【プレゼントあり】「周りからどんどん吸収し、ソロアーティスト活動を充実させたいです!」 ソロデビューアルバム『Crier』をリリースする田中有紀 インタビュー

By, 2024年9月10日



『THE IDOLM@STER SHINY COLORS』芹沢あさひ役、『トリリオンゲーム』高橋凜々役などを務める声優・田中有紀が待望のソロアーティストデビュー! 1stアルバム『Crier』を2024年10月2日(水)にリリースする。
ダンスミュージックを中心に、テレビアニメのタイアップナンバーを含めた全10曲を収録。
さらに2025年1月11日(土)にはワンマンライブも開催決定! 初のソロステージに向けてモチベーションが高まる田中さんに話をうかがった。

―最初にソロデビューの話が決まったときの率直な感想をお聞かせください。

田中有紀さん(以下、田中):マネージャーさんに「ソロデビューするのが目標です」とご相談させていただいていたのですが、作品や声優ユニットの活動時にお世話になったバンダイナムコミュージックライブのランティスさんからデビューさせていただくことになり、とてもご縁を感じています。

―ソロデビューは26歳の誕生日に発表されましたが、同時にティザームービーも公開されました。

田中:誕生日を迎えるたびに「今年こそはチャンスをつかみたい」と思っていたので、みなさんにご報告ができて本当に最高でした。
しかも、ここまで大々的にデビューの発表をさせていただけることも中々ないと思うので、すごくうれしかったです!

―ファンのみなさんからの反響はいかがでした?

田中:先日、私にとって初めてとなるバースデーイベントが行なわれたのですが、「私の好きなところ」を挙げてもらうコーナーがありまして、「歌声」という意見が一番多かったのでとてもうれしかったです! SNSでの反応も「待っていたよ!」と、よろこんでくださる声も多くて感動しました。

―ソロ活動を始めるうえで、心に決めたことはありますか?

田中:ユニット活動ではメンバー同士で助け合いながら高みを目指してきましたが、1人でステージに立つには、それ相応の覚悟が必要だというのを感じています。自分ができることをたくさん探し、周りから学べることはどんどん吸収していこうと思います。

―アーティスト写真の撮影エピソードを教えてください。

田中:これまでのユニット活動ではあまり見せてこなかった、無機質さを前面に押し出した写真を撮っていただきました。「26歳を迎えた私の新たな一面」を表現できたのではないかと思います。

―「Crier」 のリリックビデオにも同様のコンセプトを感じます。

田中:確かにそうですね。実は私も映像が公開されたタイミングで初めて観たのですが、ビル群や幾何学的なデザインの文字を見て、アーティスト写真と通ずるものがあり感激しました!

―撮影時のエピソードを教えてください。

田中:海に近い場所で撮影したので、海風がとても強くて……。でもそれを逆手にとって、と言いますか、すごく雰囲気を感じる写真が撮れたんです。
シルバーのチョーカー、目じりを跳ね上げるメイク、髪の毛の色、眉毛の形のアレンジ……。事前に入念な打ち合わせをして撮影に臨ませていただきました。こだわりのアーティスト写真に仕上がったと思います。

―タイトルチューンの「Crier」を最初に聴いてみていかがでした?

田中:まず「Crier」には「叫ぶ」とか「産声」といった意味があるそうです。見えない未来に向かって突き進んでいくさまがメロディラインにも感じられて、私のソロ活動を応援してくれているような気がして、楽曲にすごく助けられました。

―同曲には“ラップパート”もありますね。

田中:レコーディング前、ボイストレーニングの先生に「実はデビュー曲にラップパートがあるんです」と相談したところ「ここはとめたほうがいいよ」とか「ここはリズミカルにいってみたら?」といった指導をしていただきました。
このときは自分のなかで何を軸にしていいのか模索していたところでしたので、「Crier」のレコーディングを通してなんとなく見えた部分もあったと思います。

―「From here to HISTORIA」も「これから(ソロ活動が)始まるぞ」という強い意志を感じるナンバーです。

田中:おっしゃるとおり、「Crier」と同じくらい、始まりを意識したナンバーになっていると思います。
「Crier」が自分自身の背中を押してくれる曲だとすると、この曲はみんなの背中を押してあげる曲と言いますか、聴いてくれるファンとのつながりを感じる楽曲になっています。
ライブでオーディエンスのみなさんの顔を見ながら歌えるのが、いまから楽しみです!

