駒形友梨が通算4枚目のミニアルバム『Night Walk』を11月18日(水)リリース!
3月に発売されたミニアルバム『a Day』のテーマが「昼間」に対し、今作では「夜」をテーマにしたナンバーが並ぶ。これまで彼女を支えてきた制作陣と、新たに加わった面々により、彼女の新たな魅力をさらに引き出されている。
リリース直前の駒形さんにお話をうかがってきました!
―『a Day』の制作段階から『Night Walk』を作ることは決まっていたのでしょうか?
駒形友梨さん(以下、駒形):はい。『a Day』は、ライブ向きの曲を詰め込むために制作したのですが、せっかくだから私の大好きなしっとりとしたナンバーを集めた作品も作りたい、と思いまして、2本立てで制作が決まりました。
―両方の曲を集めると、フルアルバムなみのボリュームになりますね。
駒形:1日の始まりから終わりまでを2枚で網羅できますから、そういう形で聴いていただけるとうれしいです!
―『Night Walk』の制作はいつ頃から始まったのでしょう?
駒形:自粛期間より少し前に準備に取り掛かり、夏前くらいから本格的に作り始めました。無事に制作を終えられてよかったです。
―ジャケットも、タイトルどおり、夜の街で撮られたみたいですね。
駒形:素敵な写真がたくさん撮れて、どのカットを使うのか、迷いました……。気に入っている写真が多いので、法人特典としてついてくるブロマイドもぜひチェックしていただきたいです。
―表題曲の「Night Walk」はイントロから引き込まれそうになる、まさに表題曲にふさわしいナンバーです。
駒形:高橋諒さんの曲は、今回のミニアルバムのコンセプトに合うという自信がありましたので、絶対に書いてもらいたいと思ってました。
実は元々別のタイトルだったのですが、私からお願いして「Night Walk」にしていただき、その世界観のもとで、詞も書いていただいたんです。
―特に印象的だったフレーズは?
駒形:「流れ星がそっと 生まれ消えた」という詞は、メロディとあいまってグッとくるポイントだと思いますし、すごく共感しながら歌いました。
―歌ってみていかがでした?
駒形:自分のなかにあるものを全部出せた気がします。これまでは「こんな大人なところを見せちゃっていいのかな?」と戸惑いがあったのですが、今回は曲や歌詞、メロディに助けてもらいながら、表現できたんじゃないかと思います。
―高橋さんには「こういう曲にしてほしい」、叶人さんには「こういう歌詞で」と要望を伝えられたでしょうか?
駒形:いえ、上がってきた曲を聴いて、自分のなかでイメージをふくらませました。もし高橋さんと叶人さんが「この曲で『大人な駒形』を表現してもらいたい」と思ってくださっていたら、それはうれしいですね。
―Webでは同曲のMusicVideoをご覧いただけます。
駒形:屋外で撮った映像が主なのですが、高層マンションが立ち並ぶ街だけでなく、私が普段歩いているような雰囲気の路地も歩きました。キラキラした部分だけでなく、自分の日常も照らし合わせたような作りにしてもらいました。
―「empty」はこれまで何度もタッグを組んでこられた矢野達也さんの曲に、駒形さんが詞をつけられています。
駒形:私がこれまでリリースしてきたCDには「シティポップ」と呼ばれる曲がずっと入っているんです。私も大好きなジャンルで、ひとつの「私のカラー」と思っているのですが、今回もぜひ、と思い、矢野さんに協力いただきました。
いつもは私が普段考えていることをもとに詞を書いているのですが、今回は私が観ていたとある作品に登場する女の子をモデルに、書いてみました。
「普段、ネオン街を歩いている女の子ってどんな人生を歩んでいるんだろう?」と、彼女のこれから進んでいく道を自分で想像しながら書いていったのですが、これまでにあまりない経験でしたので新鮮でしたね。
―レコーディングについては?
