春奈るなの世界観を歌と演出で表現した、ノンストップのステージ! 「OSHI TO DATE presents HARUNA LUNA LIVE 2025 “raison d’etre”」レポート

By, 2025年5月16日



春奈るなのソロライブが2025年5月4日(日・祝)、東京キネマ倶楽部で開催された。
春奈さんは4曲連続でのデジタルリリースを敢行。その集大成となる第4弾楽曲「raison d’etre」が5月2日(金)に発売。新曲たちに加え、往年の人気曲も多く披露した、るな充(ファン)垂涎のステージとなった。

ライブが幕を開けると、ランタンを手に、黒と白のゴスロリ衣装でステージ左手から登場した春奈さん。階段を下りながら、まるで森の中を彷徨うように左右を見渡しながら「煌く星の病」のフレーズをアカペラで紡いでいく。ステージ中央に到着し、舞台上が青い光で明るく照らされると、バンドメンバーが姿を現し「幽幻廻廊」を披露。
楽曲の世界観を存分に堪能したあとは、「こんばんは、春奈るなです! “raison d’etre”、楽しんでいってください!」と叫び、こぶしを上げながら「JUSTICE」を歌唱。客席にクラップを促し、会場の熱量が高まっていった。

続いては、幻想的なイントロから始まる「BLUE ROSE」。微笑を浮かべながら客席に向けて優しい歌声を届けると、光が明滅するなかで「謳歌せよ人生」を披露。さらに、KOTOKOさんとのコラボ曲「S×W -soul world-」をソロバージョンで歌唱。「るな充、声出せますか~!?」と客席に問いかけ、こぶしを強く握りしめながら歌い上げた。
続いては「ステラブリーズ」。階段を昇り、2階フロアの客席にも手を振りながら笑顔で歌唱。ラスサビ前の“語りセリフ”では大きな歓声が上がった。
そしてふたたびセンターに戻り、「鏡面の彗星」を熱唱。クラップを要求しながら熱いステージが展開した。

ライブは早くも中盤戦に突入! まるでストーリーテラーのような“語り”が入ったあとは「煌く星の病」を切なさを込めて歌唱。さらに「空は高く風は歌う」を力強く歌い上げると、ピアノソロが印象的な「Lightless」を投下。ステージに跪きながらまっすぐ手を伸ばし、ラスサビに向けて一気に盛り上がりを見せた。そして「snowdrop」では一転、柔らかな表情で歌唱する春奈さん。
緑と青のペンライトがゆれるなか、軽くこぶしを振り上げながら「Startear」を歌唱すると、続いて披露したのは「KIRAMEKI☆ライフライン」。歌唱中に右手でハートマークを作るなど、キュートな仕草で盛り上がり、間奏ではピアニカの音色も響き渡り、お祭り騒ぎ!

「NAKED HEART」ではふたたび階段を上り、2階席に向かって全力でパフォーマンスする春奈さん。ピンクのペンライトが輝きを放つなか、マイクを客席に向けながら「アイヲウタエ」を歌唱し、客席からの歓声に、楽しそうに耳を傾けながら「Overfly」を披露した。

本編ラストはこの日初披露となった新曲「raison d’etre」。儚くも温かく奏でられるメロディが、春奈さんの歌声を贅沢に昇華させていた。

「るな充」コールに押されるように、グッズTシャツをリメイクした真っ白なワンピース姿でふたたびステージに登場した春奈さん。
アンコールでも力強い歌声で「微熱の月」を歌い上げると、この日最初のMCへ突入した。
ちょうど1年前に同場所で開催された「OSHI TO DATE presents HARUNA LUNA LIVE 2024 “Stella Sign”」に続き、今回もMC無しの本編に言及し、「私にすごくフィットしたので、今回も最後まで一気に駆け抜けてきました!」と今回のライブのコンセプトを説明した。

「新曲タイトルでもありライブタイトルでもある『raison d’etre』は『存在証明/存在理由』という意味で。春奈るなが春奈るなとして生まれたからこそ、リリースできた曲だと思います。
今日は感謝の気持ちを心から伝えられてよかった。13年間支えてくれてありがとうございます!」と、アーティスト活動13周年を迎えられたことに感謝の気持ちを伝えていた。

ライブもいよいよ残すところあと2曲。「最近るな充になってくれた人も、前からるな充の人も、これからもずっと推してもらえたらうれしいです!」とお願いし、「君色シグナル」を歌唱。春奈さんの相棒・アルパカのぬいぐるみ「みなみくん」を手にステージを走り回り、階段を上って1回転! 客席を魅了した。
ラストナンバーは「TRUE STORY」。「心を込めて歌います!」と手を広げながら、名残惜しそうにステージを左右に移動。会場中のるな充に向けて歌声を届けた。

最後のMCで「これからも20周年、30周年……と迎えられるよう、突っ走っていきます!」と宣言した彼女。
「今日の公演にはカメラがたくさん入ってくれているので……どういう形になるのかお楽しみに!」と思わせぶりなコメントも。来月6月7日(るなの日)にはファンクラブ向け生配信が予定されており、配信内で何やら新情報が飛び出す模様。
今後も春奈るなから目が離せない!

<レポーター/ダンディ佐伯・カメラマン/ホキモトタカフミ・文責(編集)『れポたま!』編集部>

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