ということもあり、サビでみんなでタオルを振り回す姿を想像しながらレコーディングしました。「さあ体揺らせ思い通りに」という歌詞のとおり、思い思いに身体を動かしていただきたいですね。
ちなみにこの曲は一番最後にレコーディングしたので、まさに「夏本番!」な気持ちで歌うことができました!
―「Sweet Sweet Sweat」もだいぶ弾けたナンバーになっていますね。
富田:「すごくコミカルな曲をぜひ入れたい」という気持ちがありまして。「こういうジャンルにチャレンジしてもいいのかな?」という不安もあったのですが、せっかくアルバムを作るのだし、やってみようと。
「インソムニア・マーメイド」を手掛けていただいた園田健太郎さんは、自分のなかではバラード曲のイメージが強かったのですが、私も出演していたアニメ『となりの吸血鬼さん』のOPテーマ「†吸tie Ladies†」のノリがまさに求めていたものだな、と思いまして。園田さんから「富田さんのパブリックイメージって、こうですよね?」と言って作っていただいたのが「Sweet Sweet Sweat」です。
最初にタイトルを見たとき「Sweet Sweet “Sweet”」じゃないんだな、と(笑)
歌詞を読んでいても「私ってこうだな」というのがなんとなく伝わってくると言いますか。
「曲を聴いて笑ってほしい」と思っていたのですが、先日の(7月に開催されたファンクラブ会員限定の)バスツアーイベントで行なった「全曲試聴会」でみんなが見事に笑顔になったので、してやったりでした(笑)
―レコーディングはいかがでした?
富田:限りなくキャラソンに近い感じで歌わせていただきました。ツンデレな感じで歌っていたかと思えば猫なで声になったりと、歌声でギャップを出せればと思いました。
ちなみに「好き好きとみー!らぶりーとみー!」のあとの「ごめん マジ無理 ないわ」というセリフは、何パターンか録ったなかで、一番「塩対応」っぽいものが採用されたのが面白かったです(笑)
―ライブでの掛け合いが楽しみですね。
富田:実際にやってみてもらったらわかると思うのですが、実はこの曲のコール&レスポンス、トリッキーで結構難しいんです。
そのことを園田さんにお話ししたら「富田さんのファンなら、絶対仕上げてきてくれるよ!」と笑顔で返してくださいました。……ということで、みなさんも試される曲になっています(笑)
―「Oblivion」では打って変わって疾走感のある、攻めた歌い方を堪能できます。
富田:これだけゴリゴリのラウドロックを歌うのは初めてで、歌詞も作りこまれていて「アニメの主題歌なのでは?」と思えるくらいカッコよくて。「きれいに歌おうとすると曲に負けてしまう」と思ったので、元来ある「しゃくり癖」もそのままにエッジをきかせながらレコーディングしました。
―「Stellar」はご自身が作詞を担当されていますね。
富田:1stアルバム『Prologue』に収録されている「Letter」で初めて作詞に挑戦したのですが、そのときは「ただの富田美憂」が声優になって歌手になって……と未来に向かっていく様子を書かせていただきました。
今回は「日々の葛藤」をテーマに書いています。こうして声優・アーティストとして活動するなかで大変なことはたくさんあるのですが、次のステップに進むためにはそれを乗り越えなければならないんだ、と思います。
挫折を繰り返すことにより、自分のことを見つめ直すことができ、自分のよさがわかったので、そのときの想いも詞に書き起こしました。
―先に作詞をされてから滝澤さんに曲を作っていただいたそうですね。
富田:はい。滝澤さんの作られる曲はすごくきれいなメロディラインのイメージがありまして「ぜひお願いしたいです」と。
今回のアルバムにはただ「楽しい」「キラキラしている」というだけでなく、自分の葛藤を歌った曲も入れたいと思いました。
デビューから5年というのは長いようで短いような、でも同じことを5年も続けることはすごいことだと思いますし、周りのみなさんのサポートが不可欠だと思うんです。”私は今後も頑張っていきます” という、支えてくださってきたみなさんへの「決意表明」も込められています。
この曲は先日のバスツアーイベントで初披露したのですが、曲への想いを語ったり、歌っているときにボロボロ泣いてくださる方がいたんです。そのとき「あ、私の気持ち、ちゃんと届いているんだ」というのがわかりました。
また、Bメロの一部分を敢えてアカペラにしてくださったのですが、そこで一呼吸置いてみんなの顔を見たら「歌っていいよ」という目で見てくれていて。みなさんの温かさを感じた瞬間でした。
―ちなみに、トラックリストはどのように決まっていったのでしょう?
