3年分の想いが詰め込まれた32曲を熱唱！「YURiKAワンマンライブShiny Stage～3年ぶりに全曲やるぞ！～」レポート

By, 2023年3月6日

アニソンシンガー・YURiKAの持ち歌をすべて披露するライブがデビュー6周年を迎えた2023年2月22日（水）、東京・下北沢シャングリラで開催された。ライブタイトルにあるように、「全曲ライブ」は3年ぶり。コロナ禍にも曲数が増え、カバー曲を除く全32曲を披露した。

事前に「（ライブの）1曲目はなんでしょうクイズ」を出題していたYURiKAさん。デビュー曲「Shiny Ray」、アニメ『ロマンティック・キラー』OPテーマ「ROMA☆KiRA」など、彼女にとって大事な曲たちを予想するファンがいるなか、YURiKAさんが選んだのは
大好きなゲームブランド・Keyにゆかりのある2人（折戸伸治、霜月はるか）が手がけた「Key to my next gate」だった。これにはオーディエンスも納得、といった感じで白いペンライトが激しく振られた。
そしてほうきを手に「Dream Flight」を熱唱。サビではオールスタンディングのファンと大きくジャンプし、一緒に盛り上がった。

最初のMCで「今日で6歳になりました、アニソンシンガーのYURiKAです！」とあいさつし、大歓声を受けたYURiKAさん。「年に一度のお祭りです。最後までついてきてください！」と言い放つと「AKATSUKI DEPARTURE」を熱唱。続けて「Fairy Way」を客席に語りかけるように披露すると、ステージ上を駆け回りながら「ふたりの羽根」を歌唱。最後はラケットを使ってバドミントンの羽根を客席に打ち込むパフォーマンスで盛り上げた。

「Snowy Daydream」（冬）「サマーテイル」（夏）と季節を駆け巡るように歌い上げると、自身がマミー役として出演したアニメ『怪人開発部の黒井津さん』挿入歌「ミラクルステップ」を披露。アッパーソングの連続に、場内は熱気で包まれた。
ここから少々クールダウン。「Beautiful Future」、「時のFoliage」、「鏡面の波」と聴かせるナンバーを続け、目の前をまっすぐ見つめながら「Dive into the colors」を歌唱した。

汗をふきつつ「32曲（全曲）ってこういうことだよ！」と笑うYURiKAさん。「1曲1曲、思い出をかみしめながら聴いてください」と「マーブル」、「きっと、世界のまんなか」、そして「My Destination」と続けた。

「アニソンシンガーを目指していた頃に歌を習っていたコミネリサさんに作ってもらった曲」という「Song That Never Ends～夢の続き～」を伸びやかな歌声で歌い、前半が終了。

一度下りた幕がふたたび上がると、ライブTシャツをドレス風にアレンジした姿のYURiKAさんが登場。ロケットに再点火するがごとく「#ザキャッチ」、「baby baby flow」、そして「ライブでの声出しがOKになってから、進化しているのを感じる」という「Crave」と一気に歌い上げた。

サビのキーの高さが際立つ「眠れる本能」、ギターの優しい音色が印象的な「月に浮かぶ物語」、さらに「薄明パラレル」と続け、大原ゆい子さんが手がけた「パーソナリティ」を披露すると、青い光に包まれて「青き此方」を歌唱した。

ラスサビでアカペラを見せた「夜奏花」ではYURiKAさんの声が場内を支配した。こぶしを振り上げながら「メイキット！」を歌い上げると、作中に登場するマスコット的キャラクター・リリのぬいぐるみを手にアニメ『ロマンティック・キラー』OPテーマ「ROMA☆KiRA」を熱唱した。

ライブはいよいよラストスパート。両手を広げ、歓声を一身に受けながら「魔導戦士グランシャリオン」、魔法の帽子をかぶり「MIND CONDUCTOR」、そしてほうきを手にして「Shiny Ray」と、アニメ『リトルウィッチアカデミア』関連曲を続けた。
ライブは残すところあと1曲。「この曲で6周年の始まりにしたいです！」とクラップが起こるなか「Le zoo」を披露。アツい空気に包まれたまま、約3時間にわたるステージは幕を閉じた。