田所あずさが出演。日本酒ASMRプロジェクト「日本酒のおとも」第3弾『日本酒のおとも-ハツラツ女子とひと夏の一献-』公式レビューが到着!

By, 2023年2月6日



こだわりの日本酒ASMRプロジェクト「日本酒のおとも」。実在する日本酒をモチーフにした『日本酒の精』との心休まるひとときをお届けする本プロジェクトだが、この度第3弾となる『日本酒のおとも-ハツラツ女子とひと夏の一献-』が「DLsite」にて配信スタートした。

本作ではサン(モチーフとなっている日本酒『サササンデー』に由来)と名乗る女の子が、夏休みを利用して帰省したあなたのもとに突然やってくるところから始まる。空き家と勘違いして敷地内に入ってきたサンだが、あなたの家(正確には離れなのだが)と知るやいなや、すぐさま切り替えて、手持ちのお酒を置いて、こう誘ってくるのである――「アンタも付き合ってよ。あたしと一緒に、気持ちよくなっちゃお?」と。ここまでで、序盤のほんの数分である。

あまりにハチャメチャな展開の始まりなのに、聞いていた私は条件反射「ハイ、おともしますとも!」と声に出して返事してしまっていた。そう、人前にも関わらず……恥ずかしい……。
こうなってしまったのもズバリ、サンを演じる田所あずささんの好演によるものだと言えよう! 彼女のハツラツとした明るい声が、それはもう心地よく耳に馴染んでくるのだ。それだけでも十分なのに、この子ときたら、ときたま大人びた囁きをはさんでくるではないか! ねぇズルいよソレは! 紡がれる言葉それ自体は健全なはずなのに、耳の奥をくすぐる甘やかな響きに、身体中をゾクゾクとした興奮が何度も駆け巡っちゃうって! 
また個人的には、随所で見せるツンとした反応にも、ニヤつきが止まらなかった。こちらの作品で初めてダミーヘッドマイクで収録したという田所さん。トラック全体を通して、軽やかだけど甘酸っぱい声音で癒やしを届ける田所さんの熱演は、初めてのダミーヘッドマイク収録とは思えないほど素晴らしく、一聴の価値ありだ。

さて、そんな今作の注目ポイントは、ズバリ『外』である。これまで配信された2作品は、いずれも宅飲み――つまり『中』でのひとときに終始していた。それが今作では自宅を飛び出して、公園やビーチで飲む、いわゆる『外』飲みのトラックが存在するのだ。そう、待望の「屋外プレイ」ってヤツである。これによって、これまでのシリーズ作品ではかなわなかった効果音やイベントがこれでもかと挿入されている。この作品に関して言えば「宅飲み縛り」を外して正解だったといえよう。

まず公園では、子どもたちの声や池の水音を聴きながら、ベンチに座って酒盛りを始める。これだけなら「ただのピクニックと変わらんやん」となるのだが、途中で目に入ったカップルのイチャイチャを見たサンが、何を思ったか「やってみない?」と誘い出してビックリ! そのまま恋人ごっこと称してイチャつくたびに、衣が擦れ合う音と彼女の声が至近距離から聞こえてきて、もうドキドキではなく、ムズムズが止まらなかった。

続くビーチでは、サンが持ってきたビーチバレーボールでラリー対決。穏やかな波の音を聴きながら、ポンポンと賑やかな会話を交えながらのラリーが続くのだけど、そこからのアクシデントにニヤリ。想像を掻き立てられたところで、対決の罰ゲームとして、サンオイルをサンから「塗られる」ハメに……そう、「塗る」のではなく「塗られる」のだ。「いやいや、そこは普通逆だろ」と思ったが、いざ聴いてみると、これはこれでアリだなと感心してしまった。というのも、自分が塗られる側に回ることで、オイルをヌルヌルと塗られる音に加えて、塗る側に回ったサンの声や囁きが左右から変化も交えて楽しめるからだ。心地よいオイルの音と打ち付ける波の音に、どこから来るかわからないサンの囁き……たまらないひとときである。

とまあ、外飲みの流れをだいぶ事細かく綴ってしまったが、とにかく外飲みによって、シチュエーション面において可能性の幅は大きく広がった事が伺える。せっかく飲みを交えた作品なのだ、アダルトなシーンはなくとも、それなりに「展開」は期待してしまうワケで、このような想像を掻き立てられる展開が生み出されるのなら、今作のような屋外プレイは大歓迎としか言いようがない。