駒形:ゆったりした楽曲なのですが、メロディの上がり下がりが激しくて「一筋縄ではいかないな」という印象を受けました。
キーが高くて苦しい部分は、先ほどお話した物語の主人公である女の子の苦しさにリンクさせて、表情的にもいい方向に出せているんじゃないかと思います。
―続く「オービタル」は、矢野さんからの最大の挑戦状……ととらえてしまっても良いのでは? と思えるようなメロディの起伏が激しい楽曲です。
駒形:私は元々ボーカロイドの楽曲、通称「ボカロ曲」が好きで、歌ったりもしているのですが「そう言えばみなさんの前でちゃんと披露したことってないな」と気づきまして。ちなみに、いま聴いている曲は、速くてキーが高く、難度の高いものが多いです。
私が歌う時はいつも歌詞の意味が伝わるように意識しているのですが、それだけじゃなくて「言葉の語感やリズムをひとつの音として曲のなかで使う」というのも新たな表現方法としていいんじゃないか? と思い立ち、矢野さんにお願いしました。
―上がってきた曲を聴いていかがでした?
駒形:自分でオーダーした手前、難しい曲がくるというのはわかっていたのですが……(笑)。
最初に1コーラスが上がってきて、矢野さんから「この方向性でよければ最後まで作るよ」と言われたので「これだったら何とか最後までいけると思います」とお伝えしました。
そしたら……矢野さん、ノリにノッてしまったみたいで、後半がもう「展開につぐ展開」みたいな感じのすごいメロディが上がってきたので「すみません、少しやさしめにしていただきたいのですが……」とお願いしました(笑)。
矢野さんも、私のことを買って作ってくださったと思いますし、「オービタル」で修行をさせていただき、別の機会があれば成長した姿をお見せできればいいな、と。
まずは、この曲をライブで歌いこなすことができるように頑張ります!
―レコーディングのエピソードもぜひお聞かせください。
駒形:先ほど「ボカロ曲」という言葉を使いましたが、実際に歌うときは、そこまでボーカロイドを意識したわけではなく、普段はファルセットでいくところを地声で歌ったり、あえてボソボソと歌ってみたり、大変ではあったものの新しい試みができて面白かったですね。
―「Love is Action!」は、これまでの駒形さんの歌い方とはまた違った魅力を感じます。
駒形:BURNOUT SYNDROMESの熊谷和海さんが作ってくださいました。とある番組で熊谷さんと共演する機会がありまして、「駒形さんが歌うキャラソンが好きなんですよ」と声をかけていただいたんです。
「じゃあ今度ぜひ!」とお願いしました。大女優のオードリー・ヘップバーンさんの名言である「Love is Action」をタイトルに、私の好きな映画を事前に聞き取ってもらい、歌詞にも盛り込んでいただきました。
「Love is Action」は「恋は行動」という意味なのですが、私のファンの方って、行動が控えめで落ち着いた方が多い気がするんですね。熊谷さんは「駒形さんがみなさんに対して背中を押してあげる歌を歌ったらいいんじゃないか」と考えてくださったみたいで、すごくありがたいです。
―ファンのことまで意識して作られたんですね。
駒形:熊谷さんのなかに、しっかりとしたコンセプトがあるので、レコーディングのときも、そこに乗っかる気持ちでのびのびと歌えました。「私を王女様(プリンセス)にして」なんて歌詞、ちょっと恥ずかしくて歌えないのですが(笑)、熊谷さんがちゃんと意図して紡いでくれたフレーズだからこそ歌えると言いますか。
―曲間には、洋画のワンシーンを思わせるような男女の声も入っています。
駒形:熊谷さんのアイデアで入ったみたいです。発想が本当にすごいですよね。どうやら小説などの作品からインスピレーションを受けて制作さることが多いみたいで。
―この曲にもしMVがつくとしたら、どんな衣装を想像しますか?
