元ラジオ大阪の名物プロデューサー“かねやん”こと兼田健一郎氏が運営する株式会社ベルガモによるニコ生番組『ONE TO ONE』。国府田マリ子と大空直美が隔週でひとりしゃべりの生放送に挑戦している。大空さんは今回が初のひとりしゃべりラジオということで気合も十分!
番組に関することはもちろん、彼女の持つ信条についてもたっぷりとお伺いしてきました!
―大空さんとラジオ番組との出会いは?
大空直美さん(以下、大空):実は私、最初にレギュラーで仕事をいただいたのがラジオ番組で、ベルガモの代表をされている兼田さんが立ち上げた『めっちゃすきやねん』(※3月6日に開催された『第6回 アニラジアワード』で「企画賞」を受賞)という番組だったんです。
右も左も分からない状態でお仕事させていただいたのが兼田さんだったので「ラジオ業界ではこういう人が普通なのかな?」と思っていました。周りの人は「兼田さんは強烈な人だよ」といつも言っていましたが(笑)。
兼田さんの番組は、とにかく手作り感がすごくて、番組イベントでも「リスナーさんとの名刺交換会」とかダーツバーでの開催とか、発想もすごいので、パーソナリティの私自身もすごく楽しませていただきました。
―兼田さんと最初にお仕事ができたことは、大空さんの声優人生のなかでも大きかったみたいですね。
大空:はい! リスナーさんも兼田さんのことを信頼しているし、私たちやリスナーさんの意見をここまでダイレクトに届けることができるプロデューサーさんってなかなかいないと思うんです。声優として活動するうえでもとても影響を受けましたし、参考になりました!
―そんな兼田さんから『ONE TO ONE』の話をお聞きしたときの率直な感想をお願いします。
大空:ある日『めっちゃすきやねん』の担当マネージャーさんから「大空、兼田さんから『ひとりしゃべりのラジオをやらない?』という話が来ているんだけど」とお話をいただいたんです。
兼田さんが新たなことに挑戦されているのはもちろん知っていましたし「いつか会社主催のイベントに出演させていただけるようにお願いしてみようかな……」みたいなことを考えていましたので、まさか兼田さんのほうからお声がけいただけるなんて、驚きでした!
―大空さんにとっては、とてもうれしい出来事だったと。
大空:「ファンの方と、もっと近い距離でのイベントをやりたい」と常々思っていて、兼田さんとなら実現できるんじゃないか? という期待もありましたし、ひとりしゃべりはちょっぴり不安でしたが「兼田さんのところなら、私がやりたいことができるかも?」という気持ちが勝りました(笑)。
―ところで、大空さんはラジオは昔から聴いてらっしゃったのでしょうか?
大空:実はラジオという文化にはほとんど触れてこなかったんです。
声優になりたいと思った大きな理由は「ファミリー向けのアニメに出演したい」だったのですが、声優にはラジオパーソナリティという仕事もある、と聞いてビックリしたんですよ。
私は元々しゃべりが苦手なんです。私のなかでは、声優は「演じるキャラクターが前に出て、演じている側のパーソナルな部分は出さない」というイメージだったので、いま思うと業界のことを全然知らなかったな、と……(苦笑)。
ラジオのことを知ってからは、自分の個性をどんどん出していかないと、と思い始めたのですが、まさかラジオの仕事をこんなにさせていただくことになるとは、そのときは思いもしませんでした……。
でも、いまはとても楽しくやらせていただいてます!
―ラジオ番組を始めた頃はどんな気持ちで臨んでいました?
大空:最初は正直「ラジオで“大空直美のパーソナルな部分”なんて出せないよ!」と思っていたのですが、リスナーさんから「放送、すごく楽しかったです!」というおたよりをもらいまして。「ラジオってこんなに尊い存在なんだ」と感動しました!
兼田さんと私のやりたいことってすごく合致しているんです。リスナーさんのことを常に大切にしたいと思う心は、兼田さんの番組で培ったものだと思います!
―逆に、兼田さんとのお仕事で「これはちょっと……」と思うことは?
