5月15日に27歳の誕生日を迎えた青山吉能のバースデーライブが2023年5月13日(土)、神奈川・横浜ランドマークホールにて開催された。ここでは「1部」の模様をお届けする。
開演前の影ナレーションでは、青山さんらしいコミカルな口調で諸注意が紹介され、時折笑い声も上がっていた。
バンドメンバーに続き、青と白を基調にしたドレス姿で登場した青山さん。まずは今年3月に発売された1stアルバム『la valigia』から「Sunday」を笑顔で、さらに「あやめ色の夏に」を切なさを込めて披露した。
昨年も同会場でバースデーライブを開催したということで、最初のMCでは「昨年よりもたくさん来てくれている気がします!」とよろこびのコメント。さらに今年はマスク越しでの声出しもOKということで、コール&レスポンスも楽しむなど、ステージを満喫している様子だった。
「昨年の公演は持ち歌が(デビュー曲の)『Page』だけでしたが、今年はアルバム収録曲をたくさん披露します。いい意味で変わってしまった(笑)青山を観てください!」と叫ぶと「moshi moshi」、さらに客席にクラップを促しながら「Mandala」を歌唱し、最後は「My Tale」を歌い上げた。
続くMCでは、思っていたよりも年上だったメンバーや結婚指輪をつけたまま弦楽器を演奏するメンバーをいじるなど(笑)、バンドメンバーの紹介で盛り上がると、続いて披露したのは「ツギハギ」。MCとは打って変わって、しっとりとした歌い方で客席を魅了すると、ハナレグミの「家族の風景」、ボカロP・keenoの「glow」とカバー曲を続け、舞台袖へと下がる青山さん。
バンドメンバーによるinterlude(間奏)のあとはチェック柄のドレスに着替えた青山さんがふたたびステージに登場。
スカートをひるがえしながら「sweetly Luluby」を歌唱し、迎えたMCでは、オーディエンスからの「回って!」のリクエストにノリノリ(?)で応えた。
続いてもカバー曲を披露。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「転がる岩、君に朝が降る」は、青山さんが主人公・後藤ひとり役で出演したアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』第12話のEDテーマとしてオンエアされたナンバー。「このアニメ、この曲で私のことを知ってくれた人も多いかもしれないので」と前置きし、こぶしを握りしめながら気持ちを込めて熱唱。歌い終えると軽く会釈をし、場内からの拍手に応えていた。
ライブは終盤戦に突入。スポットライトに照らされて「透明人間」「Page」、そしてボーナストラックとして収録された「たび」と3曲続けて披露。青山さんいわく「あまりにもエモい流れで、思わず泣きそうになってしまった」というほど思い入れの強いナンバーを繋げていった。
「Page」と「たび」は青山さん自ら作詞したということで、MCでは「ファミレスで『誰がよろこんでくれるんだろう』と思いながら歌詞を書いていたのを思い出しました」と明かした彼女。
「あのときの苦しみが報われたのはみなさんのおかげです。ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えると、最後はアルバムから「STEP&CLAP」を披露。「せっかくだから、スタンドアップして楽しみましょう!」と客席を促し、高速クラップをおねだりしつつ歌唱していた。
歌い終えると満面の笑顔で「これからも私についてきてください!」と叫び、バンドメンバーとともにあいさつを行ない、熱気に満ちたままステージは幕を閉じた。
なお、ライブでは「2部」の模様を中心に収録したライブBlu-rayが23年7月26日(水)に発売、さらに23年秋に新曲がリリースされることが発表された。今年の下半期もアーティスト・青山吉能の活躍に期待したい。
<レポーター/ダンディ佐伯・カメラマン/佐藤広理・文責(編集)『れポたま!』編集部>
(佐藤広理 Twitter @hilf_ntlo 佐藤広理 Instagram @heterover.hiro)
【ライブBD概要】
『青山吉能 Live Blu-ray それでも空の青さを知る』(仮)
2023年7月26日(水)発売
品番:TEI-290
価格:8,800円
●購入ページ
https://teichiku-shop.com/products/detail/TES00029JQ
●青山吉能 公式WEBサイト
https://www.teichiku.co.jp/artist/aoyama-yoshino/
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