故郷に錦を飾ったMachicoのライブを、記者の街レポとともに紹介! 「Machico Special Live in KURE -Triumph-」(Day2)レポート

By, 2024年5月17日



広島県呉市出身の声優アーティスト・Machicoのライブが2024年5月4日(土)、5日(日)、広島・新日本造機ホール(呉市民ホール)にて開催された。

記者は2日目に参加。5日の正午過ぎにJR呉線で呉駅に到着。沿線にはアニメ『たまゆら』の舞台となった竹原市があることもあって、呉線には何度か乗ったことがあるのだが、呉駅で降りるのは初めて。ワクワクする気持ちを押さえながら、街を散策することにした。

まずはMachicoさんが公式アンバサダーを務める、海沿いにそびえる『クレイトンベイホテル』へ。入り口をくぐると、Machicoさんの元気なボイスがお出迎え! いざ限定コラボメニュー「親芋コロッケカレー」を購入! と思いきや、すでに完売……。見通しの甘かった自分を叱りつつ、ふたたび駅のほうへ向かった。

呉駅から北東方面にある繁華街「れんが通り商店街」で艦艇の名前がついたカレーを食し、お腹を満たす。連休中のお昼時ということもあってか、店内は大変にぎわっていた。
そして、会場近くに野球場があることが判明! しかも、プロ野球ファンにはおなじみ、名将とうたわれた鶴岡一人氏の名前が冠されている球場とあり、テンションMAXの野球好き記者。
この日はちょうど地元高校同士の練習試合が行なわれていたようで、前日は広島東洋カープが劇的な勝利を収めていたということもあり、球児たちのハッスルプレーにパワーをもらったのだった。
因みにこの二河球場、フォトエッセイ『アノ頃ハ。』のロケ地でもあり、Machicoさんの高校時代のエピソードも掲載されている。

そしていよいよ会場へ。なかは凱旋公演を盛り上げようと多くのファンが集まり、開演が近づくにつれ、ボルテージが上がっていった。

開演すると、これまで発表してきたMusicVideoのダイジェスト映像を元に制作されたスペシャルムービーが流れ、続けてバンドメンバー、そしてMachicoさんがステージに登場!
DAY1アンコールのラストを飾った「fantastic dreamer」、「1ミリ Symphony」と『この素晴らしい世界に祝福を!』(以下、『このすば』)の関連楽曲を続けると、自身が作詞を担当した「POPPING NOW」をクラップとともに歌い上げた。

最初のMCでは、呉の街を楽しむ様子をSNSにアップしてくれたファンに向けて感謝の気持ちを伝える Machicoさん。また、翌日からは雨の予報ということで「私のおかげで、みんなが軽やかに観光できたんだよ」と“晴れ女”ぶりをドヤ顔で語る彼女に、客席から笑い声が上がっていた。

本ライブのコンセプトの1つに「たくさんの曲を一気に届けること」を挙げたMachicoさん。続いてのブロックでも拳を突き上げながら「コレカラ」、「ぐるぐるコンティニュー」と披露し、会場とシンクロしていた。

そして「STAY FREE」では一転、真剣なまなざしで力強く歌唱。「Day2」のみ披露された「花音」では、ピアノの旋律にあわせた優しい歌声が場内に響き渡った。同曲は「自分のなかのネガティブな気持ちを詞に込めた」そうで、いままで書いてきた歌詞とは一線を画すような内容だったそう。歌唱後、「自分の書いた詞ですが、思わず泣きそうになってしまいました」と心境を語っていた。

ライブは中盤戦に突入。「(ライブグッズの)『電気棒を光らせてクレ』をお持ちの方はカラフルに灯してください!」と叫ぶと『映画プリキュアオールスターズF』OPテーマソング「For “F”」ソロバージョンを熱唱。
さらに、ここで「呉市を徹底的にアピールするために生まれてきた」ご当地ゆるキャラの「呉氏」がステージに登場! 見事なダンスパフォーマンスに場内が大きく沸くなかで『プリキュア主題歌メドレー』がスタートした。
この日披露したのは「ミラクルっと♥Link Ring!」、「Viva! Spark! トロピカル~ジュ! プリキュア」、そして「Cheers!デリシャスパーティ♡プリキュア」。これまで多くの『プリキュア』ソングを歌ってきた彼女。この日も堂々と歌い上げた。