大空:兼田さんから、たまに「これ、発表しちゃっていいのかな?」と思うような告知情報が渡されるので、そのときは念のためにマネージャーさんに「これ、しゃべって大丈夫?」と確認しています(笑)。
―なるほど、そんな一面も(笑)。話はちょっと変わりますが、日本には「大阪人はみんなおしゃべりがうまい」という、ある意味“偏見”のようなものがありますよね?
大空:学生時代の仲間内はみんな面白い人たちばかりで、私はそれを聞きながら、ただ笑っているポジションだったんです。自分がボケなのかツッコミなのかもよく分からないので(苦笑)。
声優のオーディションでも「大阪出身なんだ、じゃあ面白いことをやってみてよ」と言われたことも何度かありますし「大阪人がこの業界で生きていくためには、トークスキルも必要なんだ」と本気で思うこともあり、ネタ帳のようなものも持ち歩いていました(笑)。
―「本気出せ!大空直美」というタイトルはどのような経緯でつけられましたか?
大空:私は、気合いを入れなきゃいけないときはいつもノートに「アツい想い」を書くんです。それがモチベーションにつながるのですが、私が受験生のときに使っていたノートに「こんなのでいいのか? 頑張れ!!」、「悔しかったら朝早く起きて勉強してみろ!!」と真っ赤な時で書き込んでいたのをご覧になった兼田さんが「君の本質はここにあるんだね」と汲んでくださり、この番組でたくさんの願いを叶えられることを願ってこのタイトルにしました。
―その習慣はいつごろから始められたのでしょうか?
大空:そうですね……詳しくは思い出せないのですが、壁にぶち当たったり、悩みがあるときはずっとこうやってきました。自分を下に落とすとヤル気が出るタイプなんですよね。普通は人から「頑張れ!」と応援されると力が沸いてくるものだと想うのですが(笑)。
―ノートは最近も作ってらっしゃるのですか?
大空:はい。最近は「こころ」というタイトルのノートを作りました。私の素直な心を書いてみようと思いまして。大人になって生活していると、自分の想っていることを無意識に隠してしまうことが増えてきて。「それが大人になる、ということなのかな」と思っていたのですが、一度自分が思っているありのままをノートにしたためてみようと思い立ちまして、書き始めました。
ここでも「いまのままじゃダメだ」というようなことを書くことが多いような気がします。自分で言うのもなんですが、元々努力することが好きなのかもしれません。
ちなみに最近、往年の名作である『ガラスの仮面』にハマっているのですが、ヒロインの北島マヤはすごく共感できるんです。彼女に触発されて、本能で演じてみようかな……なんて思っています。
―第1回の放送では、ご自身がツイッターでトレンド入りしたときの話をされていました。
大空:『宇崎ちゃんは遊びたい!』という作品のテレビアニメで、私が主人公の宇崎 花ちゃんを演じることになったという報道を受けて……だと思うのですが、私の名前がこうしてクローズアップされるのはとても新鮮だな、と。普段はそんなに「主役を獲るぞ!!」みたいにガツガツしたスタンスでいるわけではないのですが(笑)、今回は自信になりました!
―トレンドと言えば、リスナーにはおなじみ(?)の「12」という数字も……。
大空:それは言わないでください(苦笑)! 説明させていただくと、さっそく兼田さんに番組グッズを作っていただいたのですが、応募数が1週間で“12セット”しかなかったんです……。
自分で言うのもなんですが、第1回の放送が好評で、手ごたえもあったので、2回目の放送で兼田さんから「これを告知して」と数字が書かれた紙を渡されたときは、本当に悲しかったです……。
―でも、運営側にも「どうやって買うのか分かりづらい」等、色々と不手際があったということはお聞きしていますよ!
大空:そうおっしゃっていただけるとありがたいです……。でも、思い返してみると『めっちゃすきやねん』のときも、最初はイベントのチケットが全然売れなくて、「当日券は絶対に出ますので来てください!」と告知していました。イベント当日も、友人からバイト先の先輩後輩、家族を呼んで、なんとか体裁を整えたり……(笑)。
でも、そういうネガティブなところを放送でもどんどん言えちゃうのが、兼田さんの番組のいいところなんですよね。
―番組で展開しているコーナーについてもお聞かせください。
大空:まだ始まったばかりなので「まずは私のことを知ってもらいたいということで、リスナーさんが持っている私の情報、いわゆる「タレコミ」を募集しています。そして、その情報が「正しい」か「間違っている」かを私がジャッジします! それと、みなさんの「本気」エピソードを教えていただき、叱咤激励したりしています。
―ひとりしゃべりが初めてということでしが、1時間は長く感じますか?
