小中学生の女子たちに多大な人気を誇るティーン誌『ピチレモン』のモデル仲間で結成されたすイエんサーガールズが、3月18日(日)、東京・池袋サンシャイン噴水広場でデビュー曲「Sweet Answer」とDVD『Season2』の発売記念イベントを行った。
私服姿で登場したメンバーが、それぞれファッションのポイントを「柄×柄で元気っぽく」(荻野可鈴)」
「ワンピースやフリフリの小物×ジャケットや靴は黒で甘辛に」(江野沢愛美)
「ドッドスカートと白のリップカーデで清楚っぽく」(谷内里早)
「春っぽくしつつボヘミアンな感じで」(志田友美)
「清楚なブラウスにキュロットスカートを合わせてかわいく」(小川千菜美)
「高校を卒業して制服を着る機会がないので、私服でセーラー服風に」(前田希美)
「おとなっぽくまとめながら、ドットや靴下でハズす」(黒田瑞貴)
「今流行のシャーベットカラーのワンピースにウエスタンブーツを合わせて」(伊藤梨沙子)
「一言で、カジュアルミックス」(藤井千帆)、「ヒョウ柄で大阪アピール」(山田朱莉)
「シンプルに赤、黒、青でコーデ」(岩田宙)と説明をすると、ギャラリーに詰めかけた女の子たちから「かわいい!」などの声援が飛んだ。
そんな彼女達が出演する『すイエんサー』(Eテレ火曜後6・55)は、素朴な疑問を体当たりで解決する科学エンタテインメント番組。「毎回必死だから、顔がすごいことになってる。真顔だよね」(前田)、「みんなあんまかわいくないです(笑)」(黒田)というように、モデルの彼女たちとはまた別の一面が見られる内容だ。
番組では、「足が速くなるコツ」や「あっち向いてホイで勝てる方法」のほか、玉ねぎを切るときの涙や静電気の痛みの解消法など、大人から子供まで役に立つ実験を行っており、この日のイベントでも、「早口言葉をかまずに言う」「火事場の馬鹿力を発揮する」というふたつの実験を公開で検証。早口言葉では、「動作を伴う言葉のときは実際にその動作をしながら言う」、火事場の馬鹿力では「母音(あいうえお)のどれかを叫ぶ」と「周りの人に応援してもらう」という方法を取り入れ、実際に成果を上げて、客席から拍手&歓声を浴びていた。
デビュー曲の「Sweet Answer」も、番組内で「超カンタンに歌が上手になるにはどうすればいいの?」というテーマから生まれたもので、科学を元にした「高い声を気持ち良く出す」、「一息で歌声を長持ちさせる」、「演歌のような粋な節回しで歌う」などのスゴ技テクニックは、振り付けの中にも採用されている。この日、客前で披露したのは初めてだったが、「普段雑誌のモデルやっていて、みんな音楽の仕事はごとんどが初めて。練習時間も少なくて大変だったけど、番組の中で学んだことを披露できたのは楽しかった」(前田)「緊張したけど、みんなの前で歌うからこそ拍手とかしてもらえたし、がんばってよかったと思いました」(伊藤)と、感想を語った。
また、毎回打ち合わせや台本がなく、ガチでロケをするという番組については、こんなおもしろエピソードも披露。
「『スパゲティのソースを飛ばさないように巻く』という検証では、飛ばさないように巻けるようになるまで食べ続けました。結局5〜6人前食べて、しばらくスパゲティ見たくないってぐらいお腹がパンパンに」(黒田)
「『ゆで卵の黄身をピッタリど真ん中にする』という方法をやったときは、何回も失敗して気分が上がったり下がったり(笑)。1日じゃ足りずに2日かかって、ようやく終わりました」(前田)
「でも、台本がなくガチでやってるからこそ味わえる達成感がある。『あ、こういうことだったのか!』って気づいたときの喜びが、そのまま出ている番組だと思います」(黒田)
「使える技だし、実際に体を貼ってやって結果を出してるので、みんなもやってほしい」(谷内)
「DVD BOXには、今までやってきたほとんどが詰まってるので、ぜひ見てみてください!」(前田)
「Sweet Answer」とDVD『Season2』は、現在共に好評発売中。
<Text/河本チーター・Photo/藤本 厚>
●『すイエんサー』公式サイト
http://www.nhk.or.jp/suiensaa-blog/