昨年夏にAbemaTVで放送され、アニメファンの間で密かな話題となった『せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ』の第2期が放送決定! 新感覚魔法少女アニメがふたたび帰ってきます!
―第1期で演じていたキャラクターの紹介を改めてお願いします。
鈴木キヨシ役・林勇さん(以下、林):キヨシはツッコミ役です。放送開始されてから「Wik●pedia」に彼の性格が詳細に書き込んでくれたファンの方がいたみたいで、それだけで満足です(笑)。
高橋イサム役・羽多野渉さん(以下、羽多野):イサムは3人のなかでは一番中学生らしい、煩悩と欲望にまみれた男の子かな、と思います。最初にくるみを見つけるという役回りもやらせてもらっています。
佐藤シゲル役・寺島拓篤さん(以下、寺島):シゲルは基本あまり声を出さないのでカロリー消費を抑えられて助かってます(笑)。変態をすごく嫌っています。
暗黒大明神役・関太さん(以下、関):僕が演じている怪人達は、声の種類は多くないのですが、エフェクトをかけていただくことによって演技の幅を広げてもらっている、努力型の怪人です。
デビるん役・松本慶祐監督(以下、松本監督):デビるんの声はのどに非常に負担がかかるので、セリフを極力減らしていこうと思っています(笑)。
プリマピンク(安土桃山くるみ)役・久保ユリカさん(以下、久保):くるみは明るく元気でおっちょこちょいな女の子です。朝から声を出すにはちょっと大変な役回りですが、頑張ります!
プリマオレンジ(温州愛媛みかん)役・相沢舞さん(以下、相沢):私はエセ関西弁をしゃべる役で、今回もエセ関西弁を頑張ります!
プリマシアン(三原色みずき)役・金元寿子さん(以下、金元):みずきは普段はアワアワしていますが、普通の感想をちょくちょく言える常識人なところもあります。
プリマスプリンググリーン(五月緑わかば)役・山本希望さん(以下:山本):私自身は東北出身なのですが、わかばはエセ東北弁を話します。頑張ります!
プリマエンジ(高円寺つばめ)役・Lynnさん(以下、Lynn):つばめはボーイッシュで宝塚系女子とのことなので、気合いが入ります!
―第1期から出演されているみなさんへ。第2期への意気込みをお願いします。
久保:実は第1期が終わった段階で2期があることを知っていたのですが……(笑)。監督を信じて頑張ります!
相沢:ツッコミ役をちょいちょいやらせていただいていたので、2期も汚い言葉のツッコミ、頑張ります!
金元:魔法少女たちの色合いを見ると、特撮のゴレンジャーみたいで、ちょっとうれしいです。
林:最終回からあまり間がなくまた始まった感じです。とにかく個性がないキャラクターなので(笑)、監督に個性づけをしてもらいたいです。
羽多野:2期はファンのみなさんに愛してもらった結果です。仕事場でもきれいな女性スタッフさんに「パンツを見たがる男の子役ですよね?」と言われてうれしかったです。
寺島:「また楽しい日々が始まる」とうれしいです。頑張り……ません(笑)!
関:僕は親指がちぎれるほどにエゴサーチをするタイプなのですが、「『くるみ』の怪人役だ」と言ってくれるファンが増えてきてうれしいです。聞き慣れない怪人が多いので、監督と役作りをしっかりと詰めていきたいと思います。
松本監督:「コンプライアンス的にだめだ」とプロデューサーと大ゲンカしました。伏線を回収しまくりたいです。
―今回初参加のおふたりは『せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ』についてどんな感想をお持ちですか?
山本:ノリとテンポが最高で、怪人がおかしくて、今日のこのインタビューで裏話が聞けてすごく楽しいです。ちなみに私、「魔法少女もの」に出演するのが初めてで、それが『くるみ』で大変光栄です。
Lynn:男の子がバカなことをやって女の子がツッコむ、という作品はあるのですが、逆は珍しいですよね。いいエッセンスとして、新しい風を吹かせられればと思います!