富田:『Prologue』のときもそうだったのですが、まずは最初と最後にどの曲を入れるかを決めて、その後に全体のバランスを見ながら曲を配置していきました。
リード曲ですし、曲のインパクトも考えて「Ever Changing Violet」は1曲目だろうな、というのはすぐに決まったのですが、実は「Stellar」を最後にしようと思っていたんです。結果的に「Paradoxes」になったのですが、個人的にこの曲を聴くと「劇場版でエンドロールが流れている」感覚に襲われるんですよね。アルバムの“締め”としてふさわしいのでは? と思い、提案させていただきました。
―11月10日(日)にはアルバムを引っさげた、3rdワンマンライブの開催も決定しています。
富田:ライブを意識した新曲もたくさん作りましたし、アーティスト活動5周年に加え、声優活動10周年、さらに25歳の誕生日直前ということでアニバーサリー感も出していきたいと思います!
―なお、9月1日(日)には富田さんの地元・埼玉「タワーレコードアリオ川口店」で1日店長イベントも予定されています。
富田:名刺のお渡し会をさせていただく予定なのですが、祖父母も来てくれるみたいですので、いつもとはまた違った気持ちで臨めれば、と!
―最後に、メッセージをお願いします。
富田:ここのところアーティスト活動においてずっと思い悩んでいたんですが、そんななか、アルバムを制作することにより意識が変わったこともありましたし、今思うと自分が前に進むうえで必要な時間だったのかな、とも思います。
1人でステージに立つ怖さは、正直いまでもありますが、6年目に向けて、歌で自分の気持ちを届けていければと思っています!
<インタビュアー/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
【CD概要】
『Violet Bullet』
発売日:2024年8月28日(水)発売
【トラックリスト】
<CD>
1.Ever Changing Violet
作詞:金子麻友美
作曲・編曲:睦月周平
2.OveR
作詞:渡部紫緒
作曲・編曲:坂部 剛
3.Silent Beat
作詞・作曲・編曲:Aira
4.Make a New Day
作詞・作曲・編曲:YouSee
5.Dear Teddy
作詞:宮嶋淳子
作曲・編曲:トミタカズキ
6.la la lai
作詞・作曲・編曲:イトイ
7.Sweet Sweet Sweat
作詞・作曲・編曲:園田健太郎
8.Oblivion
作詞・作曲:綿貫直行
編曲:Aira
9.Stellar
作詞:富田美憂
作曲・編曲:滝澤俊輔
10.Paradoxes
作詞:渡部紫緒
作曲・編曲:坂部 剛
<Blu-ray>
・Ever Changing Violet MV
・Ever Changing Violet メイキング映像
・OveR MV
・Paradoxes MV
【ライブ概要】
「富田美憂 3rd LIVE ~Violet Bullet~」
2024年11月10日(日)
開場:16:00 開演:17:00
【東京】豊洲PIT
チケット:全席指定 7,700円(税込み)
*4歳未満入場不可
*ドリンク代別途必要
※チケット購入方法などは後日公式HPや公式「X」などで公開予定。
【富田美憂 Official Home Page】
https://columbia.jp/tomitamiyu/
【富田美憂公式X】
https://twitter.com/miyju_tomita
【富田美憂スタッフ公式X】
https://twitter.com/miyustaff
【富田美憂公式YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/@tomitamiyu-official
【プレゼント】
富田さんのサイン色紙を1名にプレゼント!
ご希望の方は『れポたま!』公式「X」@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローし、当該記事のポストをリポストしてください。当選者にはDMにてこちらからご連絡させていただきます。
応募締め切り:2024年10月4日(金)23:59まで
◆注意事項◆
◎ご応募いただいた方の中から、厳正な抽選の上、当選者を決定いたします。
◎当選者様にはXのDMにてこちらからご連絡させていただきます。落選の場合のご連絡は致しません。
◎当選の権利を第三者へ譲渡することはできません。
◎当選者様の住所不明、転居先不明、長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
◎応募受付の確認、当選・落選についてのご質問は受け付けていません。
◎賞品のお届け先は日本国内に限らせていただきます。
◎配送日時の指定、配送業者の指定は承っておりません。