片田舎で道場を構える、しがない剣術師範の中年、ベリル。彼のもとに10年ぶりに来訪した元弟子の1人、アリューシアに推薦されて「王国騎士団付きの特別指南役」に! 田舎暮らしで静かに生涯を終えることを厭わなかったベリルの運命は、大きく変わってゆく――。
シリーズ累計700万部を突破した人気ノベル『片田舎のおっさん、剣聖になる』が待望のアニメ化! 2025年4月より好評オンエア中だ。
3月23日(日)に東京ビッグサイトで開催された『AnimeJapan 2025』BLUE STAGEにはベリル・ガーデナント役・平田広明、アリューシア・シトラス役・東山奈央、スレナ・リサンデラ役・上田 瞳、クルニ・クルーシエル役・広瀬ゆうき、フィッセル・ハーベラー役・矢野妃菜喜が登壇。作品に関するトークで盛り上がった。
最新PV(第3弾)が大スクリーンで紹介されたあと、平田さんはベリルについて「彼は片田舎で剣術道場を営んでいて、教え上手です。ベリルのもとで学んだ弟子たちが出世し、田舎から彼を引きずりだそうとしています。
彼はとても謙虚で、持っている実力について『人より少し剣術がうまい』程度にしか思っておらず……。『鈍感力』のようなものを持っています」と紹介。
また印象的なディレクションを聞かれると、「コミックス第2巻の発売告知PVで声をあてさせていただいたのですが、そのときの感覚で演じたら『もう少し若い感じでやってみてもらえますか?』と言われてしまい……。老けすぎていると指摘されました(苦笑)」と裏話を明かし、笑いを誘っていた。
また、東山さんからは「『ベリルは平田さんしかいない』、とスタッフさんがおっしゃっていました」とのタレコミも。ちなみに原作者の佐賀崎しげる先生にも、“ベリルは平田さん”というイメージがあったそうだ。
続いてはアリューシアについて。
東山さんは「彼女はまだ若いですが、確かな強さを持つレべリオ騎士団の団長です。ベリルに恩を感じていて『自分の人生を変えてくれた師匠をもっといろんな人に知ってもらいたい』という気持ちで、彼を特別指南役に推薦しました。
『誰かのために、という想いがあればもっと強くなれる』、というのを教えてくれる子です」と紹介。
また「アリューシアはクールな女性ですが、ベリルに対しては少し変態じみた顔を見せます(笑)」と意外な一面も語っていた。
上田さんはスレナについて「彼女は最上位ランクの冒険者で、幼少期に先生に命を救われています。ですので役を演じるにあたり、『先生への恩義』をすごく意識しました」と紹介。
「彼女はセリフがとても早いので、噛みたおしてしまい、平田さんに『や~い』といじられたのを覚えています(笑)」とアフレコ時の楽しいエピソードも披露した。
広瀬さんはクルニについて「彼女もアリューシアと同じくレべリオ騎士団の団員です。とても人懐っこく、ベリル先生にも懐いていますが、2年くらいしか教えてもらえていないので、ほかのみんなをうらやましいと思ってます」と紹介。
また、アフレコでは平田さんがチョコレートを持ってきてくれ「食べなさい」、と言ってもらえたのが強く印象に残っているそうだ。
矢野さんはフィッセルについて「彼女は王国魔法師団のエースです。淡々とした口調でしゃべるので、普段は何を考えているのかわからないですが、実は茶目っ気もあります」と紹介。
「淡々とした演技をしようと思ったら『表情をもっと出していいよ』とディレクションを受けたので、感覚をつかむのに時間がかかりました」とアフレコ時のエピソードも明かした。
続いて、そのほかの登場キャラクターについて紹介された。演じたキャストについて、平田さんは「ヘンブリッツ・ドラウト役の石川界人君、すごくお行儀がいいんですよね」と語り、さらに「ルーシー・ダイアモンド役の斎藤千和ちゃんはとてもおしゃべりで。スタジオに来ると、にぎやかな雰囲気になるんです」と話していた。
また、ベリルの魅力について、
矢野さんは「歳を重ねたからこその包容力はベリル先生ならではだと思います」、
広瀬さんは「『すごいぞ』、という雰囲気を表に出さず、それでいてすごいところがカッコいいですよね」、
上田さんは「しゃべり方の色気」とそれぞれ回答。
東山さんは「『おじさまならではの悲哀』です。ベリルさんと同年代の“おじさま視聴者”にも刺さるかもしれません」とおすすめしていた。
なお、告知コーナーではWEBラジオ番組『片田舎のおっさん、進行役(パーソナリティー)になる』が4月から配信開始されることが発表された。
平田さんは「これまでパーソナリティの経験がないので、自分にとってはすごい冒険です。ハラハラドキドキですが、毎回かわいいゲストに来てもらって助けてもらおうと思います!」と意気込みを語った。