もちろん、外飲みのトラックだけしか聞きどころがないかといえば、そんなことは全然ない。むしろ夏という季節ならではのイベントが、宅飲みに相当するトラックにおいても挿し込まれており、過去作とは違った展開が楽しめるようになっているのだ。夜の縁側でパチパチと小さく弾け続ける線香花火の音。チリンと涼しげな風鈴の音を聴きながら、ガリガリと氷を削ってかき氷を作る音。清涼感を思わせるとともに、どこか懐かしさも感じられ、「また戻りたいな」というセンチメンタルな気持ちにさせられてしまう……実にブラボー! なんと心地よい1作ではないか!
あと忘れてはいけないのが、最終盤での子守唄を歌うシーンだ。個人的に前作で一番好きだったシーンが、今作でも入っていたのが最高! 田所さんの子守唄が聞けるなんて、なかなかに貴重なのでは? 最後まで癒やしマシマシの構成となっている。

本作では収録に高品質バイノーラルマイク「NEUMANN / KU100」を使用。演技はもちろん、お酒の飲む音や調理する音、酒の肴をつまむ音などの細かな効果音まですべて収録にこだわる徹底ぶりは変わらず、このシリーズにおける臨場感を際立たせている。
なお、外飲みのトラックが挿し込まれたからか、これまで以上に効果音も多数取り入れられているようにも感じられた。過去のシリーズ作品を聴いている方には、こちらにも注意して耳を傾けてもらいたい。

そして何より、桶乃かもくさんが描きおろしたジャケットイラストが秀逸の一言に尽きる。縁側に腰掛けながら、肌色の脚をあられもなく見せびらかして、屈託なく笑うサン――拝聴する前にこのイラストを見たとき、『こんな女性と真夏の海で一緒に飲めたら、どんなに気分良いだろう』というのが率直な感想だった。軽やかでハツラツとした、太陽みたく眩しい女の子。でも、時折甘酸っぱい一面だって見せてくれる、聴いている者を酔わせる女の子。作品を聞いた後にこのイラストを見返すと、その印象がよりグッと強まり、再び聴きたい衝動に駆られてしまう。そして聴き終わってから、またイラストを見返して……って、イカンイカン、永久機関が完成しているではないか!

唯一惜しい点を挙げるとすれば、今が作中と真逆の季節である点だろうか。もっともそれは作品外の要因にしか過ぎず、作品そのものは季節関係なく聴き応えのある内容になっている点に変わりはない。
なので、お酒を交えた癒やしのひとときを味わいたい方はモチロンのこと、少しでも夏気分を先取りしたい方、耳元だけでも暑さを感じたいという方にも、是非ともダウンロードしていただきたい。濃密な安らぎの時間を保証してくれること請け合いの1作だ。

現在、2023年2月3日(金)まで田所さんのサイン色紙が3名の方に当たるリリースキャンベーンと「日本酒のおとも」全作品20%OFFセールを実施しており、気になった方は今がオススメだ。

余談だが、こちらの作品を聴く際は、是非とも今作のモチーフとなった日本酒である笹祝酒造の『サササンデー』を飲みながら聴くことをオススメする。酸を活かした甘酸っぱいお酒で非常に飲みやすく、アルコール度数も日本酒にしては低く抑えられているので、本作品を抜きにして、今まで日本酒を飲んだことのない方にも純粋に薦められる1本となっているので、気になった方は下のURLからチェックを。

【作品概要】
【酒飲みASMR】『日本酒のおとも–アグレッシブ女子とひと夏の一献–』
■出演:サン(CV.田所あずさ)

■収録
tr1. サン登場、暮れなずむ空を眺めて一献
tr2. 昼間から公園でカンパイ!
tr3. 夕焼け染まるビーチで、遊んで飲もう!
tr4. 夜の縁側、お酒に花火も添えて……
tr5. 氷が溶けるような、ひと夏の終わり

■DLsite ダウンロード販売中
・価格:1,980円(税込)
・販売サイト:https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/

■企画制作
日本酒のおとも https://twitter.com/nihonsyunootomo
#さけとも
■出演
サン:田所あずさ 
https://twitter.com/AzusaTadokoro
■イラスト
桶乃かもく:https://twitter.com/k_okeno
■シナリオ
一ノ瀬悠貴:https://twitter.com/penwithsake

※モチーフ銘柄『サササンデー』販売元・笹祝酒造HP
https://www.sasaiwai.com/

☆注意
この作品自体は全年齢対象ですが、お酒は20歳になってから。
未成年のみなさんは、お酒の代わりにジュースやお茶などで、いまは我慢しましょう!

●公式Twitter
https://twitter.com/nihonsyunootomo
●公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCT7BpBP4aUHYbcwPXsn-UMw/featured

(C)日本酒のおとも