 

呉氏が大きな拍手に包まれて退場し、ラストスパートに突入! 真っ赤に染まった客席を前に「IGNITION」、さらに『王様戦隊キングオージャー』挿入歌「World Is Mine!」と続け、【ニチアサ】ブロックを終えると、残すところあと2曲。
まずは「Zeal」で盛り上がり。客席と一緒に掛け声を上げてボルテージを一気に高めると、ラストナンバーはライブに欠かせない『このすば』ソング「TOMORROW」。「待ってました!」と言わんばかりの大歓声に包まれながら笑顔で歌い上げた。

迎えたアンコールでは、ライブTシャツをスカートとして着こなしたMachicoさんが登場!
アプリゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ!シアターデイズ』テーマソング「Brand New Theater!」、そしてアプリゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』より、史乃沙優希のキャラクターソング「国宝ハイエンド」と、キャラクターソング2曲を続けて披露。「声優デビュー10周年企画」として、声優・Machicoの魅力を歌に乗せてオーディエンスに届けた。

呉の街に住むみなさん、そしていつも応援してくれるファンに感謝の気持ちを届けたあとは、Machicoとしてのデビュー曲「Magical Happy Show!」を歌唱。大事な曲を歌いながら、今日のライブを支えてくれたバンドメンバーの紹介も行なった。

ラストナンバーに選ばれたのは、現在放送中のテレビアニメ『この素晴らしい世界に祝福を!3』オープニング・テーマ「Growing Up」。再度登場した呉氏とともにダンスを披露し、この日一番の笑顔を振りまきながら歌唱。最後は親指をビシッと立てる「グッドサイン」をかかげた。

歌唱後は呉氏をいじったり、中国地方を中心に展開する『ドラッグストア「ウォンツ」』のCMソングを歌ったりと上機嫌のMachicoさん。凱旋ライブを心の底から楽しむ様子に、会場から笑い声と拍手が上がっていた。
また終演後は今年11月30日(土)に「Machico Live 2024」が東京・豊洲PITにて開催されることが発表され、場内から大歓声が上がっていた。

ライブ後、記者は余韻に浸りながら広島のご当地うどん店「『ちから』呉駅店」へ。Machicoさんのサイン入りポスターが掲出された同店には呉のソウルフード「がんす」のトッピングが楽しめるのだ。しかし、こちらも『クレイトンベイホテル』に続き、残念ながら品切れ……(苦笑)
リベンジの気持ちをさらに高めつつ、呉の街を後にしたのだった。

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【セットリスト】
●DAY1 5月4日(土)
M1 Growing Up
M2 1ミリSymphony
M3 POPPING NOW
M4 コレカラ
M5 ぐるぐるコンティニュー
M6 星の旅は夢うつつ
M7 STAY FREE
M8 For “F”
M9 プリキュア主題歌メドレー
・ミラクルっと♥Link Ring!
・Viva! Spark! トロピカル〜ジュ!プリキュア
・Cheers!デリシャスパーティ♡プリキュア
M10 Soul Believer
M11 World Is Mine!
M12 Zeal
M13 TOMORROW

【アンコール】
M14 Thank You!
M15 Let’s go ahead
M16 Magical Happy Show!
M17 fantastic dreamer

●DAY2 5月5日(日)
M1 fantastic dreamer
M2 1ミリSymphony
M3 POPPING NOW
M4 コレカラ
M5 ぐるぐるコンティニュー
M6 STAY FREE
M7 花音
M8 For “F”
M9 プリキュア主題歌メドレー
・ミラクルっと♥Link Ring!
・Viva! Spark! トロピカル〜ジュ!プリキュア
・Cheers!デリシャスパーティ♡プリキュア
M10 IGNITION
M11 World Is Mine!
M12 Zeal
M13 TOMORROW

【アンコール】
M14 Brand New Theater!
M15 国宝ハイエンド
M16 Magical Happy Show!
M17 Growing UP

<レポーター/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

●Machico 事務所公式HP
https://machi.co/
●Machico スタッフ公式「X」
@MachicoOfficial