本渡楓の「作戦」に耐え、天津向の「ダイエット作戦」は成功するのか！？ 「本渡楓と天津向の『本渡上陸作戦』」第4回 番組単独イベント （夜の部）レポート
文化放送「超!A&G+」にて好評放送中の「本渡楓と天津向の『本渡上陸作戦』」（通称『上陸作戦』）。放送400回を目前に控える長寿番組だ。本番組の4回目となるイベントが2023年12月10日（日）、東京・科学技術館サイエンスホールで開催された。
「昼の部」には石原夏織さんがゲストに登場。3人でさまざまな企画で盛り上がり、「夜の部」はパーソナリティの2人が「通常回」らしく（？）、いつもの楽しい掛け合いを見せていた。
ここでは「夜の部」の模様をお届けする。
「向さんのダイエットが成功しなければ罰ゲーム」という番組の企画の“答え合わせ”も兼ねた今回のイベント（ちなみに成功した場合は、本渡さんが『ケツバット』を受ける刑）。
本編開始前（開場時）はステージ上の大スクリーンに楽屋の様子が映し出され、焼肉弁当を無理やり食べさせようとする本渡さんや、計量ギリギリまで体重を落とそうと運動をする向さんに場内から笑いが起きていた。
そして、いよいよ本編が開始！
イベント関連グッズの1つとして「くじ」があり、「特賞」として、今年3月の放送で本渡さんからお誕生日プレゼントとして受け取っていた向さんの私物のダンベル（10キログラム）が用意されていたそう。しかし、当選したファンから「10キログラム落とすために奮闘している向さんに『10キログラム』の重みをお返しします」というメッセージとともに返却されたことが判明。「また自宅に持って帰らないと……」と苦笑いの向さんだった（笑）
続いて、この日のファッションの話題に。本渡さんはいま流行りの「Y2Kファッション」で固めたそうで、場内から「似合ってる！」と絶賛する声が。一方、向さんは、ヘアメイクさんからの提案で当番組の企画で髪型をチェンジ。番組ディレクターから「おばさんみたい」と言われたり、別の現場では「好きな人ができたんですか？」と勘違いされたりしたものの（笑）、おおむね好評だそうだ。
なお、2人の近況報告（フリートーク）やふつおた紹介の合間には、向さんに縄跳びを勧めて水を摂取させたり、飲水が進むマカロン（口がパサパサになりがち）を食べさせたりと、本渡さん（とスタッフ）による「妨害工作」が行なわれた。途中、水を摂取しすぎた向さんが、我慢できずにトイレに駆け込む一幕も（笑）
そんななか、400回直前記念「過去の収録ノートを振り返る」コーナーが展開した。
「番組サプライズが楽しみ」（本渡さん）や「文字がかわいいと言われ、うれしかった」（向さん）など、2人が毎回収録後にしたためた「日記調」の文章がランダムで次々と紹介されていくなか、向さんの「美味しいものが食べたい」という内容のメッセージに本渡さんが鋭く反応。
向さんの「そのページ、最初から付箋が貼ってあったように見えたけど！？」という指摘を無視しつつ（笑）、カロリーたっぷりの『ペヤングソース焼きそば』に本渡さんの大好きな激辛調味料（家から持参）をたっぷりかけたものが差し出された。あまりの辛さに悶絶する向さんの横で、「美味しい！」と平然と食べる本渡さんとのコントラストに、場内からは大きな笑いが起きていた。
そして、いよいよ「計量」の時間。
企画スタート時よりも10キログラム以上落としていれば大成功！ しかし、＋1キログラムごとに、来場者に対し、本公演のチケット代（5,500円）を“キャッシュバック”しなければならない。
不正がないようにスタッフが同行、楽屋に備え付けられた体重計を使った計量の結果、7.1キログラムの減量に成功！ 4名分のチケット代を抽せんで還元することになったものの、向さんの顔には充実感が漂っていた（ように見えた）。
【イベント後インタビュー】
―「昼の部」と「夜の部」が無事に終わりました。本日の感想をお願いします。
本渡 楓さん（以下、本渡）：夏織ちゃん（石原さん）は番組ゲストとして何度か来ていただいているので、何の心配もせずにお招きすることができました！ どこまで行っても、ピュアで天然で素直な方ですし（笑）、すごく楽しかったです！
天津 向さん（以下、向）：石原さん任せにしてしまう場面も多々あったのですが、最終的に全部笑いに昇華してくれて「さすがだな」と思いました。『上陸作戦』でしか出せないような、シンクロを感じる瞬間もたくさんありました。
本渡：夏織ちゃんファンも含め、みんな楽しんでくれていたのを感じられて、うれしかったですね。
―「夜の部」のミッション（サブタイトル）は「（向さんを）太らせたい！」でしたが、こちらについては？
向：なかなか聞いたことがないミッションですし、「太らせる方法がこんなにあるんだ」ということがわかり、目からウロコでした。辛い焼きそばを食べさせることにより、水のがぶ飲みを誘発させるとか……。