駒形:オードリー・ヘップバーンさんの言葉が曲のタイトルなので、彼女の主演作のひとつである『ローマの休日』で来ているような、半袖にロングのスカート……そしてドレスなんかも着てみたいですね。想像してたら、すごく楽しそうに思えてきました!
―歌詞も、読んでいるだけで色々な作品の舞台にトリップさせてくれます。
駒形:熊谷さんの書かれる歌詞って、本当に遊び心にあふれていると思うんです。そういう観点からも「すごいな」と感銘を受けました。「自分の好きな映画のタイトルを入れていいんだ」って。
―「真珠星」も「初参加」の三好啓太さんが手がけられています。
駒形:三好さんは『プリキュア』や『アイドルマスターミリオンライブ!』など、私にも縁のある作品で曲を手がけられていたので、前々からお願いしたかったクリエイターさんのひとりです。キラキラしたバラードを書いていただけて、大感激です!
ただ、大変申し訳ないことに、「真珠星」というタイトルが私の誕生日(8月25日)の星座であるおとめ座の星だということを、レコーディング後に知りまして……(苦笑)。
これからライブなどで披露するときは、レコーディング以上に大事に歌うんじゃないかと思います。
―詞に関してはいかがですか?
駒形:言葉に深みがあり、共感しながらレコーディングに臨むことができました。
離れ離れになってしまった男女が描かれているのですが、最初は寂しい気持ちが言葉にも表れているものの、最後は前を向いている……という流れが美しくて。私自身もすごく勇気づけられます。
とくに最後の「私の光」という言葉に強い意志を感じますね。
―「insomnia」でも駒形さんが作詞を担当されました。
駒形:「真珠星」と同じく、バラード曲なのですが、こちらは、例えるなら「湿度高めの、じめっとした」イメージのある曲かな、と思います。こういうタイプの曲は大好きですし、今回は作詞もさせていただけてうれしかったです。
「empty」の作詞はかなり苦戦しましたので、「insomnia」はとにかく自分の言葉で書こう、書きなぐろう、と(笑)。
私、本当に疲れているとき以外はなかなか寝付けない体質なんです。そういうとき、色々と頭のなかで考えてしまい、余計に眠れなくなることもあるのですが、そういう苦しい時間を過ごしているのは私だけじゃないんじゃないかな? と思いまして。
そういう人たちの助けになれば、と考えて歌詞にしました。
―歌う上で気をつけたことは?
駒形:ディレクターさんと「サビで、あえて感情を込めないほうが、聴く人がグッとくるんじゃないか?」など、色々話し合いながらレコーディングに臨みました。
「最初のサビは気持ち弱めに、逆にラスサビは強すぎるくらいでもいいんじゃないか?」とか。リアリティを持たせたほうが共感してもらえるんじゃないかと思いながら「強さだけでなくもろさも歌えたら」、という想いを込めました。
―「Good Night」は、駒形さんの作品では恒例のインスト曲です。
駒形:最初に聴いたとき「今回のミニアルバムにピッタリだ」とすぐにハマりました。これまで夜の間、ずっと歩いてきて、最後に眠りにつく直前に聴いてもらいたいナンバーです。
きれいなコーラスや、私の生っぽい鼻歌だったり、幻想的な雰囲気を出せていたら幸いです。また、次のアルバムでは、また違ったアプローチでインストを歌いたいという願望もあります。
―恒例と言えば、各ショップで発売される限定盤には、駒形さんの声だけで構成されている「vocal only ver.」も収録されています。
駒形:2年前に出したミニアルバム『〔CORE〕』のころから始まった企画なのですが、いまだに恥ずかしくてひとりでは聴けず……(苦笑)。でも、楽しみにしている方がたくさんいらっしゃるみたいですので……今後もやっていきます!
―「テイチクオンラインショップ」には、ドアオープナーつきの通常盤もラインナップされていますね。
駒形:このご時世ならではのアイテムかもしれないですが、オシャレなロゴも入っていて、アクセサリーとしても使えますので、ぜひチェックしてみてください!
