今年2月に劇場版が公開され、大ヒットを記録した、アニメーション業界をリアルに描いたテレビアニメ『SHIROBAKO』の展覧会が埼玉・SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアムで6月20日(土)~9月6日(日)まで開催中。
展覧会ではアニメ『SHIROBAKO』、そして公開後初の企画展となる、劇場版『SHIROBAKO』の原画や背景、美術設定などが250点以上紹介。「SHIROBAKO」製作委員会の全面協力により、メインの舞台となっているアニメーション制作会社「武蔵野アニメーション」を中心に、作中に登場するキャラクターたちの紹介や作品に関する資料はもちろん、劇中に登場する架空のアニメ作品の資料も数多く展示されている。
さらに、作中に登場するアニメーターのデスクが再現されていたり、個性豊かな登場人物たちの名言つきの紹介パネルも各所に展示されており、作品ファンは思わずニヤリとしてしまうような展示の数々が目を引く。
また、今回の展覧会は「アニメの制作過程を学べる」、「ものづくりの面白さを体験できる」、「夢・チームワークを体感できる」というコンセプトのもとで作られており、アニメの制作過程をわかりやすく紹介したパネルがいたるところに並んでおり、さらに「彩色」、「アフレコ」、「効果音作り」などの体験も可能。さらに『SHIROBAKO』の制作スタッフ陣によるインタビュー動画を紹介。「ものづくりの面白さ」を学べる場としても貴重な企画展となっている。
そのほか、ボタンを押すとキャラクターの声が聴ける固定電話「ムサニの電話」(全18種類の音声を聴くことが可能)や、登場人物の安原絵麻がキュートな姿を披露し、話題となった「エンゼル体操」など、作中に登場した話題のダンスをキャラクターたちと一緒に踊ることのできるコーナーも設置されており、作品ファンならずとも楽しむ企画が満載となっている。
会期の前期(6月20日~8月2日)と後期(8月4日~9月6日)で、展示の一部入れ替えも予定されており、前期は主に『SHIROBAKO』(テレビ版)、後期は劇場版『SHIROBAKO』を紹介する予定。ファンなら両方行くしかない!?
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
☆ページ下部に写真一覧あり。
【開催概要】
『SHIROBAKO展 ~SHIROBAKOで学ぶアニメのつくり方~』
【会期】
2020年6月20日(土)~2020年9月6日(日)
【開館時間】
9:30~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】
月曜日(祝日の場合は翌平日)
【会場】
埼玉 SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム
【料金】
大人520円・小人260円(常設展示もご覧いただけます)
【お問い合わせ】
映像ミュージアム 048-265-2500