―今作はプレスコという形で収録していますが、ふたりへアドバイスをお願いします。
羽多野:実は最初のアフレコで、誰の役か知らずにスタジオに来たんです。今回ももしかしたら別の役を与えられることになるかもしれないので、気をつけてください(笑)。
久保:一生懸命やった結果「失敗した!」と思ったテイクを使われることもあるので(笑)、絶対に気を抜かないで欲しいですね。
―監督へ。2期の見どころをお聞かせください。
松本監督:前半に伏線をばら撒いて、後半に怒涛の回収をしていきたいと思います。シアンが、とある理由で途中でいなくなるかも知れないですし、新キャラも出てくるかも知れないのでお楽しみに。
―今回も本編の後に隔週でオーディオコメンタリーコーナーがあるそうですね。
寺島:今回もまたおなじみのコーナーを続けられるのはありがたいですよね。
羽多野:前回はほとんど男性キャストのみの出演だったので、2期は女性陣にも来てもらいたいです。
関:作品に対して、何かたまったものがあればぜひ(笑)。
―最後に、メッセージをお願いします。
林:1度観たらクセになる作品です。すでに多くのファンがいるかと思いますが、もっと盛り上がっていけるように頑張ります!
羽多野:この時代にコンプライアンスぎりぎりで突き進んでいく『くるみ』、今後とも応援よろしく!
寺島:今後もずっと続けていきたいので、うそみたいにいいツイートをよろしくお願いします(笑)。
関:スタジオの軽食が海老天になっていたので、資金的にも潤沢になり、勢いを感じています(笑)。短い時間で楽しめる良作ですので、ぜひご覧ください!
久保:1話の収録の際に「結婚して子どもが生まれてもやっていきましょう」と言われて「何を言ってるんだ」と思いましたが(笑)、海外の友人にも「面白いね」と言ってもらえたのがうれしかったです。このスピード感が海外でも受けるんだな、と。最終的には映画化を目指して頑張りたいです!
相沢:私はよく落ち込んだときにこの作品を観ます。人生の支えになる作品だと思いますので、ずっと続けばいいな。
金元:新しいエピソードが観られるということで、私自身すごく楽しみです。みなさんに早くお届けしたいです!
山本:魔法少女ものの王道をいい意味で裏切っていくのがすごくツボです。主に大人に楽しんでもらえるような作品なのかな……と思っています(笑)。
Lynn:正直、現段階では分からないことだらけで希望と不安に満ちあふれていますが(笑)、1期以上に楽しんでもらえるように、真面目にバカをやりたいです!
松本監督:引き続き物語を楽しんでいただきつつ「ここが伏線だったのか」と考察していただき、作品の価値を高めていただければと思います。『くるみ』は僕の人生です!
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
【アニメ概要】
■「せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ」作品概要
AbemaTV「Abemaアニメch」にて配信中のショートアニメ「せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ」。
魔法少女であるくるみ達が戦う様子を男子中学生3人組がただ傍観しながらつっこみを入れていく新感覚コメディアニメです。キャストに人気声優「林勇」「羽多野渉」「寺島拓篤」「久保ユリカ」らを起用。本編放送翌週にすぐコメンタリー番組「せいぜいがんばれ!魔法少女くるみの中の人」を配信。新ジャンル“魔法少女傍観系ギャグアニメ”『せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ』の世界観を是非ご覧ください。
■「せいぜいがんばれ魔法少女くるみ」あらすじ
「安土桃山くるみ」は私立笑顔ヶ丘中学に通うごく普通の14歳。ある日突然タスマニアデビル型天使「デビるん」によって、美少女魔法少女恐竜天使戦士「プリマエンジェル」の一人に選ばれ、悪の組織「暗黒ホエールズ」と戦う事に。やたら血生臭い武器を駆使し、暗黒ホエールズの怪人たちを次々に粛清するくるみ。そしてその様子をただ傍観するだけで、特に何もしない男子三人ぐいみ(主人公)なのであった。
■スタッフ
監督・脚本:松本慶祐
キャラクターデザイン:植草航
原作:Pie in the sky
アニメ制作:Pie in the sky
製作著作:「プリマエンジェル」製作委員会 ©SMK
●番組ホームページ
https://www.seizeiganbare.jp/
●番組公式Twitter
https://twitter.com/seizei_kurumi