―レコーディングに関して、印象的だったことはありますか?

田中:いままではレコーディングはレコーディング、ライブはライブという分け方をして歌ってきた節があるのですが、今回のレコーディングではライブを意識して歌いました。そうしてみたら「みんなに歌声を届けたい」という前のめりの気持ちが声にも乗るんですよね。そこに気づけたのはよかったです。

―「Blue Wind」は激しい打ち込みと、ラスサビ前のギターの音色が印象的です。

田中:8トラック目の「Dear STELLA」は作詞もさせていただいたのですが、作詞作業にあたり、ストックしていたワードがたくさんありまして。そのなかで「風のような身近な存在になりたい、追い風になりたい」というワードがあったんです。その詞に近いものをこの曲から感じています。
「風=自由に速く動ける存在」みたいなとらえ方をしていたので、歌詞を見たとき思わず「え、私、ストックしてるワードを伝えていたっけ……?」と驚きました。「あなたの元に早く駆け付けます」という気持ちを大切にして歌いました!
1~3トラックの曲に関しては「始まり」を意識して作っていただいたと思います。心地よさを感じていただけたらうれしいです。

―「No Pain No Gain」はいかがでしょう?

田中:曲調や歌詞から「傷ついてもいいから前に向かって進んでいく」という決意や覚悟を感じとることができました。これは今回いただいた曲全体を通して言えることなのですが、聴いたり歌っているうちに、私のなかでいろいろと気付かされることが多くて。
「No Pain No Gain」では私のなかにある決意や覚悟をアツいパフォーマンスで表現できればと思っています!

―「KURAGET DOWN」はタイトルもインパクト抜群です。

田中:「海を漂う“くらげ”のように、何にも縛られずに生きていていいんだよ」というメッセージが込められている曲です。タイトルもそうですが、イントロに関しても一度聴いたら耳から離れないのではないでしょうか?
とにかくキャッチーさが魅力なナンバーだと思いますので、みんなで一緒に身体を動かす「くらげダンス」みたいなものを作れたらいいな……と思っています!

―「Going Going Going」もファンと一緒にノリノリで歌えそうな楽曲ですね。

田中:はい! とくに「Going Going Going」「Doing Doing Doing」の部分はレコーディングのときから「みんなとシンクロできそうだな」と思っていたので、いまからライブで歌うのが楽しみです。
またアウトロ(楽曲の終わりの部分)でもコールがずっと続きますし、ぜひ私と盛り上がってもらいたいです。

―「Familiar」は2024年秋から放送開始予定のTVアニメ『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第2期』ED主題歌に起用されています。

田中:第1期の終盤で、主人公のアルスが大変なときに、仲間たちが支えてくれる、というストーリー展開があるのですが、アルスにとって彼らは本当にかけがえのない存在だと思うんです。
この曲は、そんな大切な人のことを想いながら歌いました。聴いてくださる人たちに、温かい空間のなかで笑顔に囲まれて過ごしてほしい、という想いを込めながら歌いましたので、ぜひ感じていただけたらうれしいですね。

―「Dear STELLA」は歌詞作りに挑戦されました。

田中:私の声優デビュー・ユニットデビュー時からお世話になっている、結城アイラさんと「共作」という形になっていますが、自分のなかにある想いを文章にし、アイラさんにお伝えしました。
「すごい量でビックリしたよ(笑)。でも、自分の気持ちをたくさん文章にしてくれてありがとう」と言っていただけたので、恥ずかしさもあり、うれしさもあり……でした(笑)

―具体的に、どのような想いを書きだされたのでしょう?

