By, 2025年2月18日
里好が原作、『月刊アクション』にて好評連載中、“ちょっとエッチなメカバレ厳禁ラブコメディ”『かくして! マキナさん!!』がアニメ化決定!
陰キャでメカオタクの高校生・阿久津栄太の家に学校のアイドル・我妻マキナが転がり込んできた。実は彼女の正体はAIロボだった……?
個性豊かな登場人物たちが複雑な人間(+メカ)関係を繰り広げながら展開する物語に注目だ。
今回は、本作の制作における中心人物・西田正義監督、飯野健太郎副監督の2人に話をうかがってきた。
―まず、お2人はどのような間柄なのか、お聞かせいただけますか?
西田正義監督(以下、西田):以前、飯野さんが担当されていた作品に携わらせていただく機会があり、その後もいくつかの作品で懇意にしていただきました。
飯野健太郎副監督(以下、飯野):このたび、晴れて監督・副監督という立場でお仕事をさせていただくことになりました。
監督が熱意を持って作品と向き合っていますので、現場と監督の意向が沿うような形で進むよう、「潤滑油」のような立ち位置でやらせていただいております。
西田:飯野さんはクリエイターと制作と、非常にバランスがとれた方で、現場をうまく回してくださっています。彼なしでは回らないと思います!
―では、最初に原作を読んだ感想をお願いします。
西田:非常にコメディ色の強い作品だと思いました。最初から笑いっぱなしで、メカメカしさあふれるロボットがヒロインというのは面白いですよね。いちファンとして今後の展開が楽しみです!
飯野:まず惹かれたのが「キャラクターのかわいさ」です。「メカバレ(人間に扮したアンドロイドやロボットのメカニックな部分が出てしまい、バレてしまう)」というジャンルがあるのを始めて知りましたし。
また、マキナたちのボディが「オーパーツ(その時代には場違いの物)」のような描かれ方をしていたので、「アニメスタッフとしてどう表現すればいいだろう?」といろいろ考えながら読みました。
―アニメ化に際し、気を付けたところはありますか?
飯野:監督もおっしゃっているように、コメディ色が強い作品なので、ずっとボケ、ずっとツッコミが続かないよう、ちゃんとオチるところはオチるように、と意識していますし、現場でもその共通意識を持って制作しています。
―それがキャストさんの演技にも反映されていると。
西田:そうですね。また、原作者先生もほぼ毎回アフレコに立ち会われているので、何かあればディレクション・アドバイスもしていただけますし、キャストさん自体も勘のいい方が多いので、順調に進行しております!
飯野:私はそこまで声優さんに詳しくないのですが、配役が決まった段階で制作の方たちが素晴らしい方々のお名前が並んでいるのに色めき立つのがわかりまして。実際に現場でも、最小限のお願いだけして、あとは声優さんに任せる、というスタンスを取っております。
具体的な話になりますが「マキナさんのギャルっぽさをどう表現するのか?」というところは、最初はかなり模索しましたね。
西田:原作者先生はオーディションの段階から参加されていて、キャストさんの演技も実際に見られていました。
演技の特徴をとらえてらっしゃいましたし、原作とアニメとどうしても齟齬がでてしまいそうなところは先生が直接アドバイスされることがありました。また「ここのメカ用語は難しいから端折っていいですよ」といった形で許可を出していただくこともありました。
―音響監督の志村貴博さんの存在も大きかったとか。
飯野:そうですね。原作の細かいディテールを咀嚼し、うまく解釈いただいたり、イントネーションもちゃんと把握されたりと、本当に頼りになる存在です。
―また、本作では声優の小見川 千明さんが音楽監督を務められていることも話題になっていますが、どのような印象を持たれていますか?
西田:とにかく、非常に積極的な方です。「ちょっとピンクなシーンで使うBGMに女性の声を入れてみたら」と提案したら、「じゃあ私が入れてみましょうか?」と自ら手を挙げてくださって。
とてもストイックだな、と感心しました。
―制作においてこだわった点は?
