アニメ『とーがね！おまつり部』の裏話も満載！「ゆめひな Secret Party vol.1」第１部レポート

By, 2023年7月17日

声優・篠原夢と工藤ひなきによる初めてのイベントが2023年6月25日（日）、都内で開催された。
第1部は篠原さんがTokyo Star Radio（FM77.5MHz）でパーソナリティを務める「Star Radio ゆめステーション」の公開収録という形で行なわれ、工藤さんがゲストとして登壇した。

篠原さんは「毎回キャッキャウフフなトークばかりで、プロデューサーからお叱りを受けているので（笑）、今日はちゃんとテーマを持ったトークをします！」と宣言。
篠原さんと工藤さんがメインキャストとして共演した、千葉県東金市を舞台にしたご当地アニメ『とーがね！おまつり部（2022年放送）』から、シークレットゲストとして「東金の狂犬」こと鈴木Pと、「ビッグボス」和田Pというプロデューサー勢も登壇し、4人で作品にまつわるトークを繰り広げた。
本作には篠原さんが菜花りあん役、工藤さんが神代すばる役として出演しており、2キャラクターに関するトークをメインに展開した。

収録が開始されると、さっそく和田Pから制作での裏話が語られた。
工藤晴香さん演じる主人公・栃野みのりが作品の舞台の1つである「日吉神社」に走っていくシーンでは、彼女が東金の街を疾走しているかのように実写映像が使われているのだが、都内スタジオで編集作業中の和田Pが「走ってる実写映像が欲しいな」と思い立ち、鈴木Pに電話。EDテーマ『東金タイムカプセル～ココロノヒミツ～』を歌唱していたTЯicKYさんがたまたまイベントで東金にいたので、「我々の代わりに走って撮ってもらった」そう。
さらに「りあんとすばるは、メインキャラクターのなかでも設定がかなり掘り下げられているので、思い入れが深いです」と話す和田P。篠原さんから「もしかしたら、私たちのアナザーストーリーが描かれるかもしれませんよ？」とコメントが飛び出し、ファンに期待を持たせていた。

また、役作りについて聞かれた工藤さんは「すばるは最初は（みのりが推し進める）地元のお祭りの復活に反対で、そういう役作りを求められたんです」と語り、作中に登場する「おことわり！」というキメ台詞を生披露し、会場から拍手が上がった。

後半はプロデューサー陣からキャスト陣への質問を中心に展開していった。
鈴木Pからは「『とーがね！おまつり部』出演を経てのいまの気持ちを聞かせてください」という質問が。
篠原さんは「1クール参加したアニメ作品は初めてでした。収録が1回で終わってしまう作品だと『次はここを気を付けて演じよう』と思っても、リベンジの機会がないのですが、本作では次の収録で反省点を生かす機会があったのでうれしかったです。歌も歌わせていただきましたし、選んでいただいて感謝しています！」、
工藤さんは「私は地上波のテレビアニメに出演したのが初めてで。すばるの感情の変化を細かく演技できましたし、改めて『テレビアニメのお仕事っていいな』と思いました。もっとアニメに出たいです！」とそれぞれ語った。

また、「役作りで苦労した点は？」との質問に、工藤さんは「本作ではナレーションも担当したのですが、『特撮作品で出てくる“前口上”を意識してみて』と言われ、大変でした……。（特撮作品の経験が豊富な）鈴村展弘監督が自らお手本を見せてくださり、なんとか乗り切りました！」と語りながら、「鈴村監督がお手本で読んでくれる口上をヘッドホンで独り占めできて耳が幸せでした」とオタク全開なひなきさん。
一方、第9話でドキュメンタリー風のナレーションに挑戦することになった篠原さんは「いままでやったことのない演技が求められたので、尊敬する事務所の先輩に『ナレーションの仕方を教えてください』と直談判をしました」とそれぞれエピソードを語った。

ここで、早くも収録終了の時間。
工藤さんは「アニメのオンエアから1年経ちましたが、いまだにこんなに盛り上がれる作品は珍しいと思います。もっと盛り上げていきたいです！」、
鈴木Pは「今日のイベントを通じて、制作していたころの気持ちがよみがえってきました。このまま終わらせたくない気持ちはあります！」、
和田Pは「CDやDVDの宣伝ができたので、うれしかったです（笑）！」、
そして篠原さんは「みなさんの作品に対する情熱が伝わってきました！『とーがね！おまつり部』、今後も進展があればうれしいです。これからも応援よろしくお願いします！」とメッセージを贈った。