本渡：「水ならカロリーゼロだし、トイレに行ったり汗をかいたりすれば体重はすぐ戻るから」という「優しさと愛」から生まれた作戦です（笑）
向：太らせようとしている時点で、優しさも愛もないですけどね（苦笑）
ともあれ、本渡さんとお客さんの「不思議な一体感」で水を大量に飲まざるを得なかったですし、これもイベントならでは、ということでしょうかね……。
本渡：「飲んだ水の分だけ体重が増える」という実証実験もできましたし、素晴らしいイベントになりました！
向：そ、そうだね……（苦笑）
―イベント前には2人が楽屋で楽しい掛け合いをする様子がスクリーンに映し出されていました。
向：とくに台本を用意しているでもなく、いつも通りの2人をお見せすることができたかな、と。
本渡：減量用のヨガマットも自宅から持参されたんですよね？
向：はい。まさかイベント本番中に使うことになるとは思いませんでしたが（笑）
本渡：過去の収録ノートを振り返るコーナーもありましたし、昔から応援してくださっているリスナーさんとの時間も大事にできたかな、と思います！
―いよいよ放送400回を迎えますが、今後もこのままいきたいですか？ それとも「改革」をしていきたいでしょうか？
本渡：私はいい意味で「このままでいい」と思っています。何かを大きく変えると『上陸作戦』の絶妙な空気感が失われてしまう気がして。
そんななか、たまに思いついたかのように大型企画がスタートしたり、サプライズがあったりする……そんな刺激もあればいいな、と。
向：僕、本渡さん、そしてプロデューサー、ディレクター、作家さんと、それぞれやりたいことがあると思んです。『上陸作戦』は「自分がやりたいこと」と「●●がやりたいと思っているからやっていること」のバランスがすごくいい番組だと思っていて。それはパートナーを信頼していないと成立しないんじゃないかと。
本渡さんが言ってくれたように、いまの関係性は崩したくない一方、このままだと「マンネリ化」してしまうと思うので、そこをどうするかは考えないといけないかな、とも思いますね。
―そろそろ今年も終わりですが、2024年にやってみたいことはありますか？
向：イベントでも少し話しましたが「アニソンフェス」を復活させたいです。コロナ前まで「アニソン×お笑い」というコンセプトで『アニ×ワラ』というイベントを行なっていたのですが、ここ4年はできていないので……。
今日のイベントは、減量しながら臨んだので正直フラフラでした。でも板に乗ったら（舞台に立ったら）、イベントの面白さを改めて感じたんです。イベントやライブで得られるものは本当に多いですし、その気持ちをより加速させていきたいですね。
本渡：私は、仕事で一番やりがいを感じるのは「作品のアフレコ」です。オーディションで受かったよろこび、現場での出会い、ときにピリピリさを感じるアフレコ……と、たくさん得るものがあるからです。
そんななか、最近は朗読劇にキャストとして出演する機会も多くいただくようになりまして。とくに、ちょうど（『上陸作戦』のイベント）前日に立たせていただいた『おとなの国語』という朗読劇は「お芝居感」が強い作品で、とても新鮮に感じられました。
来年は新しい刺激を求められるような現場をもっとたくさん経験したいです！
―最後に、メッセージをお願いします。
本渡：『上陸作戦』は始まってからもうすぐ8年になります。番組関係者は、もはや「ファミリー」だと思っています。パーソナリティは私たち2人ですが、それを支えてくれるスタッフさんのアイデアが秀逸なんですよね。
番組内で繰り広げられるやり取りから「仲のよさ」を感じ取っていただきたいですし、独特の雰囲気も味わってもらいたいです。今後も応援よろしくお願いします！
向：もう8年ですか……。年を重ねたぶん、成熟された番組になっていることは自負しております。たまにギスギスした雰囲気にもなりますし。
本渡：（笑）
向：本渡さんが言ってくれたように、僕らは「ファミリー」だからこそ、お互いに思っていることをちゃんとぶつけられるんです。それはとても素敵なことだと思いますし、番組自体メチャクチャ面白いので、だまされたと思って観てみてください！
＜レポーター／ダンディ佐伯・文責（編集）『れポたま！』編集部＞
【番組概要】
「本渡楓と天津向の『本渡上陸作戦』」
文化放送「超!A&G+」にて毎週月曜21：30～22：00 【リピート】毎週日曜18：00～18：30
好評放送中！
●番組公式サイト
https://www.joqr.co.jp/qr/program/sakusen/
●番組公式「X」
@hjsakusen
☆アーカイブ情報
番組イベントが昼・夜ともにアーカイブでご覧いただけます！
ご購入は、12月17日（日）22：00まで！
●チケット購入はこちらから
https://bunkaagqr.zaiko.io/e/hjsakusen2023