その他、『アニメイト』や『ゲーマーズ』、『書泉』で、アニメの放送と並行して楽しめるコラボキャンペーンが開催されることも紹介された。この日ステージに登場した、ベリルの「ロングソード」の展示もあるとのこと。こちらも要チェックだ。
最後は登壇者1人1人からメッセージが贈られた。
「短い時間でしたが、本作の魅力が伝わったと思います。これからよろしくお願いします!」(矢野さん)
「ベリル先生はとても慕いたくなるような方です。私(クルニ)たちにとって、大切な先生です。アニメ、最後まで楽しんでください」(広瀬さん)
「追加情報もたくさん紹介されましたし『いよいよアニメが始まるんだな』、という気持ちになりました。みなさんもワクワクしていただけたのではないでしょうか? スレナを一生懸命演じましたので、よろしくお願いします」(上田さん)
「たくさんの方に見守られながら、素敵にアニメのキックオフができたと思います。ドラマももちろん、バトルシーンも素晴らしく、パッショーネさんとハヤブサフィルムさん、両制作会社さんの本気が伝わってきますので、ぜひ最後までご覧ください!」(東山さん)
「今日のステージを通して、制作陣にも力が入っているな、というのを感じました。
かわいい弟子たちとの掛け合いもできたし、最高のアフレコ現場でした。とても明るく、雰囲気がよかったので、それがご覧になっているみなさんにも伝わればいいな、と。
第1話、第2話を先行で観させていただきましたが、『これはもしかするとヒットするかもしれない』と思いました。
みなさんもどうぞ期待して待っていてください!」(平田さん)
【アニメ概要】
TVアニメ「片田舎のおっさん、剣聖になる」
2025年4月よりテレビ朝日系全国24局ネット“IMAnimation”枠・BS朝日・AT-Xにて放送中!
テレビ朝日系全国24局ネット“IMAnimation”枠:4月5日(土)より毎週土曜 夜11時30分~
AT-X :4月6日(日)より毎週日曜 夜11時~
※リピート放送:毎週金曜 朝5時〜/翌週日曜 朝8時~
BS朝日:4月6日(日)より毎週日曜 夜11時30分~
Prime Videoにて世界独占配信
4月6日(日)より毎週日曜 午前0時~
*作品の視聴には会員登録が必要です(Amazonプライムについて詳しくは amazon.co.jp/prime へ)。
*Amazon、Prime Video及びこれらに関連するすべての商標は、Amazon.com, Inc. 又はその関連会社の商標です。
【スタッフ】
原作:佐賀崎しげる・鍋島テツヒロ(SQEXノベル/スクウェア・エニックス刊)
監督:鹿住朗生
シリーズ構成:岡田邦彦
キャラクターデザイン・総作画監督:早坂皐月
副監督:古我望/川島勝
コンセプトデザイン:島すずめ/夢野れい
色彩設計:鈴木咲絵
美術監督:山下泰希
撮影監督:池田健一
3Dアニメ―ション制作 :YAMATOWORKS
編集:丹彩子
音響監督:ひらさわひさよし
音楽:高梨康治
アニメーション制作:パッショーネ×ハヤブサフィルム
【キャスト】
ベリル・ガーデナント:平田広明
アリューシア・シトラス:東山奈央
スレナ・リサンデラ:上田 瞳
クルニ・クルーシエル:広瀬ゆうき
フィッセル・ハーベラー:矢野妃菜喜
ミュイ・フレイア:仲田ありさ
ルーシー・ダイアモンド: 斎藤千和
ヘンブリッツ・ドラウト:石川界人
シュプール:逢坂良太
【イントロダクション】
片田舎で道場を構えるしがない剣術師範の中年、ベリル・ガーデナント。
剣士としての頂を目指した日々は遠く過ぎ去り、自身の実力に気持ちの折り合いをつけてのんびり過ごしていた彼のもとへ
今や王国騎士団長にまで出世した元弟子の一人、アリューシアが十年の時を経て来訪する。
「先生を騎士団付きの特別指南役として推薦し、無事承認されました」
このまま田舎暮らしで静かに生涯を終える、それでも構わないと割り切っていた
ベリルの運命が、大きく変わる──!
都会での生活。大きく成長した元弟子たちとの再会。新たな仲間、そして強敵との巡り会い。
「俺みたいな峠を過ぎたおっさんには、荷が重すぎるよ……」
そう思うベリルだが、長きにわたり実直に鍛え続けた剣の腕は
“片田舎の剣聖”と称されるほどの凄まじい領域に達していて──
【音楽情報】
<OP主題歌>
「HEROES」
歌:西川貴教
作詞:西川貴教 作曲:沖聡次郎(Novelbright) 編曲:亀田誠治
<ED主題歌>
「Alright!!!」
歌:FLOW
作詞:KOHSHI ASAKAWA 作曲:TAKESHI ASAKAWA 編曲:FLOW
●アニメ公式サイト
https://ossan-kensei.com/
●アニメ公式X
@ossan_kensei( https://x.com/ossan_kensei )
(C)佐賀崎しげる・鍋島テツヒロ/SQUARE ENIX・「片田舎のおっさん、剣聖になる」製作委員会