西田:「原作の絵が非常にきれいなので、それに負けないように」というのが一番ですね。美術監督の三宅昌和さん、色彩設計の斉藤小桃さん、編集の丹さん、アニメーターのみなさん、みんな一丸となって制作を頑張っています!
飯野:本作のキモの1つである「メカ」の部分ですが、本作ではメカ作監(作画監督)というポジションを置いておりまして。
原作をご覧いただくとわかると思いますが、かなり緻密に描かれているので、アニメでいかに反映できるかどうか、試行錯誤しながら進めております。
―絵コンテは監督自ら、全話数を担当されているとか。
飯野:はい。全編通してバランスを整えてくださっています。私は「演出」という形で携わっているのですが、作品のイメージを崩さないように作業しています。
メインキャラクターデザインの中村優作さんは今回がキャラクターデザインデビューなのですが、原作の雰囲気を忠実に再現されていて、デッサン的なかわいさもあるので、ぜひ楽しみにしてください!
―最後に、メッセージをお願いします。
西田:素晴らしい雰囲気のなかで作業しております。
キャストさんにもとても楽しく演じていただいておりますので、楽しみにしていてください!
飯野:各セクションの担当者が、いい作品を完成させるべく、気持ちを1つにして頑張っています。1人でも多くの方に満足いただけるよう鋭意制作しておりますので、よろしくお願いします!
<インタビュアー/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
【アニメ概要】
『かくして! マキナさん!!』
2025年放送開始!
【あらすじ】
阿久津栄太(あくつ えいた)は、ぼっちで陰キャのメカオタク。
ある夜、ひとり暮らしのアパートに、超美人で明るい人気者のギャル・我妻マキナ(あがつま まきな)が現れる。
何やら様子のおかしい彼女が、いきなり裸になってみせると……そこにあったのは、人間とは異なる機械の体だった!
エッチのために作られながら、アダルト情報にアクセス制限をかけられたAIロボのマキナ。
エッチなことが大の苦手で、お人好しな童貞の栄太。
二人のメカバレ厳禁な同居生活が始まる!
【スタッフ】
原作:里好『かくして! マキナさん!!』(双葉社 アクションコミックス)
監督:西田正義
副監督:飯野 健太郎
シリーズ構成/脚本:香椎葉平
メインキャラクターデザイン:中村 優作
美術監督:三宅 昌和
撮影監督:羽島 大翔
色彩監督:斉藤 小桃
音楽:松野 恭平
アニメーション制作:BloomZ
アニメーション制作協力:ウルフズベイン
製作:「マキナさん」製作委員会
【キャスト】
マキナ:高柳知葉
栄太:大地 葉
ミミカ:桑原由気
まみみ:夏目妃菜
アルマ:松井恵理子
大家さん:新谷良子
ほか
●アニメ公式サイト
https://makinasan-anime.com/
●アニメ公式「X」
@makinasan_anime
【プレゼント】
『かくして! マキナさん!!』原作本を第1巻~第4巻までセットにして1名にプレゼント!
ご希望の方は『れポたま!』公式「X」@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローし、当該記事のポストをリポストしてください。当選者にはDMにてこちらからご連絡させていただきます。
応募締め切り:2025年3月28日(金)23:59まで
◆注意事項◆
◎ご応募いただいた方の中から、厳正な抽選の上、当選者を決定いたします。
◎当選者様にはXのDMにてこちらからご連絡させていただきます。落選の場合のご連絡は致しません。
◎当選の権利を第三者へ譲渡することはできません。
◎当選者様の住所不明、転居先不明、長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
◎応募受付の確認、当選・落選についてのご質問は受け付けていません。
◎賞品のお届け先は日本国内に限らせていただきます。
◎配送日時の指定、配送業者の指定は承っておりません。
◎書留で送付のため、本人確認できる住所に限らせていただきます。
(転送サービス会社へのプレゼント送付はできません。)
©里好/双葉社・「マキナさん」製作委員会