小原莉子が同郷の若井友希を迎えて今年も地元に凱旋! 「でら!GIFU you Smile~岐阜でまた会えたね~」レポート

By, 2023年3月2日



声優・アーティストとして活躍する小原莉子のバースデーイベント「でら!GIFU you Smile~岐阜でまた会えたね~」(通称「ぎふでま2」)が2023年2月18日(土)、彼女の地元である岐阜県「岐阜グランドホテル」にて開催された。
昨年に続き行なわれた地元凱旋イベント。今回は同じく岐阜出身の若井友希(i☆Ris)を迎え、さまざまな企画で客席を楽しませた。ここでは「第1部」「第2部」の模様をお届けする。

「第1部」が開幕すると、小原さんがステージ中央に用意された機材を使ってDJプレイを披露。彼女が朝日六花役で出演している『BanG Dream!』内に登場するユニット「RAISE A SUILEN」の楽曲をはじめ、アニメ『双星の陰陽師』珠洲(CV:若井友希)のキャラクターソング「激おこ☆Guilty」など、アップテンポなナンバーを次々に繰り出していった。
また、小原さんのYouTubeチャンネル「Riko’sRoom」内で行なっているゲーム実況でサンプリングされた「小原さんの叫び声」もDJプレイに組み込まれ、場内は大盛り上がりだった。

 

若井さんが合流すると、きただにひろしさんの「ウィーアー!」、さらに持ち歌「ファンデーション」、小原さんが歌うショートアニメ『岐阜のたてかよこ』のテーマソング「ごへいもちなきもち」を披露。岐阜名物「五平餅」を歌った、中毒性のあるナンバーで場内を明るくした。

ここからは2人でのトークパート。昨年は小原さん1人での公演だったということもあり「わかちー(若井さん)と一緒にイベントができるのが楽しみでした!」と笑顔の小原さん。若井さんも、自身のファンが遊びに来てくれているのを見つけ、感激の様子だった。

最初のコーナーは「りこ&ゆうきのあゆみ(前半)」。2人のデビューからいままでを年表で振り返っていった。

 

2人の出会いは12年の『ジャンプフェスタ』。「当時から(若井さんが所属する)i☆Risのメンバー・山北早紀さんに似ていると言われていた」(小原さん)そうで、それがきっかけで、山北さんとはプライベートでも一緒に遊びに行くほどの仲になったそうだ。
ある日、若井さんが山北さんを誘って食事に行こうとしたところ「じゃあ、りこぴん(小原さん)と3人で行こうよ」と言われたものの、結局行けなかったというエピソードが披露された。すると小原さんから「そのとき、さきさま(山北さん)と2人で行ってきたよ」と衝撃の一言が……。
「今日私が呼ばれたのは、たまたま岐阜県出身だったからなんだね……」とへそを曲げる若井さんだった(笑)

15年に所属していたバンド「The Sketchbook」が解散し、以前からやりたかったという声優の道を目指し始めた小原さん。とあるコンテンツのライブに出演する際、アイドル衣装を作ってもらえたことに感激したそうで、スクリーンに映された当時の写真を見ながらしみじみ語っていた。
そのほか、次々と紹介される当時のお宝写真に、会場からは拍手が上がっていた。

続いては「岐阜クイズで間違うわけない! 略してぎふでま!」コーナー。
岐阜にまつわるクイズで2人が対決し、多く答えられたほうが勝利、というシンプルなルール……なのだが、「岐阜県で一番多い名字は?(正解は「加藤」)」、「岐阜以外の海なし県、全7つを答えよ(正解は「群馬県・栃木県・埼玉県・長野県・山梨県・滋賀県・奈良県」)」など、難問が続出。
僅差ながらも小原さんが勝利し、岐阜にゆかりのある戦国武将・織田信長にちなんだ多目的ぽち袋、その名も「織田(おだ)ちん」が贈られた。
なお、「第2部」でも同様のクイズが行なわれ、こちらも「岐阜県で最初に登録された『オリジナルいちご』の品種名は?(正解は「濃姫」)」、「飛騨牛の品質向上につながった伝説のオス牛の名前は?(正解は「安福」)」など、難問ぞろい。「第2部」では若井さんが勝利し、岐阜の特産品「美濃和紙」を使ったマスキングテープがプレゼントされた。

お次はファンから事前に募集した質問に2人が答えるコーナー。
「昨年より力を入れたところは?」という質問に「1つはDJプレイです。実はまだ2回目なんです」と話す小原さんに、若井さんが「しかも、機材は今回初めて使う機種なんだよね。あれだけのパフォーマンスができるのはすごいよ!」と称賛していた。
また「バースデーイベントで今後やってみたい企画は?」という質問には、若井さんから、自身がパーソナリティを務める『若井友希のアニラジ☆ステーションやお!』(ぎふチャン)のロケが打診され、小原さんも「飛騨地方に行ってみたい!」と乗り気だった。

「セッションコーナー」では、ともにギターを弾ける2人がサスケの「青いベンチ」でセッションを行なった。
若井さんは地元・岐阜で購入し、その後も使い続けているという愛着のあるギター、そして小原さんは同じく岐阜に本社がある「VINCENT」を手に、素晴らしい演奏を客席に届けた。