大空:それが全然。いつの間にか終わりの時間がきてしまい「あともう1時間くらいしゃべられるな」と毎回思っています(笑)。リスナーさんのコメントもリアルタイムで観られますし、いいシステムだと思います!
―リスナーさんの呼称は決まっていますか?
大空:一緒に『ONE TO ONE』をやっている国府田マリ子さんがリスナーさんのことを「養分」とおっしゃっているのですが(笑)、私はまだまだ国府田さんの域には達していない……と思いまして(苦笑)。これからいい名前を模索していこうと思っています。
―番組で今後やってみたいことはありますか?
大空:ゆくゆくは、私のお仕事の軸にもなっている朗読やナレーションコーナーみたいなものも作りたいですね。
―ちなみに、番組のイベントをやるとしたら、どんなことがしたいですか?
大空:それこそ一緒に朗読をするとか、とにかく楽しいことをしたいですね。私と朗読したデータを、そのままお持ち帰りできるとか。何かを食べながら私のトークや歌を聴いてもらう、というのもいいな。
―ご自身が作った料理を振る舞う……なんてのはどうですか?
大空:私、肉を焼いて渡すくらいしか料理ができないので……(苦笑)。
あ! 先日作ったグッズのなかに「本気メモ」というものがあるのですが、そこに「公開ボイスサンプル収録をする」という目標を書かせていただいたので、みなさんの前でボイスサンプルを作る、というのはぜひやってみたいですね。
―最後にメッセージをお願いします。
大空:初めてのひとりしゃべり、すごく緊張しながらの船出だったのですが、みなさんが「面白い」とか「楽しい!」とか、「リアルタイムで聴くために会社を早退しました」とか……あ、最後のはダメですよ(笑)!
そんな声を聞いて、私も元気になりましたし、いまちょっと世の中が悲しい雰囲気に包まれてしまっているので、みんながハッピーになれるような番組にしていきたいと思いますので、ぜひ一度聴いてみてください。1回1回が伝説になるような放送にすべく、頑張ります!
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
【番組概要】
『「ONE TO ONE ~本気出せ!大空直美~』
ニコニコ生放送で隔週月曜日 22時~生放送中!
(※「ONE TO ONE ~國府田マリ子の『青春の雑音リスナー』~」(パーソナリティ:國府田マリ子さん)と交互放送となります)
「ONE TO ONE ~ちなみにラジオ~」(パーソナリティ:橋本ちなみさん):隔週木曜日 22時~生放送中!
「ONE TO ONE ~ナナメ後ろの席のチスガさん~」(パーソナリティ:千菅春香さん)5月7日(木)より隔週木曜日 22時~生放送予定。
●「ONE TO ONE」番組HP
https://ch.nicovideo.jp/onetone
●受付メールアドレス
honki@bergamo.audio
●「株式会社ベルガモ」公式HP
https://bergamo.audio/
☆番組の最新情報はこちらのツイッターからチェック!
@kaneyanmamotan
☆番組を最後まで視聴できる、チャンネル入会はこちら!!
https://ch.nicovideo.jp/onetone/blomaga/ar1855511
【プレゼント】
大空さんのサイン色紙を1名にプレゼント!
ご希望の方は、「まじそら」(他のプレゼントも同様の募集方法をしているため、ご希望プレゼントを判別させていただきます)の後に1. お名前、2. 郵便番号・ご住所、3. お電話番号、4. 性別、5. 年齢、6. サイトを知った切っかけを『れポたま!』公式ツイッター@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローしていただいた上でDM(ダイレクトメール。お互いにフォローしている場合に使用可能な機能)にてお送りください。
フォローしていただき次第、お早めにフォロー返しをさせていただきます。
(※一つのアカウントで複数のプレゼントに応募可能です)
応募締め切り:2020年5月29日(金)23:59必着
(※記入事項には個人情報が含まれますので、送信される際はくれぐれもご注意ください。)