―では最後に、2021年の抱負とメッセージをお願いします。
駒形:来年ついに30歳の大台に乗りますので、悔いのない20代を送りたいです。30歳になったら、また何か違った心境になるのかな? 作詞をたくさんしたいとか……。何かしらの形で表現することになると思いますので、引き続き応援していただきたいですね。
今年ミニアルバムを2枚出させていただき、ご一緒したかったクリエイターさんともたくさんお仕事できて、本当に贅沢させていただきました! 少し早いですが、来年も歌い続けていきますので、応援よろしくお願いします!
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
【駒形友梨 / Night Walk(Short Ver.)】
【駒形友梨「Night Walk」ダイジェスト試聴】
【リリースイベント概要】
★12月6日(日)18:30〜 タワーレコード横浜ビブレ店
★12月12日(土) ①11:00/②13:15〜 AKIHABARAゲーマーズ本店6F
★12月12日(土) 17:00〜 HMV&BOOKS SHIBUYA 5階イベントスペース
★12月13日(日)①12:00/②12:30/③13:30/④14:00〜ソフマップ④号店アミューズメント館8階イベントスペース
★12月13日(日)①17:00/②17:40/③18:20/④19:00〜アニメイト渋谷店
★★12月日時調整中 とらのあな
★★★12月26日(土)19:00〜Sapce emo
<内容>
★特典お渡し会
★★オンラインイベント
★★★無観客ミニライブ&トーク
<参加方法>
★11月17日商品到着時より各対象店舗にて対象商品をご購入のお客様に「イベント参加券」をお渡ししいたします。
★★詳細後日発表予定
http://www.teichiku.co.jp/artist/komagata-yuri/
【アルバム概要】
『Night Walk』
11月18日(水)発売
品番:TECI-1714
定価¥2,500+税
【収録内容】
1. Night Walk 作詞:叶人/作曲・編曲:高橋諒
2. empty 作詞:駒形友梨/作曲:矢野達也/ 編曲:矢野達也・原知也
3. オービタル 作詞・作曲・編曲:矢野達也
4. Love is Action! 作詞・作曲:熊谷和海/編曲:熊谷和海・岸田勇気
5. 真珠星 作詞・作曲・編曲:三好啓太
6. insomnia 作詞:駒形友梨 作曲・編曲:秋浦智裕
7. Good Night 作曲・編曲:栗子洋平
■限定盤情報
【価格】¥3,520+税
【内容】ミニアルバム「Night Walk」+特典CD
特典CDは「Night Walk」収録の7曲のinst.ver.と、
各限定盤それぞれに異なる「Night Walk」収録楽曲のvocal only ver.1曲の
全8トラックを収録。
アニメイト限定盤(品番:TEI-150)
ゲーマーズ限定盤(品番:TEI-151)
とらのあな限定盤(品番:TEI-152)
■オリジナル特典
※追加特典、オリジナル特典絵柄、対象店舗は後日お知らせいたします。
アニメイト: 複製コメント入りL判ブロマイド(アニメイトVer.)
ゲーマーズ: 複製コメント入りL判ブロマイド(ゲーマーズVer.)
とらのあな: 複製コメント入りL判ブロマイド(とらのあなVer.)
ソフマップ: 複製コメント入りL判ブロマイド(ソフマップVer.)
タワーレコード:複製コメント入りL版ブロマイド(タワーレコードver.)
HMV:複製コメント入りL版ブロマイド(HMV ver.)
ヨドバシカメラ:複製コメント入りL版ブロマイド(ヨドバシカメラ ver.)
全国対象店:複製コメント入りL版ブロマイド(全国対象店Ver.)
●レーベルサイト
http://www.teichiku.co.jp/artist/komagata-yuri/
●Twitter
@KomagataYuri
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https://bit.ly/37GYyLf
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