田中:普段から私のことを支えてくれている家族や友人、ファンや関係者のみなさんに向けた気持ちを綴っています。
ちなみに「半分わけたイヤホン 流れてるプレイリスト」という歌詞があるのですが、私が昔よく友人とやっていたことでして、私の個人的な体験も歌詞に乗せています!

―歌う上で気を付けたことは?

田中:しっとりしたバラードでしたし、アイラさんからのメッセージも受け取りながら歌わせていただきました。
実は最初にプロットを出させていただいた際は、もう少しネガティブ要素が多めだったんです。
「ビルに隠れて 雲がかって 見えない明日も照らせる様な 私になってゆきたい」という歌詞は「田中有紀ならこうなれるよ」と言っていただいているような気がしましたし、アイラさんが私のことを見守ってくださっているのを感じられて、うれしくなりました。

―「未来スケッチ」はタイトルから希望を感じるナンバーになっています。

田中:これからソロデビューしていく私が「真っ白なキャンバスに未来を描いていく」というイメージをそのまま歌にしていただいたと解釈してレコーディングしました。
「私が歌うことによってみなさんに元気や希望を与えられたら」、と思う一方で「私自身も曲に力をもらっているんだな」と改めて実感させられて、感動したのを覚えています。

―ラストトラック「UP TO DATE」では田中さんの持つ「力強さ」を感じます。

田中:「Going Going Going」はいい意味で何も考えずに盛り上がれる曲ですが、「UP TO DATE」は「とにかくまっすぐに進んでいけばいいじゃん」という、パワーにあふれたナンバーになっています。
この曲に限らずですが、気づいたら「ライブでどう盛り上げようかな?」と考えていたりするんですよね。準備は大変だと思いますが、早く本番を迎えたいです。

―ライブと言えば、グッズとして「10種類全部緑のペンライト」を作られたとか。

田中:そうなんです! 実は収録曲のトラック順に対応して光るようになっています!
それと、ぱっと見分かりづらいかもしれませんが、ちゃんと1色1色違いがあるので、ぜひお手に取っていただきたいです。

―「初回限定盤」には楽曲制作秘話が聞ける「オリジナルラジオ視聴カード」が付属されるそうですが、どのような内容なのでしょう?

田中:収録曲についての紹介に加え、私がアーティストを目指した理由などを語らせていただきました。
さらに、アイラさんと「KURAGET DOWN」、「Dear STELLA」を作曲していただいた小久保祐希さんと3人での鼎談もありまして、「株式会社田中有紀 第一回株主総会」というタイトルで色んな話をしています。私自身、株主総会に出席した経験がないので、手探り感満載ですが、ぜひ聴いてみてください!

―来年1月には初のソロライブも決まっています。

田中:ここまでのインタビューでもたびたびお話させていただきましたが、アルバムに収録される楽曲をライブで披露するのが本当に楽しみです。生バンドでお届けできればと思っておりますので、ぜひ観に来ていただきたいです!

―リリースイベントも開催予定ですね。

田中:(インタビューの時点では)今はまだ全詳細が決まっておりませんが、ライブ前にみなさんとお会いできるのが楽しみです!

―最後に、メッセージをお願いします。

田中:まだまだ未熟なところはありますが、これからもっと成長していくためには「気付き」がたくさん必要なんだと感じています。
日々生きていくなかで、それらを取りこぼさないように、アーティスト活動、声優活動、どちらも頑張っていきたいと思います!

なお、10月2日(水)(アーティストデビュー日)に東京・池袋サンシャインシティ噴水広場、10月13日(日)には大阪・あべのキューズモール、そして10月26日(土)には東京・タワーレコード新宿店にて、ミニライブ&特典会の発売記念イベントの開催が決定している。
詳しくは田中有紀 Lantisアーティストサイト( https://www.lantis.jp/artist/tanakayuki/
)をチェック!

