マウスプロモーション 50周年記念公演『ぼくの好きな先生』アンダースタディ（アンダー） メンバーインタビュー
マウスプロモーションとてらそままさきが主宰する「新宿625」のコラボ公演が実現！ 2020年に開催予定だった「ぼくの好きな先生」（作：谷藤 太）がコロナ禍を経て、キャストを一新して2024年10月に東京・両国シアターΧカイにてマウスプロモーション50周年記念として公演されることが決定した。
沢海陽子が演出を務める注目の本作、若手が主演を務め、ベテラン陣が脇を固める布陣となっている。
今回はアンダースタディ（メインキャストに何かあった際、代役を務められるように待機している俳優）、通称「アンダー」の5人に本作への意気込みをうかがってきた。
（※写真は舞台の「読み合わせ」の風景）
―まずは簡単な自己紹介と、舞台アンダーの依頼がきたときの率直な感想をおねがいします。
村上 聡さん（以下、村上）：自分はマウスプロモーションに所属して7、8年目になるのですが、入所当初、長谷川たか子社長から過去の公演映像をお借りしまして。所属俳優のパフォーマンスを観るたび「いつかみなさんと共演したい」と思うようになったんです。なので、オファーをいただいたときは何も考えずに「やります！」と回答させていただきました！
藤田美羽さん（以下、藤田）：マウスプロモーション養成所の36期で所属させていただき今年2年目なりました藤田美羽です。よろしくお願いいたします！
正直に言うと、アンダーのお話をいただいた当初はそもそもアンダーというものを知らなかったのとどんな題材なのかもわからなかったので少し不安でした。しかし、50周年という記念すべき年に大先輩方の舞台に関われるというのはすごく有難いことで自分にとってプラスにしかならないと感じてその場ですぐやりたいですとお伝えしました！
村田綾香さん（以下、村田）：私は今年の4月から所属でして…ピカピカの1年生です！ そんな1年生の私は舞台経験もなければ、まずお話を頂いた時、アンダーとはなんぞや……？ から始まりました。
内容を聞いたあと、「ぜひお願いします、やらせていただきたいです」と返事をしたはいいものの、入りたての自分にこんな大事な役目を任せていただけるなんて、正直なところうれしい気持ちと不安な気持ちが半分半分でした。
末次 純さん（以下、末次）：僕はつい最近、今年6月からマウスプロモーションに所属することになりました。
最初にマネージャーさんからアンダーの話をいただいたときは驚きましたが、こうして入所したての僕が関わらせていただけることはとても光栄であり、ありがたい話だと思いましたので「ぜひやらせてください！」とお返事させていただきました。
―先日初めての「読み合わせ」があったそうですが、感想をお願いします。
末次：すごく温かい雰囲気のなかで行なわれたのを覚えています。「入所したての自分が受け入れてもらえるだろうか？」という心配もあったのですが、優しく接していただき、ありがたかったです！
村上：自分はアンダーの5人のなかでは所属歴が一番長いので「自分が引っ張っていかないと」という想いがあったのですが、ほかのメンバーが本当に優秀で。自分が気づいていないことにも率先して対応してくれ、とても助かっています！
また、読み合わせでは先輩方の個性が演技にたくさん反映されていて、帰宅したあとも台本を見ながら「こんな演技をされていたな」と反芻しました。
―マウスプロモーションのイメージは？
村上：「愛がある事務所」です。僕に対して「ここはダメだ」と思ったところには全力でアドバイスをくださったり、叱ってくださったりするのが本当にありがたくて。
役者に全力で向き合ってくれる所属俳優やスタッフさんばかりで、それがなければいまの自分はいなかったと思いますし、とにかく役者同士だけでなく、スタッフさんとの仲もメチャクチャいいんです！
だからこそ、こうしたメモリアルな公演に関わることができるのはうれしいですし、絶対に成功させたいです！
末次：僕はまだ入所してから数か月なので大したことは言えないのですが、50年脈々と引き継がれてきた、芝居好きのみなさんによる土壌が大きいと思うんです。
だからこそ村上さんがおっしゃる「愛のある指導」が実現するのであって、僕も今後たくさん指導を受けていきたいと思います！
―マウスプロモーションにまつわる、印象的なエピソードがあれば教えてください。
村上：今回の出演者でいうと、養成所生のときにてらそままさきさんや楠見尚己さんには「特別講師」として数回レッスンを受けておりました。
レッスン終わりにレギュラ―講師の森田順平さんとお食事させていただく機会があったんです。
そのとき「お前は●●という作品の●●というキャラクターの演技をかいつまんで自分の引き出しに入れているだけだ。引き出しに入れた上で『村上 聡ならこう演じます』というスパイスを加えなければ、ただのモノマネだ」とアドバイスをいただいて。
その言葉を聞いて、たしかに「憧れ」の気持ちが先行していて、演技に落とし込めていないということに気づいたんです。次のレッスンで実践してみたら、今度は「やりすぎだ」と苦笑いされたのですが（笑）、自信がつきましたし、やりたいこともたくさん増えたのを覚えています。
藤田：イメージは、やはりみなさんの人間力が高いところだと思います！