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「第2部」では夜もふけてきたということで、小原さんが「(ディナーの)お店に連れて行きたくなるような衣装」、若井さんは「第1部」で披露した「ファンデーション」のMusicVideoで着用していた衣装姿で登場。

「りこ&ゆうきのあゆみ」コーナー(後半)では引き続き、2人がこれまで歩んできた道を振り返っていく。
小原さんが初めてアメリカ(カリフォルニア)に行ったときのエピソードや、19年に愛知県名古屋市で開催された「キャラソンJAPAN」で久しぶりに再会したときの話で盛り上がった。
21年には「The Sketchbook」が再始動。小原さんは「メンバーが全然変わっていなくてビックリしました」と笑いながら話していた。

昨年も好評だった「小原莉子を褒めよう」コーナーは「第1部」「第2部」ともに展開。「小原さんをほめるメッセージ」を事前に募集。選ばれたファンがステージに上がり、小原さんに直接メッセージを贈る、という企画だ。
場内を笑わせられるほど余裕のあるファンも登場し、小原さんは「前回は緊張気味の方が多かったですが、みんな慣れてきたのかな?」とうれしそうだった。

「第2部」の目玉コーナーとも言える「奏でよう GIG♪with♪you♪~一緒にバンドしぃへん?~」コーナーは、事前に募集した、楽器を弾けるファンをバックバンドに迎えてセッションをする企画。
一夜限りの3組のバンドを結成し、ONE OK ROCKの「完全感覚Dreamer」、スピッツの「チェリー」、Aqua Timezの「等身大のラブソング」を披露した。ステージ上も客席もお祭り騒ぎとなった。

宴もいよいよたけなわ。一度ステージの袖に戻った若井さんは「ぎふでま2」の人気イベントグッズの1つである「小原単推しTシャツ」の誕生日特別仕様「小原誕生し(たんおし)フルグラフィックTシャツ」に着替えて再登場し、会場を盛り上げた。

最後は、ファンからアイデアを募集した事前配信企画「企画会議」にて実際に使用された紙資料などが当たるじゃんけん大会。そして、ステージ終了後は2人から特典が手渡しされる「お見送り会」も行なわれ、至れり尽くせりのイベントは幕を閉じた。

【イベント後コメント】

―本日の感想をお願いします。

小原莉子さん(以下、小原):わかちーをゲストを迎えて楽しい時間を過ごすことができました。私たちのファンが一緒になって盛り上げてくれて、最高のイベントになりましたね。

若井友希さん(以下、若井):私たちの地元・岐阜で開催されているということもあり、特別な空気感のなかで楽しむことができました。また、りこぴんとファンの強い絆を間近で感じられたのもよかったです。

―「第1部」では小原さんによるDJプレイが会場をアツくしました。

小原:慣れない機材ということもありましたが、みなさんの前でプレイを披露したのが今回2度目で、とても緊張しました。でも、わかちーが客席をいい感じにあおってくれたので、助かりました……。本当にありがとう!

若井:こちらこそ「激おこ☆Guilty」を選曲してくれてうれしかったよ!

―「りこ&ゆうきのあゆみ」コーナーでは、小原さんと山北さんの仲のよさもたくさん伝わってきました。

小原:さきさまとは歳が近いということもあり、仲よくさせていただいていたのですが、ほかのi☆Risメンバーとももっとお話ししたいと思っていたんです。
こうしてわかちーとたくさんしゃべることができて「前々から密に交流しておけばよかったな……」とちょっぴり後悔しています。

若井:たしかに、これだけお話したことはあんまりなかったかも。

小原:今後は1人ずつ“攻略”していこうかな、と画策しています(笑)

―「岐阜クイズで間違うわけない! 略してぎふでま!」では岐阜県出身の2人も思わず考え込んでしまうような、骨のあるご当地クイズがたくさん出題されました。

小原:「大喜利に走ってもいいのかな?」と思ってしまうくらい(笑)、ガチな問題ばかりで……。

若井:本当に難しかったです(苦笑)

小原:でも、結果的に1勝1敗で丸く収まってよかったです!

―ファンとのバンドセッションも盛り上がりました。

小原:昨年に続いてのセッションでしたが、今回はわかちーのファンも参加してくれてうれしかったですね。

若井:実は「え、みんな弾けることを隠してたの?」と驚いてしまいました(笑)

小原:そうだったんだ(笑)
みなさん、本当に素晴らしい演奏でした。ありがとうございます!

―最後に、メッセージをお願いします。

若井:私に岐阜に帰る機会をくれた、りこぴんに感謝です!
地元でイベントを開催するのは難しいのに、2年連続で実現させているのはすごいと思いますし、これからも同郷出身声優として岐阜を盛り上げていきたいです!

小原:まずは参加してくださったみなさん、ありがとうございました! わかちーもありがとう!
パーソナル色が強いイベントを開催できるのは、普段から私のことを応援してくださっているみなさんのおかげです。今日の思い出を糧に、これからも頑張っていきます。
応援よろしくお願いします!

<レポーター・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
☆ページ下部に写真一覧あり。

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