全世界40億ダウンロードの大人気ゲームアプリを映画化した『アングリーバード2』の初日舞台挨拶が、1月31日(金)にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、日本語吹替版で主人公のレッド役を演じた坂上忍とシルヴァー役を演じた竹達彩奈が登壇した。
2016年に公開された1作目は、仲間のトリたちと打ち解けられない怒りんぼうのレッドが、天敵のピッグたちに奪われた仲間のタマゴを取り戻す活躍を描き、アメリカをはじめ世界48ヶ国で大ヒット。2作目となる本作では、タマゴを守りトリたちが暮らすバード・アイランドの人気者となったレッドが、ブタたちの暮らすピギー・アイランドとバード・アイランドの2つの島を揺るがす大ピンチに、ピッグたちと力を合わせてお互いの島を守り抜く奮闘劇が描かれる。
シリーズ1作目から日本語吹替えを担当する坂上は公開初日を迎え、「さすがに2回目なので、アフレコは1回目より順調に進んだと思います。ただ1回目は登校拒否したいくらいしんどかったです。でも、今回もやらせていただけてよかったです」と、2作目への出演でアフレコ収録に手ごたえを掴んだ様子。MCから「お顔もレッドに似ていますね」と言われると、「本当ですか?喜んでおきます(笑)」と少し照れ気味の笑顔を見せる。
本作から新たに登場するシルヴァー役を演じた竹達は、「すごく早口な女の子なんですが、可愛らしい中に少し皮肉を散りばめたので、観ていただいた方に可愛いけどちょっとイラっとするなって思ってもらえたら嬉しいです」と吹き替えをする際に意識したというポイントを明かす。そんな竹達の狙いは見事に坂上にも伝わったようで、「だいぶイラっとしましたよ。簡単に説明すると、痛いところを突いてくるというか、正論なので返す言葉がないです。バード界の“ホラン千秋”的な感じですね(笑)」と解説し、会場の笑いを誘った。
また、坂上のブログをチェックしたMCから、アフレコ収録当日の早朝4時55分から自宅でアフレコの練習をして臨んでいたことについて聞かれた坂上は、「普通ですね。アフレコの練習が終わってから犬のお散歩なので、アフレコ練習が終わった後の投稿じゃないですか?」と言うと会場からは驚きの声が。これには竹達も「朝早くから練習するときはありますが、さすがに朝4時はしんど過ぎますね(笑)」とたじたじだった。声優として数多くの作品に出演してきた竹達は、意外にも本作が洋画アニメ作品の吹替えは初挑戦。「海外キャストの方の息遣いにあわせてお芝居をしなければいけないので、難しかったです。鳥だからというところも難しかったかもしれません」と、普段とは違った苦労を吐露。
また、本作では敵だったブタたちと協力して戦う奮闘劇が描かれるが、昔は敵に感じていたが今は最高の仲間になった体験談を聞かれると、坂上は「はい、ヤックン(薬丸裕英)です!お互い若い頃はイケイケというか盛りだったんですよ。なんで毎回メンチ切られないといけないのかなっていうくらいバチバチだったことがあって(笑)。でも今は毎週お世話になってます!」と衝撃の事実を告白。
一方の竹達は坂上との対面に緊張していたそうで、「実は坂上さんにお会いする前はめちゃめちゃ怖かったんですけど、すごくお優しい方で安心しました」と明かすと、坂上から「それは怖いって思ってる先入観に問題があるんじゃない?」とツッコみが。必死に弁解をする愛嬌抜群の竹達に会場は温かな空気で包まれた。
そしてトークは、2020年の抱負についての話題に。竹達が「15歳で事務所に入って人生の半分以上をお仕事に費やしてきたので、空いた時間に英会話を習ったりお料理教室に通ったりとか、自分を高められることをしたいです」とコメント。一方の坂上は、「真面目に風邪をひかないことです!あと、これは希望なんですが、オリンピック期間にレギュラー番組でお休みがもらえるといいなと期待しています(笑)」と坂上らしい抱負を語った。
最後に、坂上が「とにかくレッドやシルヴァーをはじめ登場する鳥たちが可愛いですし、僕らが忘れかけたような愛情だったり友情だったり勇気が詰め込まれているので、楽しんでいただけたら嬉しいです」と本作をアピールし、イベントは幕を下ろした。
また、舞台挨拶後には囲み取材も行われ、坂上が演じたキャラクター、レッドが怒りんぼうの性格という設定にちなみ、最近怒ったことを聞かれた坂上は、「基本的に怒ってないときがあるのかっていう感じです。本当に恐怖です。何がパワハラになるかわからないので。異常なほど気をつけてます」と笑いながらに語る。竹達も「納豆に付いてるタレが全然開かないことですかね。ものによってはネバネバしたりベタベタする感じにイライラしながら毎日食べてます」と、可愛らしいエピソードを披露していた。
【作品概要】
●作品公式サイト
https://www.angrybird2-movie.jp/
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