原奈津子と大森日雅が学園祭で『リケ恋』を語りまくる! 「『理系が恋に落ちたので証明してみた。』キャストトークイベント@むつめ祭」

By, 2019年11月6日



2020年1月より放送開始予定のテレビアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』(通称:『リケ恋』)のトークイベントが11月1日、原作者・山本アリフレッド先生の母校で作品のモチーフにもなった埼玉大学の大学祭「むつめ祭」で開催された。

 

イベントは、宣伝プロデューサーの栁瀬氏が司会のもとで行われ、奏言葉役・原奈津子さんと棘田恵那役・大森日雅さんが登壇。
まずは学園祭の思い出を聞かれると、原さんは「短大だったので『来ても来なくてもいいよ』という雰囲気で、正直堪能できなかったです(苦笑)」と苦い思い出を告白。
一方の大森さんは「高校時代の文化祭で『出し物用に』と周りに言われて脚本を書いたら、住んでいた市から賞をもらい、絵を描いたところ、学校から賞をもらいました」と、彼女の才能の一端がうかがえるようなエピソードが飛び出した。

そして本作品をPVで紹介。原さんは「理系の学生は映像内で出てきた理論は分かるのかな?」と素朴な疑問が。続いて、キャラクターの紹介。
原さんは「奏はかなり一般寄りの子なので、演じやすかったです。3人が大変そうなところを『がんばれ!』と見てました(笑)。ツッコミシーンがありますが、心の中ではもうひとりの奏ちゃんがいるんじゃないかというくらいの激しいツッコミです」。
大森さんは「棘田は天才なので、いかにそれらしく言えるか? だるそうでゆっくりな感じだけど、しっかりと言っているような。こういう役はあまりやったことがなかったので楽しかったです。アフレコで楽しい掛け合いができていて、映像を観たら美男美女がイチャイチャしていてすごかったです(笑)」とそれぞれコメント。

(置鮎龍太郎さん演じる)池田教授については「置鮎さん自体が普段から先生のように見守ってくださる感じです」。(麻倉ももさん演じる)リケクマに関しては「ももちゃんがひどいセリフを言うので、ギャップがかわいいと思いながら観ていました」とふたりから紹介された。

ここで、メインキャラクターを改めて紹介。
内田雄馬さん演じる雪村心夜に関し、原さんは「恋愛に関してはポンコツですが、頭がすごくいいです」、大森さんは「理系の人がみんなそうだとは思いませんが、なんでも『証明しろ』という超鈍感で、残念なイケメンです」。

雨宮天さん演じる氷室菖蒲に関しては大森さんは「すぐに照れてしまったり、女の子要素があるところにドキッとします」原さんは「プライドが高いのですが、デレたときのかわいさといったらないです!」。

福島潤さん演じる犬飼虎輔について、大森さんは「見た目はチャラチャラしていますが、研究室ではムードメーカーです。美少女ゲームをいつもやっているオタクで、妄想癖もあるので、かなりやばいです」。原さんは「彼は棘田との絡みが多いのですが、日雅ちゃんの声が聴こえないくらい、福島さんのアドリブの強さがあります(笑)」。

大森さん演じる棘田恵那に関しては、「やる気も覇気もなさそうに見えますが、研究室のなかでは一番天才で、雪村と氷室のイチャイチャしているところを見ながら冷笑しているようなキャラクターで、ミステリアスな部分もあります。小悪魔キャラでもあります」。

原さん演じる、奏言葉は「研究室のなかでは一番の常識人で、こじらせていないタイプの人間です。高校のときにも恋愛をしているし、一般の人として生きてきたのかな? というのはあります。ただ、昔なにかがあったようで、影もあります」とそれぞれ演じた目線で紹介した。

 

続いて、舞台となる埼玉……ならぬ「彩玉大学」と映像で比較。スタッフがロケハンをして作中に登場させた場所を画像で紹介していき、本校に通う学生たちは「あの場所か……」とうなずいていた。

続いては「『リケ恋』クイズ」。続々と紹介される原作のワンシーンから、オーディエンスが「この後どうなるのか?」を当てる、というもの。正解者にはポストカードがプレゼントされる。

「研究室でお酒を飲んだ氷室はどうなってしまうのか?」(答え:酔っぱらって雪村に抱きつく)

「幸せな感覚になったふたり、分泌しているホルモンの名前は?」(答え:オキシトシン)
などの問題を、ヒントをもらいながら正解を導き出していた。なかにはノーヒントで正解する原作ファンも!

最後は「証明アンケート」コーナー。「学園祭を通じてカップルは成立すると思いますか?」という設問に対しての答えを参加者から募集し、その理由も紹介。

【NOの意見】

「高校時代の友人の話ですが、高1の文化祭で告白したら振られたから」

【YESの意見】
「自分はダメでしたが、成立する人もいると思うので、期待を込めて……」

などの意見が寄せられ、原さんと大森さんによる分析、解説も行なわれた。
ちなみに原さんは「NO」。「学園祭では一致団結して作業をするので、異性との交流が多そうですが、それはイケてるグループだけです。イケてないグループの人たちは言われたことをやるだけなので……」とリアルな回答(笑)。
ちなみに大森さんは「YES」。理由は「なんとなく」。これには原さんも苦笑い。大森さんは「好きにすればいいじゃん。結果、みんな楽しんだらいいですし、好きにしたらいいんですよ(笑)」と付け足していた。