そう思ったきっかけは、養成所生のとき谷育子さんから女優として死ぬまで生きていく為に1番大切なのは「人間力」だと教えていただいたからです。所属して沢山の先輩方とお会いしたのですが、皆さん本当に優しくて困っていたらいつも助けてくださるのであらためて人間力の高さを実感しました！それこそ今年4月に行われたマウスプロモーション50周年記念イベントをご覧になった方は、先輩方の掛け合いや空気感からそう感じたのではないでしょうか！
私も先輩方のような素敵な役者になって、いただいた恩を未来の後輩たちに還元できたらうれしいです。
増田竜馬さん（以下、増田）：小さなころに見ていた声優さんたちがたくさんいらっしゃる事務所という印象でした！ 納谷六朗さんをはじめ吹き替えやアニメなどでよく聞いていた方と同じ事務所に所属できることになってテンションが上がりつつも緊張でガチガチでした。
村田：私は養成所から通っているんですが、悩んだ時、親身になって相談に乗ってくださる講師がいらっしゃったり、しっかりと熱を感じられるご指導をしてくださる講師がいらっしゃって、温かく熱い方が多い事務所だなあと思いました。だからこそ、こうして50周年という記念すべき舞台ができるほど、事務所が長年続いているのだと思います。
末次：大川 透さんには、演技を見ていただいているのですが、「どうしても自分の芝居が浮いてしまう感覚があるんです」とご相談したんです。そしたら「自分と遠い場所でお芝居しているんじゃない？」と指摘していただいて。そこから自分の持っているものを表現する演技ができるよう、意識するようになりました。
いまでも少し油断すると前のような感覚に戻ってしまうので、大川さんの言葉を常に思い出すようにしていますね。
―8月には「宣伝トークイベント」も開催予定です。こちらへの意気込みをお願いします。
村上：先ほどもお話しましたとおり、マウスプロモーションは「芝居愛」のある人たちがあふれた素晴らしい事務所なので、その雰囲気が来場者のみなさまに伝わるようにしたいです。アンダーの一員として、イベントでも少しでも力になれるよう頑張ります！
増田：50年という歴史ある事務所のイベントなので、僕たち若手のエネルギーによって少しでもマウス、ここにあり！感を出せればと思っています！ 木島隆一さんの大きな背中をアンダーの我々一同、精一杯追いかけさせていただきます！
藤田：先輩方とイベントでお話させていただく機会はあまりなかったのですごく緊張しますが、二度とない機会かもしれないので自分自身も楽しんでお話したいと思います！ また、先輩方が演じられる役の魅力やこだわりなど舞台が更に楽しみになるお話もしっかり聞いていきたいです！
村田：トークイベントというものが初めてなのでドキドキしていますが、しっかりとキャストのみなさまや舞台の魅力がお伝えできるように、みんなで楽しくお話しながら、しっかりと宣伝できたらなと思います。そして、自分たちの事も覚えていただけたらなお嬉しいです……！ぜひお時間あればいらしてください！！！
末次：美味しい食べ物やお酒を堪能しながらトークを楽しめる場になると思いますので、会場全体を巻き込んで50周年をお祝いできるようなイベントにしたいと思っています。
―最後に、公演に向けてメッセージをお願いします。
村上：マウスプロモーションに所属するベテランから若手まで、バラエティに富んだお芝居を観ることができると思いますので、演技の魅力をぜひ五感で感じていただきたいです。よろしくお願いします！
増田：すでに読み合わせ稽古が始まり出演者の皆さまが出す空気感を味わっている最中ですが、面白くなること間違いないと確信しております！アンダーとしてその一助となれるよう頑張りますので楽しみにしていてください！
藤田：いつも応援してくださりありがとうございます！！ 「ぼくの好きな先生」が遂に改めて公演されることになりました！
この作品はいじめをテーマにしているので少し暗いお話を想像されている方もいらっしゃるかと思います。しかし、今回の舞台ではその部分だけに焦点を当てるのではなく、ついつい笑ってしまうようなコミカルなシーンもたくさん盛り込まれているのでぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです！ よろしくお願いいたします！
村田：今回の作品は結構考えさせられる内容だなと思うので、是非見て頂きたいです。なんなら全人類に見ていただきたいです…！そしてなにより楽しんでいただけたらうれしいです。
自分たちは出る側ではありませんが、みなさんに楽しんでいただけるよう、キャストのみなさまをしっかりと支えられるよう頑張っていきたいと思います！
末次：50周年記念作品ということで、マウスプロモーションが紡いできた歴史をそのままお届けできると思います。
アニメや吹き替えで観ているものとはまた違った生のお芝居を楽しんでいただきたいですし、我々アンダーも成功に向けて精いっぱい頑張らせていただきます！
＜インタビュアー・カメラマン／ダンディ佐伯・文責（編集）『れポたま！』編集部＞
【イベント概要】
「マウスプロモーション50周年記念公演『ぼくの好きな先生』トークイベント」
【東京】A Talk Club WOOFER
東京都渋谷区代々木1-32-1 おしろビルB1
「vol.1」
2024年8月28日（水）
開場：18：30 開演19：30
【出演】村上 聡、増田竜馬、末次 純、藤田美羽、村田綾香
【ゲスト】木島隆一
［会場チケット］前売1,500円 / 当日2,000円
