声優アーティストとして活躍する佐々木李子のニューシングルが11月10日(火)発売!
表題曲の「スタート!」は現在好評放送中のアニメ『デュエル・マスターズ キング』のEDテーマに起用されている。さらに、女子プロレス共闘組織「Women’s Pro-Wrestling Assemble」の応援ソング「Under the Flag」、ゲーム『メンヘラフレシア フラワリングアビス』主題歌「Cocoon」、自身が作詞・作曲を担当した「アンバランス」と、バラエティに富んだ楽曲を収録。“アーティスト盤”のDVDにはライブ映像、24ページのフォトブックでは、楽曲にちなんだ衣装で楽しませてくれている。
自分と向き合う時間も多かったという佐々木さんに、現在の心境と楽曲・新規に撮影したMusicVideoについて、たっぷりお伺いした。
―佐々木さんは、「おうち時間」はどのように過ごされましたか?
佐々木李子さん(以下、佐々木):作詞のほか、作曲作業も自分でできるように機材をそろえたり、自宅で作業できる環境を整えました。とにかく「時間を無駄にしないように過ごそう」と心がけましたね。
家にいると、どうしてもふさぎ込んでしまうことが多かったのですが、そんなときでもみなさんがSNS等を通じてメッセージをくださるので「こんなところでへこたれてちゃいけない!」と気持ちを奮い立たせることができました!
―アニメ『デュエル・マスターズ キング』のタイアップが決まったときの感想をお願いします。
佐々木:「出させていただくからには想いをより強く込めたい」という気持ちになりました。『デュエマ』シリーズの歌を歌わせていただくのは今回で3回目ということで、素敵なご縁を感じつつ、「いいものにしなくては」というプレッシャーもありました。
今回は何度かレコーディングを重ねて完成したのですが、作品のスタッフさんが最後の現場にいらしたんです。そのとき「佐々木さんでよかったです」と言っていただけたのがうれしかったですね。
―作詞はご自身が担当されたそうで。
佐々木:アニメに寄り添った内容にしたいと思ったので、アニメを観ながら作詞作業に臨みました。
「勝熱(じょうねつ)」という言葉は『デュエマ』ならではの用語なので「これはぜひサビに入れよう!」と思ったり、「鬼」にちなんだ敵が出てくるので、フレーズに入れたり。とにかく作品を大事にしながら書いていきました。
―子どもが読んでも楽しめそうなワードもありますね。
佐々木:大人もそうですが、子供も大人数の友人と一緒に遊ぶことができなかったり、色々と大変だとお聞きしているので、ぜひ遊び心を言葉にしたいと思いまして。
―ちなみに、レコーディングを何度か行なったのは何故ですか?
佐々木:歌詞を微調整していったので、その都度歌い直したからです。最初はすらすらと書けたのですが、歌っていくと「こうしたほうがいいかな」と思うところが出てくるんです。伝えたいメッセージが明確にあったので、決して大変というわけではなく、楽しみながら直していきました。
サビの部分は何度も書き直したのを覚えています。最初は「スタート」ではなく「前へ」というフレーズだったのですが、ちょっと歌いにくいかな、と思ったので……。また、「蹴飛ばして」とか「飛び込んで」とか、子どもたちにも歌いやすい詞を意識して考えました。
「ちょっと過激かな?」と思ったのですが、今ってポジティブな考え方をするのが大変な状況じゃないですか。ですので、強めでインパクトのあるフレーズを意識しました。
いつか一緒に「スタート!」と叫べる日がくるといいな。
―MusicVideoは学校が舞台で、3rdシングル「明日への風」に構図が似ているように見受けられました。
佐々木:今回はライブを中心に活動するティーンエージャーのグループ・テーマパークガールに所属する“かなみ”ちゃんに出演してもらったのですが、今回のMVの為に自分で振り付けを考えてくれたんです。しかも詞の内容にすごくマッチしていて。ぜひ歌詞を意識しながらダンスを見ていただきたいですね。
いまちょうど、進学や就職で悩んでいる子が周りにいるので、「失敗しても前を向いて進んで欲しい」、という気持ちを映像に込めてもらいました。
―MVには佐々木さんも登場していますね。
佐々木:物語を楽しんでいただきたかったので、かなみちゃんをメインに、私はそこにお邪魔するくらいのイメージで(笑)。
廃校になった中学校で撮影したのですが、彼女は朝から遅い時間までずっと撮影に臨んでくれて。私は途中からの参加だったのですが、移動中も現場のスタッフさんから撮影中の動画をいただいていたので「私も頑張らなきゃ」と思いながら撮影場所に向かっていました。
―かなみさんとは何かお話されました?