なお、参加者からの意見を集計した結果は、YESが「66%」、NOが「34%」。カップルが成立する「っぽい」ことが証明されたのだった(笑)。

最後はふたりからメッセージ。
原さん「今日集まってくださった学生さんを見て『みなさん素敵な大人になるんだろうな』と思いつつ、これまでの学園祭への考え方を改めようと思いました(笑)。アニメでも楽しい掛け合いがたくさんあるので、お楽しみに!」

大森さん「今日は大学生気分を味わえて良かったです。『リケ恋』、人間なら恋愛をこじらせることは誰でもあると思いますが、このメンバーもこじらせているので、『自分と似てるな』、『全然理解できないな』とあれこれ考えながら笑っていただければと幸いです!」
と贈られ、イベントは幕を閉じた。

終演後のふたりからコメントをいただいたので紹介しよう。

―学園祭のイベントに出演されて、改めて感想をお願いします。

原さん:学生時代、個人的に学園祭にしっかりと参加したことがなかったのですが、今回きてくださったみなさんの雰囲気がとてもよかったので「私が大学生のときも、今日のメンバーで学園祭をやれたら、楽しかっただろうな」と思いました! 

大森さん:埼玉大学さんの学園祭には初めてお邪魔したのですが、大学の場所によって雰囲気が違うんだな、と。私は長野県出身なので、緑がたくさんあってすごく落ち着きました。楽しかったです!

―文化祭と言えばどんな出し物を思い起こしますか?

原さん:やっぱり食べ物でしょうか? 最近だとタピオカとかあるのかな?

大森さん:焼きそばとか食べたいですね。

原さん:あとは、理系のみなさんがやっている出し物が何なのかも気になりますね。それと、学生のやる「お化け屋敷」とか。学生自らお化けになったりして、リアルそう!

―今回のイベントで、企画コーナーにもありましたが、おふたりが大学で研究してみたいことや証明したいことはありますか?

原さん:私は猫が好きなのですが、猫ちゃんの気持ちがより深く分かるような方法を研究したいです!

大森さん:私は……宇宙に興味があるので、どうしたら人間が別の星で自由に暮らせるようになるのか? 研究したいですね。私が生きているうちは難しいかもしれませんが(苦笑)。

―改めて『理系が恋に落ちたので証明してみた。』という作品の魅力についてお聞かせください。

原さん:理系の大学生としてしっかりしているのに抜けているところがあり、「恋に対してバカなんだな~」というギャップが感じられます。頭がいいゆえに個性が豊かな人たちが多いので、「彼らが掛け合うとこんなことになるんだ」と面白かったり。観たら、多分頭が良くなった気になれます(笑)。

大森さん:『リケ恋』に出てくる池田研究室のみんなは、非現実的なようで現実的というか。「実際に大学の理系クラスにはこんな人たちがいるんじゃないか?」と思います(笑)。ケンカになっているようで結局仲がいいんだな、というのもあると思うし、「自分もこういうところがあるな」とか、「これはやりすぎじゃない?」と笑ってもらったり。誰もが見て笑ってもらえるような恋愛コメディなので、ぜひ放送開始を楽しみにしていただきたいです!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

☆ページ下部に写真一覧あり。

【アニメ概要】

『理系が恋に落ちたので証明してみた。』
2020年1月放送開始

■イントロダクション
研究に情熱をそそぐ、理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?
彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は同じ研究室の雪村心夜に告白する。
当然その「好き」に理論的根拠なんてない!
しかし、理工学専攻として、「理論的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」
その信念をもとに、2人は研究室のメンバーを巻き込んで「恋」の定義に関する証明実験を始める!?
デート実験、好きの構成要素の解明、心拍数計測実験、ムード値の計測……。
個性的過ぎる愛すべき理系たちが「恋」を理論的に証明する笑いありキュンキュンありの理系ラブコメディ!

■キャスト・スタッフ
原作:山本アリフレッド(『COMICメテオ』連載)
監督:喜多幡徹
副監督:大西健太
シリーズ構成・脚本:池田臨太郎
脚本:横手美智子
キャラクターデザイン・総作画監督:五十内裕輔
プロップデザイン:新谷真昼
背景:ととにゃん
美術監督:坂上裕文
色彩設計:松山愛子
撮影監督:田中浩介
編集:宇都宮正記
音響監督:今泉雄一      
音楽:hisakuni, 平田祥一郎, 大塚郁, 高橋修平, 曽木琢磨, 髙橋祐子
劇伴制作:SUPA LOVE
プロデュース:斎藤俊輔
アニメーション制作:ゼロジー

製作総指揮:夏目公一朗
製作:アニメ「リケ恋」製作委員会

◯キャスト
雪村心夜:内田雄馬
氷室菖蒲:雨宮 天
奏 言葉 :原奈津子
棘田恵那:大森日雅
犬飼虎輔:福島 潤
池田教授:置鮎龍太郎
リケクマ:麻倉もも

●アニメ公式サイト
https://rikekoi.com/
●作品公式ツイッター
https://twitter.com/rikeigakoini
●原作公式サイト
https://comic-meteor.jp/rikekoi/

(C)2019 山本アリフレッド / COMICメテオ