（共に飲食代別・1オーダー450円以上必要となります）
●［配信チケット］1,000円
https://woofer-inc.co.jp/schedule/schedule-6637/
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・「vol.2」
9月13日（金）
開場：18：30 開演19：30
【出演】村上 聡、末次 純、藤田美羽
【ゲスト】森谷里美
［会場チケット］前売1,000円 / 当日1,500円
（共に飲食代別・1オーダー450円以上必要となります）
●［配信チケット］1,000円
https://woofer-inc.co.jp/schedule/schedule-6668/
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「vol.3」9月20日（金）
開場：18：30 開演19：30
【出演】村上 聡、末次 純、藤田美羽
【ゲスト】湯浅雅恭、星野佑典
［会場チケット］前売1,000円 / 当日1,500円
（共に飲食代別・1オーダー450円以上必要となります）
［配信チケット］1,000円
https://woofer-inc.co.jp/schedule/schedule-6671/
【公演情報】
マウスプロモーション50 周年記念公演「ぼくの好きな先生」
教師である“俺”の部屋には、謎の中学生が住みついている。
そんな時、夏目漱石の「坊っちゃん」、「いまを生きる」のキーティング、
コルチャック先生、イーハトーブの宮沢賢治…古今東西の有名な先生たちが、
なぜか俺の部屋に次々と現れた？！
学校、友達、家族―シリアスな人間関係を軽妙に描く。
■スタッフ
作：谷藤 太
演出：沢海陽子
舞台監督：木川達也
装置：株式会社タフゴング
照明：武井由美子
音響：渡辺禎史
イラスト：北澤秀也
制作協力：ＳＵＩ
企画・製作：株式会社マウスプロモーション
協力：新宿６２５
【出演者】
木島隆一・湯浅雅恭・森谷里美・星野佑典
江川大輔・松本 忍・田中貴子・山本趣宇
てらそままさき・楠見尚己・小形 満・ふくまつ進紗・森本７３子・古川 玲
森田順平
・公演日程 2024年10月2日（水）～10月6日（日）
【東京】両国 シアターΧカイ
東京都墨田区両国２丁目１０−１４両国シティコア1階
http://www.theaterx.jp/
■チケット
全席指定（税込）
S 席…前売 7,500 円／当日 8,000 円【各回前2列限定 サイン入り集合写真付き】
A 席…前売 6,000 円／当日 6,500 円
※未就学児の入場はお断りさせていただきます。
■前売開始
2024年8月21日（水）10：00
■チケット取り扱い
カンフェティチケットセンター 050-3092-0051（平日 10：00～17：00）
【詳細販売ページ URL】http://confetti-web.com/@/mausu50th
webからのお申込みの場合、事前に「GETTIIS」の会員登録（無料）が必要です。
ご予約後すぐに、お近くのセブンイレブンにてお支払い・チケットのお受け取りが可能です。
チケット代金の他に手数料がかかります。クレジットのご利用も可能です。
●マウスプロモーション公式サイト
https://mausu.net/https://mausu.net/
●新宿６２５公式 X（旧ツイッター）
https://x.com/Shinjuku625
■お問合せ
●ＳＵＩ<スイ>
TEL03-5902-8020（火・金 12：00～17：00）
●マウスプロモーション MAIL
ticket@mausu.net
【お客様へのお願い】
・マスクの着用を推奨いたしますが、お客様の自主判断にお任せいたします。
・手指消毒・咳エチケットにご協力をお願いいたします。
・御祝花は劇場ガイドラインに基づき、ロビーに置くことができないため、スタンド花・アレンジメント花共にお断りさせていただきます。
・プレゼントはお手紙のみロビースタッフがお預かり、または「プレゼントBOX」をご用意いたします。
・出演者の出待ち・入り待ちは近隣のご迷惑になりますのでご遠慮ください。
・公演中止以外の事由によるチケットの払い戻しはお応えできません。
状況を踏まえながら、進めて参ります。
ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。
※車椅子でのご観劇ご希望の場合は必ずチケット購入前にお早めにお問い合わせください。
【会社紹介】
株式会社マウスプロモーション https://mausu.net/
マウスプロモーション（旧：有限会社江崎プロダクション）は 1974 年に設立された声優プロダクションです。声優のマネージメントを中心に吹き替え、アニメ、ゲームなど、幅広い 分野で数多くの作品に貢献してきました。
近年では声優のマネージメントの枠にとどまらず、イベント、音楽制作、アニメ制作、ショップ運営など、さまざまな事業に挑戦しています。また声優の育成を目的としたマウスプロモーション附属俳優養成所を運営し、若手 タレントの育成にも力を入れています。
私たちは「声」が持つ力を信じています。それは人を勇気づけ、楽しませ、癒します。 「思いを伝える声を届けたい。」私たちは感動を創造するプロダクションを目指しています。