東京・吉祥寺の桃成(とうせい)高校にある「てさぐり部」を舞台に、クセの強い部員たちが楽しい企画で盛り上がるバラエティアニメ『てさぐれ! 部活もの』(通称『てさ部』)。
2013年にシリーズ第1期が放送された本シリーズの10周年を記念したイベントが12月17日(日)、千葉・森のホール21(松戸市)で開催された。
当日は「てさぐり部」の部長・鈴木結愛(すずき ゆあ)役・西明日香、佐藤陽菜(さとう ひな)役・明坂聡美、高橋 葵(たかはし あおい)役・荻野可鈴、田中心春(たなか こはる)役・大橋彩香ら部員を演じたキャストが登壇。さらにイベント開演前、閉幕時の影ナレーションを園田萌舞子(そのた もぶこ)他18姉妹役・上田麗奈が務めるなど(※事前収録)、同窓会のような雰囲気が漂うなか、トークコーナーやライブコーナーで盛り上がった。
イベント前は、オープニングアクトとして作中の楽曲を手掛ける井上純一氏が登場。同じく編曲を手掛けるHajime氏の演奏とともにウェルカムライブを行なった。井上さんの歌唱中、西さんと荻野さんが突然乱入する一幕も(笑)
そしていよいよイベント開始! まずは「ボイスドラマ」からスタート。結婚して子供が生まれたという結愛(西さんは実際に結婚し、子供が誕生した)が陽菜と葵とともに、母校の教師になった心春に会いに行く……という内容だ。4人のコミカルなやり取りが行なわれ、そのままアニメOPテーマ「Stand Up!!!!」を歌唱した。
ここからフリートークがスタート。「夜の部」は会場に来られなかった人向けに配信も行なわれるとのことで「昼の部と同じく、上品にいきましょう」と誓った4人。しかし、楽屋で起こった出来事についてのトークになると、「ピー音」なしでは書けないようなエピソードが連発。会場に集まったファンからは絶え間のない笑いが上がっていた。
「虫食いタイムカプセルトーク」コーナーでは、これまで行なわれてきた『てさ部』関連イベントでの名(迷)エピソードが紹介された。
「虫食い」状態になったエピソードに4人が穴埋めをしていく形で進んでいったこちらの企画。
「ロケ企画『てさぐれ!旅もの』にて、演出を加えてくるスタッフに対して、自由に番組を進めたい4人はガマンができなくなり、説教をしてしまう一幕があった」など、フリーダムなキャストらしい思い出話が紹介された。なかには、「第1回のイベントでは、収容人数800人の会場に対し、約4,000件の応募があった」といううれしいエピソードも。「人気コンテンツの続編のために、ぜひグッズや映像商品を買って帰ってください!」と客席に必死で(?)訴える4人だった(笑)
続いては、キャラクターソングお披露目コーナー。1人ずつ、各キャラクターソングを披露していくのだが、さすがは『てさ部』のイベント。
葵(荻野さん)の「Call Me “Lazy”」では3人が「気持ち悪いファン」に扮し、ハッピ姿でペンライトを振りまくり。続く、結愛(西さん)の「ひらめいチャッチャ!」では体育会系の部と化した「てさぐり部」の部長となり「ボールを客席に飛ばせ!」と3人に命令。サインやいたずら書き入りのボールが客席に次々と投げられ、場内からは大歓声が上がった。
心春(大橋さん)の「心春日和」では、(自称)日本舞踊をたしなんでいる3人が着物と扇子を持ってバックダンサーを務めた……と思いきや、手にした扇子で大橋さんを次々に小突いていく(笑)
そんななか、「一番盛り上がるところで『シェー』のポーズをして」という大橋さんからの指示は律義に守る3人だった(笑)
最後は陽菜(明坂さん)による「フウセンカズラ」。「客席とスタッフのなかに暗殺者がいる」というタレコミが入り(もちろん設定)、黒服にサングラス姿の3人は歌唱中、明坂さんを守るように行動。途中、暗殺者を探しに客席に降りるなど、来場者にはたまらないパフォーマンスも。最後は「台本とは違う内容だった」という、スタッフとの銃撃戦が展開され、全員が舞台上に倒れ、物語は幕を閉じたのだった……。
続いて、アニメ本編にも登場した「あるある卓球」のアレンジ版・「あるあるバドミントン」コーナーへ。「女性声優DD(誰でも大好き)な人あるある」や「あざとい女子が言いそうなセリフあるある」などのお題に沿ったワードを言いながら羽根を打つバドミントン勝負だ。「西さん、大橋さんチーム」と「明坂さん、荻野さんチーム」が対戦したのだが、ここでは書けないようなワードが次々に飛び出す事態に……(笑)
トークコーナーをひと通り楽しんだあとは、いよいよ4人でのライブコーナー。セットリストには入っていなかったという「桃成高校校歌」、そして「てさぐり部部歌」を披露した。
迎えたアンコールではアニメEDテーマ「12ヶ月」のアレンジ曲としてこのイベントのために作られた新曲「120ヶ月」を4人で歌唱。120ヶ月(10年)分の想いを歌詞に乗せ、バラードソングを感動的に歌い上げ……ると思われたが、そこは『てさ部』。途中、荻野さんが白鳥のコスプレに身をまといながら乱舞し、笑いが巻き起こるなかでステージは終了した。
<レポーター・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
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<視聴期間>2024年1月13日(土)23時59分まで
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●てさプル・てさぐれ!部活ものシリーズ公式「X」
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