<インタビュアー/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【CD概要】
『Crier』
発売日:2024年10月2日(水)発売


【初回限定盤】
4,400円(税込み)
初回限定仕様:各曲のインストCD、楽曲制作秘話が聞けるオリジナルラジオ視聴カード(エムカード)


【通常盤】
3,300円(税込み)

【祝Debut祝Live!ペンライト付き数量限定版】
7,150円(税込み)

数量限定仕様:初回限定盤+本人が好きな緑をベースに楽曲をイメージして自ら配色した10色発光のペンライト
※本商品は、アニメイト、A-on STOREでの限定販売商品です。

<収録内容>
1. Crier
作詞:Ryosuke Matsuzaki RAP詞:Lauren Kaori 作曲・編曲:鈴谷皆人
2. From here to HISTORIA
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:ぽりふぉ
3. Blue Wind
作詞:Mio Aoyama(Blue Bird’s Nest) 作曲・編曲:大西克巳(Blue Bird’s Nest)
4. No Pain No Gain
作詞:Ryosuke Matsuzaki 作曲:YUU for YOU、Ryosuke Matsuzaki 編曲:YUU for YOU
5. KURAGET DOWN
作詞:Eri Osanai 作曲:Eunsol(1008)、小久保祐希、YHEL 編曲:Eunsol(1008)
6. Going Going Going
作詞:下地 悠 作曲:Yasutaka.Ishio(Relic Lyric)、前迫潤哉 編曲:要田 健(Relic Lyric)
7. Familiar
作詞:園田健太郎 作曲:Giz’Mo(from Jam9)、Eunsol(1008)、石黑 剛 編曲:Eunsol(1008)、石黑 剛
8. Dear STELLA
作詞:田中有紀、結城アイラ 作曲:Stand Alone、小久保祐希 編曲:Stand Alone
9. 未来スケッチ
作詞:常楽寺 澪 作曲:YUU for YOU、Ryosuke Matsuzaki 編曲:YUU for YOU
10. UP TO DATE
作詞:kenko-p(Blue Bird’s Nest)  作曲・編曲:大西克巳(Blue Bird’s Nest)

<販売サイト>
【初回限定盤】
https://lnk.to/LACA-35128

【通常盤】
https://lnk.to/LACA-25128

【祝Debut祝Live!ペンライト付き数量限定版】
https://lnk.to/LACA-35128s

【ライブ概要】
「YUKI TANAKA 1st Live: Crier」
日時:2025年1月11日(土)

【東京】ヒューリックホール東京
※チケット価格や申し込みに関する詳細は後日発表いたします。

【リリースイベント概要】
ミニライブ&特典会
10月2日(水)【東京】池袋サンシャインシティ噴水広場
10月13日(日)【大阪】あべのキューズモール
10月26日(土)【東京】タワーレコード新宿店

●田中有紀 公式「X」
@yuki_t0626
●田中有紀 Lantisスタッフ公式「X」
@Lantis_TY
●田中有紀 Lantisアーティストサイト
https://www.lantis.jp/artist/tanakayuki/
●田中有紀 公式プロフィール
https://hirata-office.jp/talent_profile/woman/tanaka_yuki.html

【プレゼント】
田中さんのサイン色紙を1名にプレゼント!
ご希望の方は『れポたま!』公式「X」@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローし、当該記事のポストをリポストしてください。当選者にはDMにてこちらからご連絡させていただきます。
応募締め切り:2024年10月4日(金)23:59まで

◆注意事項◆
◎ご応募いただいた方の中から、厳正な抽選の上、当選者を決定いたします。
◎当選者様にはXのDMにてこちらからご連絡させていただきます。落選の場合のご連絡は致しません。
◎当選の権利を第三者へ譲渡することはできません。
◎当選者様の住所不明、転居先不明、長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
◎応募受付の確認、当選・落選についてのご質問は受け付けていません。
◎賞品のお届け先は日本国内に限らせていただきます。
◎配送日時の指定、配送業者の指定は承っておりません。