バースデー当日に見事リベンジ達成! 「LAWSON presents 夏川椎菜 Revenge Live “re-2nd”東京公演(夜公演)」レポート

By, 2024年7月23日



2024年7月15日(月・祝)に大阪・Zepp Namba、そして7月17日(水)、18日(木)の2日間、東京・Zepp Shinjukuにて東京公演が開催された、夏川椎菜の東阪ライブツアー。
「リベンジライブ」と銘打たれた本ツアーは、過去にコロナ禍で行なわれた「夏川椎菜 Zepp Live Tour 2020-2021 Pre-2nd」の内容ほぼそのままに行なわれ、彼女とヒヨコ群(ファン)がためこんできた想いが爆発した公演となった。
ここでは夏川さんのバースデー当日に行なわれた18日(夜公演)の模様をお届けする。

 

ステージに設置された幕が開くと夏川さんとヒヨコ労働組合(バンドメンバー)、通称・ヒ労組(ひろうそ)が登場! 「ヒヨコ群のみんな、逆襲の準備はいいか!?」と叫ぶと、拳を振り上げながら『イエローフラッグ』を歌唱。「声出していくよ!」と客席をあおりながら『RUNNY NOSE』、『ロジックルーパー』と歌唱。両脇に設置されたステージ台に足をかけながら歌声を届けた。

最初のMCで「最高のスタートダッシュをキメられました。ありがとう!」と感謝の気持ちを伝える夏川さん。そのまま次の曲へ……と思いきや、突如演奏を中止するヒ労組の面々。「ここできたか~!」と苦笑いの夏川さん。
そう、待っていたのはバースデーサプライズ! バンドマスターのギター・山本陽介さんの音頭で、ヒヨコ群たちが『ハッピーバースデー』を斉唱。くす玉が割られたり、祝福用の投げテープが夏川さんにさく裂したりと、場内は一気に祝福ムードに包まれた。
運び込まれたバースデーケーキに感激しつつ「リハーサルでお祝いしてもらったので、本番では(サプライズは)ないのかな、と思っていました」と笑顔の夏川さん。
「これからもヒヨコ群を笑顔にします!」と客席に向けてVサインを送ると『ラブリルブラ』を披露した。

続くMCで「夏川家では誕生日はケーキではなくアイスで祝福するんです」と語り始めた夏川さんに、山本さんから「さっきのバースデーサプライズのことを掘り下げてよ!」とツッコミが。
場内からの笑いを受けて、夏川さんがヒ労組、さらにSNSで「夏川椎菜生誕祭」を盛り上げてくれたヒヨコ群たちに感謝の気持ちを伝えると、ここからはバンドメンバーの紹介。

夏川さんからの「ライブが終わったあと、打ち上げで何を食べたい?」というお題に対し、
ベース・伊藤千明さんは「激辛韓国料理」、ギターの川口圭太さんは「(ヒ労組が提供した)スイカ」、ドラム・かどしゅんたろうさんは「フライドチキン」、そして山本さんは「火鍋」と回答。
打ち上げに向け、気合も高まったところで、ここからはオーディエンスも一緒に振り付けを楽しめるブロック。まずは人差し指を空中でクルクルさせながら『フワリ、コロリ、カラン、コロン』、さらに指を指揮棒のように動かしながら『That’s All Right!』、足でリズムを取りながら『ナイモノバカリ』と続けていった。

「みんなの限界、ここじゃないよね!?」とふたたび客席をあおると、振り付けをレクチャーした後に『チアミーチアユー』をノリノリで歌唱した。歌の途中、川口さんとの「あっちむいてホイ」で見事に負けてしまったのもご愛敬。また、山本さんがギターに投げテープを仕込むなど、やりたい放題。
「私のライブ、年々フリーダムになっている気がします」という夏川さんの言葉どおり、明るく楽しいステージングが展開した。

「『Pre-2nd』のツアーを回っているときよりも、みんなのことを見る余裕がでてきたんです」と笑顔の夏川さん。続いては「いつ歌っても緊張しますが、歌うたびに成長を感じています」という、デビュー曲『グレープフルーツムーン』。この日もしっかりと歌い上げ、さらにゆったりとした空気のなかで『HIRAETH』、客席を眺めながら『グルグルオブラート』と続けていった。
そして、長めのイントロとともにステージ上がオレンジ色に染まっていき、披露したのは『キミトグライド』。センターに立ち、じっくりと歌い上げた。

続くMCでは新宿での思い出を語る夏川さん。「一昨年の年末、友人と2人で簡単な忘年会をしたんです。。バッテリーが切れかけたスマホと数千円の現金しか持っていなかったのですが、たまたまみかけた路上ライブの女の子に感情移入してしまって。
上京してきて苦労していることを詞にした曲を歌っていて、思わず手持ちのお金を全部『投げ銭』したんです。
運悪くスマホの電源が落ちてしまい、危うく家に帰れなくなってしまいそうになりました」とのエピソードを披露し、会場の笑いを誘っていた。

「みなさんに何かが届けばいいな、と思いながら毎回ライブをしています!」と話し、後半戦がスタート! 紫色の光に照らされながら『ワルモノウィル』を歌唱すると、ステージ後方の2つのミラーボールに照らされて『シマエバイイ』を歌い上げた。

ステージは早くもラストブロック。高速クラップと明滅する光を浴び、髪を振り乱しながらPre-2ndのセットリストに唯一追加された新曲『シャドウボクサー』を歌唱。さらに『ステテクレバー』と息をつかせぬアッパーソングを披露。歌唱中に客席バックに写真撮影する早業を見せた。
さらに人差し指を突き上げながら「ありがとうヒヨコ群!!」と感謝の気持ちを伝え、パワフルな歌声で『キタイダイ』を熱唱。本編最後に披露した『アンチテーゼ』では、ヒヨコ群たちと一緒にジャンプで締めた。

迎えたアンコールでは『パレイド』を客席に語り掛けるように歌い、『ファーストプロット』では感極まるような一幕も。たくさんの声援を受けながらパフォーマンスができるよろこびをかみしめているようだった。
ここで、夏川さんとヒ労組の面々はパンダやヒヨコのフード帽をかぶり、改めてヒヨコ群に向けてあいさつ。「ライブでは毎回『いまの限界はここだ』という瞬間があるのですが、今回も体感することができました。次のステージに向け、限界を上書きできているのを実感できます!」と笑顔で語る夏川さん。最後はクラップがわき起こるなかで『クラクトリトルプライド』を歌唱した。

5人がステージを降りたあともやまない、ヒヨコ群からの“ダブルアンコール”に応え、みたびステージに登場した夏川さんとヒ労組の面々。客席をバックに記念撮影したあと「まだリベンジすべきライブが残っていますよね? 絶対に実現させてみせますので、そのときはぜひ遊びにきてください!」と宣言し、大きな歓声と拍手が上がっていた。

<レポーター/ダンディ佐伯・カメラマン/江藤はんな[SHERPA+]・文責(編集)『れポたま!』編集部>

☆ライブの見逃し配信は2024年7月25日(木)23:59まで!

●ローチケ
https://l-tike.com/search/?lcd=74570
●Stagecrowd
https://stagecrowd.live/s/sc/group/detail/10503?ima=5055

●夏川椎菜 オフィシャルサイト
https://www.natsukawashiina.jp/
●夏川椎菜 オフィシャル「X」
@Natsukawa_Staff