気の置けない仲間たちと一緒に“14歳”のバースデーを盛大にお祝い! 「緒方恵美 Birthday Live 2025 ~forever 14~」レポート

By, 2025年6月11日



緒方恵美の恒例となるバースデーライブが誕生日当日、2025年6月6日(金)、東京・渋谷CLUB QUATTROで開催された。

バンドメンバーに続き、全身赤色の衣装に身を包み、颯爽と登場した緒方。「forever 14」というサブタイトルどおり「永遠の14歳」の彼女は、一巡記念のバースデーライブとは思えぬ歌声とパフォーマンスで「再生 -rebuild-」「断鎖 -break-」をパワフルに披露し、会場のボルテージは急上昇!

「特別な誕生日を祝いに来てくれてありがとう!飛ばしていくよ!ついてきて!」と言い放つと、客席からの「Hey! Hey!」の掛け声を浴びながら「Can’t go back my mission」、さらに「Never, ever」と疾走感あふれるナンバーを熱唱。そして満天の星々を思わせるようにミラーボールが回転するなかで「ENDLESS LOVE」を歌い上げた。

続くMCでは、この日の衣装について言及。スタイリストさんに「還暦」をイメージした赤い衣装をオーダーし、黒でキメキメのメンバーとともにかっこよく……と思っていたそうだが、写真を見たバンドメンバーから「かっこいいけど戦隊モノのスーツみたい」と言われてしまったとのこと(笑)
それをきっかけに、メンバーの衣装も『●●レンジャー』を意識した色合いになり、

岩瀬聡志(キーボード)→イエロー
目木とーる(ギター)→グリーン
君和田典(ベース)→パープル
青山英樹(ドラム)→ブルー
平林昌義(マニピュレーター)→ピンク

というラインナップに。長年一緒にやってきたメンバーとの仲の良さが伝わる。
そんななか、以前10数年サポートしてきたが、今回久しぶりに緒方のバックで演奏する君和田典に「お帰り!」という温かいコールが贈られ、各メンバーから意気込みが伝えられると、アコースティックコーナーに突入。
まずは、緒方が以前所属していた劇団で上演していた、瀬戸内の海を舞台とした作品の主題歌「純情波乗少年」。マニピュレーターの平林が竹かごに小豆を入れ、左右にゆっくりと揺らす。すると、まるで波音のように聴こえるという、昔ながらの手法で場内を盛り上げる中、少しずつ参加楽器が増えながら「潮風にのせて」、「青い宝石の君」と披露していった。

「Sailing to you」では、過去にバックバンドを務めたこともある、ベーシストの一番星哲也がスペシャルゲストとして登場! 京都出身の彼は「京漬けをプレゼントに持ってきたら、そのまま出演することになりまして」とおどけつつ(笑)、ウクレレとブルースハープを担当。彼は半身不随の病から努力でここまで楽器が弾けるようになったのだと語り、「触るとご利益があるかもしれませんよ?(笑)」と戯ける緒方。「びっくりチキン」と呼ばれる、お腹を押すと独特の鳴き声を出すおもちゃやシェイカーを手に、盟友ミュージシャンたちと共に楽しそうに歌唱・演奏していた。

ここで、さらに3人の歌姫たちが登場! アーティスト仲間であり、飲み仲間でもあるという橋本みゆき、AiRI、音楽ユニット「CooRie」のボーカル・rinoがステージに登壇し、緒方がem:ou名義で作詞を担当した「Circle-Lets Friends!」(2019年1月発表)を披露。
普段は橋本、rino、佐咲紗花、美郷あき、yozuca*、栗林みな実の6人で歌っている同曲を、この日はスペシャルバージョンで歌唱。橋本いわく「コロナ禍を経て、歌詞をさらにかみしめて歌うようになった」そうで、緒方への感謝の気持ちも込めて熱唱した。
さらに緒方、石田燿子、織田かおり、美郷あきによるユニット・Metamorphose(メタモルフォーゼ)の「Beat the Wings!」を4人で披露。ゲストの3人にコーラスをお願いし、パワフルな歌声でオーディエンスを魅了していた。

新曲『ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる』エンディング主題歌「セレンディピティ」を歌唱すると、ライブは早くもラストブロックに突入! 「まだまだ跳べるか!歌えるか!」と客席をあおり、色とりどりの光が明滅するなか「Precious Shinin’ Star」、ショルダーキーボードに持ち替えた岩瀬や自由に弾ける青山の演奏とともに「Byo-doでいきましょう’18」、さらにこぶしを突き上げながら「Breaking Dawn」を歌い上げ、本編は終了した。

迎えたアンコールでは、ライブタオルを首にかけて登場した緒方。歌詞を書き換え、今の想いを目木とーるのギターに乗せて「時間旅行’25」を披露。さらに正面をまっすぐみつめ、力強いアカペラからのバンドサウンドでメッセージを届けるように「NEXT STAGE」と続けた。
続くMCでは「人生いつもギリギリで、よくここまでこれたな、と思います」と切り出した緒方。「社員や弊社の若手俳優、関係各位のみなさま、そして、こうして応援してくれるファンの皆様のおかげでここまで来られました」と感謝の気持ちを伝え、「元々は斜に構えた素直じゃない人間でした。でも『超高校級の希望』役を演じさせてもらえたことで衒いがなくなった。これからも聴きにきてくれるみんなが明日から元気に生きていけるような歌を、ステージを、やれる限り頑張っていきます」「元気が欲しいときは、いつでも会いに来てください」と話し、場内から歓声が上がった。

と、ここで今回はスケジュールの都合で参加できなかった、Tabokun(ベース)からビデオメッセージが。長髪のTabokunが美容室で整髪している様子がスクリーンに流され、場内は笑いと共に温かい空気に包まれた。
また、12月21日(日)にこちらも恒例のライブ「禊」が、「禊2025 -forever 14-」と題し、今回のDAY2的な立ち位置で東京・神田明神ホールで開催されることも発表された。
DAY1的な今回はオリジナルソングで構成されていたのに対し、年末のライブは「アニソン・キャラソンベースライブ」ということで、作品を振り返りながらの公演になるそうだ。

ライブは残すところあと2曲。まずは狛枝凪斗(緒方恵美)の「絶対希望バースデー」を披露。歌唱前にコール&レスポンスの練習を行い、準備は完璧! 場内に「wow wow」の声が響き渡った。

最後は橋本、AiRI、rino、そして一番星もふたたびステージに登場し、全員で「Try Out, Go On!」を熱唱。歌い終えると登壇者とスタッフ、そしてオーディエンスに感謝の気持ちを伝えた緒方。「次に会うときまで生きてよ! 最高の笑顔でまた会える日まで! 待ってるよ。よろしく!」とメッセージを送り、大歓声のなかステージを後にした。

<レポーター/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【アーカイブ情報】
本公演の有料配信アーカイブが2025年6月13日(金)21:00まで公開中!(チケット購入は19:00まで)

☆詳細はこちら
https://eplus.jp/sf/detail/0056220002-P0030072

☆緒方恵美の最新情報は、公式サイトおよび公式ツイッターをチェック!
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