佐々木:はい。その日はちょうど私たちの撮影のほか、グラウンドでどこかのサッカー部が場所を借りて練習をしていたんです。休憩時間中にその様子を見ていて、「私もよくグラウンドを見てたな……」と学生時代をしみじみ思い出しました。私が当時片思いしていた子が、グラウンドでよく遊んでいたんです。そのことを思い出しながら、かなみちゃんと「恋バナ」で盛り上がりました(笑)。
―「Under the Flag」は人気女子プロレスラーの北斗晶さんが提唱した女子プロレス共闘組織「Women’s Pro-Wrestling Assemble」の応援ソングに起用されています。
佐々木:元々ライブで歌っていた曲だったのですが、今回立ち上がった組織のモットーが「何度倒れても同じ旗の下で立ち向かっていく」というもので、とても感銘を受けまして。曲を作っていただいた毛蟹さんに、情熱を込めたロック調の楽曲にリアレンジしていただいたんです。
応援ソングに決まったあと、試合も観させていただいたので、レコーディングも熱い気持ちを持ったままで臨むことができました。
―女子プロレスの試みに勇気をもらえた、ということですね。
佐々木:はい! レスラーのみなさんに「いつか試合のときに歌って欲しいです」と言っていただいたので、ぜひ実現させたいです!
―「Cocoon」はゲーム『メンヘラフレシア フラワリングアビス』の主題歌に起用されています。
佐々木:以前、同じレーベル作品の『サイコロサイコ』というゲームの実況プレイをさせていただいたのですが、すごく好きなゲームでしたので、こうして主題歌アーティストとして携わることができてうれしいです。
この曲もデビュー当時からずっと歌ってきたので、「私と一緒に成長してきた」という想いが強く、だからこそ、いつ音源として世に解き放つか悩んでいたのですが「いまだからこそ聴いてもらいたい」という気持ちで収録させていただきました。
―「Cocoon」のMVは、「Freedom」と同じく、動画クリエイターのsakiyamaさんが担当されています。
佐々木:「どんなに頑張ってもうまくいかない」という心の叫びを思い出しながら歌った曲なのですが、どんなMVになるのか想像できなくて。最初に映像を観たとき、曲のいいところをたくさん引き出してくださっていて、思わず涙が出てしまうくらいに感動してしまいました。
MVを観てくださった方の感想では、色々なとらえ方をしてくださっているみたいで、「前向きになれた」という人もいれば「まだ心が晴れない」という人もいて。思い思いに映像を楽しんでくださっているみたいで、うれしいです。
―アニメ『キラッとプリ☆チャン』の挿入歌「フレンドパスワード」は、今回は「佐々木李子バージョン」として歌われているそうですね。
佐々木:私が演じている“だいあ”の気持ちを受け継ぎながら、私のなかでかみくだいて歌いました。音数が少ないからこそ、より伝わるものがあるのではないかと思います。
私自身、この世界に飛び込んでから「人同士のつながり」の大切さを学んだので、これまでにお会いしたすべての人への感謝の気持ちも込めて、歌わせていただきました。
「自分が心を開くことによって、相手も開いてくれるんだ」ということも教えてくれましたし、『キラッとプリ☆チャン』は、私にとって本当に大事な作品です。
―今回は3形態でのリリースになりますが、「アーティスト盤+DVD」と「アーティスト盤+フォトブック」のCDには7曲が収められています。
佐々木:そうなんです! DVDにはライブ映像が入っていますし、私が普段どんなパフォーマンスを行なっているのかもわかっていただけると思います。そして、フォトブックも私の音楽に対する世界観のようなものを感じてもらえると思いますので、どちらもチェックしていただきたいです!
―「Play the world」は今年1月にリリースしたシングルからの収録となります。
佐々木:この曲がリリースされるころは、まだ世の中が変わる前だったのですが、「いまだからこそもう一度聴いてもらいたい」という想いを込めて収録しました。この曲を通じて、“もう一回”みなさんに楽しいステージを届けたいと思います!!
―「GALAXYZ」はいかがでしょう?
佐々木:こちらもシングルに収録されていた楽曲なのですが、「ノリノリで過ごしてほしい」、という想いを込めて入れさせていただきました。この曲にも「蹴っ飛ばせ」というフレーズが入っていますので、いまの状況をぜひ蹴っ飛ばしてもらいたいです!
―最後に収録されている「アンバランス」はご自身が作詞・作曲を担当されました。
佐々木:フルコーラスの楽曲を自分ひとりで手掛けたのが初めてでしたので、かなり大変でした。
7月の配信ライブ後に制作したのですが、そのころはちょうど心にぽっかりと穴が開いた状態だったんです。「次にみんなに会えるのはいつだろう?」とか、「これからどんなことができるだろう?」とか、色々と考えてしまったんですね。
スタッフさんが「李子ちゃんが思う、どんな曲でもいいよ」とおっしゃってくださったので、「私にしか見せられないものを作ろう!」と決めてからは、早かったです。
私は昔から持っているコンプレックスがあって、どうしても作り笑顔になってしまったり、ずっと悩んできたふしがあったのですが、「包み隠さずにさらけ出そう!」と一念発起したんです。私と同じ想いをしている方の心にも刺されば、と。
―関口晶大さんのアレンジにも助けられたそうですね。
佐々木:曲作りの際は、最初鼻歌を歌う形で作ったのですが、私の思い描いたとおりに編曲してくださって。関口さんがいらっしゃらなければ、この曲は完成していなかったと思います。
隅っこで考え込んだり、鏡で笑顔の練習をしたりしているMVなのですが、公開されたときは「佐々木李子っぽい」と言っていただけましたし、私の想いが伝わっているのかな、とうれしくなりました。「アンバランス」な表情は得意なので(笑)。
―フォトブックの撮影エピソードを教えてください。
佐々木:それぞれの曲をイメージした衣装を着させていただいたのですが、「スタート!」は服装や空間にも遊び心を散りばめようと思いまして、笑顔も多めで撮影しました。「Under the Flag」は肩を出した衣装、「Cocoon」や「アンバランス」は物思いにふけっている表情を意識したりと、そのときそのときで違った気持ちで撮りましたね。
昔はこんなにバラエティに富んだ表情はできなかったのですが「アンバランス」を制作したときに「ありのままでいいんだ」と気づいたので、撮影中もずっと楽しい気持ちでいられました。
2ndシングル「Recollections」でもご一緒したカメラマンさんでしたので、リラックスできたというのもよかったです。
―12月20日には東京・Shinjuku BLAZEにて「佐々木李子 4th Oneman RicoRium ~合言葉はスタート~」の開催が決定しています。
佐々木:どのような形で開催させていただくのかはまだわかりませんが、「合言葉はスタート」というライブタイトルのように、みんなで一緒に新たな一歩を踏み出せるようなステージにしたいですね。みなさんに伝えたいことがたくさんありますし、新曲もいっぱい披露する予定ですので、楽しみにしていただきたいです!
―リリースキャンペーンも開催予定とのことですが。
佐々木:私が何人かのみなさんに直筆のお手紙をお送りしたり、電話でお話をしたりと、いままであまりなかった方法で交流できるのが新鮮で楽しみです。
―最後に、メッセージをお願いします。
佐々木:今年はみなさんに会う機会が中々作れず、私も悲しい思いをしてきました。
自粛期間中、自分と向き合う機会も多かったのですが「これからも歌い続けていきたい」という想いを改めて確認できました。みなさんの応援のおかげでこうして新譜もリリースもできましたし、感謝の気持ちを込めてお届けしたいと思います。ひとりでも多くの方に、私の想いが届いたらいいな。
<Text/ダンディ佐伯>
【CD概要】
「スタート!」
11月11日(水)発売
【アニメ盤 (CD) 】
品番:AKCY‐58073
¥1,500+税
【アーティスト盤+DVD (CD+DVD) 】
品番:AKCY‐58074/B
¥3,800+税
【アーティスト盤+フォトブック (CD+フォトブック) 】
品番:AKCY‐58075
¥3,800+税
●商品詳細
https://sasakirico.com/discography.html
●佐々木李子 公式サイト
https://sasakirico.com/
●佐々木李子 公式ツイッター
@sasakirico
●佐々木李子 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/sasakirico
【プレゼント】
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